新築住宅ならこだわりたい、柱の種類の話

「自然素材の家を建てたい!」
「家族の健康を大切にしたい!」

ならば、自然素材住宅を選ばれると思います。

ですが、自然素材と一緒によく出てくる「無垢材」というキーワード。

無垢材って何?という方も多いのではないでしょう?


そこで今回は、柱の種類についてご紹介します。


○柱には、無垢材と集成材がある

柱には、無垢材と集成材があります。

無垢材とは、合板や集成材ではなく、使用する形状で
丸太から切り出した木材のことです。


無垢には芯持ち材と芯去り材とがあり、
中心をとったものと、中心を避けたものがあります。


割れやひびなどが入りやすいのですが、天然木本来の風合いを持ち、
室内の湿度を調整する働きもあります。

接着剤を用いてないこともメリットの1つです。

また、柱のひびが四方八方に広がるのを防ぐために
古くから施されてきた「背割り」という技法が使われているのは
無垢材ならではの処置です。

一方、集成材とは、厚さ25~50mmの木材の板を層状に接着して
ブロック材にしたものです。

任意の大きさにすることが可能で、アーチなど湾曲した形状にもできます。

節・割れなどがなく、乾燥済みのため
白アリにも強く、狂いも少ないのがメリットです。

○無垢材を使う際のポイント

無垢材は、天然素材ゆえに完全に乾かすのが難しいといわれます。


完全に乾いていないと、強度の面でも集成材に劣りますし、
白アリに対する心配も出てきます。


しかし、特別な方法で完全に乾燥させた無垢材は、集成材よりも強く、
接着剤を用いていないので健康面でも安心できます。


見せるための柱や梁にしたい、天然素材を使いたい、など、
無垢材を構造(柱)に用いるのであれば、質にも十分にこだわりたいですね。

○近年、集成材が普及した理由とは?


集成材の長所は、バラつきの少ない安定した強さと
品質を保証できるところです。


無垢材は変形して柱が歪んでしまい、
クロスに裂け目できてしまうことがあります。


それを防ぐために、内壁全体に胴縁を施工する必要があります。


昔は柱も歪むのは当たり前でしたが、
軽量鉄骨住宅の普及で、それが許されなくなってきたのです。


集成材は歪みが相殺されるように張り合わされており、
また、強度低下となる欠点部分を取り除いています。


欠点は接着剤を用いているところですが、最近は接着剤でもより安全な
イソシアネート系の接着剤が普及してきています。

接着剤の耐久性について問題視する意見もありますが、
集成材の柱がバラバラになって家が倒れた、
などという話は全く聞きません。

新築住宅の種類について

新築住宅を購入する場合...

住宅には大きく分けて2つの種類があます。
「建売住宅」と「注文住宅」のですね。

今回は、このふたつについてのご紹介です!

自分にとってどちらの建物が適しているのかを
確認してみてください。

 
1.建売住宅


建売住宅とは、モデルルームや完成している建物を見学して
気に入った物件に申し込み、契約後に引き渡しを受けることです。

・建売住宅のメリット

〇 住宅の間取りや設備などが決められているため、購入価格は明確

〇 完成しているので実物もチェックできる

〇 建物と一緒に土地もセットで購入できる

〇 出来上がっている建物を購入するため、短期間で入居できる

マイホームを買う時に「できるだけ手間・時間をかけずに、価格も抑えたい」
と考えている人にお勧めです。

・建売住宅のデメリット

〇 ライフスタイルを家に合わせる必要がある

〇 同じ分譲地内で同じような外観の家が並ぶかも...

〇 構造や壁の内部などを確認することはできない


 
2.注文住宅

注文住宅とは、建築士やハウスメーカーなどに設計を依頼し
施工会社に建築してもらう家のことです。


設計士と施工を同じ会社にまとめて依頼する方法もあれば、
設計と施工管理を建築事務所に委託して、
実際の施工は地元の工務店などに発注する手法もあります。

・注文住宅のメリット

〇 自由に企画・設計ができる

(大手のハウスメーカーの場合...
建物のデザインや構造がパターン化されているため、
同じような見栄えになってしまうことも)

〇 施工の過程を細かくチェックできる

・注文住宅のデメリット

〇 仕上がりのイメージがしづらい

〇 土地の購入と注文住宅の建築を同時に進めなければいけない

以上のことを踏まえて、検討してみてください。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。


そこで今回は、住宅ローンの現実についてご紹介です。

 
家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続けることになる住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろう増改築費用...

ざっと考えて、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。


生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限り、総合的にこれらの費用が抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。


というのも...

今後の日本は高齢化が進んでいくことから、
税や社会保険などの負担がどんどん上がっていき、
給料の手取り金額が下がっていくと言われています。

かつ、年金の受給金額が下がることや、
年金の受給年齢が引き上げられることが予想されますね。


そんな中、子どもたちを育てていくとなれば、
子どもたちにかかってくる負担も年々大きくなっていきます。


また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していく必要があります。


長期休みの時には、
家族そろって旅行にだって行きたいですよね?


