今日は、誰もが気になる『お金』についてです。
将来に向けてお金を貯めていくためは、
しっかり働いて収入を増やすことはもちろんですが
無駄な支出を抑えることと、
支出するものに優先順位をつけることが大切です。
また、しっかりと貯蓄していくためには、
どのような方法を選択するのか?
ということも、同時に大切になってきます。
多くの方が、貯蓄と言えば、"銀行"が頭に浮かぶと思います。
しかしながら、
貯蓄の王道とも呼べるべきこの選択肢は、
果たして本当に、正しい手段なのでしょうか?
銀行でお金は増えるのか??
確かに、銀行にお金を預けておけば、
お金が減ることはありません。
それゆえ、単なる貯蓄として考えれば
決して間違った選択肢ではありません。
しかし、残念ながら現実を言えば、
銀行の普通預金にお金を預けていても
お金は全くと言っていいほど増えないのが現実です。
また、普通預金よりは金利が高い定期預金に預けていても、
ほぼ変わらず、お金は増えないですね。
むしろ、時間外でお金を下ろそうものなら、
手数料を取られることになるため、
預けているお金や、ATMの使い方によっては、
増えるどころか、減っていっている方もいるはずです。
それゆえ、貯蓄として回せる原資を
全て銀行に預けておくというのは、
あまり賢明な選択肢ではないと言えます。
貯蓄型の生命保険はどうなのか?
そして、もう1つ多くの方が貯蓄性に期待してお金を預けているのが、
生命保険ではないでしょうか?
保険は中長期で見れば保険会社からの提案通り、
貯まるだけじゃなくお金は増えます。
しかし、覚えておかないといけないのは、
満期保険金や契約返戻金には、税金がかかるということです。
自分自身が受取人の時には所得税と住民税が、
自分以外の人が受取人の時は贈与税がかかってきます。
それゆえ、保険に加入する時には、
この税金がかかるということも考慮した上で、
加入するようにしなければいけません。
とりわけ、贈与税に関しては、
日本の税金の中で最も高い税率となっているため
受取人が自分とは異なる学資保険や養老保険などの
商品に加入する時には、注意しましょう。
銀行よりも保険よりも優先して加入すべき金融商品
お金を貯めながら増やすためには、
ただ単に増えるかどうかだけじゃなく、
税制面のことも考えながら加入する必要があります。
間違いなく、銀行にお金を預けるよりも、
そして貯蓄型の保険商品を掛けるよりも、
優先して掛けるべき商品があることをご存知でしょうか?
その商品は、一旦加入すると、
60歳までお金を下ろすことが出来ない年金なのですが、
預けたお金を受け取る時、一切税金がかかりません。
では、肝心のこの商品とは?
ご存じの方も多いでしょう。 確定拠出年金ですね。
この年金は、預けたお金をどのように運用するかを
自分自身で決めることが出来、
途中で運用方法を変更することも出来ます。
また、運用によって増えたお金にも一切税金がかかりません。
(通常20.315%の税金がかかります)
更に、毎月23,000円を上限として加入出来るのですが、
掛けたお金は、全額所得控除の対象となります。
もし、夫婦2人ともこの金融商品に加入し、
2人とも23,000円ずつ掛けたとして(年間で552,000円の貯蓄となります)
2人とも所得税も住民税もが10%ずつだとしたら...
2人で年間約11万円も税金が安くなるということになります
つまり、貯蓄と節税とを合わせると合計約66万円の貯金が
出来ていっているということになります。
銀行に年間55万円のお金を預けていたとしても、
約20%である11万円もお金が増えることはありませんね。
これから先の混沌とした時代を豊かに生き抜いていくためにも、
住宅ローンをはじめとしてこういった金融商品に対する知識を、
しっかりと付けていくと安心です。