結露対策は窓から

結露を防ぐのに大切なものの一つが窓です。


そこで今回は、窓について改めてご紹介いたします。

 
ペアガラスの一番の目的は、断熱効果を高めることです。


窓ガラス1枚隔てて外気の場合、
暖房をつけていても、ストーブを焚いていても、
窓ガラスを触るとすごく冷たいですよね。


これは、窓ガラスから熱がどんどん逃げているからです。


これをペアガラスにするとどうなるかというと、
従来の一枚ガラスに比べて、2倍の断熱効果があると言われています。

○ペアガラスの構造はどうなってる?


ペアガラスは、基本的に乾燥空気を充填させた2層のガラスでできています。


ペアガラスを検索すると、必ず出てくるのが、
「Low-Eガラス」です。


Low-Eガラスとは、通常のフロートガラスの片側表面に、
非常に薄い金属膜をコーティングしたガラスのことをいいます。


主な働きは、放射率を低く抑えることですが、
簡単に言うと放射しやすいと、熱を吸収しやすい、
ということです。


Low-Eガラスには、高断熱タイプと遮熱タイプがあります。

高断熱タイプは、冬期でも太陽エネルギーを多く透過するので、
室内は暖かくなります。

また、暖房設備から出る遠赤外線を反射するので、暖まった空気を
逃がさず暖房効率を高めます。


遮熱タイプは、夏期の強い太陽エネルギーをカットする一方、
高い外気温度を遮り冷房効果を高めます。

また、冬期は高断熱タイプと同様、室内の暖かさを外に逃がさず、
暖かいお部屋をつくります。

ともに断熱性能はほぼ同じなので、
窓の方角や気候風土に適したタイプを
選択するのが省エネ上手といえます。

○様々なペアガラス

・防犯ガラス + ペアガラス

・アルゴンガス入りペアガラス

・真空ガラス + アルゴンガス入りペアガラス

・真空ガラス + 防音ガラス

これらのペアガラスは、リフォームで付け替えることも可能です。

ただ、ペアガラスにすることによって、既存の網戸が使えなくなる
場合もあります。


また、100%結露しないわけではありません!

○ペアガラスでも結露する場合がある

新築で結露対策としてペアガラスにしたのに、どうして?
なんて方、いらっしゃいませんか?


ペアガラスでも、100%結露しないわけではありません。


「室温が10℃」で「湿度が60%」の場合、
1枚ガラスが0℃で結露するのに比べて
ペアガラスは-9℃で結露が発生するといわれています。


でも湿度が10%増えて、70%になった場合は
ペアガラスでも-3℃で結露します。

例えば、北側の部屋で換気されにくい状態だと、
換気が十分で日当たりのよい部屋より結露しやすいでしょう。

ガラスだけペアガラスで、枠はアルミサッシだと
サッシに結露が出来ることもあります。

結露を防ぐためには湿度が重要ですので、
室内の湿度を下げることがポイントになってきます。

一番の結露対策は、湿度の管理です。
冬場でも、湿気の溜まりやすい場所は換気や除湿に心掛けて、
湿度を管理してみましょう。

窓を考える

さて、今日は開口部である窓についてです。


窓などの「開口部」には、風や光、景観を取り入れる役割と
人やモノの出入り口としての役割があります。


「窓を沢山設置したい!」


というご要望もありますが、
現在の窓は高性能な分、高価です。


だからこそ、無駄な窓は作らずに
意図をもって設置することが重要です。

更に、窓は防犯の面でも重要で
建設後には変更するのは簡単ではありません。

家の間取りを決める際は、周囲の環境を確認しながら
門や建物、車庫、庭の配置を決めて
それに合わせて、窓の設置場所や数についても決めていきます。


採光は、南面に大きな窓をとるケースが一般的ですが、
必ずしも南面や大きな窓にこだわる必要はありません。

例えば、南北に長い土地だったならば、
東面から光を取り入れてもいいですね。

また、細長い敷地では、
中庭を囲む様な「コの字」形の建物にすると、
光や風がとり込みやすくなります。

逆に、窓を増やしすぎて壁が少なくなることで
家具が置きにくくなるというデメリットがあるので注意しましょう!

いざ間取りを決定する際には
実際に窓の開閉を想像してみたり
掃除についても頭に入れておくと良いですね。

収納の3つのポイント あれば良し?? ③

さて、今回は3つ目の収納ポイントについてご紹介します。

○大きさ

収納スペースは、大きさもポイントです。

大きすぎる収納は、デッドスペースができやすいのですが、
小さい収納ばかりだと
布団や季節家電などを置いておくことが出来ません。

そこで、まずは...

