登記とは? ②

さて今回は昨日の続き「登記」についてです。


・地目変更登記


家を建てるためには、
土地の種類(地目)を宅地にする必要があります。


地目にはいろんな種類があります。
(農地、雑種地、公園、山林など)


もし家を建てる土地が宅地でない場合は、
地目変更をする必要があります。


地目変更登記はその時に必要な登記です。

※もし、地目変更しようとしている土地の地域が

農業振興地域に該当していれば、
地目変更登記申請よりも前に、
その除外の申請をしなければなりません。


通称、農振除外の申請と呼ばれるものです。


申請先は、通常地域の役所内の農林課(農政係り)となります。

ただ、役所によっては農林水産課
という名称の場合もあるようです。


普通は、この農振除外の申請をして、
農業振興地域から除外されていなければ、
農地転用届や農地転用許可などの手続きも進みません。

この農振除外の申請の役所側の受付や審査については、
だいたい年数回と決まっていますので、
タイミングが悪ければ、
数か月先の受付になってしまうこともあります。

そして、役所によっても異なりますが、
農振除外申請が受付されてから手続き完了までは、
だいたい半年~8か月くらいはかかるようです。


つまり、申請するタイミングが悪ければ
農振除外の完了までに1年前後かかってしまうことも
ありえるということです。


・建物滅失登記


現在住んでいる家を取り壊して家を建てたり、
古い建物を取り壊してその土地に家を建てるという場合は、
取り壊す建物の滅失登記をしなければなりません。


この滅失登記も、取り壊してから1カ月以内に行わないと
10万円以下の過料となっていますので、注意が必要です。


ただ、取り壊した建物が登記されていない場合は必要ありません。

○登記費用の目安


建物2000万円の新築、土地1000万円、

2000万円の住宅ローンを借入の場合

【登記種類...登録免許税、司法書士等への報酬、印紙税】

・土地の所有権移転登記...15万円、4~5万円、なし

・建物の表題登記...なし、8~10万円、なし

・建物の所有権保存登記...16,800円、2万円、なし

・抵当権設定登記...2万円、5~10万円、なし

・住宅家屋証明...1,300円、1万円、なし

・不動産登記情報2通...なし、なし、794円

合計39~47万円となります。

ちなみに、親の土地に親の名義のまま家を建てる場合...
土地の所有権移転登記が必要ないので、
その分登記費用もやすくなり、30万円前後となります。


そして、農地を買って宅地に転用した場合は
登記や手続きのフルコースとなるので、
登記に関わる費用も50万円前後となります。


この登記に関わる手続きは、
自分で行うことで20万円ほど節約することができます。


しかし、法務局が平日しか開いていないこと、
必要書類をそろえることなど、
注意が必要なこともあります。


「詳しく話を聞いてみたい」
「相談したいことがある」


という方は、お気軽にご連絡ください。

登記とは? ①

家を建てる際に「登記」というものが出てきます。


今日は、この登記について改めてご紹介いたします。


 
そもそも登記とは何のことで
なぜ新築をするときに登記が必要なのでしょう?


登記とは...


「この土地や建物は私のものだ。」
と公的に認めてもらうために行う手続きのことです。

○購入した土地や新築した家の登記をしないとどうなるか?

登記には、表示に関する登記と権利に関する登記があります。


そのうち、表示に関する登記は取得してから1カ月以内に登記をしないと
10万円以下の過料(罰金の類)と法律で決まっているようです。


そして、登記をしないと
固定資産税を納めていても、自分のものだと主張できません。


ある日、いきなり所有者を名乗る人が現れて、退去を求められる、
なんてことも可能性としてはあり得るのです。

○住宅ローンを利用する場合は登記は必須


住宅ローンを利用する場合、土地や建物に抵当権という権利を
登記しなければなりません。


これは、あなたが住宅ローンを支払えなくなった場合、
銀行が住宅ローンの代わりに土地と家をもらえる権利です。

住宅ローンを利用しない場合は
登記をしなければ登録免許税という税金を節約できますが
過料というデメリットもあります。


なので、新築時には登記は
必ずするものだと思っておいて間違いないでしょう。


 
○新築時に必要になる登記種類

・建物表題登記


新築した建物はまだ登記簿には登録されておらず、
書類上は存在していない建物です。


この状態から、新築した建物の所在地や家屋番号、建物の種類や構造、
床面積、所有者を登録するのが建物表題登記です。

・所有権保存登記


建物表題登記にも所有者は書かれていますが、
所有権保存登記をすることで
初めてその物件の所有者だと公的に認められます。

所有権保存登記をすることで、
その建物を売ったり相続したり住宅ローンを借りたときに行う
抵当権の設定登記が可能になります。


逆に所有権保存登記をしなければ、
その建物の売却も相続もできません。


この登記は任意ですが、上記のようなことがあるので
登記をするものと思っていてください。

・抵当権設定登記


これは、ローンを利用する場合に必要になる登記です。
万が一住宅ローンの支払いが不能になった場合...
銀行が住宅ローンの代わりに土地と建物をもらえる
という登記になります。

ほとんどの場合で、住宅ローンを利用する場合は
その銀行や金融機関、住宅金融支援機構の
第一位の抵当権を設定する必要があります。


そのため、土地の住宅ローンはA銀行
建物はB銀行ということはできません。


・所有権移転登記


土地を買ったら、その所有権を移す必要があります。
これを、所有権移転登記といいます。

変動金利と固定金利、後悔せずに選ぶポイント ②

今日は、昨日の続きの「金利」についてです。


 
昨日は、固定金利と変動金利のメリット・デメリットについて
簡単にお話ししました。

今回は、
「ミックスプランと固定期間選択型住宅ローン」
についてです。

それでは、金利のタイプについておさらいしましょう。


:変動金利

・固定金利に比べて金利が低い

・金利が変動する可能性がある

:固定金利

・変動金利に比べて金利が高い

・金利は返済終了まで決まっている

そして、「どっちつかず」なミックスプランと
固定期間選択型について新たにお話しします。


:ミックスプラン

例えば、2000万円の住宅ローンを借りる場合に、

1000万円は固定金利で、残りの1000万円は

変動金利で借ります、というようなプランです。

このような、2つの金利タイプを混ぜた住宅ローンを

ミックスプランといいます。

:固定期間選択型住宅ローン

・始め決めた期間は固定金利、

後で変動金利になる住宅ローン

結論からお伝えすると...


「どっちつかずなローンを選択すると後悔する!?」
ことになります。

では、その理由についてお話します。

ローンを組む時には、

変動金利 < 固定金利

となります。

つまり、後で変動するということは、固定金利の期間は

固定金利 < 変動金利

とならない限り損なのです。

例を用いて検証しましょう!

例. 2000万円借入    35年返済   元利均等

   変動金利0.6%   

   10年固定1.2%  

   11年目から変動 

と比較してみましょう。

①10年後金利の変動なしの場合

→ 変動のみにした場合と比べて、 約111万円の損

②半年ごとに変動金利0.03%アップの10年後

→ 変動のみと比べて、 約59万円の損

③半年ごとに変動金利0.06%アップの10年後

→それでも、変動のみと比べて 約10万円の損

このような結果になりました。


それならば、始めから変動金利を選んで月々の支払いを楽にし、
金利が低い間に浮いたお金を運用するほうがずっとお得です。

どっちつかずな住宅ローンは後悔のもと

変動金利と固定金利、後悔せずに選ぶポイント ①

今日は「金利」のお話です。


現在、金利はとても低くなっています。


見学会などのイベントでも、

資金計画や金利に関するご相談がやはり多いですね。


ですが、これから「金利」がどう変動するかは
誰にも分りません。

「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶかは
住宅ローンを組む方の頭を悩ませますね。


では、選ぶ際の気を付けておきたいポイントは?


得になるのは?


まずは、金利の基本的なことから
おさらいしていきたいと思います。

まず、それぞれの特徴をあげると、


変動金利

・固定金利に比べて金利が低い

・金利が変動する可能性がある


 
固定金利

・変動金利に比べて金利は高い

・金利は返済終了まで決まっている

ということが言えます。


 

○変動金利と固定金利とどちらが得か、では答えはでない!


変動か固定かを選ぶ際に基準にしがちなのは、


「どちらが得か」
ということだと思います。


しかし、それでは結論はでないし、後悔しかねません。


変動にしていて金利が上がってしまえば
「固定にしておけばよかった!」

となり、


金利があがらなければ
「変動にしておけばよかった!」

となるからです。

では、どういった基準でえらべばよいのでしょうか。

○変動と固定のリスクはだれが負うのか知っておこう


変動金利のリスクは、借り手側が負います。


固定金利のリスクは、貸し手側が負います。

住宅ローンの貸し借りで、
貸主と借主どちらもが得をする、
ということはありません。


 
○変動金利の金利がどうなるかは、結局どれも推測

フラット35のような全期間固定金利や、
借りた時点で返済終了までの金利がわかる住宅ローンであれば、
全部でいくら支払うのかを計算することは出来ます。

しかし、変動金利の場合は、
住宅ローンを支払終わってみないと
支払総額がわかりません。

つまり、借りる時点で住宅ローンの支払総額は
計算できないのです。


 

○なぜ、変動金利でのシミュレーションが多いのか


「家づくり」に関して
ハウスメーカーや工務店などを訪ねたことのある方なら
支払いシミュレーションをしたことのある方も多いかもしれません。

その時、「変動金利」を使いませんでしたか?


