ファミリークローゼットのメリット・デメリット

今日は、最近人気の「ファミリークローゼット」についてです。


○ファミリークローゼットとは...?


家族全員分の衣類を収納するクローゼットのことです。

 
わが家も、脱衣場と寝室の間にファミリークローゼットを、
ウォークスルーで作りましたが、
家事動線・生活動線が短縮され快適です。


各部屋にクローゼットを設置する場合に比べて
以下のようなメリット・デメリットがあります。


メリットファミクロ.jpg

① 動線が短くなる


大きなメリットの一つ目、が家事動線・生活動線が短くなるため
家事の時短や、生活の快適さにつながるという点です!

例えば、脱衣所や洗濯物干し場の隣に
ファミリークローゼットを設置すれば
洗濯の、洗う→干す→取り込む→畳む→片づけるの工程を
最短の動線で終わらせることが出来ますね。

家事は一人でやることが多い

とにかく、時短にしたい!


という方にお勧めです。

他にも、リビングの近くに設置すると
帰宅後に、わざわざ自室に行く必要がないため
リビングに取り合えず置いておく...
という事がなくなり、リビングが衣類で散らかりにくくなります。

② 着替えのサポートが簡単

まだお子さんが小さいと、
お子さんの衣類をどこに片づけておくか迷いますね。

子供部屋に置いておいても
自分で選んだり着替えたりが出来ないと大変

そんな場合は、和室の横にファミリークロゼットがあると
和室を着替えのスペースとして使えるので良いですね。

デメリット


① ある程度の広さが必要

家族構成にもよりますが
家族全員分の衣類を片づけておくとなると
やはり、それなりのスペースが必要です。


また...

クローゼットの中に着替えスペースも作るのか?
ウォークインクローゼットか、ウォークスルークローゼットか?
によっても、必要な広さは変わってきます。


着替えのスペースまでは確保できないという場合は
和室の横に設置するのもいいですし...
広さが優先ならウォークイン、

動線の確保が優先ならウォークスルークローゼットが向いています。

② 湿気対策


特に、脱衣所の横に設置したい場合は
湿気対策も同時に考えておくほうが良いでしょう。


窓を取り付けるなどの、換気が重要になります。

③ 子供の成長に合わない?


小さい頃はとても便利ですが
お子さんが大きくなると、プライバシーを尊重してあげたいですね。

着替える際には鍵をかける必要も出てくるかもしれませんし、
結局、お子さんの衣類だけは子供部屋にお引っ越し...
という状況になるかもしれません。

5年後、10年後のライフスタイルの変化についても
考えておきたいですね。

 

現在、家事楽動線の一つとしても人気のファミリークローゼットですが...

どのように使うか?いつまで使うか?など
しっかりと、ご家族のライフスタイルを考えながら選びたいですね。

入り口で靴を脱ぐのはなぜ?

皆様 こんにちは

最近は新型コロナウイルス感染者数も減ってきて、
そろそろ旅行に行って息抜きをしたいですね。


できれば海外に行きたいところですが、
それには残念ながら、もう少し時間がかかりそうですね。海外旅行.jpg

 


皆様は旅館で温泉に入りご当地の名産品や
郷土料理をいただいてゆっくり息抜き派ですか?


それともリゾートホテルできれいな夜景やオーシャンビュー、
ビュッフェなどを堪能派ですか?


どちらも捨てがたいですね、、、


ところでホテルと旅館の違いって何でしょう?

和風と洋風? 畳と絨毯?

ふとんとベット? 大浴場とユニットバス?

数え上げればきりがありませんね。


私が思うにそれは、、、


「靴を脱ぐ・脱がない」


これだと思います!!


靴を脱ぐ日本人。靴を脱がない欧米人。IMG_1341(Edited).jpg

これは玄関の設計を考える上で決定的なお互いの
相違をあらわにします。


 
日本の設計者にとって玄関の設計とは


「どのように靴を脱がせるか脱いだ靴をどこにしまうか」


など、想像以上に問題が山盛りの世界なのです。


靴を脱ぐことは


「気心を許しあえること」


だと思います。

ホテルのホールで行うパーティーと
旅館で行う大宴会とでは

靴を脱いでる旅館のほうが一歩踏み込んだ
間柄になれそうな気がします!


 
玄関とは一緒に住む方々を親密にすることができる
装置なのかもしれませんね。

玄関を設計する際は
靴を脱ぐことの意味を理解したうえで、

それをどのようなカタチに落ち着かせるか
考えなければなりません。

良いことがあった時

悲しいことがあった時

嫌なことがあった時

どんな時でもどんな自分でも迎えてくれるマイホーム.jpg
家族が待つ家の入り口なので

ドアの向きや種類、たたきの形

下駄箱の位置やサイズなど

1つ1つをこだわってみるのも
新たなライフスタイルが
創れるかもしれないですね。

12月に進めたい家の4つのこと

早いもので、今年もいよいよあと1か月ですね。

12月は仕事も家事もやるべきことが多く、
とにかく忙しくて、ついイライラしてしまいがちですね。クリスマス.jpg

年末年始に向けてどんな順番で用事を
済ませていくか、イメージしながら
計画を進めていくのがポイントです。

買い物リストやTo Doリストなどを作成し、
カレンダーに目標の完了日をマークするなど、
一度アウトプットするのも良い方法です。

そうは言っても、
私もうまく自分をコントロールできないんですけどね。(笑)

忙しいあまり、無理をしてしまうと
体調を崩しかねないので、
せっかくのホリデーシーズンを
楽しむことを忘れないようにしましょう。

さて、今回のテーマは、
【 12月に進めたい家の4つのこと 】についてです。

【 12月22日は冬至 】


1年で最も日が短く、夜が長いのが冬至。

冬至が終われば日が少しずつ
長くなっていくことから、
古代では冬至が1年の始まりでした。

この日にゆず湯に入ると風邪をひかないゆず.jpg
という説をご存じの方も多いでしょう。

身体を温める効果抜群の柑橘系のよい香りの
お風呂で、心身をリラックスさせましょう。

ゆずはお正月のお雑煮やお鍋、ブリ大根にも
欠かせない食材。また、「ん」のつく食べものを
食べると運気が上がるとのいわれから、
南瓜(かぼちゃ)を「なんきん」と読んで
冬至に食べる習慣もあります。


