家の形 ②

今日は、昨日の続き『家の形』です。

○コの字型、L字型など、角の多い家

L字型やコの字型になれば
四角い家と比べ壁を新たにつくる必要があります。

つまり壁が増えた分材料が増えます。


材料が増えるだけではなく、角が増えるので、
角を処理する為の手間も必要になります。

依頼する会社によって違いますが、角が1個所増えるだけで、
10万円から20万円ほど金額に差が出ますから、
これはバカに出来ない金額となります。

しかし、コの字型やL字型は、以下のメリットがあります。

デザイン面で優れた、見栄えのする家にすることができる
複雑な土地や地形に対応できる
採光を工夫できる
開放感のある中庭をつくることができる
風通しがよくなる

○平屋の家

平屋とは1階だけで2階の無い家のことをいいます。

年配の方に人気でしたが
現在は、子育て世代の方にも大変人気な形です。

さて、平屋のメリットは...?


・生活導線が短く暮らしやすい

平屋の一番のメリットは、移動が楽ということにあります。


無駄な段差もなく、
一般的に建物の構造自体が非常に単純であるため、
建物全体を楽に移動することが出来ます。

特に小さなお子様がいる場合は
目の届く範囲内にいることが多いですし、
階段から落ちる心配もないため安心感を得ることが出来ます。

また、掃除もしやすく、布団などを干すのも楽にできるでしょう。

・建物のメンテナンスがしやすい


平屋建ては足場が必要ないので
簡単に屋根に上がることが出来ます。

そのため平屋は、
2階建てより安い価格でメンテナンスを行なうことが出来ます。

・年をとっても無理なく過ごせる


年を取ると階段を使って2階に移動するのは大変。

その点、平屋は段差がないので、
年をとっても無理なく過ごすことが出来ます。


・開放的で風通しがよい

平屋の場合はその構造がゆえに
窓を開けると風が家全体を吹き抜けます。


また平屋は2階へ続く階段もないため収納を増やすなど、
ワンフロアというスペースを
最大限有効的に活用することが出来ます。


・家族とのコミュニケーションをとりやすい


平屋はどこにいても家族の存在を感じることが出来ます。


家族がリビングに集まる機会が多いため自然と会話が生まれます。


・平屋で気を付けること


平屋は夜窓を開けて寝る、なんてことはうかつにできません。


防犯には十分に注意する必要があるでしょう。

そして、平屋は意外とコストがかかります。

基礎や屋根が大きくなるため
初期投資が必要です。


資金計画や土地の確保を
しっかり検討することが重要です。

・復層階の建物と比べて構造的に強い


高さがなく、軽い為に風や地震などの
影響を受けづらいメリットもあります。


 
まとめ


今回は、それぞれの家の形によるメリットを主に紹介しました。


形が変われば家の表情も変わります。


好みだけではなく、様々な要素を知ったうえで
家の形を決められるといいですね。

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