その理由はかんたんで、
変動金利のほうでシミュレーションを出したほうが
支払総額が安くなり、
お施主様側の返済プランが立てやすくなるからです。

変動と固定で金利が0.8%違うとしましょう。


そうすると、月々の支払額は、1万円違ってきます。

たとえば6万円台か7万円台なのか、
後者になれば二の足を踏む人も少なくないでしょう。

さらに変動の場合は金利の上げ幅に制限があるので、
2倍や3倍の金利になることはないのです。


借入をする側のお施主様が様々な特徴を把握したうえで
固定か変動か選択されることをお勧めします。

因みに、シミュレーションは
ネットなどでも行えるサイトがあるので
気になる方は、試してみてもいいですね。


 

○住宅ローン、固定か、変動か決めるたったひとつの考え方


それは、借りた後も金利を気にするのかしないのか、
ただそれだけです。


○返済額を少なくし、浮いたお金を運用する

変動金利を利用する際に
一つ注意しておきたいのは...


「金利があがったら、固定金利にかえればいい!」
というものです。


なぜなら、変動金利が上がる前に
固定金利はすでに上がっているからです。

つまり、金利が上がってから固定金利にすれば
更に金利は上がっしまうという事です。

変動金利のメリットは、
なんといっても固定より最初の支払金額が低いことです。

金利が上がるのをびくびくして待つより、
支払が安く済んで浮いたお金を運用する、
これは積極的な解決のしかたとしてお勧めします。

土地の購入に必要なのは土地代だけ?

さて、今日は土地購入の際にかかる費用についてです。


「家づくり」に関する資金を明確にするためには...

まずは、資金計画の最初で
無理のない返済から逆算した「全体予算」を把握します。

そこから、必要となる様々な「諸経費」を差し引けば、
その残った予算が「土地」と「家」に掛けられる
予算ということになります。

ですが、土地を購入しようと思えば
そのためにさらに別途でかかってくる経費があります。

家を建てようと思えば家だけじゃなく
庭の工事も同時にする必要があるので、
残った予算の全てを「土地」代と「家」代に
使い切ることが出来るわけでありません。


そのため

「一体どのような経費がかかってくる可能性があるのか?」
ということを、理解しておく必要があります。

では、まず「土地」購入に際して
必要となるであろう経費からご説明していきます。


 

○不動産屋さんに支払う仲介手数料


土地の販売形態は2通りあります。

1つは、不動産屋さんが土地を買って
造成して販売するという形態。


もう1つは、一般の方が持っている土地を
不動産屋さんが仲介して販売するという形態です。


前者の場合は持ち主自体が不動産屋さんであるため、
仲介手数料はかからないのですが、
後者の場合は、必ず不動産屋さんに
仲介手数料を支払わなくてはいけません。


ただし!

前者の場合でも、
別の不動産屋さんからその土地を紹介されて購入する際は、
紹介してくれた不動産屋さんに
仲介手数料を支払わなくてはいけない場合があるので、
基本的には仲介手数料は必ずかかるものだと
思っている方がいいです。


一般的には、その金額は

(土地代×3%+6万円)×消費税


なので、土地を購入しようと思えば
この経費がかかってくるということを
覚えておいていただければと思います。

 

○水道加入金と水道引込み工事


そして、土地を購入すれば必ず必要となってくるのが、
市役所に支払う水道を使用するための権利金です。


この金額は、設置する水道メーターの口径や
その基準となる口径も市町村ごとに全く違ってくるので、
購入前にこの金額についても
把握しておくようにしないといけません。

また、不動産屋さんが新しく造成した分譲地は、
今の基準に合わせた水道が敷地内に引き込まれているため、
新たに水道を道路から敷地内に引き込む必要はありませんが、
そうじゃない土地を購入する場合は、
敷地内に水道が引き込まれていない場合が多々あるので、
そんな場合は、その工事費用が別途で必要になります。


あるいは、もともと家が建っていて
水道が引き込まれていたとしても、
その口径が今の基準に満ちていなければ
新たに引込みをし直さないといけません。


となると、水道引込み工事費用に加えて
加入金の追加費用も発生することになるので、
こういったことも購入前にしっかり調査することで、
これらに一体どれくらいの予算が必要になるのか?
を把握することが大切となります。


 
○排水負担金


下水道が完備している地域であれば
この経費は必要ではないのですが、
浄化槽を設置しなければいけない地域の場合、
排水先の水路を管理している組合に、
排水負担金という名目の費用を納めないといけません。

これも地域によって金額も異なれば、
一括で支払うだけでいいものなのか?
あるいは、毎月ずっと納めないといけないものなのか?
それぞれ違うため
この項目についても購入前に把握しておくことが大切になります。

○境界基礎と境界壁の工事費用


境界の基礎と壁の費用も土地を購入するにあたって、
必ず必要になってくる経費です。


とはいえ、この境界に関しては隣との中間に造るか?
あるいは自分の敷地の中に造るか?
で費用が大きく異なってきます。
(隣との中間に造る場合は、半分ずつの負担になります)


また、境界基礎の上に設置する壁に関しては、
一体どのようなモノを設置するのかによっても
費用が大きく異なってきます。

なので...

道路以外に接している境界が一体どれくらいの長さがあるのか?
それぞれの境界はどのような状況になっているのか?

ということを、購入前に把握するようにし
その工事に一体どれくらいの費用が必要になるのかを、
把握していただくことが大切です。

 
このように土地を購入しようと思えば、
土地代以外にも様々な経費がかかってきます。


そして、この経費にかかる金額は、
購入する土地によってぞれぞれ全く異なってくるものです。


ですから、こういった経費がかかるということも
頭の中に入れていただいた上で、
自分たちが土地に掛けられる予算が一体どれくらいのか?
を算出するようにしていただければと思います。

耐震強度の重要性について

家づくりを検討されている多くのお客様が、
気にされるポイントの一つが
『耐震性』です。


地震大国日本に暮らす以上
地震対策は大切です!


そこで今回は、『耐震強度』について
改めてご紹介したいと思います。

『2008年に起きた注文住宅529棟の強度不足問題』


見出しのニュースは、10年以上前の出来事になります。


建売住宅ではなく注文住宅による強度不足のニュースは、
一時業界を騒がせたようです。

一方、建売住宅については、
とある耐震偽装事件以降も強度不足の問題が続いたため、
建築基準法は改正されました。


しかしながら...


肝心の4号建築物(木造2階建て以下で500m2以下のもの)については、
業界の強い反発により何も変化しなかったそうです。


つまり、依然として耐震偽装は可能な状況にあります。


4号建築物は、構造計算をしなくてもよく、
確認申請においても構造に関する審査はないのです。


また、耐震基準をギリギリ満たしていても、
木造軸組工法で外壁に
構造用合板やダイライトも打ち付けていないような作り
(外壁が防水シートとサイディングだけのもの)では、
大地震時に1階部分が平行四辺形にひしゃげて
倒壊しやすくなるそうです。


耐震性の問題は、日常生活にもおいても、
風で家が揺れる、歩くと家が揺れるなどの問題を生じさせます。


このような状態が続くと、
家が保障の切れるおよそ10年後には
構造体がガタガタになって、
傾斜・雨漏り・隙間風などの問題を生じさせます。

さらに、雨漏りが生じると、
白アリなどの新たな問題が生じてしまいます。

『建築工房手ごころ』は木造軸組工法ですが、
お施主様のご要望に応じて強度計算を行っており、
自社の設計において耐震等級3の長期優良住宅をご提供できる
技術力とシステムを確立しております。


日本は地震大国。


この機会に、耐震性にスポットライトを当てた
家選び、家創りをご検討されてはいかがでしょうか。


また、『建築工房手ごころ』では
ご希望があれば構造見学も受け付けております!


「まだまだ、不安だ」
「完成したものではなく、構造を見てみたい!」


という方は、お気軽にお問い合わせください。

耐震強度の重要性について

家づくりを検討されている多くのお客様が、
気にされるポイントの一つが
『耐震性』です。


地震大国日本に暮らす以上
地震対策は大切です!


そこで今回は、『耐震強度』について
改めてご紹介したいと思います。

『2008年に起きた注文住宅529棟の強度不足問題』


見出しのニュースは、10年以上前の出来事になります。


建売住宅ではなく注文住宅による強度不足のニュースは、
一時業界を騒がせたようです。

一方、建売住宅については、
とある耐震偽装事件以降も強度不足の問題が続いたため、
建築基準法は改正されました。


しかしながら...