もともと夏の食べ物ですが、栄養たっぷりの
かぼちゃは風邪予防にも効果あり。

「ん」がつく食べ物は他に、大根、にんじん、
みかんなどもあります。
来年の運気をアップさせるためにも、
ぜひたくさん食べたいですね。

【 インテリアに冬らしいタッチを加える 】


クリスマスデコレーションと同時に、
インテリアに冬らしいアクセントも
加えてみませんか。

フェイクファーのスローやクッション、
ウール、カシミヤ、チャンキーニットなど、
温かな質感はクリスマスの雰囲気にもピッタリです。

クリスマスが終わってデコレーションを外しても、
春が始まるまで温かくホッコリしたムードが
楽しめます。

【 大掃除はスケジュールを立てて計画的に 】


どこから、いつから始めようか、
大掃除は毎年悩むところ。キッチン.jpg

12月の過ごし方を考えながら
大掃除の計画を立てましょう。

家でクリスマスパーティーをする場合は、
玄関、お客さんが集まるリビングダイニング、
キッチンはその前にひと通り掃除を
済ませておきたいもの。

今年も家族だけのクリスマスパーティーを
するにもキレイになった所でやりたいですよね。

一気に1日で終わらせようとすると
1日で終わる量でもなく、疲れてしまいます。

余裕をもってスケジュールを立てることで
大掃除をあせらずよりスムーズに進められるはずです。

【 お正月の準備 】


12月13日は新年を迎える準備を始める、
正月事始めの日。正月.jpg

お正月の年神様を迎えるために1年の
汚れを払い、清める「煤払い」から始まります。
江戸時代に江戸城で煤払いを行うようになりました。

お正月料理を家で作る人は、買い出しや料理の
スケジュールを立てて準備を始めましょう。

一度にまとめて買い出しをするのは大変なので、
調味料や乾物など、日持ちするものは12月の前半から
少しずつ買い始めておくとよいでしょう。

おせち料理を注文するなら、人気のおせちは
完売が早いのでお早めに注文を。

お正月飾りの門松やしめ飾りは、28日頃に
飾るのが一般的です。29日など、「9」が
入った日にちは縁起が悪いとされ、
31日は「一夜飾り」となって神様に失礼と
いわれているので避けましょう。

28日に間に合わなければ、30日に飾るのが
よいでしょう。

浜松市で住宅をお考えの方
新築(注文住宅)・リノベーション・リフォームのことなら
建築工房手ごころ にお気軽にご相談ください。

雨の日の傘をさすように

最近いい天気が続いていますが、
雨が降った時にどうしても外に出かけないといけない。

そんな時、皆様ならどうしますか・・・?


そうです、傘を差しますよね。


ではなぜ傘をさすのかというと・・・

それは服やかばんを濡らしたくないからですよね。

何を当たり前の事を言っているんだ、
という声が聞こえてきそうなのでそろそろ本題に入ります。

人でいう「傘」は家に置き換えると「屋根」になります。2E69E578-3032-4E3C-AF94-DDE4E69EFEE6.jpg


建物になぜ屋根がついているかというと、
それは人と同じで外壁などを濡れにくくし
家が傷みにくくするためですね。


軒の出の深い屋根は大きな傘をさしているのと
同じですから濡れにくくなります。

ただ、人によっては大きな傘は邪魔くさいな
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は防水性の高い材料を選びましょう。

いずれにせよ、降る雨は下に流れるので
その流れに逆らわないような
屋根のデザインが必要になってきます。

軒を長くして、
軒下にバルコニーを付けるのも魅力的ですね。

その際に、

『長い軒下のせいで室内が暗くなってしまう』workstame5.png
という悩みに直面したら
軒の上にトップライトをつけ、
室内に明るさを入れることで解決できます。


いっそのこと、垂れ流しにすることもいいですね!!

一般的にはドレンに集水し、
竪樋を通し排水していきますが
場合によってはバルコニーの先端から
垂れ流ししてしまうほうが
むしろ簡単だし安全かもしれないですね。


軒下の長さや屋根の形を変えるだけで、
自分が創りたい暮らしのカタチに変幻自在となると
家づくりもワクワクすることがたくさんあります。

自分のライフプランに合わせて屋根の形を変えてみるのもいいですね。

子供部屋づくりで気を付けたいこと

だいぶ秋も深まり、近くの山の紅葉も
終わりに近づいてきました。


木々の葉が落ちるとグッと寂しくなります。

冬の準備を早めに進めていきたいですね。

 


さて、今回は・・・
【 子供部屋づくりで気を付けたこと 】です。


「子どもの頃、自分だけの部屋が欲しかった」完成チラシ④.jpg

「1つの部屋を姉妹で共有し、机を並べて勉強したり、
 ダブルベッドで寝たりと、楽しく過ごしている
 友達が羨ましかった」

などの体験をもとに、子どもの頃に欲しかった
部屋を自分の子どもに与えようとする親御さん、
身近にもいませんか?


より良い環境を与えたいという優しさだとは
思いますが、主役が『子ども』ではなく
『自分』になっているのは問題ですよね。

 

子ども部屋については、

・そもそも、子どもに専用の個室は必要なのか

・どれくらいの広さが適切か

・同性は同室にした方が良いか

など、さまざまな疑問が出ています。


これらは、プロでも意見が分かれるほど難しい問題です。
なぜなら、子どもの個性によって正解が違うからです。


ですから、子ども部屋を設ける際は、

「この子にはどんな部屋が適切だろうか」

と、それぞれを主役にして考えてみてください。

 

その際、一つだけ意識してほしいことがあります。workswatanabe5.png
それは、あまりに快適すぎる部屋は
与えない方が良いということです。

勉強も遊びも睡眠も(家庭によっては食事も!)
自室で完結できる場合、家族と共有スペースで
過ごす必要がなくなります。

すると、家族とのコミュニケーションが減り、
『家族』から『同居人』になってしまいます。

 

また、学業を終えて収入を得られるようになっても、
「快適だから、自分だけの住処を探す必要はない」
と、自立心が育たないことがあります。


もちろん、就職後も実家で暮らすのは
悪いことではありません。

ただ、家賃や食費などの負担をさせず、
全くの無償で住まわせるのは良いこととは言えません。

楽な環境を与えられた子どもは、
精神的にも経済的にも自立する気概が
育ちませんからね。

 

悲しいことに、家族とより幸せに暮らすために
つくったはずの家が、子どもをダメにする家
になった事例はあります。

10年後、20年後の家族の姿を想像しながら
より良い家づくりを目指したいですね。


浜松市で住宅をお考えの方
新築(注文住宅)・リノベーション・
リフォームのことなら
「建築工房 手ごころ」にお気軽にご相談ください。

リビング階段の家

今日は、吹き抜けに続いて「リビング階段」についてご紹介します。

 
リビング階段とは、リビングの中に階段がある間取りの事です。IMG_3963.JPG

二階に上がるためには、必ずリビングを通らなければいけない為
家族が顔を合わせやすいというメリットがあります。

お子さんが大きくなった時の事を考えて
リビング階段を採用される方は多いですね。


他にも...


視界が広くなるため、リビングが広く感じる

階段がアクセントになることで、オシャレな雰囲気になる

吹き抜けとの相性が良い

上下階でのコミュニケーションがとりやすい


というメリットがあります。

ただし、メリットがあればデメリットもあります。

来客中など、プライバシーの確保が難しい

臭いや音が、上下階に伝わりやすい

寒さ対策が必要


特に、寒さに関しては断熱材でしっかりと
家の性能を高めておく必要があるでしょう。

リビング階段と言っても、様々なものがあります。


「リビング階段を作りたい!」


と思ったら、ご家族のライフスタイルに合った間取りを考えながら
取り入れていきたいですね。

吹抜けのメリット・デメリット

だいぶ秋も深まり、
ここ1週間でぐっと冷え込む日が増えてきました。

今年は、全国的に紅葉がきれいみたいですね。

 

先日、
「吹き抜けって実際はいいですか?良くないですか?」


というご質問を頂きました。

そこで今回は、吹き抜けのメリット・デメリットを
簡単にご紹介いたします。IMG_1339(Edited).jpg


吹き抜けって明るく開放的なイメージがありますよね。

「家づくり」の際、吹き抜けを取り入れたいと思う方も
多いのではないでしょうか?