「どんなモノをしまっておきたいのか」
を考えて、適切な大きさの

大小揃った共有の収納スペースを作りましょう。

「狭くて入らない!」

「大きすぎた!」

といった、意味のない収納スペースを作らないことが大切です。

収納の3つのポイント あれば良し?? ②

今日は昨日の続き「収納」についてです。


○収納場所


「リビングで使うものが2階にある!」

「玄関に置いておきたいけど、場所がない。」
となってしまっては大変です。


これでは、片付かない家へ一直線。


そこで大切なのが、収納場所。

あるべき場所に片づけられるように収納を設置することで...
「これなら、楽に片づけられる!」
そんな家が完成します。

「片づけやすい家」を目指すなら、
まずはリビング収納を取り入れてみてもいいですね。


部屋をよりスッキリさせたいなら「リビングクローゼット」が◎


忘れがちな「掃除機」などの場所も確保しましょう。

最近では、自動掃除機の置き場所として
コンセント付きの隠し場所を作る方も増えています。


ライフスタイルに合った動線を意識して
より快適な収納場所を見つけましょう。

収納の3つのポイント あれば良し?? ①

さて、今日は収納スペースを作る際の
ポイントを3つご紹介します。

○収納量

「収納は沢山があった方がいい」
とも言いますが、その分家が狭くなってしまうのも事実。


かといって、むやみに減らせば
部屋に棚やタンスなどの家具を置くことで、
こちらも部屋が狭く感じてしまいます。

更に、家族構成によっても必要な量は大きく変わります。

「現在どれぐらいの量のモノがあるのか?」

「モノは減らせないのか?」

「今後はどのように変化するのか?」

をしっかりと考えて
ただ沢山の収納スペースを設置して
無駄になるスペースを作ってしまうのではなく、
適切な量の収納スペースを作ることが大切です。

古からの習慣、地鎮祭

地鎮祭は、工事の着工の際にする儀式ですが、
意外にその歴史や詳細については
知らない人が多いのではないでしょうか。 


そんな地鎮祭について詳しく調べてみました。


 
地鎮祭はその名の通り、
「地を鎮める、落ち着かせる」という意味。
また、「とこしずめのまつり」と読む場合もあります。

土木工事を行う際や建物を建てる際、
工事中の安全や建築物が
末永く建っていることを願う儀式ですね。


土地の守り神である産土大神、
地を守護する神である大地主大神、
土を守護する神である埴山姫大神をまつります。


その地鎮祭の歴史はとても古く、
弥生時代の高床式建物の柱から、
勾玉が出土した記録があります。

 
また、『日本書紀』に西暦690年に
藤原京を鎮め祭らせたという記述があります。

そんなに古くからの記録にあるとは驚きですね。


その藤原京などの歴史的建造物からは、
古代での地鎮祭で捧げられてきた品が数多く発掘されています。


当時はお金やガラス玉、金箔、水晶などの
貴重品が捧げられていました。

これらは土器に入れられ、
敷地の中央や四隅に掘った小さな穴に埋められました。


また、稲や麦、大豆など穀物も供えられていたようです。


 
現在の建築儀礼として広く普及していったのは、
江戸時代後半のことです。

江戸時代後半には民家の建築技術が向上し、
一般の庶民も家へのこだわりを持ち始めるようになりました。

家の方角や間取りが家族の吉凶を左右するという
「家相」の考え方が人々に広まるなど、
人々の家への関心が高まるとともに地鎮祭は定着し、
広まっていきました。


それでは、地鎮祭の内容について見てみましょう。

地鎮祭の祭場は一般的に土地の中央を使用します。

清浄な場所を示すための
斎竹(いみだけ、葉のついた青竹)を四隅に立て、
注連縄(しめなわ)を張ります。

その中央に神籬(ひもろぎ、榊に麻と紙垂をつけたもの)を立て、
そこに神様をお呼びします。

祭儀は、修祓(しゅばつ)

降神(こうしん、神さまをお招きする)

献饌(けんせん、神饌(しんせん)を供える)

祝詞奏上・散供(さんく)・地鎮行事(じちんぎょうじ)

玉串拝礼・撤饌(てっせん、神饌を下げる)

昇神(しょうしん、神さまをお送りする)というのが一般的です。


地鎮祭の歴史は長く、
日本人の自然や土地の神への深い信仰心が現れている儀式なのです。

 
家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

浴室換気が大切なのは...?