肝心の4号建築物(木造2階建て以下で500m2以下のもの)については、
業界の強い反発により何も変化しなかったそうです。


つまり、依然として耐震偽装は可能な状況にあります。


4号建築物は、構造計算をしなくてもよく、
確認申請においても構造に関する審査はないのです。


また、耐震基準をギリギリ満たしていても、
木造軸組工法で外壁に
構造用合板やダイライトも打ち付けていないような作り
(外壁が防水シートとサイディングだけのもの)では、
大地震時に1階部分が平行四辺形にひしゃげて
倒壊しやすくなるそうです。


耐震性の問題は、日常生活にもおいても、
風で家が揺れる、歩くと家が揺れるなどの問題を生じさせます。


このような状態が続くと、
家が保障の切れるおよそ10年後には
構造体がガタガタになって、
傾斜・雨漏り・隙間風などの問題を生じさせます。

さらに、雨漏りが生じると、
白アリなどの新たな問題が生じてしまいます。

『建築工房手ごころ』は木造軸組工法ですが、
お施主様のご要望に応じて強度計算を行っており、
自社の設計において耐震等級3の長期優良住宅をご提供できる
技術力とシステムを確立しております。


日本は地震大国。


この機会に、耐震性にスポットライトを当てた
家選び、家創りをご検討されてはいかがでしょうか。


また、『建築工房手ごころ』では
ご希望があれば構造見学も受け付けております!


「まだまだ、不安だ」
「完成したものではなく、構造を見てみたい!」


という方は、お気軽にお問い合わせください。

洗面台で素敵な住空間

最近お客様から、脱衣室とは別で洗面室を作りたいなど、
ご要望が多い洗面台!!


朝は洗面所で過ごす時間が意外と多いですよね。


お子さんは、顔を洗い、髪の毛をブラッシング...

大人は、仕事やお出かけに身だしなみを整えたり...


朝は家族みんなが洗面化粧室を使うことになります。


また、一般的に洗面所には洗濯機が置かれていますし、
お風呂場とつながっていて脱衣場にもなることも多いです。


住宅に占める面積は決して大きくありませんが、
毎日の生活に欠かせない重要な空間です。


そのため、お施主様の中には


「うちは子どもが女の子2人だから、
洗面台は1階と2階の両方に設置したいです。」


「1階はゲストも使うから、見せる洗面台に。
2階は家族用に、コンセントや収納がしっかりした
多機能な洗面台にしたいです。」


では、自分の思い描いた洗面化粧室になるように
洗面台を選ぶためのポイントは何でしょう?

○洗面化粧室をオシャレで快適にするには?


「落ち着く空間」をご要望の方には、
シンプルでシックな色がお勧めです。

また、雑貨屋さんのようにかわいい雰囲気を
思い描いている方は、ぜひアクセントにタイルや洗面ボールを。


蛇口もアンティーク風なものからモダンなデザインまで様々。


ご自分の好みに合わせて選んでみましょう。


機能性を重視される方は、
ご家族が使いやすい形にしたり、色々な機能をもたせたり、
手軽にお掃除できるかというところも
チェックされてはいかがでしょうか?


色やデザインにこだわりがある場合は、
ご自分でテーマやコンセプトを決めて、
それらに沿ったものを選ぶとよいでしょう。


なかには、造作で作られる方もいらっしゃいます

洗面台の横に棚を作ると、化粧台としても◎


他にも、タイルや洗面ボールのデザインなど、
空間創りのための1つとして
考えてみるのも楽しいですね。

カーテンの色でお悩みの方


◆カーテンの色(寒色編)


新居に必要なものの1つに
「カーテン」があります。

もちろん、好きなデザインや色を選びたいですよね。
でも、色にはそれぞれ特徴や効果があり、
お部屋によって、使うと良い色や
使い過ぎない方が良い色があります。

今回は「寒色系」の色について
ご紹介したいと思います。

【グレー・黒】

グレーや黒は高級感があり、どことなくハイセンスな印象になります。
モダンでスタイリッシュ、重量感を演出してくれます。

趣味室や書斎など、
リビングやキッチンといった生活室とは切り離した部屋にもお勧めします。

黒は遮光性が高く、光をしっかり遮るので、
集中したい空間にも合っています。

しかし、部屋の中で黒色の割合が高くなり過ぎると、
疲労を感じやすくなったり、

ちょっと暗い閉鎖的な雰囲気になる場合もあるので、
気を付けましょう。


落ち着きや癒しを与えてくれるのがグレーです。
柔軟性や包容力があり、どの部屋に使っても、
リラックス効果があり、上品になります。

刺激のない色なのでゆったりとした
リラックスできる空間になります。


【青・紫】
青色や水色、紫色などのブルー系は、人の気分を落ち着かせ、
集中力アップの効果があるようです。

仕事や勉強室、書斎、寝室にもおすすめ。
また清潔感があるので水まわりにも相性が良いです。

青色は赤色などの暖色と比べると体感温度が低く感じられ、
食欲を抑える効果があるようです。ダイエット向き(笑)

家族みんなで食事をするダイニングには、
あまり向いていないかもしれないですね。

むしろ寝室などにに取り入れて、
ぐっすり眠れる環境を作るのには良いかもしれません。

淡いラベンダー色は癒しの色であり、
女性的なやさしい印象、また知的な印象を持っています。
癒しの効果があり寝室にもおすすめ。


【緑】
緑色は癒しの効果が高く、
どんな色とも相性の良い使いやすい色です。

集中力もup。
寝室やリビング、勉強部屋や仕事部屋におすすめ。

安心感を与えるので、休む場所や
ほっと落ち着きたい所に取り入れたいですね。
心穏やかなやさしい気持ちにしてくれます。

青っぽい緑色や深緑色は鎮静作用が強く、
気持ちが落ち込んでしまう場合などもあるので、
大きさなどをに気を付けましょう。


【茶色】
茶色は、どんな色にも合う為に、
日本のコーディネートの中で
最も多く使用されている色のようです。

お部屋を広く見せ、
安定感のある空間に。

リビングや寝室・書斎におすすめ。
落ち着いて過ごすことができます。

相性の良いオレンジや黄色などと
組み合わせるとポジティブなイメージの空間になります。


以上、寒色系の色が持つ特徴などご紹介しました。

やはり一番大切なのは、

気持ち良く生活できることです。

色の持つ効果や特性に囚われ過ぎず、
パートナーや家族の意見を大切にして選んでくださいね。

そして素敵なマイホームライフを
作っていきましょう。

二階建てが当たり前??

さて、K様邸の完成見学会が間近に迫ってまいりました!

K様邸は、今大人気の平屋の住宅!


そこで今回は、平屋のメリットを改めて
ご紹介したいと思います。


家の基本は「平屋」から始まります。


つまり、その敷地の中に平屋が建つだけのゆとりがあるなら、
基本的には、平屋で間取りを考えるようにすべきだということです。


というのも、平屋にすることで
様々なメリットがあなたにもたらされるからです。


まず、平屋にするだけで必然的に耐震性が高くなります。


家の重心が低くなり2階からの荷重もなくなるからですね。


家は、重量車両が通行すれば揺れるものだし、
台風や強風などによっても揺れるものですが、
その影響は、平屋よりも2階建て住宅の方がより受けることになります。


2階建は、平屋よりも重心が高く
1階部分が小さく柱や壁の量も少ないため、
平屋に比べてどうしても不安定になってしまいます。


その結果、重量車両が通ればその影響を受けて家も震動し、
徐々に耐震金物が緩んでいくことになります。


台風などの強風を受ければその影響を受けて家が左右に揺れ、
徐々に耐震金物が緩んでいくことになります。


そして...
金物が緩んでしまっている状態で地震が起こったとしたら?


1階よりも、細かく部屋を仕切ることが多いため、
壁も柱も多くなり、重くなってしまいがちな2階が、
地震によって揺られるとしたら?

そうなんです...
地震による倒壊リスクが高くなってしまいます。


その点、平屋は重量車両の通行による震動の影響も受けにくいし、
台風などの時も、強風の影響も受けにくくなります。


また、当たり前ですが柱も壁の量も多いし、
地面に対する面も広いため2階建てに比べると、
遥かに地震の被害を受けにくくなっています。


つまり、耐震性が天然で高いことはもちろんのこと、
長持ちするという耐久性で考えてみても、
2階建てよりも高いということが言えるんです。


この他、コスト面や暮らし面においても、
たくさんのメリットを享受出来ます。

○平屋に対して多くの方が持っている先入観と常識


一般的には

「平屋=高い」

「平屋=土地が広く必要=土地代が高くなる」

と言われています。


その結果、余裕をもって
平屋を建てられるような土地であるにもかかわらず、
当たり前のように2階建てを建ててしまったり...


「自分たちの土地には平屋なんて建てられてい」
と、初めから諦めて2階建てを建ててしまうことになります。


ですが、当たり前のように建てられている2階建ての家は、
本当に住みやすい家なのでしょうか?

また、その住みやすさはいつまでも続くのでしょうか?

そして、コスト面で考えてみても
平屋に比べて本当に割安なのでしょうか?


イニシャルコストだけじゃなく
ランニングコストにおいても??