 

~メリット~

・家の中が開放的になる

・上階の窓から光を取り込むことが出来て、室内が明るくなる

・家族の気配を常に感じられる

他にもたくさんのメリットがあげられると思いますが
まずは、上記のようなものがあります。

また、リビング階段と吹き抜けを一緒に作ることで
更に雰囲気を変えて楽しむことも出来ますね!

 

~デメリット~

・2階のスペースが削られる

・高い場所の掃除や電球交換など、メンテナンスが大変になる

・音が響いて筒抜けになる

空調が効きにくくなるというデメリットもあるため
リビングに吹き抜けを作る際には
天井にファンを付けることも検討してみると良いですね。

 

おしゃれな「家づくり」をするうえで、
吹き抜けの有無は大きいものです。

 

判断が難しいからこそメリットとデメリットを
しっかり踏まえて頂いた上で「家づくり」のプロに相談しながら
納得出来るものにしていきましょう。

11月に進めたい家の4つの事

寒い日が続くようになってきました。

うちの猫達も、
すっかりストーブから離れなくなってます。

さて、今回のテーマは、
【 11月に進めたい家の4つのこと 】についてです。

【 冬支度を始める 】IMG_1287 (編集済み).JPG

10月後半から、
昼と夜の寒暖差が大きくなり、
これからますます寒くなります。


暖房器具が本格的に稼働する冬に備えて、
エアコンのフィルター掃除や、
薪ストーブや暖炉の薪、
灯油の準備をしておきましょう。

【 落ち葉の掃き掃除 】

木のある庭はいいものですが、
晩秋になるとちょっと悩ましいのが落ち葉。

きれいな落ち葉を楽しめる散歩道ならともかく、
自宅の周りではやはりそのままにしておく
わけにはいきません。


玄関前はもちろん、
排水溝などに溜まった落ち葉は
こまめに掃除して、
取り除いておきましょう。

【 年末の大掃除に備えた準備 】

年末の大掃除にはまだ早いかもしれませんが、
エアコンや換気扇、
水回りなどの掃除を
プロの業者に頼む場合、
12月にかけてかなり混みあうので、
早めの手配が必要です。


最近は大掃除の前に、
整理収納の
お手伝いをプロに依頼するひとも
増えているようです。


モノを減らして、
収納をスッキリさせれば、
年末の大掃除がかなり楽になります。

整理収納をプロにお願いするとしても、
自分で頑張るとしても、
大掃除の前段階の準備として、
11月中に済ませておくと、
12月にするべき手間がひとつ省けます。

粗大ごみも、
年末にかけて予約が混んでくるので、
出す予定の人は今月中にチェックして
おくように心がけましょう。

【 冬用カーテンで防寒を 】

カーテンを冬仕様に取り換える
ベストタイミングは、11月の今。

厚手のものにチェンジすれば
防寒効果があがり、
省エネにもつながります。

普段のドレープカーテンと
レースカーテンの間に
もう一枚入れるだけでも
保温に大きな違いが出ますよ。

カーテンの間から
ちらりと見える素敵な色や柄が
アクセントになり、
部屋の雰囲気も変えてくれます。

浜松市・磐田市・湖西市で、
新築・リノベーション・リフォームのことなら、
「建築工房手ごころ」にお気軽にご相談ください

結露対策は窓から

結露を防ぐのに大切なものの一つが窓です。


そこで今回は、窓について改めてご紹介いたします。

 
ペアガラスの一番の目的は、断熱効果を高めることです。


窓ガラス1枚隔てて外気の場合、
暖房をつけていても、ストーブを焚いていても、
窓ガラスを触るとすごく冷たいですよね。


これは、窓ガラスから熱がどんどん逃げているからです。


これをペアガラスにするとどうなるかというと、
従来の一枚ガラスに比べて、2倍の断熱効果があると言われています。

○ペアガラスの構造はどうなってる?


ペアガラスは、基本的に乾燥空気を充填させた2層のガラスでできています。


ペアガラスを検索すると、必ず出てくるのが、
「Low-Eガラス」です。


Low-Eガラスとは、通常のフロートガラスの片側表面に、
非常に薄い金属膜をコーティングしたガラスのことをいいます。


主な働きは、放射率を低く抑えることですが、
簡単に言うと放射しやすいと、熱を吸収しやすい、
ということです。


Low-Eガラスには、高断熱タイプと遮熱タイプがあります。

高断熱タイプは、冬期でも太陽エネルギーを多く透過するので、
室内は暖かくなります。

また、暖房設備から出る遠赤外線を反射するので、暖まった空気を
逃がさず暖房効率を高めます。


遮熱タイプは、夏期の強い太陽エネルギーをカットする一方、
高い外気温度を遮り冷房効果を高めます。

また、冬期は高断熱タイプと同様、室内の暖かさを外に逃がさず、
暖かいお部屋をつくります。

ともに断熱性能はほぼ同じなので、
窓の方角や気候風土に適したタイプを
選択するのが省エネ上手といえます。

○様々なペアガラス

・防犯ガラス + ペアガラス

・アルゴンガス入りペアガラス

・真空ガラス + アルゴンガス入りペアガラス

・真空ガラス + 防音ガラス

これらのペアガラスは、リフォームで付け替えることも可能です。

ただ、ペアガラスにすることによって、既存の網戸が使えなくなる
場合もあります。


また、100%結露しないわけではありません!

○ペアガラスでも結露する場合がある

新築で結露対策としてペアガラスにしたのに、どうして?
なんて方、いらっしゃいませんか?


ペアガラスでも、100%結露しないわけではありません。


「室温が10℃」で「湿度が60%」の場合、
1枚ガラスが0℃で結露するのに比べて
ペアガラスは-9℃で結露が発生するといわれています。


でも湿度が10%増えて、70%になった場合は
ペアガラスでも-3℃で結露します。

例えば、北側の部屋で換気されにくい状態だと、
換気が十分で日当たりのよい部屋より結露しやすいでしょう。

ガラスだけペアガラスで、枠はアルミサッシだと
サッシに結露が出来ることもあります。

結露を防ぐためには湿度が重要ですので、
室内の湿度を下げることがポイントになってきます。

一番の結露対策は、湿度の管理です。
冬場でも、湿気の溜まりやすい場所は換気や除湿に心掛けて、
湿度を管理してみましょう。

窓を考える

さて、今日は開口部である窓についてです。


窓などの「開口部」には、風や光、景観を取り入れる役割と
人やモノの出入り口としての役割があります。


「窓を沢山設置したい!」


というご要望もありますが、
現在の窓は高性能な分、高価です。


だからこそ、無駄な窓は作らずに
意図をもって設置することが重要です。

更に、窓は防犯の面でも重要で
建設後には変更するのは簡単ではありません。

家の間取りを決める際は、周囲の環境を確認しながら
門や建物、車庫、庭の配置を決めて
それに合わせて、窓の設置場所や数についても決めていきます。


採光は、南面に大きな窓をとるケースが一般的ですが、
必ずしも南面や大きな窓にこだわる必要はありません。

例えば、南北に長い土地だったならば、
東面から光を取り入れてもいいですね。

また、細長い敷地では、
中庭を囲む様な「コの字」形の建物にすると、
光や風がとり込みやすくなります。

逆に、窓を増やしすぎて壁が少なくなることで
家具が置きにくくなるというデメリットがあるので注意しましょう!