家を建てることによって、
これらが犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。


ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。


長期間で支払うようになること、
そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。


貯蓄がたくさんあるとか、
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済みます。

また、選べる住宅ローンのバリエーションも増えますね。

ですが、もし自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら、
そもそも「家づくり」にかける費用を、
シビアに考えていく必要があります。


しかし、現実はあなたの支払い能力以上の
住宅ローン融資を受けることも出来ます。


ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でです。

銀行側から見ると、
住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払ってくれる借金だからです。

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。

これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それゆえ、いとも簡単に、
自分たちのキャパを超える住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、
なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?


あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

決して豊かな暮らしを続けていくことなんて出来ないですよね?

ですから、「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る家づくりを行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。

知ってトクする住宅の歴史

今回は、江戸時代から現代までの暮らしの変化を見ていきたいと思います。
 

・江戸時代
日本人の大半が農民で、小屋や納屋に住んでおり、広さは1間が一般的でした。

また、武士は武家屋敷という書院造を基本とした住宅に住んでいました。
書院造とは、一般的に商事や襖、棚や床の間のある座敷のことです。

しかし、当時の8割が農民であったため、大半の庶民が家を持てる時代ではなかったのです。

 

・明治時代
開国により国外からの移住者が増加したこともあり、徐々に西洋の文化が普及していきました。

国民の仕事が農業から商業に変化したり、食文化も洋風のものになったりと、生活様式の西洋化が連鎖的に起きていきました。

建築技術においても西洋の技術を取り入れていき、絨毯を敷いた応接間などをはじめとした洋風の住宅が広まるようになりました。

 

・大正時代
住宅の構造にも変化が起こりました。

あの関東大震災が起こったためです。

関東大震災を境に、住宅構造の見直しが早急に行われました。

今でこそ耐震等級3が標準搭載されていますが、当時はそのようなものもありませんでした。
そんな背景もあり、当時の人たちは鉄筋コンクリートに目をつけ、鉄筋コンクリート住宅が続々と増えていきました。

 

・昭和時代
茶の間を中心とした畳の生活と、絨毯がひかれソファが置かれた洋間が両立している住宅が流行りました。

新しさと古さ、西洋の住宅様式と日本古来の住宅様式の融合をコンセプトにつくられた住宅が多かったようです。

いわゆる和洋折衷建築という和風建築と洋風建築の要素を、意図的に取り入れた住宅になります。

また、日本古来の住宅の設備にはなかった「廊下」も、このころに新しくが追加されました。

従来では部屋同士が接しているため、特定の部屋に行くためには別の部屋を通っていく必要がありました。

そこに新しく「廊下」が加わることで、別の部屋を通っていく必要がなくなり、プライバシーを尊重することができるようになりました。

このようにして、少しずつ、でも確実にくらしが変わってきたのです。

さらにこのころには、高度経済成長を迎えたということもあり、マイホームを建てる人が急増しました。

 

・現代
現代の住宅では、ただ住めればいいという住宅から、
賢く、快適で、安全に住める住宅に、現在進行形で変化しているのです。

自然素材を使った健康住宅
ライフスタイルに合わせた間取り
耐震
制震
断熱
通気工法

より快適な生活に変わりつつあります。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。


そこで今回は、住宅ローンの現実についてご紹介です。

 
家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続けることになる住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろう増改築費用...

ざっと考えて、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。


生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限り、総合的にこれらの費用が抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。


というのも...

今後の日本は高齢化が進んでいくことから、
税や社会保険などの負担がどんどん上がっていき、
給料の手取り金額が下がっていくと言われています。

かつ、年金の受給金額が下がることや、
年金の受給年齢が引き上げられることが予想されますね。


そんな中、子どもたちを育てていくとなれば、
子どもたちにかかってくる負担も年々大きくなっていきます。


また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していく必要があります。


長期休みの時には、
家族そろって旅行にだって行きたいですよね?


家を建てることによって、
これらが犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。


ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。


長期間で支払うようになること、
そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。


貯蓄がたくさんあるとか、
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済みます。

また、選べる住宅ローンのバリエーションも増えますね。

ですが、もし自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら、
そもそも「家づくり」にかける費用を、
シビアに考えていく必要があります。


しかし、現実はあなたの支払い能力以上の
住宅ローン融資を受けることも出来ます。


ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でです。

銀行側から見ると、
住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払ってくれる借金だからです。

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。

これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それゆえ、いとも簡単に、
自分たちのキャパを超える住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、
なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?


あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

決して豊かな暮らしを続けていくことなんて出来ないですよね?

ですから、「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る家づくりを行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。

土地を購入するときの手順 ②

今日は、昨日の続きからです。


 
土地の売買契約から建築許可がおりるまで

○土地の売買契約

まずは買付!