どうしても部屋数が必要だったり
二階建てにこだわりがある方もいらっしゃるでしょう。


ですが、そうではないなら一度ご相談ください。


思いがけない発見があるかもしれません!

暮らしやすい家って??

家を建てるなら、当然「暮らしやすい家」を
建てたいと思いますね。


ですが、具体的にどうすればいいのでしょうか?


「暮らしやすい家」と一口に言っても
こだわりたいポイントは様々です。


例えば、快適性を求めるなら断熱性や気密性

家事楽ならば動線

健康面なら自然素材


ですが、お客様のご相談や
家を建てたいと思った理由の多くが
「部屋が狭い」「モノが溢れてる」
なんです。


「モノが散乱してて寛げない」

「子供の思い出品が捨てられない」

「片づけ・掃除が大変!」


など、大変ですよね。


そこでおさえておきたいのが、収納です。


ですが!

収納と言っても、ご家族によって必要な収納は全く違います。


ただ大きければよいかと言えば、やはり違いますね。


そこで「建築工房手ごころ」では
よりピッタリな収納を作るために
このようなご提案をさせて頂いております。


造作家具ですね。

見学会にご来場いただいた方々はご存じかと思いますが
造作家具は、一点一点全く違った作りになっております。


お施主様と一つずつ打ち合わせを行い
高さ、大きさ全てがオリジナルなんです。


スッキリさせたいけど、どうしたらいいの?

子どもの作品を飾りたいけど、どこに置く?

家具は置きたくないけど、何が必要かな?

という場合も、話し合いを重ねながら作り上げることが
できるため、ご家族ピッタリな物が完成します!


暮らしに合った収納がないと
新しく棚などの家具が必要です。


ですが、折角おしゃれな家になったのに
素材、色、雰囲気が合わない家具は置きたくないですね。


一生暮らしていく家だからこそ
暮らしやすさにはこだわりたいもの...。


収納スペースをしっかりと確保し
リビングなどにも、暮らしに合った収納を作るようにしましょう。

家の中をスッキリとオシャレに見せるには?

さて、今日は家の中をスッキリとオシャレに見せるポイントを
ご紹介します!

理想的な家というには、人によって様々ですが
「まとまりのある雰囲気」
というのは、オシャレさを出すのにとても重要です。


そこでポイントとなるのが「色」と「色の割合」。


どういうことかというと...


シンプルモダンな雰囲気なら、白やグレー

英国アンティークなら、濃いブラウン

北欧ナチュラルなら、白や薄いブラウン、パステルブルーなど


これらの色がベースカラーになります。

そこから、他の色を足していくのですが...


「色の割合」としては
ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=7:2.5:0.5
が基本となります。


ベースカラーは、壁や天井
アソートカラーは、家具やカーテン
アクセントカラーは、クッションや花など
で決めていきましょう。


そして、ここで一つポイントにしておきたいのが「巾木」です!


「巾木」とは、床と壁の間にあり隙間を防ぐ役割があります。
また、掃除機をかける時などは
壁紙が痛むこともないので安心です。


とはいえ、普段はあまり気にしない巾木ですが
この巾木には沢山の色があり、選ぶコツがあります。

それは、床板と同じ色にすることです。

ベースカラーは、壁や天井で色を決めるので
床、巾木、壁、天井、梁などでちぐはぐな色を使ってしまうと
まとまりのない仕上がりになってしまいます。


思った色が無かった場合は、白がおすすめです。

スッキリとした見た目になります。

せっかく建てる家なら、
部屋の中も自分好みに仕上げたいですね。


コーディネートのポイントをしっかりとおさえて
楽しみながら決めていきましょう。

コスパに優れた家は本当にコスパに優れているのか?

今日は、コスパの良い家の落とし穴についてです。


土地の広さがどうであるかにかかわらず、
多くの方が、当たり前のように2階建ての家を選びがちです。


そしてその多くが、「総2階建て」と呼ばれる
1階と2階の面積がほぼ同じである家です。


その理由は、この家の建て方が、
最もコストパフォーマンスに優れているから。

つまり、割安な家が建てられるからです。


更に、この建て方が主流となっている分
モデルハウスや見学会などでも、総2階の家を目にしやすいため
自然と「家の基準」として受け入れてしまういます。

しかし、この建て方にも、
もちろんデメリットが存在するので、
その点もしっかり理解しておくことが大切です。


まず、この建て方にするとなると、
寝室や子ども部屋といった居室が、
全て2階に配置されることになります。

となると、子どもたちが、
自分たちの部屋を使いにくくなってしまいます。

わざわざ、自分たちのモノを持ち運びするのが面倒くさいし、
親から離れた所で1人で過ごすのは心細く怖いからです。


その結果、子どもたちのモノは、
常にリビングダイニング周辺に置かれるようになり、
いつもキレイに保ちたいと思っているリビングダイニングは、
いつも片付かない散らかった場所になってしまうことに...


モノに溢れた、ゴチャゴチャした
生活感溢れる場所になってしまいます。


また、全ての居室を2階に配置してしまうと、
将来的にも困ったことがおこります。

それは、足腰が弱ってしまった場合ですね。

2階への行き来が大きな負担となるため、
1階に部屋を増築する必要がある可能性もあります。

となると、貴重な老後資金の中から、
その費用を捻出せざるを得なくなってしまうか、
あるいは、その資金の捻出が厳しい場合は
再び銀行から借金をせざるを得なくなってしまいます。

この2つの問題を同時に解決する秘訣


小さな子どもたちは、
親の気配が感じられないところで遊ぼうとしないし、
親の方としても、全く目が届かない所で
子どもたちを遊ばせるのは少し心配ですね。


かといって、わざわざ
リビングダイ二ングが散らかるような家にしたいとも
誰も思わないですよね?

出来れば、子どもが居ながらも、
いつもスッキリキレイな状態を保ちたいと思うものです。


そうであれば、「子ども部屋を1階につくる」
という選択肢をお持ちいただくことをオススメします。


土地が、50坪以上あれば、ほぼ実現することが出来
先程の2つの問題をあっさりと解決することが出来ます!

1階に子ども部屋があれば...

子どもたちの自分たちの部屋を使ってもらいやすくなるため、
リビングダイニングをスッキリきれいに保ちやすくなり
また、子どもたちはやがて出て行くので
1階の子供部屋を自分たちの部屋として使うようにすれば、
老後は1階だけで生活することが出来るようになるからです。


ただし、どうしても建築コストは割高になりがちです。


それゆえ、建築コストが割高になろうとも、
家そのものの総額が高くならないようにする
工夫が必要になってきます。

ですが、その工夫さえ出来れば、
最初にかかる建築コストを上げることなく、
将来の無駄な増築費用をもカットすることが出来るようになるため、
結果的に、「家づくり」にかかるコストを
最少限に抑えることが出来るようになります。


「自分たちの場合は、どうしたらいいのかな?」
という方は、お気軽にご相談ください。

室内プチ菜園

静岡県にも、緊急事態宣言が出そうですね。

まだまだ外出自粛が続きそうです。


そこで今回は「家づくり」から少し離れて
室内でできるプチ菜園をご紹介したいと思います。


〇 お手軽水栽培

使うのは、切り落とした大根のヘタや人参のヘタ!
水をはった小皿に乗せるだけ、管理も簡単、
毎日のお水を取り替えてあげるだけで
やがて葉っぱが伸びてきます。


程よいところでカットして添え物にしたり
お味噌汁に入れてもいいですね。


〇 水耕栽培


水耕栽培でサンドは楽しめる豆苗。

水を張った保存容器に、豆苗の根の部分を入れます。


ポイントとしては、初めに使う際に
茎の長さをあまり短くしないことです。


全体の三分の一~半分くらいの長さを残して
マメが浸りきらない程度の水に浸しておきます。


毎日水を取り替えて、数日再び緑の茎葉が伸びてくるので
キッチンバサミで収穫しましょう。


他には、ネギも◎


普段の食卓に欠かせないネギも
水を入れたコップに立てておけば
葉の部分が伸びてくるので、薬味に使えます。


ポイントは毎日の水替えと、浸す水の量。


セリ、ミツバ、ネギなど柔らかい植物は
水につかった部分がフニャフニャになって
腐りやすくなるの注意しましょう!


また、ハーブやバジル、ミントは
カットした茎を観ずに指しておくだけで発根します。


葉物は、青梗菜や小松菜、チヂミ菜などの
緑黄色野菜が挙げられます。


キャベツの心も底の部分を観ずにつけておくと
やがて葉っぱが伸びて発根します!


〇 室内栽培


最近では、レタスの室内栽培がブームになっているそうです。


種まきからおよそ二カ月ほどで
収穫できるようです。


また、ペットボトルで手軽に育てるミニトマトやルッコラ
定番の「鍋野菜栽培セット」や「そらまめ栽培セット」も
人気がありますね。


「鍋野菜セット」は、鍋料理に欠かせない春菊と水菜を
直径十五センチの土鍋風の鉢で育てます。


一か月ほどのシャキッとした歯ごたえのある
野菜が出来るそうです。


「そらまめ栽培セット」は
ビールグラス風の鉢に栽培用の土と種を入れ
水を与えるだけ!