いざ間取りを決定する際には
実際に窓の開閉を想像してみたり
掃除についても頭に入れておくと良いですね。

収納の3つのポイント あれば良し?? ③

さて、今回は3つ目の収納ポイントについてご紹介します。

○大きさ

収納スペースは、大きさもポイントです。

大きすぎる収納は、デッドスペースができやすいのですが、
小さい収納ばかりだと
布団や季節家電などを置いておくことが出来ません。

そこで、まずは...

「どんなモノをしまっておきたいのか」
を考えて、適切な大きさの

大小揃った共有の収納スペースを作りましょう。

「狭くて入らない!」

「大きすぎた!」

といった、意味のない収納スペースを作らないことが大切です。

収納の3つのポイント あれば良し?? ②

今日は昨日の続き「収納」についてです。


○収納場所


「リビングで使うものが2階にある!」

「玄関に置いておきたいけど、場所がない。」
となってしまっては大変です。


これでは、片付かない家へ一直線。


そこで大切なのが、収納場所。

あるべき場所に片づけられるように収納を設置することで...
「これなら、楽に片づけられる!」
そんな家が完成します。

「片づけやすい家」を目指すなら、
まずはリビング収納を取り入れてみてもいいですね。


部屋をよりスッキリさせたいなら「リビングクローゼット」が◎


忘れがちな「掃除機」などの場所も確保しましょう。

最近では、自動掃除機の置き場所として
コンセント付きの隠し場所を作る方も増えています。


ライフスタイルに合った動線を意識して
より快適な収納場所を見つけましょう。

収納の3つのポイント あれば良し?? ①

さて、今日は収納スペースを作る際の
ポイントを3つご紹介します。

○収納量

「収納は沢山があった方がいい」
とも言いますが、その分家が狭くなってしまうのも事実。


かといって、むやみに減らせば
部屋に棚やタンスなどの家具を置くことで、
こちらも部屋が狭く感じてしまいます。

更に、家族構成によっても必要な量は大きく変わります。

「現在どれぐらいの量のモノがあるのか?」

「モノは減らせないのか?」

「今後はどのように変化するのか?」

をしっかりと考えて
ただ沢山の収納スペースを設置して
無駄になるスペースを作ってしまうのではなく、
適切な量の収納スペースを作ることが大切です。

古からの習慣、地鎮祭

地鎮祭は、工事の着工の際にする儀式ですが、
意外にその歴史や詳細については
知らない人が多いのではないでしょうか。 


そんな地鎮祭について詳しく調べてみました。


 
地鎮祭はその名の通り、
「地を鎮める、落ち着かせる」という意味。
また、「とこしずめのまつり」と読む場合もあります。

土木工事を行う際や建物を建てる際、
工事中の安全や建築物が
末永く建っていることを願う儀式ですね。


土地の守り神である産土大神、
地を守護する神である大地主大神、
土を守護する神である埴山姫大神をまつります。


その地鎮祭の歴史はとても古く、
弥生時代の高床式建物の柱から、
勾玉が出土した記録があります。

 
また、『日本書紀』に西暦690年に
藤原京を鎮め祭らせたという記述があります。

そんなに古くからの記録にあるとは驚きですね。


その藤原京などの歴史的建造物からは、
古代での地鎮祭で捧げられてきた品が数多く発掘されています。


当時はお金やガラス玉、金箔、水晶などの
貴重品が捧げられていました。

これらは土器に入れられ、
敷地の中央や四隅に掘った小さな穴に埋められました。


また、稲や麦、大豆など穀物も供えられていたようです。


 
現在の建築儀礼として広く普及していったのは、
江戸時代後半のことです。

江戸時代後半には民家の建築技術が向上し、
一般の庶民も家へのこだわりを持ち始めるようになりました。

家の方角や間取りが家族の吉凶を左右するという
「家相」の考え方が人々に広まるなど、
人々の家への関心が高まるとともに地鎮祭は定着し、
広まっていきました。


それでは、地鎮祭の内容について見てみましょう。

地鎮祭の祭場は一般的に土地の中央を使用します。

清浄な場所を示すための
斎竹(いみだけ、葉のついた青竹)を四隅に立て、
注連縄(しめなわ)を張ります。

その中央に神籬(ひもろぎ、榊に麻と紙垂をつけたもの)を立て、
そこに神様をお呼びします。

祭儀は、修祓(しゅばつ)

降神(こうしん、神さまをお招きする)

献饌(けんせん、神饌(しんせん)を供える)

祝詞奏上・散供(さんく)・地鎮行事(じちんぎょうじ)

玉串拝礼・撤饌(てっせん、神饌を下げる)

昇神(しょうしん、神さまをお送りする)というのが一般的です。


地鎮祭の歴史は長く、
日本人の自然や土地の神への深い信仰心が現れている儀式なのです。

 
家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

浴室換気が大切なのは...?

お風呂でゆっくり湯船につかりながら天井を見上げた時、
必ずそこにあるものといえば...?

そう、「換気扇」ですね。


お風呂に入った後、
いつも電源を入れているこの「換気扇」ですが、
実は快適なバスタイムを
保つのにとても重要な役割があります。


 
○浴室換気が大切な理由


浴室換気の重要性として、以下のようなものがあげられます。

① カビの発生を抑えられる

浴室はカビの発生しやすい場所、
換気扇をつけることで湿気のある空気を外に逃がし、
カビの発生を抑制する効果があります。

また、湿気を逃がすことで
お風呂場の湿気による家へのダメージも防ぐことができ、
結果的に木造住宅の寿命を長くすることにもつながります。

② 臭いが残らず、いつでも清潔に使用できる


お風呂場は毎日掃除をしていても、
抜け毛や石鹸カスが排水溝にたまり、
臭いが発生してしまうことがあります。


ですが、換気扇を回すことで、
臭いが発生してもすぐに外に汚れた空気を排出することができます。


○浴室換気は窓を閉めて行う

浴室のみならず、換気は「窓を閉めた状態で行う」ことが基本です。


窓を開けて喚起を行ってしまうと、
計画外の所から空気が出入りしてしまうため、
空気が部屋全体を循環しなかったり、
花粉などの外部の物質を室内に取り込んで
しまったりする可能性があります。

清潔で温かい浴室空間実現のために
そして、バスルームを長く清潔に使用するために
換気扇の正しい使い方を覚えておきましょう。

泥棒が狙う家?

先日、地方都市では「鍵をかけていなかった」ことが原因での
泥棒の被害が多いというものを目にしました。


鍵をかけていない...

毎日を安心して過ごしていくようにするためにも、
防犯対策を自分自身で万全にしておくことが、
「家づくり」では欠かせない要素となります。


「家づくり」における防犯対策に関しては
既にブログでも記載しましたが
改めてご紹介いたします。


あなたの思う、一軒家を思い浮かべてみてください...。


1階には何がありますか?

その裏側にまわると、何がありますか?


まずは、窓が思い浮かびませんでしたか?


一階に日当たりの良い場所に大きな窓...

その裏側には目線の高さに窓...

さらに、その近くには小窓...

その小窓には格子がついていますか?


これらは、ほぼ間違いなく
リビング・キッチン・トイレや浴室となっています。


2階はベランダに面していくつか窓があり、
そのうちのどれかが主寝室で、あとは子供部屋です。


そして、部屋とは高さがそろわない窓があれば、
そこが間違いなく階段というわけですね。


つまり、外から窓を見ただけで
ある程度間取りが分かってしまう家は多いです。

○意外と思い付かない防犯対策

では、玄関ドアを施錠をした上で
他にはどのような防犯対策が考えられるでしょうか?