お風呂でゆっくり湯船につかりながら天井を見上げた時、
必ずそこにあるものといえば...?

そう、「換気扇」ですね。


お風呂に入った後、
いつも電源を入れているこの「換気扇」ですが、
実は快適なバスタイムを
保つのにとても重要な役割があります。


 
○浴室換気が大切な理由


浴室換気の重要性として、以下のようなものがあげられます。

① カビの発生を抑えられる

浴室はカビの発生しやすい場所、
換気扇をつけることで湿気のある空気を外に逃がし、
カビの発生を抑制する効果があります。

また、湿気を逃がすことで
お風呂場の湿気による家へのダメージも防ぐことができ、
結果的に木造住宅の寿命を長くすることにもつながります。

② 臭いが残らず、いつでも清潔に使用できる


お風呂場は毎日掃除をしていても、
抜け毛や石鹸カスが排水溝にたまり、
臭いが発生してしまうことがあります。


ですが、換気扇を回すことで、
臭いが発生してもすぐに外に汚れた空気を排出することができます。


○浴室換気は窓を閉めて行う

浴室のみならず、換気は「窓を閉めた状態で行う」ことが基本です。


窓を開けて喚起を行ってしまうと、
計画外の所から空気が出入りしてしまうため、
空気が部屋全体を循環しなかったり、
花粉などの外部の物質を室内に取り込んで
しまったりする可能性があります。

清潔で温かい浴室空間実現のために
そして、バスルームを長く清潔に使用するために
換気扇の正しい使い方を覚えておきましょう。

泥棒が狙う家?

先日、地方都市では「鍵をかけていなかった」ことが原因での
泥棒の被害が多いというものを目にしました。


鍵をかけていない...

毎日を安心して過ごしていくようにするためにも、
防犯対策を自分自身で万全にしておくことが、
「家づくり」では欠かせない要素となります。


「家づくり」における防犯対策に関しては
既にブログでも記載しましたが
改めてご紹介いたします。


あなたの思う、一軒家を思い浮かべてみてください...。


1階には何がありますか?

その裏側にまわると、何がありますか?


まずは、窓が思い浮かびませんでしたか?


一階に日当たりの良い場所に大きな窓...

その裏側には目線の高さに窓...

さらに、その近くには小窓...

その小窓には格子がついていますか?


これらは、ほぼ間違いなく
リビング・キッチン・トイレや浴室となっています。


2階はベランダに面していくつか窓があり、
そのうちのどれかが主寝室で、あとは子供部屋です。


そして、部屋とは高さがそろわない窓があれば、
そこが間違いなく階段というわけですね。


つまり、外から窓を見ただけで
ある程度間取りが分かってしまう家は多いです。

○意外と思い付かない防犯対策

では、玄関ドアを施錠をした上で
他にはどのような防犯対策が考えられるでしょうか?

防犯カメラ?

防犯フィルムを貼る?

敷地の塀を低くしてみる?
(塀を高くすると、隠れ場所になってしまいます)

このように、色々な対策をたてることはできますが
意外と思い浮かばないアイディアがあります。


それは、防犯性の高い家の形にするということです。

例えば...外観から大きな窓を一切なくした家などがありますね。


こうすることで、外から家の中を想像することが難しくなり、
防犯性能を高めることが出来ます。

「大きな窓が無くて大丈夫?」
「風通りや日当たりが悪くなりそう」


と感じるかもしれませんが
もちろん、その分窓がなくなるというわけではなく、
別の形で窓をつくることによって、
光や風の通り道はしっかりと確保しています。


また、外壁が塀の役割も同時に果たしてくれるため、
庭に掛けるコストを大幅にカットしてくれるというわけです。


とは言え...


「やっぱり窓は欲しい!」
「大きな窓やウッドデッキのあるリビングに憧れる」


という場合もありますね。

そんな時も

「勝手口はどこがいいか?」

「ベランダは必要か?」

など、ご希望の間取りに合わせた防犯対策もできますので
お気軽にご相談ください。

「おしゃれな家」の3つのポイント ③

今日は、ポイントの3つめのご紹介です。

 
③ 端正

「おしゃれな家」と言っても、
モダン、アメリカン、インダストリアル、ヴィンテージなど
様々な雰囲気の家がありますね。


では、外観では何に気を付けると良いのでしょうか?