何かしてみたいけど、難しいのは無理
という方によさそうですね。

まだまだ感染予防に備える必要があり
外出も簡単にできない毎日ですが
部屋の中でプチ菜園をしてみるのもいいのではないでしょうか。

中庭を作るには?

今日は、「中庭」についてのご紹介です。

「中庭」と聞くと、何だかおしゃれな感じがしますね。

ですが中庭は
その土地で懸念される問題点を解決するための手段として
造られている場合もあります。


例えば、周囲が家に囲まれていたり、

敷地の南に家が建っていたりする場合...


窓をつくったとしても、
その窓から期待通りの光を採ることが出来ません。


そのような場合は、しっかりと家全体に光を届けるために
近隣の家から窓までの距離を、
充分にあけておく必要があります。

そして、その選択肢の1つが「中庭」です。


とはいえ、「中庭」をつくるとなれば、
どうしても建築コストが割高になってしまいます。

なぜ、家のコストが高くなってしまうのかと言うと...

「中庭」をつくれば、
壁の面積が増えてしまうことになるからです!


つまり、外壁工事にかかる費用や内装工事にかかる費用、
そして断熱工事にかかる費用などのコストが増えてしまうため、
その分建築コストがアップしてしまうということです。

また、壁の面積が増えるということは、
それに伴って基礎工事の面積も増えることにもなるため、
同時に基礎工事の費用までもアップしてしまいます。

これらの理由から、
「中庭」がある家は通常コストが割高になってしまうわけです。


では、そんな「中庭」を作りたい時には
どこのコストを抑えると良いのでしょうか?

家の品質を落とさずに建築コストを抑える工夫

まず、2つの工夫が必要になります。

工夫1:必要以上に部屋を大きくしない


まず1つ目の工夫が、
必要以上に部屋を大きくしないということです。

例えば、寝室にどれくらいの広さを求められるでしょうか?


10帖でしょうか?
あるいは8帖でしょうか?
あるいは6帖でしょうか?

もし、寝室はただ寝るだけのスペースだなとお考えで
かつ、寝室にはベッドぐらいしか置かないのであれば、
置かれるベッドのサイズや個数によっても違いますが、
多くの場合、6帖もあれば充分だったりします。

(6帖あれば、ダブルベッドを2台並べて置くことが出来ます)

となると、10帖をつくるよりも
4帖ものスペースをカット出来ることになるのですが、
その結果、100万円〜120万円ものコストがカット出来ます。

工夫2:やみくもに部屋を多くつくらない


そして、2つ目の工夫は、
やみくもに部屋を多くつくらないということです。

例えば、もしものために和室を作りたい
という方もいらっしゃいます。


ですが...


頻繁に泊り客がくる
子どもの遊べるスペースがどうしても欲しい
和室はゆずれない!


という場合を除けば
それほど優先順位が高くなかったりします。

この和室をつくるために
6帖家の面積が増えるとしたら、
それだけで150万円〜180万円建築コストが増えることになります。

でも、それをつくったとしても、
一体どれだけの頻度でその部屋を利用するでしょうか?

気づいたら空き部屋状態

を避けるためにも
よく考えてみる必要がありそうですね。

家をコンパクトにする方が合理的


この2つのコトを意識していただきつつ、
「家づくり」をしていただければ、
必然的に家がコンパクトになります。

そして、その結果、
家のコストを大幅にカットすることが出来るようになり、
コストが上がる要因となる「中庭」をつくったとしても、
決して驚くような金額にはなりません。

また、家をコンパクトにすれば、
必然的に光熱費もカット出来るようにもなります。


あるいは、最小限の光熱費で、
家全体を温度差のない快適な空間にすることが出来ます。


合理的で暮らしやすくオシャレな家を
造りたいですね。

免疫力予防術 ②

今日は、免疫力の続きのお話です。

② 最低7時間睡眠を

睡眠もとても重要です。


睡眠不足の人は風邪や感染症にかかる危険性が高く
4倍以上のリスクがあるというデータがあります。

1日の睡眠時間が6時間未満であった人は
最低7時間の睡眠をとった人と比べて
風邪をひく可能性が4.2倍高く
睡眠時間が5時間未満では、風邪をひく可能性は
4.5倍になったそうです!


③ ストレスを溜めない!適度な運動・気分転換


ストレスもまた免疫力を落としてしまいます。

白血球に必要な栄養が不足してしまったり
寝つきが悪くなり睡眠不足になります。

睡眠不足は免疫を低下させる上に
体にストレスが加わるという悪循環がうまれてしまいます。

ストレス解消には、適度に運動したり
ゆったりとした気分になることが大事。

今は不要・不急の外出を避ける必要があるため
家の中でできる、ヨガなどに挑戦してみてはどうでしょうか。

免疫力予防術 ①

コロナウィルス感染予防で
様々な自粛が行われていますね。


外出もままならない毎日ですが
そんな今だからこそ、
しっかりと免疫力を高める生活習慣をつけておくのと◎

そこで今回は、「家づくり」から少し離れて
免疫力予防術についてご紹介します。

免疫力とは...?


病気などに対抗し体を守ろうとする力の事で
免疫力が高まると病気になりにくくなります。

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があり
この二つが機能して体を守ってくれます!

私たちの周りには、様々な種類のウィルスや菌などがありますが
免疫力がそれらの脅威から私たちを守ってくれるおかげで
健康な日々が過ごせます。


免疫力は二十歳前後をピークにその後は少しずつ低下していきます。

また、現代人は正確習慣の悪化やストレスなどで
免疫力が下がっている人も多くいます。

免疫力が低下すると病気にかかりやすくなったり
アレルギー体質になる可能性もあります。

身近にできる免疫力アップの活動を始めていきましょう。


① 栄養のある食べ物・バランスよい食事


免疫力を高めるのに欠かせないのが食事です。
白血球が常に増えていくためには、
タンパク質や脂肪、糖分やミネラル、葉酸など
数多くの種類の栄養素が必要になります。

バランスよく、必要な量の食事をとることが重要で
色々な食材を食べるようにしましょう。

腸は食材を消化、吸収するだけでなく
免疫に関わってきます。


免疫を担当する免疫細胞と善玉と呼ばれる
腸内細菌によって
腸内環境が整えられることになり
免疫力強化につながります!

老後のマネープラン

今日は、マネープランについてです。


多くの方は、お金に対して
様々な不安をお持ちではないでしょうか?


そこで、『不安』に対抗するためコツをご紹介します。


 
① 収入・支出を意識して生活する


今の家に住み続けたいか
家族との外食・友人とのランチ・飲み会はどのくらいのペースか
大事な趣味にはいくらぐらいかかるか
旅行は年に何回行くか
どうしても譲れない出費は何か
節約しても抵抗のない出費は何か


ノートに記録してみて、節約できるところを
探ってみましょう。

② 元気なら、働く!


元気なら、老後も働くことが収入アップには1番!


無理のない仕事を探して、老後の共働きを考えましょう。

もちろん、家事は分担ですね。


③ 貯金は天引き・積み立て

定番ですが、確実に貯金する方法です。


無理のない額で、1000円からでも、積み立ててみましょう!

④ 退職金

資産運用は、割合も気持ち的にも無理なく現実的に。


退職金や旧称は、夫婦の共有財産ですので
パートナーと相談し、よく検討しておく。

基本的な事ですが、実践しているかしていないかでは
やはり違いがでてくるものです。

毎日節約しながら暮らしているようで
意外な出費や、なんとなく使っているお金も多いかもしれません。

まずは、自分自身やご家族のお金の動きを
しっかりと把握しておきましょう。

和室のメリット・デメリット ②

今日は昨日の続きです。


デメリット:掃除


和室のデメリットの一つに、洋室に比べて
掃除が大変という点が挙げられます。


畳には隙間があるため
板間のように掃除機をかけるだけでは、十分ではありません。


そのため、雑巾で乾拭きする必要があり
畳の傷みが進めば表裏を入れ替えたり
新調したりすることが必要です。


デメリット:家具が置きにくい


和室の用途にもよりますが
場合によっては、
ある程度重さのある家具などを置くこともあるかもしれません。

タンスや棚などを置く場合に気を付けておきたいのが
やはり、畳です。

畳の表面は柔らかいため
長時間重たいものを置いておくとへこんでしまい
跡がついてしまいます。

その場合は、家具の下に敷物を敷いておくなどの
対策をしておきましょう!

和室は、現在必ずしも求められるものではありません。


ですが、あると便利な事は間違いないでしょう。


更に、和室にもは...
独立したもの

リビングから続いているもの

小上がりになっているものなど

様々な和室があります。

和室を検討されている方は

なぜ必要なのか...

優先順位は?

将来の使い道はどうするか...