防犯カメラ?

防犯フィルムを貼る?

敷地の塀を低くしてみる?
(塀を高くすると、隠れ場所になってしまいます)

このように、色々な対策をたてることはできますが
意外と思い浮かばないアイディアがあります。


それは、防犯性の高い家の形にするということです。

例えば...外観から大きな窓を一切なくした家などがありますね。


こうすることで、外から家の中を想像することが難しくなり、
防犯性能を高めることが出来ます。

「大きな窓が無くて大丈夫?」
「風通りや日当たりが悪くなりそう」


と感じるかもしれませんが
もちろん、その分窓がなくなるというわけではなく、
別の形で窓をつくることによって、
光や風の通り道はしっかりと確保しています。


また、外壁が塀の役割も同時に果たしてくれるため、
庭に掛けるコストを大幅にカットしてくれるというわけです。


とは言え...


「やっぱり窓は欲しい!」
「大きな窓やウッドデッキのあるリビングに憧れる」


という場合もありますね。

そんな時も

「勝手口はどこがいいか?」

「ベランダは必要か?」

など、ご希望の間取りに合わせた防犯対策もできますので
お気軽にご相談ください。

「おしゃれな家」の3つのポイント ③

今日は、ポイントの3つめのご紹介です。

 
③ 端正

「おしゃれな家」と言っても、
モダン、アメリカン、インダストリアル、ヴィンテージなど
様々な雰囲気の家がありますね。


では、外観では何に気を付けると良いのでしょうか?


実は、そのポイントが「整っているか」なんです。


整っている、つまり端正とも言いますね。

窓などを含めた、家のラインを水平、垂直に整えることによって
より洗練された印象になります。


一生に一度の「家づくり」ですので
「長く住める、安全な家」
「使い勝手の良い、暮らしやすい家」
であることが一番ですが
「自分らしい、おしゃれな家」
というのも捨てがたいですね。


まずは、基本的なポイントをおさえてみてください。


希望通りの家に一歩近づけるはずです!

「おしゃれな家」の3つのポイント ②

今日は昨日の続きです。


② 陰影を作る


色々な家の写真を観ていると、
とてもかっこよく、オシャレに見えませんか?

その秘密の一つがは『影』にあるんです。


例えば、家の写真を見てみると、
上からではなく、横や斜めから光があたっていませんか?


他にも、例えば間接照明を付けると
おしゃれな感じがしますよね?


これは、光と影ができ、陰影がつくことで、
部屋が立体的に見えるからです。


そして、照明器具以外にもその陰影をつける工夫ができます。


 
実はそれが「塗り壁」なんです。


塗り壁は、鏝(こて)や刷毛によって、模様がつけられています。


そうすることで、白い壁の中でも陰影が出来ますね。


しかもこの模様、職人さんの手で付けられるため
色々な種類があるんです。

(中には、模様を付けない方もいらっしゃいます)


実際に目で見てみたい!という方は
お気軽にご相談ください。

「おしゃれな家」の3つのポイント ①

一生に一度の「家づくり」

どうせなら、おしゃれな家にしたいと思うものですが
「具体的にどうしたらいいの?」

と、疑問をお持ちの方も多いかと思います。


そこで今回は、簡単な3つのポイントをご紹介したいと思います(o^―^o)


① 隠す

オシャレな家にしたいと思っても、
あまりオシャレにならないモノもありますね。

例えば雨どいやクーラーなどの設備などです。

そんな時は、隠すのが一番!


ポイントは色。

色を背面と揃えることで、
目立たなくすることが出来るんです。

意外と忘れがちなコンセントも
壁に近い色にしてみると良いですよ。


また、エアコンなど大きいものが気になる場合は
他に目立つインテリアを置いてあげることで
存在感を薄くすることが可能です。


例えば...


壁に何か飾ったり
デザイン性のある照明を取り付けたり
そうすることで、隠したいモノから
目線をそらすことが出来るんですね。

変化の時、古くなる建物や設備

今回は、古くなる建物や設備についてみていきます。

タイムリーな話題として、
2021年10月3日午後、和歌山県和歌山市松島で、
「水道橋」が崩落したという事件が起きました。

この水道橋の名前は「六十谷(むそた)水管橋」ですが、
1975年に設置、既に約46年経過しており
既に2015年に耐震化工事を行っていたり、
再来年まで耐用年数が持つと想定されていた中での
今回の事件は想定外であり、原因は、果たして老朽化なのか、
それとも別の問題なのかは不明です。


今後の動向が気になるところですが、
今回の和歌山県以外でも
同様の出来事が考えられるのではないかと
ニュースでも話題になっています。


建物自体、建物の設備の老朽化については、
「首都高速道路」も著名かと思われます。


こちらも「水道橋」同様に、
開通から約50年以上経過した箇所があり、
既に都の整備局は修繕作業を行っています。

「首都高」の正式名称は「首都高速道路」、
昭和23年(1953年)に慢性的な交通渋滞の緩和を目指し、
「首都高速道路に関する計画」から生まれた道路です。

構想当時は単に
1964年の東京オリンピック開催の為だけに作られたわけではないようです。


周辺の再開発で増え続ける新しい高層ビルディングの中に、
50年以上も立ち続けている「首都高」の雄姿は、
時代の変遷に耐えしのぐ、力強さと50年以上も耐久力があるという
日本の技術力の高さとも捉えられるのではないでしょうか?


日本の建築の用語に、
住宅業界の方であればご存じである、
「竣工」という言葉があります。

意味としては「住宅が完成する」という意味だけと思われがちですが、
「建物は住み続けることで完成に近づいていく」という考えも含まれています。


岐阜県の飛騨高山にある、
重要指定文化財「吉島家住宅」の事例のように、
柱や梁に塗られた滓漆(かすうるし)、当初は黄色等目立つ色調だったのが、
住む人が何代にもわたって乾拭きし続けたことで、
「飴色の光沢(拭き色)」が出てくる、、、

竣工とは完成ではなく、むしろ美しさの始まりという捉え方もあるようです。


上記のように、
単に建物が古くなると捉えるのではなく
「吉島家住宅」のように「竣工」、
完成ではなくむしろ美しさの始まり、


いくつもの時代を耐え抜いてきた力強さと
日本の技術力の高さの象徴というように
プラスに捉えられるのではないか、


建物や設備はそんな多面的な側面を秘めるものであるため、
今後の水道橋の原因究明の動向に注目です。

冷・暖房の電気代を抑える「シーリングファン」

先日の完成見学会で、シーリングファンについての
ご質問がありました。


シーリングファンとは...

吹抜けの天井によく見られる、プロペラのようなものですね。


では、このシーリングファン
何のためについているのでしょうか?

