家づくりで最も圧縮すべきコストとは? ②

今日は、昨日の続き「圧縮すべきコスト」についてです。


○土地の日当たりの良さにこだわらない!


土地は、人気があるものほど値段が高く
値段が高い順に売れていきます。

一般的に日当たりが良い土地は人気があるため
日当たりが良い土地は全て
必然的に価格が高く設定されるようになっています。

ですが、日当たりが良い土地に建っている家を見みると...


南に大きな窓をたくさんつけているものの、
その全ての窓にカーテンを設置し、
一日中ずっと閉めっぱなしになっていることも・・・。

これは、外から丸見えになるからですね。
また、暑さや紫外線のキツさも原因の一つです。


これでは、せっかく日当たりが良い土地を買ったのに、
その良さを全て殺してしまいますね。


暗くて閉鎖的な家をつくってしまう典型的な例なのですが、
一方で、たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても、
設計の工夫1つで、明るくて開放的な家をつくることが出来るのも、
多くの方が知らない事実だったりします!

○土地の形の良さにこだわらない!

土地の価格は、形の良さにも左右されます。

もちろん、形がいい土地の方が
価格設定は高くされていますよね?

しかし、土地の形が良いことと
住みやすい家をつくることが出来ることとは
別の問題です。

土地の形が悪くても、設計によってそのデメリットを解消し、
かつ、その土地が持つメリットを活かすことで、
より住みやすい家をつくることが出来ます。

確かに、四角じゃない土地は、
決してパッと見の印象が良いわけではないし、
見ただけではイメージが湧きにくいと思います。

それゆえ、多くの方が敬遠しがちなのですが、
こういった土地は、その分価格設定が安くされており
人気がない分、より大胆に価格交渉も出来たりします。

また、焦って土地の契約をする必要もなく、
比較的ゆっくりと「家づくり」を進めることが出来る
というメリットを持っています。


○無駄に広い土地を買おうとしない!

なにも建っていない土地を見ると
ずいぶんと狭く感じてしまうものです。

それゆえ、多くの方がより広い土地を求めようとします。

ですが実際の所は、思っているよりも
遥かに大きな家をその土地に建てることが出来るものです。

例えば、50坪という広さがあれば、
充分平屋を建てることができるぐらいのゆとりがあるし、
どれだけ大きな平屋を建てようと思っても、
60坪もあれば充分だったりします。

また、土地の単価が高い地域を考えているのであれば
少しでも土地の面積を小さくすることが
土地価格圧縮には欠かせないポイントとなりますね。

仮に、50坪という広さを40坪まで縮めてもらったとしても、
わざわざ窮屈で住みにくい総二階建ての家にする必要はなく、
平屋に近い2階建ての家を充分建てることが出来ます。

加えて、土地の広さを最小限に抑えることは、
庭の工事費用を最小限に抑えることにもつながります。

そもそもの工事面積が小さければ、
その分工事費用がかからないわけです。


◎常識の真逆こそ成功のカギ!?

これら3つのことは、
世間の常識とは全て真逆のことばかりかもしれません。

ですが、土地価格を劇的に圧縮するためには、
以上の3つのことを、しっかりおさえた上で、
土地探しをしていただく必要があります。

常識にこだわり過ぎて、
無駄に土地にお金を使い過ぎないように
気を付けていただければと思います。