などをしっかりと考えてみてください。

和室のメリット・デメリット ①

家を建てるきっかけには
今住んでいる家が狭くなった、という理由がとても多いです。

だからこそ悩むのが、部屋数や広さですね。


広いリビングにしたい

キッチンを家族で使えるぐらい大きくしたい

狭くてもいいから、子供部屋を作ってあげたい


などなど、沢山の希望があると思います。

一方で、部屋の中でも『和室』を作る方は少なくなっています。


ですが、やはり『和室』を必要とされる方も
いらっしゃいますね。


そこで今回は
『和室』のメリット・デメリットをご紹介いたします。

メリット:様々な用途に使える


和室は必要に応じて、幅広い用途に使うことができます。


客間

来客時に、柔軟に対応できるのが和室です。

リビングだと、生活の様子が見えてしまうため
なんとなく気が引けてしまいますが
和室であれば、普段は生活スペースとして使用していても
来客時には応接間として、もしくは寝室として
使うことができます!


特に、ご両親やご友人が遊びに来た際には
和室が大活躍です。

子供の遊び場


「子供が小さいから、部屋でも遊べるようにしたい」
と思っていても、リビングに玩具が散乱していると
どうしても気になりますね。

実は、子どもの遊び場としても大活躍してくる和室。


赤ちゃんであっても、畳フローリングと比べて
子どもが転んでけがをする心配を軽減してくれます。

リラックススペース

「ちょっと疲れたから、横になりたいな...」


と思った時に、和室があるとすぐ横になることができ、
フローリングのように硬くないのも嬉しいですね。


また、和室に入ると
なんとなく落ち着いた気持ちになれる方も多いでしょう。


畳の素材であるイ草の香りには、
人をリラックスさせる効果の成分が含まれていたり
空気の浄化作用もあるそうです。


部屋の中で、森林浴をしている感じですね。


冬にはこたつを出して、家族でくつろぐのもいいでしょう。


また、洗濯物を畳むときや、
アイロン掛けをする際などにも使えて役立ちます!

メリット:様々な雰囲気を楽しめる


和室を躊躇する方の中には
経済的な理由の他に、
雰囲気が合わないと感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、今では様々な色の畳もあり
家の雰囲気に合わせることも可能です。


メリット:収納


実は、収納面でも和室にはメリットがあります。

和室の収納と言えば『押入れ』...。


押入れは、布団や座布団などを収納するためのものです。


「来客用の布団をどこにしまっておこう」
「冬用の布団やこたつ布団を片づける場所がない」


と困ったことはありませんか?


そんな時は、和室の押し入れにしまっておけば
収納場所に困ることもありませんね。

もちろん布団以外にも、
季節家電やひな人形などを片づけておくにも◎です。

家の形 ②

今日は、昨日の続き『家の形』です。

○コの字型、L字型など、角の多い家

L字型やコの字型になれば
四角い家と比べ壁を新たにつくる必要があります。

つまり壁が増えた分材料が増えます。


材料が増えるだけではなく、角が増えるので、
角を処理する為の手間も必要になります。

依頼する会社によって違いますが、角が1個所増えるだけで、
10万円から20万円ほど金額に差が出ますから、
これはバカに出来ない金額となります。

しかし、コの字型やL字型は、以下のメリットがあります。

デザイン面で優れた、見栄えのする家にすることができる
複雑な土地や地形に対応できる
採光を工夫できる
開放感のある中庭をつくることができる
風通しがよくなる

○平屋の家

平屋とは1階だけで2階の無い家のことをいいます。

年配の方に人気でしたが
現在は、子育て世代の方にも大変人気な形です。

さて、平屋のメリットは...?


・生活導線が短く暮らしやすい

平屋の一番のメリットは、移動が楽ということにあります。


無駄な段差もなく、
一般的に建物の構造自体が非常に単純であるため、
建物全体を楽に移動することが出来ます。

特に小さなお子様がいる場合は
目の届く範囲内にいることが多いですし、
階段から落ちる心配もないため安心感を得ることが出来ます。

また、掃除もしやすく、布団などを干すのも楽にできるでしょう。

・建物のメンテナンスがしやすい


平屋建ては足場が必要ないので
簡単に屋根に上がることが出来ます。

そのため平屋は、
2階建てより安い価格でメンテナンスを行なうことが出来ます。

・年をとっても無理なく過ごせる


年を取ると階段を使って2階に移動するのは大変。

その点、平屋は段差がないので、
年をとっても無理なく過ごすことが出来ます。


・開放的で風通しがよい

平屋の場合はその構造がゆえに
窓を開けると風が家全体を吹き抜けます。


また平屋は2階へ続く階段もないため収納を増やすなど、
ワンフロアというスペースを
最大限有効的に活用することが出来ます。


・家族とのコミュニケーションをとりやすい


平屋はどこにいても家族の存在を感じることが出来ます。


家族がリビングに集まる機会が多いため自然と会話が生まれます。


・平屋で気を付けること


平屋は夜窓を開けて寝る、なんてことはうかつにできません。


防犯には十分に注意する必要があるでしょう。

そして、平屋は意外とコストがかかります。

基礎や屋根が大きくなるため
初期投資が必要です。


資金計画や土地の確保を
しっかり検討することが重要です。

・復層階の建物と比べて構造的に強い


高さがなく、軽い為に風や地震などの
影響を受けづらいメリットもあります。


 
まとめ


今回は、それぞれの家の形によるメリットを主に紹介しました。


形が変われば家の表情も変わります。


好みだけではなく、様々な要素を知ったうえで
家の形を決められるといいですね。

家の形 ①

家と言われると、どんな形の家を思い浮かべますか?

「家づくり」には何かと予算がついて回ります。

一般的には家の形で価格に違いがあるのをご存知ですか?

今回は、家の形の違いでどんなメリットがあるのか、
または価格の違いがあるのかお話します。

住宅の価格や仕様は住宅会社によって異なりますが、
一般的には家の形により、価格にかなりの幅がうまれます。

まずは、一番「お金のかからない」家の形です。

○四角い形をした総2階の家


「家づくり」の中で一番お金がかからない家の形は
四角い形をした総2階の家です。

非常にシンプルな形をしている為、
材料に無駄がなく建物にかかるお金を抑えることが出来ます。

総2階の家とは、2階建ての建物で、2階の面積が1階と同等、
もしくはほとんど同じ家のことを指します。


・総2階建ての家は、他の形の建物と比べ価格が安い

やはり総2階建ての一番のメリットは価格が安いことです。

家の形に特にこだわりがなく、
価格を抑えた「家づくり」をされたい方は
迷わず総2階建ての建物を選ぶと良いでしょう。

また、建てた後に生じる将来の
外部メンテナンスにかかる費用も少なくて済みます。

つまり、総2階建ての建物は経済性に優れた建物だ
ということを意味します。

・総2階建ての家は、地震など耐震性に優れている。

一般的に建物は真上からの重さに対しては、
柱で支えることが出来るので優れていますが、
横からの力には非常に弱い傾向があります。

その点、総2階建ての家は、
建物の横から来る力が上の階と下の階同じ場所にある為、
地震時の横揺れや
台風の時の横からの強風に強い形の建物となります。


ただし、必ずしも耐震性がいいわけではなく、
もちろんその他の要素も大きく関わってきます。

例えば外壁の凹凸が多くなるほど耐震性に弱くなり、
また経済性も落ちてしまいます。

・太陽光パネルを設置しやすく、機能性を高めやすい


総2階建ての建物では、
屋根を有効に活用することが出来ます。


屋根などにのせる太陽光パネルを使用する時に
最大限のメリットを発揮します。

また、壁面に凹凸がなく死角が少ないため
防犯上も優れた建物と言えるほか、
屋根の形も単純な形となる為他の形の建物と比べて
雨漏りの原因が減ります。

・熱損失が少ない


総2階建ての建物は建物の凹凸が少ない分
屋根や壁の面積が少なくなります。

一般的に建物は凹凸が多いほど
外部の熱環境の影響を受けやすく断熱性が低下します。

総2階建ての建物は建物の構造上、
熱損失を最小限に抑えられる為、
その分熱損失が少なくなります。

使いやすく片付けやすい収納の作り方

今日は、先日紹介したクローゼットの秘訣に続いて
収納スペースを作る際に気を付けたいポイントについて
ご紹介したいと思います。

収納スペースをうまく活用することで
家がスッキリして気持ちがいいですね。


ですが、見た目だけでなく
もう一つ大きなメリットが『掃除』です。

毎日の家事の中で
時間も手間もかかるのが掃除ですね。


掃除の手間を最大限に減らすためには、
出来るだけホコリが溜まる場所を
つくらないようにすることが大切です。

なんといっても、幅木・窓枠・カーテンレール・棚の上などに溜まった
ホコリの掃除は一番厄介ですよね。

そして、もう一点掃除の手間を大幅にカットするために、
知っておいていただきたいことが、
出来るだけ片付けがしやすい家にするということです。

片付けがしやすく、いつもスッキリと片付いていれば、
いちいち溢れたモノをどけながら掃除機をかけたり、
拭き掃除をしたりする必要もなくなるため、
面倒くささが最大限に解消されます。


では、片付けやすくいつもスッキリした家にしていただくためには、
一体どのようにすればいいのでしょうか?