○シーリングファンの効果

シーリングファンは羽を回転し、
空気を攪拌(かくはん)させることによって、
部屋の空気を循環させてくれます。


室内の温度を均一化させるとともに、
冷暖房の効き目も上げてくれる効果が期待できます。


冷暖房にかかる費用は、電気代の中でも高く割合を占めるそうです。

省エネのためには、この冷暖房の費用を抑えることが必須と言えますが、
夏場も冬場も快適に過ごそうとすると、
エアコンに依存しがちな日本の住宅事情があります。


冷暖房をつけて快適に過ごしたいけれど、
高い冷暖房費は何とか抑えたい。


このようなお悩みを抱えている方は多いかと思います。


そのような方におすすめなのが、シーリングファンです。


シーリングファンと同じような効果を持つものとしては、
サーキュレーターや扇風機があげられますが、
これらは床に置くため場所をとってしまいます。


しかし、シーリングファンは天井に取り付けるため、
場所をとることがありません。

また、見た目もオシャレなのでインテリアとしても活躍が期待できます。

○シーリングファンを設置するにあたって気を付けたい事


シーリングファンは重さのあるものなので、
取り付ける際には天井の強度が必要になります。


また、十分な高さがないと効果が期待できないため、
設計の段階で天井を高くする必要があります。

○シーリングファンのある快適な部屋を叶える


これからお家を建てようとお考えの場合、
注文住宅ならシーリングファンの施工を考えた設計が可能です。


快適さとオシャレさを併せ持つ、
シーリングファンのあるお家についてご興味のある方は、
弊社まで是非ご相談ください。

火災保険ってどんな保険?

家を買う際に必ず必要となる「火災保険」

今日は、この火災保険についてのご紹介です。

住宅を購入・新築する際は、火災保険に加入するのが一般的です。

「火災保険」という名称のためか、
「火災に関しての保険」と認識されている場合が多いのですが、
火災保険の保障は、様々なものがあります。


<主な保証の内容は、こんなにある!>

災害

火災・水害・風災・落雷・破裂・爆発・ひょう災・雪害など


残存物取片付け費用

災害や事故による残存物を取り片づける費用


諸費用

保険金支払い事由発生時の
臨時費用・被災時の見舞金・損害防止費用など


事故

排水管事故による水濡れ、
予測できない突発的な事故による家財の破損など


盗難

家に侵入する際に破損した窓ガラスや鍵などの補償や、
場合によっては現金被害も対象


個人賠償責任

日常生活、もしくは住宅の所有・使用・管理に起因する事故で、
本人または家族が他人にけがをさせたり、他人の物を壊したりして
法律上の損害賠償責任負った場合の補償

<防火対策が十分だと、火災保険は最低限でいい?>


火災保険については、防火対策をしていれば、
最低限でいいという方もいらっしゃいます。


ただ、交通事故などと同じく、
もらい火による火災という場合もありますね。


このような不可抗力による火災や自然災害に備えることができる、
というのが大きな意義だと言えると思います。

<火災保険:建物の保証と家財の保証>


火災保険は、建物と家財と別々に加入します。


建物だけ保険に加入し、家財は未加入という選択もできますが、
家財保険は家電や家具だけではなく、
衣類やデジカメなどの電化製品も対象にできます。


もし、火災や水害などですべて買い替えとなったら?
家財保険の保険料は安いものなのかもしれません。


まとめ

家を取り巻くリスクを洗い出し、自分たちにはどんな
が必要か線引きすることで、不必要な補償を把握することが大切です。


補償が手厚いほど、費用もかさみます。


また、保険会社によって商品(保険内容)に
大きく違いがあったり、加入の条件があったりするようです。


最近は、自分で必要な補償だけ選べる
カスタマイズ型の保険も沢山あります。


お住いの地域の環境(台風が良く来る、大雪が多い、など)も
参考にしながら、重要度の低い補償は見直してみましょう。

台風への備え

10月に入りますが、まだまだ台風シーズンです。
油断はできませんね。

そこで今回は、風水害時の備えについてご紹介します。


暴風の影響で、家そのものにも大きな被害を受ける場合があります。

その対策として、家やその周辺をチェックし
不要なものはきちんと片づけておきましょう!


また、備蓄品も忘れずに準備します。

① 物干し竿、アンテナは外す

風が強くなる前に、外のものは家に入れるようにしましょう。

アンテナも出来れば、外しておくと安心です。


② 窓ガラス

万が一モノが当たって窓ガラスが割れた時の場合を考えて
ガラスが飛散しない様工夫しましょう。

飛散防止フィルムを張ったり、
最近では養生テープを窓に「米」の字に張ったりしますね。
用意できなかった際にはカーテンを閉めておくのも方法の一つです!


③ 停電時の気温調節

風や雨で窓を閉め切った上、停電が起こってしまったら...
乾電池式の扇風機などを用意しておきましょう。

④ 飲料水、生活用水の確保

断水する場合もあるため水を確保します。

飲料水はもちろんですが、生活用水も必要なため
バスタブに水を張っておくと良いでしょう。


スーパーやコンビニなども閉まる可能性があるので
食料品も含めて備蓄しておくようにしましょう!


⑤ 外には出ない

実際台風が来たら?
水路にゴミが溢れていると水が流れずに危険です。


雨が降り出してから見に行くのはやめましょう。


また、道路に溜まった水は濁っており
マンホールのふたなどが空いている場合にも
気が付くことが出来ません。


マンホールや用水路への落下の危険があるため
どうしても外を歩く必要がある場合は
棒などで足元を確認しながら進みましょう!

常に予報をチェックして、
なるべく早く準備をしたり、
常に備えておくと安心ですね。

日本に欠かせない技術

日本に家を建てるときに必ず考えないといけないこと

それは地震対策です。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に
震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した
予測地図を公開しています。


そこで、実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?
安全性の目標として以下の考え方があります。

①「人命を守る」

建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの点灯を防ぐ、火災の発生を防ぐ

②「財産・資産を守る」

個人・企業などが自ら保有する財産や資産を

地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」

建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ

上記の安全性の目標を達成するために、

現在では様々な耐震技術があります。

代表的な耐震技術として、

地震の揺れを耐える「耐震構造」

地震時の揺れを抑える「制震構造」

地震の揺れを伝えさせない「免震構造」

の3種類があります。

今回はこの3種類の違いを話します。


まずは制震構造です。

「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に
配置することで建物の揺れを抑える工法です。
超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です。

構造の特性上、地震の揺れが建物に伝わる為、
土地の形状によっては建ぺい率ギリギリで、
家を建てることができない場合もあります。


次に免震構造です。

「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、
免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。
つまり住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動くという、
地震対策としては理想的な工法です。


ただし、浮いている状態であるため風の影響を受けやすかったり、
他の構造に比べコストがかかりやすい等のデメリットもあります。


最後に耐震構造です。

「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、
地震の力に耐える工法です。

建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に
耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

注意点としては、建物を固定し強度を高めていますが、
実際に大きな地震を受ける度に固定がゆるみなどが発生し、
建物が痛んでしまうことがあります。


以上が耐震技術の説明となります。
どの構造が良い、悪いではありません。

地域や建てたい家、予算など様々な要因から
選ぶのがベストだと思います。


弊社では、耐震+制震構造を標準仕様にしてます。

工法を組み合わせる事で、それぞれの構造の長所をいかし、

それぞれの短所を補うベストな構造です。


今回は大切なものを守る技術を知っていただけたと思います。
今後の家づくりにお役立ちいただけましたでしょうか。

未来に続く自然のエネルギー

最近は、テレビでSDGsの関連した番組が多くなり、

それぞれの身の回りでも
身近な活動になってきたのではないでしょうか。


世界で電力を使えない人が7億8900万人もいるという事を
皆さん、ご存じでしたでしょうか。

私は正直、驚きを隠せませんでした。

SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目に
エネルギーをみんなに。そしてクリーンに、というのがあります。