実は、そのポイントが「整っているか」なんです。


整っている、つまり端正とも言いますね。

窓などを含めた、家のラインを水平、垂直に整えることによって
より洗練された印象になります。


一生に一度の「家づくり」ですので
「長く住める、安全な家」
「使い勝手の良い、暮らしやすい家」
であることが一番ですが
「自分らしい、おしゃれな家」
というのも捨てがたいですね。


まずは、基本的なポイントをおさえてみてください。


希望通りの家に一歩近づけるはずです!

「おしゃれな家」の3つのポイント ②

今日は昨日の続きです。


② 陰影を作る


色々な家の写真を観ていると、
とてもかっこよく、オシャレに見えませんか?

その秘密の一つがは『影』にあるんです。


例えば、家の写真を見てみると、
上からではなく、横や斜めから光があたっていませんか?


他にも、例えば間接照明を付けると
おしゃれな感じがしますよね?


これは、光と影ができ、陰影がつくことで、
部屋が立体的に見えるからです。


そして、照明器具以外にもその陰影をつける工夫ができます。


 
実はそれが「塗り壁」なんです。


塗り壁は、鏝(こて)や刷毛によって、模様がつけられています。


そうすることで、白い壁の中でも陰影が出来ますね。


しかもこの模様、職人さんの手で付けられるため
色々な種類があるんです。

(中には、模様を付けない方もいらっしゃいます)


実際に目で見てみたい!という方は
お気軽にご相談ください。

「おしゃれな家」の3つのポイント ①

一生に一度の「家づくり」

どうせなら、おしゃれな家にしたいと思うものですが
「具体的にどうしたらいいの?」

と、疑問をお持ちの方も多いかと思います。


そこで今回は、簡単な3つのポイントをご紹介したいと思います(o^―^o)


① 隠す

オシャレな家にしたいと思っても、
あまりオシャレにならないモノもありますね。

例えば雨どいやクーラーなどの設備などです。

そんな時は、隠すのが一番!


ポイントは色。

色を背面と揃えることで、
目立たなくすることが出来るんです。

意外と忘れがちなコンセントも
壁に近い色にしてみると良いですよ。


また、エアコンなど大きいものが気になる場合は
他に目立つインテリアを置いてあげることで
存在感を薄くすることが可能です。


例えば...


壁に何か飾ったり
デザイン性のある照明を取り付けたり
そうすることで、隠したいモノから
目線をそらすことが出来るんですね。

変化の時、古くなる建物や設備

今回は、古くなる建物や設備についてみていきます。

タイムリーな話題として、
2021年10月3日午後、和歌山県和歌山市松島で、
「水道橋」が崩落したという事件が起きました。

この水道橋の名前は「六十谷(むそた)水管橋」ですが、
1975年に設置、既に約46年経過しており
既に2015年に耐震化工事を行っていたり、
再来年まで耐用年数が持つと想定されていた中での
今回の事件は想定外であり、原因は、果たして老朽化なのか、
それとも別の問題なのかは不明です。


今後の動向が気になるところですが、
今回の和歌山県以外でも
同様の出来事が考えられるのではないかと
ニュースでも話題になっています。


建物自体、建物の設備の老朽化については、
「首都高速道路」も著名かと思われます。


こちらも「水道橋」同様に、
開通から約50年以上経過した箇所があり、
既に都の整備局は修繕作業を行っています。

「首都高」の正式名称は「首都高速道路」、
昭和23年(1953年)に慢性的な交通渋滞の緩和を目指し、
「首都高速道路に関する計画」から生まれた道路です。

構想当時は単に
1964年の東京オリンピック開催の為だけに作られたわけではないようです。


周辺の再開発で増え続ける新しい高層ビルディングの中に、
50年以上も立ち続けている「首都高」の雄姿は、
時代の変遷に耐えしのぐ、力強さと50年以上も耐久力があるという
日本の技術力の高さとも捉えられるのではないでしょうか?


