子供部屋づくりで気を付けたいこと

だいぶ秋も深まり、近くの山の紅葉も
終わりに近づいてきました。


木々の葉が落ちるとグッと寂しくなります。

冬の準備を早めに進めていきたいですね。

 


さて、今回は・・・
【 子供部屋づくりで気を付けたこと 】です。


「子どもの頃、自分だけの部屋が欲しかった」完成チラシ④.jpg

「1つの部屋を姉妹で共有し、机を並べて勉強したり、
 ダブルベッドで寝たりと、楽しく過ごしている
 友達が羨ましかった」

などの体験をもとに、子どもの頃に欲しかった
部屋を自分の子どもに与えようとする親御さん、
身近にもいませんか?


より良い環境を与えたいという優しさだとは
思いますが、主役が『子ども』ではなく
『自分』になっているのは問題ですよね。

 

子ども部屋については、

・そもそも、子どもに専用の個室は必要なのか

・どれくらいの広さが適切か

・同性は同室にした方が良いか

など、さまざまな疑問が出ています。


これらは、プロでも意見が分かれるほど難しい問題です。
なぜなら、子どもの個性によって正解が違うからです。


ですから、子ども部屋を設ける際は、

「この子にはどんな部屋が適切だろうか」

と、それぞれを主役にして考えてみてください。

 

その際、一つだけ意識してほしいことがあります。workswatanabe5.png
それは、あまりに快適すぎる部屋は
与えない方が良いということです。

勉強も遊びも睡眠も(家庭によっては食事も!)
自室で完結できる場合、家族と共有スペースで
過ごす必要がなくなります。

すると、家族とのコミュニケーションが減り、
『家族』から『同居人』になってしまいます。

 

また、学業を終えて収入を得られるようになっても、
「快適だから、自分だけの住処を探す必要はない」
と、自立心が育たないことがあります。


もちろん、就職後も実家で暮らすのは
悪いことではありません。

ただ、家賃や食費などの負担をさせず、
全くの無償で住まわせるのは良いこととは言えません。

楽な環境を与えられた子どもは、
精神的にも経済的にも自立する気概が
育ちませんからね。

 

悲しいことに、家族とより幸せに暮らすために
つくったはずの家が、子どもをダメにする家
になった事例はあります。

10年後、20年後の家族の姿を想像しながら
より良い家づくりを目指したいですね。


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