抜粋すると・・・


2030年までに、誰もが、安い値段で、安定的で、
現代的なエネルギーを使えるようにする。

2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。
などなど、、、。

そこで、今、世界中で注目されているのが、
「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」
再生可能エネルギーです。

再生可能エネルギーの大きな特徴は2つ。

1、エネルギー資源が枯渇しないこと

2、温室効果ガスを排出しないこと


様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、
今回は、自然エネルギーの利用法の2つをご紹介します。

【パッシブエネルギー】

建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用した
パッシブシステムと呼ばれる方法です。


ゴーヤーの緑のカーテンを作ったり、南側に庇(ひさし)をつけたり、
北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。


エアコン等の電気で温度調整するのではなく、
自然の力で、空間を快適に保つ方法のことをさします。

【アクティブシステム】

機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。

太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあります。

エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、
消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。


エネファームは電気をガスから発生させるシステムで
導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、
お湯も作ってくれるので、非常に効率はよいシステムです。

機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げ
二酸化炭素を抑制でき、持続可能性を高めることができます。


再生可能エネルギーの普及は大きな課題もあります。
導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに
自然環境に影響をうけてしまうという事もあります。


しかし、これからの家づくりには、
世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが
どんどん主流になっていくのではないでしょうか。

家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

注文住宅完成までのスケジュール

注文住宅は、「家づくり」スタートからお引渡しまで
数カ月を必要とします。

(着工待ちなど、更に時間を要することもあります。)


着工してからは5カ月前後完成となります。

では、その流れを確認してみましょう。

 
家造り相談会や勉強会

資金計画やFP相談

土地相談

→土地がある場合

住宅を建築するための土地を既に所有している場合は、
ハウスメーカーなどの建築会社と建築工事請負契約を交わし、
契約時に定めたスケジュールに合わせて、中間金※等を支払ったり、
住宅ローンの契約および
決済の手続きを行ったりしていくことになります。


中間金とは、建築工事請負契約時に支払う着工金とは別に、
契約後に建築費用の一部を支払う金額のことです。

工事中に支払う金額で、完成後に支払う最終決済とは異なります。
また、支払いの時期は契約によって異なります。
現金で用意できない場合は
つなぎ融資※※の利用を検討する必要もあります。


→土地がない場合


住宅を建築するための土地を所有していない場合は、
まず土地の購入を行います。

土地の購入代金が、現金で準備ができない場合は、
つなぎ融資※※を受けて、建物の着工スタートまでには
土地への支払いは完了させておく必要があります。

※※
つなぎ融資は、住宅が完成するまでの短期間
無担保で融資を受けることのできる商品です。

住宅ローンは、原則として完成した住宅を担保に融資されることになるため、
住宅が未完成の間は、融資を受けることができません。
無担保融資であるために、住宅ローンの金利水準よりも
高めの金利水準であることを知っておきましょう。


 
(例)

土地の購入および登記手続き(手付金/購入代金/つなぎ融資手続き)

    ↓

建物建築工事請負契約(着工金/住宅ローン仮審査)

    ↓

中間金支払い(契約によってはない場合もある)

    ↓

金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)

    ↓

完成引渡し(住宅ローン実行/つなぎ融資返済/残代金支払い/登記手続き)


土地の中には、「フリープラン」等とうたう

建築条件付き土地というものもあります。


これは、土地購入後、数カ月以内に売主または売主の指定する
建設業者との間で建築請負契約を結ぶことを条件とした土地です。

この形態で販売される土地は、土地の売買契約だけでなく
同時に建築工事請負契約を締結することになるのですが、
自由に設計プランを考えられる余地が少なかった等、
当事者間の意思相違が発生しているケースも多いので、
契約は慎重に行いましょう。

完成見学会やOB宅見学

住宅ローンの事前審査

プランニング申込

請負契約

プラン確定に向けての打ち合わせ

地盤調査・敷地測量

地鎮祭

仕様決め①(ショールームの紹介など)

確認申請

仕様決め②(電気図の提示・設備差額費用などの提示)

仕様決め③(電気図面や内装等の決定)

仕様決め④(クロス等の最終決定・設計契約からの金額の増減確認)

着工

中間打ち合わせ

最終検査

お引き渡し

「よくわからない!」
「もっと詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

完成見学会でも、様々な質問を承っております。
参加ご希望の方は、お早めにご予約下さい。

新築住宅ならこだわりたい、柱の種類の話

「自然素材の家を建てたい!」
「家族の健康を大切にしたい!」

ならば、自然素材住宅を選ばれると思います。

ですが、自然素材と一緒によく出てくる「無垢材」というキーワード。

無垢材って何?という方も多いのではないでしょう?


そこで今回は、柱の種類についてご紹介します。


○柱には、無垢材と集成材がある

柱には、無垢材と集成材があります。

無垢材とは、合板や集成材ではなく、使用する形状で
丸太から切り出した木材のことです。


無垢には芯持ち材と芯去り材とがあり、
中心をとったものと、中心を避けたものがあります。


割れやひびなどが入りやすいのですが、天然木本来の風合いを持ち、
室内の湿度を調整する働きもあります。

接着剤を用いてないこともメリットの1つです。

また、柱のひびが四方八方に広がるのを防ぐために
古くから施されてきた「背割り」という技法が使われているのは
無垢材ならではの処置です。

一方、集成材とは、厚さ25~50mmの木材の板を層状に接着して
ブロック材にしたものです。

任意の大きさにすることが可能で、アーチなど湾曲した形状にもできます。

節・割れなどがなく、乾燥済みのため
白アリにも強く、狂いも少ないのがメリットです。

○無垢材を使う際のポイント

無垢材は、天然素材ゆえに完全に乾かすのが難しいといわれます。


完全に乾いていないと、強度の面でも集成材に劣りますし、
白アリに対する心配も出てきます。


しかし、特別な方法で完全に乾燥させた無垢材は、集成材よりも強く、
接着剤を用いていないので健康面でも安心できます。


見せるための柱や梁にしたい、天然素材を使いたい、など、
無垢材を構造(柱)に用いるのであれば、質にも十分にこだわりたいですね。

○近年、集成材が普及した理由とは?


集成材の長所は、バラつきの少ない安定した強さと
品質を保証できるところです。


無垢材は変形して柱が歪んでしまい、
クロスに裂け目できてしまうことがあります。


それを防ぐために、内壁全体に胴縁を施工する必要があります。


昔は柱も歪むのは当たり前でしたが、
軽量鉄骨住宅の普及で、それが許されなくなってきたのです。


集成材は歪みが相殺されるように張り合わされており、
また、強度低下となる欠点部分を取り除いています。


欠点は接着剤を用いているところですが、最近は接着剤でもより安全な
イソシアネート系の接着剤が普及してきています。

接着剤の耐久性について問題視する意見もありますが、
集成材の柱がバラバラになって家が倒れた、
などという話は全く聞きません。

新築住宅の種類について

新築住宅を購入する場合...

住宅には大きく分けて2つの種類があます。
「建売住宅」と「注文住宅」のですね。

今回は、このふたつについてのご紹介です!