日本の建築の用語に、
住宅業界の方であればご存じである、
「竣工」という言葉があります。

意味としては「住宅が完成する」という意味だけと思われがちですが、
「建物は住み続けることで完成に近づいていく」という考えも含まれています。


岐阜県の飛騨高山にある、
重要指定文化財「吉島家住宅」の事例のように、
柱や梁に塗られた滓漆(かすうるし)、当初は黄色等目立つ色調だったのが、
住む人が何代にもわたって乾拭きし続けたことで、
「飴色の光沢(拭き色)」が出てくる、、、

竣工とは完成ではなく、むしろ美しさの始まりという捉え方もあるようです。


上記のように、
単に建物が古くなると捉えるのではなく
「吉島家住宅」のように「竣工」、
完成ではなくむしろ美しさの始まり、


いくつもの時代を耐え抜いてきた力強さと
日本の技術力の高さの象徴というように
プラスに捉えられるのではないか、


建物や設備はそんな多面的な側面を秘めるものであるため、
今後の水道橋の原因究明の動向に注目です。

冷・暖房の電気代を抑える「シーリングファン」

先日の完成見学会で、シーリングファンについての
ご質問がありました。


シーリングファンとは...

吹抜けの天井によく見られる、プロペラのようなものですね。


では、このシーリングファン
何のためについているのでしょうか?

○シーリングファンの効果

シーリングファンは羽を回転し、
空気を攪拌(かくはん)させることによって、
部屋の空気を循環させてくれます。


室内の温度を均一化させるとともに、
冷暖房の効き目も上げてくれる効果が期待できます。


冷暖房にかかる費用は、電気代の中でも高く割合を占めるそうです。

省エネのためには、この冷暖房の費用を抑えることが必須と言えますが、
夏場も冬場も快適に過ごそうとすると、
エアコンに依存しがちな日本の住宅事情があります。


冷暖房をつけて快適に過ごしたいけれど、
高い冷暖房費は何とか抑えたい。


このようなお悩みを抱えている方は多いかと思います。


そのような方におすすめなのが、シーリングファンです。


シーリングファンと同じような効果を持つものとしては、
サーキュレーターや扇風機があげられますが、
これらは床に置くため場所をとってしまいます。


しかし、シーリングファンは天井に取り付けるため、
場所をとることがありません。

また、見た目もオシャレなのでインテリアとしても活躍が期待できます。

○シーリングファンを設置するにあたって気を付けたい事


シーリングファンは重さのあるものなので、
取り付ける際には天井の強度が必要になります。


また、十分な高さがないと効果が期待できないため、
設計の段階で天井を高くする必要があります。

○シーリングファンのある快適な部屋を叶える


これからお家を建てようとお考えの場合、
注文住宅ならシーリングファンの施工を考えた設計が可能です。


快適さとオシャレさを併せ持つ、
シーリングファンのあるお家についてご興味のある方は、
弊社まで是非ご相談ください。

火災保険ってどんな保険?