 
○管理しやすい収納をつくる


『片付けやすい家』にするためには、
収納テクニックでそれを解決するのではなく、
設計によって解決するようにしなければいけません。

まず、多くの場合
奥行きが深い収納をつくろうとします。

しかしながら、奥行きが深い収納は、
実際に使える深さが約80cmあるのですが、
日用品や薬、郵便物や書類といった小物の置き場となるLDKなどに、
このような奥行きが深い収納をつくってしまうと、
場合によっては、モノの在処が分かりにくくなり、
どこに置いたか分からなくなってしまったり、
あるのに同じモノを再び買ってしまうという
事態を引き起こしやすくなります。

収納の奥の方に置いた収納ボックスなどの前の
空いたスペースにとりあえずちょっとだけモノを置いておこうと、
どんどん色んなモノを置いてしまい、
やがて奥に置いてあるものがスッカリ隠れてしまうからです。

奥の方に片付けてしまいがちな、
ひな人形やクリスマスツリーといった季節ものを
取り出すのも一苦労ですよね。

「とりあえずちょっとだけ置いておこうか」


という時に、空いてるスペースがあると
元あった場所に戻さず、置けてしまう場所に
無意識のうちに置いてしまう、という事もあります。

これらの結果、先程お伝えしたような状態になり、
どんどんモノが増えていきそれらを置く場所がさらに必要になり、


「うちの家は収納不足だから全然片付かない!」
という負のスパイラルに陥ってしまいます。


もちろん、モノが溢れることにより片付かないだけじゃなく、
無駄な出費を無意識のうちにしてしまっているわけなんです。

○管理しやすい収納とは?


人間は単純な生き物なので複雑になればなるほど、
脳がその情報を処理出来なくなっていってしまいます。

つまりモノが増えれば増えるほど、
管理能力が追いつかなくなってしまうというわけです。

それゆえ、まず大切なことは無駄にモノが増えていってしまうような
収納をつくらないということです。

そのためには、収納を床面積で考えないようにします。

収納を床面積で考えてしまうと...

どんどん収納スペースばかりが増え、

どんどんモノが置けるようになり、

どんどんモノを買ってしまうからです。

また、細かいモノをしまっておくことが多い1階に、
奥行きが深い収納を余計に沢山つくることも、
片付かない家をつくってしまう大きな原因となります。

なので、プリンターやPCなど
奥行きの必要なものをおく場所は予め決めて
その分の収納だけ確保すると良いでしょう。

1階には出来るだけ1つの場所に、
全てのモノが固まるように収納を配置し
壁面を最大限に使って、
奥行きがちょうどいい棚をつくることで
最も管理しやすい収納になるのではないでしょうか?

断捨離という言葉があるように
そもそも人間は複雑になればなるほど、
どんどん管理が出来なくなってしまいます。

要らないものや使わないものは
出来るだけ捨てるようにしたり、
買わないようにしなければいけません。


しかしながらモノを置ける場所を余計につくってしまうと、
誰しもが置けてしまうがゆえに
どんどんモノを買ってしまいます。

家が片付けやすいかどうかは、
家の大きさや収納の多さに比例するものでは決してなく、
いかに、管理しやすい収納をつくることが出来たのか?
ということに左右されます。


なので、床面積とコストばかり上がってしまう収納をつくらず、
管理しやすい収納をつくるようにしていただければと思います。

「頑張らなくても片付く家」を作るための秘訣  クローゼット

外出自粛が続いていますね。


家にいると、いつも以上に

「なんだかモノが多いなぁ」

「沢山のモノが散乱してるなぁ」


と、何かと気になってきますね。

更に今は、衣替えの季節...

「家の中を思い切って片づけよう!」

という気持ちになっている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、クローゼットについてご紹介したいと思います。

 
皆さんのお悩みに多いのが
「クローゼットの服収納」です。

ですが、これには二階がメインの服収納にも
一つの原因があると考えられます。

本来くつろぎの場である「一階リビング」には
脱いだ上着や畳む前の洗濯物...

脱衣室まわりには
まだ洗わない服などが積み重なってしまうのはありがちでね。


どうにかしたいと思ってはいても
いちいち二階にもって上がる時間と気力が無い!
というのが、本当のところです。

とはいえ、家の間取りはお片付けでは変えられません。

クローゼットのあり方一つとっても
世間一般の「家とはこうあるべき」という「型」が
今の時代に合わなくなってきているということですね。

だからこそ、まだ家を建築計画中のうちに
考えてもらいたい事がたくさんあるんです!

 
○1階がメインの収納!の2つのタイプ

① 一階ファミリークローゼットタイプ


【メリット】

動線がなにより楽!

一階に家族のすべての衣類が収納できるスペースがあれば、
先ほどの問題はあらかた解決!


毎日の着替えも、洗濯物をしまうのも楽々です。

【デメリット】

収納スペースが限られる...

問題点は、コストの面から考えて、

「一階の収納に、そんなにスペースが取れない」
という点です。

もし、コストを抑えるなら必要最小限のみで生きていく!
くらいの覚悟が必要かもしれません。


さらにこれが平屋なら「季節もの家電」とか
「シーズンオフの布団」なども入れたくなります。

それだけでさらに「衣類」収納スペースは激減します。


一番使いやすい理想の収納タイプであると同時に、
使いやすいからこそよく使う日常のアイテムがどんどん入り込み、
乱れやすくもあるこのタイプなんです。

「自分にとって本当に大切なモノ」

「いつか使うかもしれないモノ」

「空間をどう使うか?」

を見極める力と、ライフスタイルの変化に応じて工夫していく
「考える力」が大切になります。


② 日常クローゼット+その他

一階にファミリークローゼットが実現出来ない場合でも、
「服専用コーナー」を作っておくと
ずいぶんリビングがスッキリします。

例えば...

コートやカバンが散らかりがちならば
玄関からリビングに入る動線上に
専用の定位置を作ってあげる。
(目立たない場所なら壁面利用でも。)

洗面脱衣室の近くに
「脱いで、また明日着る服の一時置き場」を作ってあげる。
(お客様が通らない場所ならオープン棚でも◎)

などの工夫で、二階にしか行き場のない服の、
一時的な避難場所を作ってあげましょう。


昔から言われていますね...

定位置が無いから散らかるのです。

無駄と思える「一時置き」も上手く使えば
「楽に片付く流れ」を作り出してくれます。

ちょっとした「散らかり始め」の原因を
「家づくり」のプランで解消してあげるのも、
これからの長い人生をスッキリ快適に暮らす秘訣です。

「頑張らなくても片付く家」とは
あらゆる乱れの原因となる事を予想して、
先手を打ってプランに反映してもらう事で実現します!

窓の存在意義

「家づくり」を考えた際
必ず皆様気にされているのが『日当たり』と『風通り』です。

誰でも、日当たりや風通りのよい家がいいと思いますよね。


そこで大切なのが、窓です。


そこで今日は、窓についてご紹介します。

窓は、外からの"光"を室内に採り込むために
そして、外からの"風"を室内に採り込むために存在します。

この2つの機能を果たすために窓は存在しているのですが、
この2つの機能をしっかり果たしてもらうためには、
窓のつくり方を熟考する必要があります。

というのも、ただ単に窓をたくさんつくっただけで、
その機能がうまく果たせるわけではないからです。


むしろその機能を、
逆に殺してしまっているお家がたくさんあるし、
窓を多くつくればつくるほど、
無駄に建築コストがかさんでしまうだけだからです。

例えば、大きな窓をつくったとしても、
家の中が外から丸見えになってしまうとしたら、
そこにはカーテンを付けざるを得なくなってしまいますよね?
となると、カーテンが光を防いでしまうことになります。


また、その窓に防犯的に不安を感じてしまうとしたら、
そこにはシャッターを付けたくなってしまうし、
窓の向こうに障害物がなく風当たりが厳しそうだったり、
直射日光の厳しい日差しがたくさん入ってきそうだとしたら、
そこにはシャッターを付けたくなってしまいます。

そして、もしそのシャッターが、
ずっと閉められたままになってしまうとしたら?

当然、そこは壁があるのと同じなので、
そこに窓をつくった意味がなくなってしまう...
ということになります。

それゆえ、間取りを考える時には、
窓の機能を殺してしまうカーテンやシャッターを、
付けなくていいような窓の配置を考えなくてはいけません。


また、位置だけじゃなく、形やサイズ、
そして使用するガラスのことまで、
よく考えて設置していくようにします。

このように窓を考えていくと、
窓の本数を必要最小限に抑えることが出来ます!


