工事請負契約時に確認する書類は何? ③

今日は、昨日の続きからです。


契約書にサインする前にチェックする書類、
今回は、最後に見積書、設計図についてあげていきます。

(前回の続き)

その3.見積書について

見積書は、工事項目、形状寸法、数量、単価などが
細かく記載されています。


より詳細に見積もってもらうと
追加変更の場合にもそれぞれの金額が明瞭なので、
トラブルになりにくいでしょう。


その4.設計図・仕様書について


契約図面として工事請負契約書に添付される図面は
実施設計図で、ここで表しきれなかったものは、
仕様書に記載されます。


設計図や仕様書は、見積もりの明細と食い違いがないか、
しっかり確認しておきましょう。


→設計図の記載内容は?

設計図は、大きく3つの目的のために作成されます。

①発注者と請負者の相違がないようにするため。

②建築確認の申請に必要だから。

③工事現場に工事内容を伝えるため。

その内容は、15~30項目にわたり、細かく記載されています。

一例をあげてみます。

1.敷地調査報告書

2.特記仕様書

3.設計概要書

4.仕上表

5.配置図

6.平面図

7.屋根伏図

8.立面図

9.断面図

10.矩計図(かなばかりず)

11.平面詳細図

12.展開図

13.天井伏図

14.建具リスト

15.階段詳細図

16.部分詳細図

17.家具図

18.地盤調査報告書

19.基礎伏図

20.1階床伏図(土台伏図)

21.各階床伏図(梁伏図)

22.小屋伏図

23.軸組図

24.基礎詳細図

25.構造基準図

26.金物位置図

27.金物リスト

28.壁量計算書

29.構造計算書(仕様規定で対応の場合は無し)

30.外部給排水設備図

31.設備位置図

32.照明器具リスト

33.電気配線図

34.給排水設備配管図

35.住設機器図

36.外構図

見積書と照らし合わせてチェックするのは大変ですが、
一生に一度の大きな買い物です。


しっかりチェックしていきましょう。

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