家を買う際に必ず必要となる「火災保険」

今日は、この火災保険についてのご紹介です。

住宅を購入・新築する際は、火災保険に加入するのが一般的です。

「火災保険」という名称のためか、
「火災に関しての保険」と認識されている場合が多いのですが、
火災保険の保障は、様々なものがあります。


<主な保証の内容は、こんなにある!>

災害

火災・水害・風災・落雷・破裂・爆発・ひょう災・雪害など


残存物取片付け費用

災害や事故による残存物を取り片づける費用


諸費用

保険金支払い事由発生時の
臨時費用・被災時の見舞金・損害防止費用など


事故

排水管事故による水濡れ、
予測できない突発的な事故による家財の破損など


盗難

家に侵入する際に破損した窓ガラスや鍵などの補償や、
場合によっては現金被害も対象


個人賠償責任

日常生活、もしくは住宅の所有・使用・管理に起因する事故で、
本人または家族が他人にけがをさせたり、他人の物を壊したりして
法律上の損害賠償責任負った場合の補償

<防火対策が十分だと、火災保険は最低限でいい?>


火災保険については、防火対策をしていれば、
最低限でいいという方もいらっしゃいます。


ただ、交通事故などと同じく、
もらい火による火災という場合もありますね。


このような不可抗力による火災や自然災害に備えることができる、
というのが大きな意義だと言えると思います。

<火災保険:建物の保証と家財の保証>


火災保険は、建物と家財と別々に加入します。


建物だけ保険に加入し、家財は未加入という選択もできますが、
家財保険は家電や家具だけではなく、
衣類やデジカメなどの電化製品も対象にできます。


もし、火災や水害などですべて買い替えとなったら?
家財保険の保険料は安いものなのかもしれません。


まとめ

家を取り巻くリスクを洗い出し、自分たちにはどんな
が必要か線引きすることで、不必要な補償を把握することが大切です。


補償が手厚いほど、費用もかさみます。


また、保険会社によって商品(保険内容)に
大きく違いがあったり、加入の条件があったりするようです。


最近は、自分で必要な補償だけ選べる
カスタマイズ型の保険も沢山あります。


お住いの地域の環境(台風が良く来る、大雪が多い、など)も
参考にしながら、重要度の低い補償は見直してみましょう。

台風への備え

10月に入りますが、まだまだ台風シーズンです。
油断はできませんね。

そこで今回は、風水害時の備えについてご紹介します。


暴風の影響で、家そのものにも大きな被害を受ける場合があります。

その対策として、家やその周辺をチェックし
不要なものはきちんと片づけておきましょう!


また、備蓄品も忘れずに準備します。

① 物干し竿、アンテナは外す

風が強くなる前に、外のものは家に入れるようにしましょう。

アンテナも出来れば、外しておくと安心です。


② 窓ガラス

万が一モノが当たって窓ガラスが割れた時の場合を考えて
ガラスが飛散しない様工夫しましょう。

飛散防止フィルムを張ったり、
最近では養生テープを窓に「米」の字に張ったりしますね。
用意できなかった際にはカーテンを閉めておくのも方法の一つです!


③ 停電時の気温調節

風や雨で窓を閉め切った上、停電が起こってしまったら...
乾電池式の扇風機などを用意しておきましょう。

④ 飲料水、生活用水の確保

断水する場合もあるため水を確保します。

飲料水はもちろんですが、生活用水も必要なため
バスタブに水を張っておくと良いでしょう。


スーパーやコンビニなども閉まる可能性があるので
食料品も含めて備蓄しておくようにしましょう!


⑤ 外には出ない

実際台風が来たら?
水路にゴミが溢れていると水が流れずに危険です。


雨が降り出してから見に行くのはやめましょう。


また、道路に溜まった水は濁っており
マンホールのふたなどが空いている場合にも
気が付くことが出来ません。


マンホールや用水路への落下の危険があるため
どうしても外を歩く必要がある場合は
棒などで足元を確認しながら進みましょう!

常に予報をチェックして、
なるべく早く準備をしたり、
常に備えておくと安心ですね。

日本に欠かせない技術

日本に家を建てるときに必ず考えないといけないこと

それは地震対策です。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に
震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した
予測地図を公開しています。


そこで、実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?
安全性の目標として以下の考え方があります。

①「人命を守る」

建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの点灯を防ぐ、火災の発生を防ぐ

②「財産・資産を守る」

個人・企業などが自ら保有する財産や資産を

地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」

建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ

上記の安全性の目標を達成するために、

現在では様々な耐震技術があります。

代表的な耐震技術として、

地震の揺れを耐える「耐震構造」

地震時の揺れを抑える「制震構造」

地震の揺れを伝えさせない「免震構造」

の3種類があります。

今回はこの3種類の違いを話します。


まずは制震構造です。

「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に
配置することで建物の揺れを抑える工法です。
超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です。

構造の特性上、地震の揺れが建物に伝わる為、
土地の形状によっては建ぺい率ギリギリで、
家を建てることができない場合もあります。


次に免震構造です。

「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、
免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。
つまり住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動くという、
地震対策としては理想的な工法です。


ただし、浮いている状態であるため風の影響を受けやすかったり、
他の構造に比べコストがかかりやすい等のデメリットもあります。


最後に耐震構造です。

「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、
地震の力に耐える工法です。

建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に
耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

注意点としては、建物を固定し強度を高めていますが、
実際に大きな地震を受ける度に固定がゆるみなどが発生し、
建物が痛んでしまうことがあります。


以上が耐震技術の説明となります。
どの構造が良い、悪いではありません。

地域や建てたい家、予算など様々な要因から
選ぶのがベストだと思います。


弊社では、耐震+制震構造を標準仕様にしてます。

工法を組み合わせる事で、それぞれの構造の長所をいかし、

それぞれの短所を補うベストな構造です。


今回は大切なものを守る技術を知っていただけたと思います。
今後の家づくりにお役立ちいただけましたでしょうか。

未来に続く自然のエネルギー

最近は、テレビでSDGsの関連した番組が多くなり、

それぞれの身の回りでも
身近な活動になってきたのではないでしょうか。


世界で電力を使えない人が7億8900万人もいるという事を
皆さん、ご存じでしたでしょうか。

私は正直、驚きを隠せませんでした。

SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目に
エネルギーをみんなに。そしてクリーンに、というのがあります。