そして、その結果、
窓にかかる建築コストを最小限に抑えることが出来るようになりますね。

また、カーテンを設置しなくていいように設計出来れば、
カーテン費用もいらなくなるので、
さらに建築コストを抑えることが出来ます。


○使えない窓をつくらないことによるさらなるメリット


・断熱性能が高くなる


窓が少なくなるということは、
イコール壁の数が多くなるということでもあります。

となると、窓よりも断熱性能に優れた断熱材が
施工される箇所がより多くなるということになります。

その結果、必然的に断熱性能は高くなる
という事です。

・収納力をよりアップさせやすくなる


窓が少なくなり、壁が多く出来るということは、
室内側も壁面積が増えるということになります。


となると、より収納を充実させることも可能です。


収納力は、いかに床面積を多くつくったか?
で決まるものではなく、
いかに壁面をうまく利用出来たか?
によって決まるものです。

それゆえ、収納をより充実させるためには、
収納の中によりたくさんの壁をつくってやり、
かつ天井までの高さを有効利用する必要があります。

また、収納だけでなく部屋にしても、
壁面をしっかりつくっておけば家具なども置きやすくなるし、
棚なども設置しやすくなり、
余った空間をより有効利用しやすくなりますね。

・外壁を汚れにくく出来る


窓が少なくなることによる3つ目のメリットは、
外壁の汚れも少なく出来るということです。

というのも、外壁の汚れの最大の原因は窓だからです。
窓の上に貯まった土ぼこりが、
雨によって垂れ流されることによって出来る垂れジミです。

外から見て窓が少ない家は、
汚れも目立ちにくい家ということでもあります。


つまり外観を長く美しく保ちやすくなるし、
もっと長い目で見た時、
外壁の塗り替えにかかるであろうメンテンンス費用も、
より少なく抑えることも出来るようになります。


 
窓のつくり方に工夫ができれば、
以上のようなメリットをもたらしてくれるようになります。

窓がたくさんあるから、
明るくて開放的な家になるわけではありません。


 
窓がたくさんあるから、
風通しがいい家になるわけでもありません。


 
逆に、窓が少ないから、
暗くて閉塞感のある家になるわけでもありませんし、
風通しが悪い家になるわけでもありません。

 
この事実をご理解いただき、

より少ないコストで、
よりいい家を建てていただければと思います。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。

家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続ける住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろうリフォーム費用...

少し考えただけでも、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。

これらを支払いながら
生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限りこれらの費用を総合的に抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。

また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していきたいですね。

家を建てることによって、大切なこれからの暮らしが
犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

たとえ、一生に一回しか出来ない、
夢と希望に満ちあふれた買い物であったとしてもです。

そこで今回は、資金計画に向けて
気を付けておきたいポイントをご紹介いたします。

 


○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。

ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。

長期間で支払うようになること、そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。

貯蓄がたくさんあったり
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済すみますね。

そうすれば、選べる住宅ローンのバリエーションも増えるのですが
自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら...?

「家づくり」にかける費用を、
現実的に考えていく必要があります。

ですが実際は、支払い能力以上の住宅ローン融資を受けたり、
フラット35を利用すれば、
年収の10倍近くの融資を受けることが出来たりします。

ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でですが。

銀行側から見ると、住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払いますよね?

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。


これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それして、いとも簡単に、
自分たちの支払い能力を超える住宅ローンを組んでしまいます。

そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?

あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

怖い話ではありますが、あり得ることです。

だからこそ「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る「家づくり」を行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。


しっかりとした資金計画を立てることで
今もこれからも豊かな暮らしを手に入れましょう。

「家づくり」の道のり  ~住宅検査について~

今日は「家づくり」の道のり最終回、「住宅検査」編です。

全ての新築住宅において...


「構造耐力上主要な部分等」にあった瑕疵(重大な欠陥)
については、新築受け渡しの日から10年間、
その瑕疵を補修するなどの義務を売り主・施工者が
負うことになりました。

建築中の住宅検査が義務付けられた背景には、
いつまでも改善されなかった
住宅業界の悪しき事情がいくつもあったのです。

例えば、設計通りの施工されているか...

工事の品質に問題がないか...

など、監理する立場の責任者が仕事をしていなかったり、
現場監督が若く経験不足な上に、
会社から教育を受けていないため、
簡単なチェックしかできていないなど
現場での問題が一つ。

それに加えて、確認検査機関や瑕疵保険の検査が
簡易的なものであるため、
実質的にはだれも検査していないような
状況になってしまっていたのです。

さらに、日本住宅性能表示基準が定められたことにより、
住宅の性能を比較する共通の物差しができました。

任意制度ですので、希望すれば
これに基づいた評価を受けることが可能になります。

次に、検査の流れです↓↓

検査の流れ


① 配筋検査

基礎に鉄筋の太さや配置などが
図面の通り適正に施されているかどうか
厳しい検査を行います。

②構造体検査


金具や柱などの適正な部材が図面通りに
配置・設置されているかどうかなど、
1つ1つすべて検査されます。

③外装下地検査

外装の下地の胴縁などが
適正に施されているかどうか検査します。

④完了検査

開口部や外壁から雨水の侵入がないか等、
最終的な確認をします。

このように、工務店、設計士、現場、お施主様に加えて
第三者のチェックを入れることで、


安心して住んでいただける住宅を提供しています。

「家づくり」の道のり  ~ベランダ防水工事~

今日は「ベランダ防水工事」編です。

○バルコニー・ベランダの防水工事の流れ

漏水が問題となることが多いですが、
その原因の一つとしてバルコニーの防水工事があげられます。

床面には下地材として構造用合板を施工しますが、
防水層を補強するため、
この構造用合板は二重張りにしたほうが良いそうです。

床は雨水が排水溝のほうへ流れるように
勾配をつけなければいけませんが、
その勾配は1/100以上です。

この勾配は、バルコニーの床面に
雨水がたまらないようにするために大事なものです。

床面から壁面の立ち上がりまで防水層を施工しますが、
最近のバルコニーの防水の多くは、FRP防水です。


次回はシリーズ最終回...
建築中の住宅検査についてお送りします。

「家づくり」の道のり  ~防水・外壁工事~

今日は、「防水・外壁工事」編です。

外壁工事(透湿防水シート)の工事の流れ

防水工事は家を長持ちさせるために
とても大切な工程になります。

透湿防水シートは、
構造用合板の上にタッカーで留めながら貼っていきます。

この透湿防水シートは、
外壁の仕上げ材の内側に侵入してきた雨水を
防ぐためのものです。

そこで大事なのは、シートの重ね代です。

重ね代は、100mm以上が基本ですが、シートそのものに
重ね代を何mmとするべきか記載されていることが多いので、
これを守るようにします。

通常、この透湿防水シートはロールになっていて、
横方向へぐるりと建物を巻いていくように貼っていきます。

なので、重ねる部分に水が入らないように、
下から順に、上側のシートを上に重ねるように貼っていきます。

建物の角の部分では、透湿防水シートで巻くように張り、
角部にシートの切れ目をもってこないようにします。

この部分の左右の重ね代は300mm以上とします。

さらにサッシ周りは、特により慎重で丁寧な施工が求められます。

防水テープを貼って隙間ができないようにします。


○外壁仕上げの建築工程

透湿防水シート施工の後、胴縁を施工していきます。

通気胴縁で通気層を確保し、壁内結露を抑制します!


そして、胴縁の上にサイディング材やガルバリウム鋼板などの外壁材を施工していきます。

バルコニー・ベランダ防水工事は、次回お届けします。

「家づくり」の道のり ~棟上げ~

今日は、棟上げ編です。


上棟式が行われる、家づくりの中でも
実際に家の形や大きさが実感できる、大きなイベントです。

「棟」(ムネ)とは、屋根の三角の一番上に使われる材料の事で、
子の材料を上げる事から、「棟上げ」と言われます。


棟上げでは、土台、柱、梁と施工していきます。


まず、1階部分の土台の上に柱を立てていきます。


少し建築の専門用語が出てきてしまいますが、
土台から2階の天井部にある軒桁まで通す柱が「通し柱」で、
土台から2階の床部にある胴差までの柱が「管柱」です。

この胴差から軒桁までの柱も管柱です。

ちなみに、柱の間にある細い柱のようなものは「間柱」といい、
柱の二つ割り程の寸法になります。

土台と柱は、ホールダウン金物やアンカーボルト
L字金物で緊結します。

サッシが入る位置には、窓の枠組みを作ります。


窓の上端の部分が「窓まぐさ」、下端の部分が「窓台」です。

そして、胴差や梁といった横架材で、
柱と柱を水平方向につないでいきます。

このとき、柱と梁は「羽子板ボルト」でしっかりと留めます。

1階では「仮筋交い」を設置しておきますが、
次の工程に進む前に、柱の垂直を確認して傾きを直し、
仮筋交いも調整しておきます。

次に、2階の構造用合板(剛床)を張っておいてから、
2階部分の胴差から軒桁までの管柱を設置していきます。

2階の柱を立てれば、桁や梁といった横架材で
柱を水平方向につないでいきます。

2階の天井部の梁から上に、
小屋束・母屋・垂木・火打ち梁・棟木、野地板
と設置していきます。

これらを小屋組といいます。

棟木まであげれば、上棟の完了です。

(※上記の工程は、現場によって異なることもあります。)


次回は、外壁工事・防水工事です!