◆買付証明書とは?
気に入った土地が見つかって、その土地を購入したい場合、
不動産会社に買付(かいつけ)を入れてくださいと言われます。


買付とは、買付証明書(かいつけしょうめいしょ)のことで、
「●●万円でこの土地を買います」という書面です。


というのは、不動産の場合金額が大きいことと、
売主にとっては、どんな素性の人が購入意思をしてしているのか知りたいからです。


◆買付証明書の内容は?
買付証明書の中には、必ず書く項目があります。


たとえば、この土地を●●万円で買いたいという、
買受の申し込みを売主に対してするわけですが、
それに対して、売主が有効期限内に承諾をすることで、
契約の準備が整った状態となります。


◆値段交渉がある場合

例えば、土地を値切るとき、●●万円になれば買いますという場合は、
その買付証明の金額に希望の金額を書きます。


売主が、承諾してくれれば交渉成立ですし、
承諾してくれなければ、不成立となります。


◆買付証明書の効力

次に買付証明書の効力についてですが、
買付証明書に絶対的な効力はありません。


民法上では、買主からの申込みと売主の承諾で契約は成立するのですが、
不動産に関しては、例外を除き、その性質上契約書が必要となります。


また、不動産業者が居る場合は、重要事項説明をしてからの契約となります。
ですから、買付証明書を書いたり売主が承諾をした時点では、
まだ契約は成立しておらず、拘束力は発生しません。


しかしながら、トラブルを避けるためにも、
買付証明書を書くときは、
売主が承諾すれば契約するという意思をもって書くようにしましょう。

◆契約を結ぶ

売買契約の締結前に宅地建物取引士より重要事項の説明を受けます。
契約締結と同時に売主へ手付金を支払い、
仲介業者に対しては仲介手数料の半金を支払います。


手付金は土地売買代金の10%程度のことが多いで進めが、
契約によって異なるので確認しましょう。


仲介手数料は、全額を決済時に支払う場合もあります。

また、土地購入代金にローンを利用する場合には、
売買契約締結後すみやかに申し込みをします。


○土地の決済


残金を支払って土地の引き渡しを受けます。


残金にローンの融資金を充てる場合には、
金融機関との間でローンの契約を結び、融資を実行してもらいます。


土地の引き渡しを受けるのと同時に、
所有権移転登記およびローンを借りた場合には
抵当権設定登記の申請手続きをします。


媒介業者に対しては媒介手数料の残りの半金を支払います。


○古家解体・整地作業


更地渡しを条件としなかった場合には、
土地の引き渡しを受けてから古家の解体工事や
整地作業をすることになります。


ただし、建築の依頼先がすでに決まっている場合には、
建築工事に合わせて古家の解体工事を任せることもできます。


更地渡しを契約条件とした場合には、
土地の引き渡し前に古家解体工事や整地作業が行なわれます。


○測量・地盤調査


実測図がなく、測量を売買契約の条件としなかった場合には、
あらためて敷地の測量が必要となります。


また、地盤の強度に合わせた適切な基礎を造るためには、
地盤の調査も必要です。


ただし、敷地測量や地盤調査を買主の費用負担としたときでも、
交渉により土地の引き渡し前に
これらを実施することができる場合もあります。


売買契約の条件が実測売買のとき、
または公簿売買でも測量を条件とした場合には、
土地の引き渡し前に測量が行なわれます。


○基礎工事開始


建築する建物の建築確認届が受理されれば
工事に着手することができます。


 
いかがでしたか?


 
土地を購入する際の参考にしていただければ幸いです。
「もっと詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

土地を購入するときの手順 ①

今日は、土地購入についてです。

(※購入する土地が宅地であることを前提とします。)


 
○住宅を建築できる条件を知っておこう


都市計画区域内の敷地では、建築基準法で認められた道路に
2m以上接していなければ建物を建築することができません。


これが「接道義務」といわれるものです。


そして建築基準法が定める道路は原則として幅員4m以上で、
これに足りない場合は「敷地のセットバック」が必要になります。


敷地が狭いうえにセットバックが必要になってしまうと、
建築計画に大きな影響がある場合がありますので、ご注意ください。


○建ぺい率と容積率を知っておこう


敷地面積に対して、どれくらいの大きさの家を建ててよいか、
という規定もあります。


その上限を定めているのが、建ぺい率と容積率です。

◆ 建ぺい率

建築面積の敷地面積に対する割合
「建坪(たてつぼ)」などともいわれます。


用途地域との組み合わせで30%から80%に定められていますが、
角地の場合の緩和、防火地域内での耐火建築物に対する緩和などがあり、
実質的に「制限なし」とされる場合もあります。


ここでいう「建築面積」とは、建物を真上からみたときの投影面積です。


◆ 容積率

延床面積の敷地面積に対する割合


容積率200%なら、50坪の敷地に延べ100坪までの建物を建てられます。


建ぺい率と同様に、用途地域との組み合わせによって
50%から1300%の間で定められています。


道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、高度地区による制限などにより、
容積率のすべてを使うことができない場合も少なくありません。