抜粋すると・・・


2030年までに、誰もが、安い値段で、安定的で、
現代的なエネルギーを使えるようにする。

2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。
などなど、、、。

そこで、今、世界中で注目されているのが、
「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」
再生可能エネルギーです。

再生可能エネルギーの大きな特徴は2つ。

1、エネルギー資源が枯渇しないこと

2、温室効果ガスを排出しないこと


様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、
今回は、自然エネルギーの利用法の2つをご紹介します。

【パッシブエネルギー】

建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用した
パッシブシステムと呼ばれる方法です。


ゴーヤーの緑のカーテンを作ったり、南側に庇(ひさし)をつけたり、
北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。


エアコン等の電気で温度調整するのではなく、
自然の力で、空間を快適に保つ方法のことをさします。

【アクティブシステム】

機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。

太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあります。

エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、
消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。


エネファームは電気をガスから発生させるシステムで
導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、
お湯も作ってくれるので、非常に効率はよいシステムです。

機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げ
二酸化炭素を抑制でき、持続可能性を高めることができます。


再生可能エネルギーの普及は大きな課題もあります。
導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに
自然環境に影響をうけてしまうという事もあります。


しかし、これからの家づくりには、
世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが
どんどん主流になっていくのではないでしょうか。

家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

注文住宅完成までのスケジュール

注文住宅は、「家づくり」スタートからお引渡しまで
数カ月を必要とします。

(着工待ちなど、更に時間を要することもあります。)


着工してからは5カ月前後完成となります。

では、その流れを確認してみましょう。

 
家造り相談会や勉強会

資金計画やFP相談

土地相談

→土地がある場合

住宅を建築するための土地を既に所有している場合は、
ハウスメーカーなどの建築会社と建築工事請負契約を交わし、
契約時に定めたスケジュールに合わせて、中間金※等を支払ったり、
住宅ローンの契約および
決済の手続きを行ったりしていくことになります。


中間金とは、建築工事請負契約時に支払う着工金とは別に、
契約後に建築費用の一部を支払う金額のことです。

工事中に支払う金額で、完成後に支払う最終決済とは異なります。
また、支払いの時期は契約によって異なります。
現金で用意できない場合は
つなぎ融資※※の利用を検討する必要もあります。


→土地がない場合


住宅を建築するための土地を所有していない場合は、
まず土地の購入を行います。

土地の購入代金が、現金で準備ができない場合は、
つなぎ融資※※を受けて、建物の着工スタートまでには
土地への支払いは完了させておく必要があります。

※※
つなぎ融資は、住宅が完成するまでの短期間
無担保で融資を受けることのできる商品です。

住宅ローンは、原則として完成した住宅を担保に融資されることになるため、
住宅が未完成の間は、融資を受けることができません。
無担保融資であるために、住宅ローンの金利水準よりも
高めの金利水準であることを知っておきましょう。


 
(例)

土地の購入および登記手続き(手付金/購入代金/つなぎ融資手続き)

    ↓

建物建築工事請負契約(着工金/住宅ローン仮審査)

    ↓

中間金支払い(契約によってはない場合もある)

    ↓

金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)

    ↓

完成引渡し(住宅ローン実行/つなぎ融資返済/残代金支払い/登記手続き)


土地の中には、「フリープラン」等とうたう

建築条件付き土地というものもあります。


これは、土地購入後、数カ月以内に売主または売主の指定する
建設業者との間で建築請負契約を結ぶことを条件とした土地です。

この形態で販売される土地は、土地の売買契約だけでなく
同時に建築工事請負契約を締結することになるのですが、
自由に設計プランを考えられる余地が少なかった等、
当事者間の意思相違が発生しているケースも多いので、
契約は慎重に行いましょう。

完成見学会やOB宅見学

住宅ローンの事前審査

プランニング申込

請負契約

プラン確定に向けての打ち合わせ

地盤調査・敷地測量

地鎮祭

仕様決め①(ショールームの紹介など)

確認申請

仕様決め②(電気図の提示・設備差額費用などの提示)

仕様決め③(電気図面や内装等の決定)

仕様決め④(クロス等の最終決定・設計契約からの金額の増減確認)

着工

中間打ち合わせ

最終検査

お引き渡し

「よくわからない!」
「もっと詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

完成見学会でも、様々な質問を承っております。
参加ご希望の方は、お早めにご予約下さい。

新築住宅ならこだわりたい、柱の種類の話

「自然素材の家を建てたい!」
「家族の健康を大切にしたい!」

ならば、自然素材住宅を選ばれると思います。

ですが、自然素材と一緒によく出てくる「無垢材」というキーワード。

無垢材って何?という方も多いのではないでしょう?


そこで今回は、柱の種類についてご紹介します。


○柱には、無垢材と集成材がある

柱には、無垢材と集成材があります。

無垢材とは、合板や集成材ではなく、使用する形状で
丸太から切り出した木材のことです。


無垢には芯持ち材と芯去り材とがあり、
中心をとったものと、中心を避けたものがあります。


割れやひびなどが入りやすいのですが、天然木本来の風合いを持ち、
室内の湿度を調整する働きもあります。

接着剤を用いてないこともメリットの1つです。

また、柱のひびが四方八方に広がるのを防ぐために
古くから施されてきた「背割り」という技法が使われているのは
無垢材ならではの処置です。

一方、集成材とは、厚さ25~50mmの木材の板を層状に接着して
ブロック材にしたものです。

任意の大きさにすることが可能で、アーチなど湾曲した形状にもできます。

節・割れなどがなく、乾燥済みのため
白アリにも強く、狂いも少ないのがメリットです。

○無垢材を使う際のポイント

無垢材は、天然素材ゆえに完全に乾かすのが難しいといわれます。


完全に乾いていないと、強度の面でも集成材に劣りますし、
白アリに対する心配も出てきます。


しかし、特別な方法で完全に乾燥させた無垢材は、集成材よりも強く、
接着剤を用いていないので健康面でも安心できます。


見せるための柱や梁にしたい、天然素材を使いたい、など、
無垢材を構造(柱)に用いるのであれば、質にも十分にこだわりたいですね。

○近年、集成材が普及した理由とは?


集成材の長所は、バラつきの少ない安定した強さと
品質を保証できるところです。


無垢材は変形して柱が歪んでしまい、
クロスに裂け目できてしまうことがあります。


それを防ぐために、内壁全体に胴縁を施工する必要があります。


昔は柱も歪むのは当たり前でしたが、
軽量鉄骨住宅の普及で、それが許されなくなってきたのです。


集成材は歪みが相殺されるように張り合わされており、
また、強度低下となる欠点部分を取り除いています。


欠点は接着剤を用いているところですが、最近は接着剤でもより安全な
イソシアネート系の接着剤が普及してきています。

接着剤の耐久性について問題視する意見もありますが、
集成材の柱がバラバラになって家が倒れた、
などという話は全く聞きません。

新築住宅の種類について

新築住宅を購入する場合...

住宅には大きく分けて2つの種類があます。
「建売住宅」と「注文住宅」のですね。

今回は、このふたつについてのご紹介です!

自分にとってどちらの建物が適しているのかを
確認してみてください。

 
1.建売住宅


建売住宅とは、モデルルームや完成している建物を見学して
気に入った物件に申し込み、契約後に引き渡しを受けることです。

・建売住宅のメリット

〇 住宅の間取りや設備などが決められているため、購入価格は明確

〇 完成しているので実物もチェックできる

〇 建物と一緒に土地もセットで購入できる

〇 出来上がっている建物を購入するため、短期間で入居できる

マイホームを買う時に「できるだけ手間・時間をかけずに、価格も抑えたい」
と考えている人にお勧めです。

・建売住宅のデメリット

〇 ライフスタイルを家に合わせる必要がある

〇 同じ分譲地内で同じような外観の家が並ぶかも...

〇 構造や壁の内部などを確認することはできない


 
2.注文住宅

注文住宅とは、建築士やハウスメーカーなどに設計を依頼し
施工会社に建築してもらう家のことです。


設計士と施工を同じ会社にまとめて依頼する方法もあれば、
設計と施工管理を建築事務所に委託して、
実際の施工は地元の工務店などに発注する手法もあります。

・注文住宅のメリット

〇 自由に企画・設計ができる

(大手のハウスメーカーの場合...
建物のデザインや構造がパターン化されているため、
同じような見栄えになってしまうことも)

〇 施工の過程を細かくチェックできる

・注文住宅のデメリット

〇 仕上がりのイメージがしづらい

〇 土地の購入と注文住宅の建築を同時に進めなければいけない

以上のことを踏まえて、検討してみてください。