自分にとってどちらの建物が適しているのかを
確認してみてください。

 
1.建売住宅


建売住宅とは、モデルルームや完成している建物を見学して
気に入った物件に申し込み、契約後に引き渡しを受けることです。

・建売住宅のメリット

〇 住宅の間取りや設備などが決められているため、購入価格は明確

〇 完成しているので実物もチェックできる

〇 建物と一緒に土地もセットで購入できる

〇 出来上がっている建物を購入するため、短期間で入居できる

マイホームを買う時に「できるだけ手間・時間をかけずに、価格も抑えたい」
と考えている人にお勧めです。

・建売住宅のデメリット

〇 ライフスタイルを家に合わせる必要がある

〇 同じ分譲地内で同じような外観の家が並ぶかも...

〇 構造や壁の内部などを確認することはできない


 
2.注文住宅

注文住宅とは、建築士やハウスメーカーなどに設計を依頼し
施工会社に建築してもらう家のことです。


設計士と施工を同じ会社にまとめて依頼する方法もあれば、
設計と施工管理を建築事務所に委託して、
実際の施工は地元の工務店などに発注する手法もあります。

・注文住宅のメリット

〇 自由に企画・設計ができる

(大手のハウスメーカーの場合...
建物のデザインや構造がパターン化されているため、
同じような見栄えになってしまうことも)

〇 施工の過程を細かくチェックできる

・注文住宅のデメリット

〇 仕上がりのイメージがしづらい

〇 土地の購入と注文住宅の建築を同時に進めなければいけない

以上のことを踏まえて、検討してみてください。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。


そこで今回は、住宅ローンの現実についてご紹介です。

 
家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続けることになる住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろう増改築費用...

ざっと考えて、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。


生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限り、総合的にこれらの費用が抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。


というのも...

今後の日本は高齢化が進んでいくことから、
税や社会保険などの負担がどんどん上がっていき、
給料の手取り金額が下がっていくと言われています。

かつ、年金の受給金額が下がることや、
年金の受給年齢が引き上げられることが予想されますね。


そんな中、子どもたちを育てていくとなれば、
子どもたちにかかってくる負担も年々大きくなっていきます。


また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していく必要があります。


長期休みの時には、
家族そろって旅行にだって行きたいですよね?


家を建てることによって、
これらが犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。


ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。


長期間で支払うようになること、
そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。


貯蓄がたくさんあるとか、
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済みます。

また、選べる住宅ローンのバリエーションも増えますね。

ですが、もし自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら、
そもそも「家づくり」にかける費用を、
シビアに考えていく必要があります。


しかし、現実はあなたの支払い能力以上の
住宅ローン融資を受けることも出来ます。


ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でです。

銀行側から見ると、
住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払ってくれる借金だからです。

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。

これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それゆえ、いとも簡単に、
自分たちのキャパを超える住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、
なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?


あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

決して豊かな暮らしを続けていくことなんて出来ないですよね?

ですから、「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る家づくりを行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。

知ってトクする住宅の歴史

今回は、江戸時代から現代までの暮らしの変化を見ていきたいと思います。
 

・江戸時代
日本人の大半が農民で、小屋や納屋に住んでおり、広さは1間が一般的でした。

また、武士は武家屋敷という書院造を基本とした住宅に住んでいました。
書院造とは、一般的に商事や襖、棚や床の間のある座敷のことです。

しかし、当時の8割が農民であったため、大半の庶民が家を持てる時代ではなかったのです。

 

・明治時代
開国により国外からの移住者が増加したこともあり、徐々に西洋の文化が普及していきました。

国民の仕事が農業から商業に変化したり、食文化も洋風のものになったりと、生活様式の西洋化が連鎖的に起きていきました。

建築技術においても西洋の技術を取り入れていき、絨毯を敷いた応接間などをはじめとした洋風の住宅が広まるようになりました。

 

・大正時代
住宅の構造にも変化が起こりました。

あの関東大震災が起こったためです。

関東大震災を境に、住宅構造の見直しが早急に行われました。

今でこそ耐震等級3が標準搭載されていますが、当時はそのようなものもありませんでした。
そんな背景もあり、当時の人たちは鉄筋コンクリートに目をつけ、鉄筋コンクリート住宅が続々と増えていきました。

 

・昭和時代
茶の間を中心とした畳の生活と、絨毯がひかれソファが置かれた洋間が両立している住宅が流行りました。

新しさと古さ、西洋の住宅様式と日本古来の住宅様式の融合をコンセプトにつくられた住宅が多かったようです。

いわゆる和洋折衷建築という和風建築と洋風建築の要素を、意図的に取り入れた住宅になります。

また、日本古来の住宅の設備にはなかった「廊下」も、このころに新しくが追加されました。

従来では部屋同士が接しているため、特定の部屋に行くためには別の部屋を通っていく必要がありました。

そこに新しく「廊下」が加わることで、別の部屋を通っていく必要がなくなり、プライバシーを尊重することができるようになりました。

このようにして、少しずつ、でも確実にくらしが変わってきたのです。

さらにこのころには、高度経済成長を迎えたということもあり、マイホームを建てる人が急増しました。

 

・現代
現代の住宅では、ただ住めればいいという住宅から、
賢く、快適で、安全に住める住宅に、現在進行形で変化しているのです。

自然素材を使った健康住宅
ライフスタイルに合わせた間取り
耐震
制震
断熱
通気工法

より快適な生活に変わりつつあります。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。


そこで今回は、住宅ローンの現実についてご紹介です。

 
家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続けることになる住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろう増改築費用...

ざっと考えて、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。


生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限り、総合的にこれらの費用が抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。


というのも...

今後の日本は高齢化が進んでいくことから、
税や社会保険などの負担がどんどん上がっていき、
給料の手取り金額が下がっていくと言われています。

かつ、年金の受給金額が下がることや、
年金の受給年齢が引き上げられることが予想されますね。


そんな中、子どもたちを育てていくとなれば、
子どもたちにかかってくる負担も年々大きくなっていきます。


また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していく必要があります。


長期休みの時には、
家族そろって旅行にだって行きたいですよね?


家を建てることによって、
これらが犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。


ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。


長期間で支払うようになること、
そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。


貯蓄がたくさんあるとか、
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済みます。

また、選べる住宅ローンのバリエーションも増えますね。

ですが、もし自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら、
そもそも「家づくり」にかける費用を、
シビアに考えていく必要があります。


しかし、現実はあなたの支払い能力以上の
住宅ローン融資を受けることも出来ます。


ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でです。

銀行側から見ると、
住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払ってくれる借金だからです。

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。

これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それゆえ、いとも簡単に、
自分たちのキャパを超える住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、
なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?


あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

決して豊かな暮らしを続けていくことなんて出来ないですよね?

ですから、「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る家づくりを行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。

土地を購入するときの手順 ②

今日は、昨日の続きからです。


 
土地の売買契約から建築許可がおりるまで

○土地の売買契約

まずは買付!


◆買付証明書とは?
気に入った土地が見つかって、その土地を購入したい場合、
不動産会社に買付(かいつけ)を入れてくださいと言われます。


買付とは、買付証明書(かいつけしょうめいしょ)のことで、
「●●万円でこの土地を買います」という書面です。


というのは、不動産の場合金額が大きいことと、
売主にとっては、どんな素性の人が購入意思をしてしているのか知りたいからです。


◆買付証明書の内容は?
買付証明書の中には、必ず書く項目があります。


たとえば、この土地を●●万円で買いたいという、
買受の申し込みを売主に対してするわけですが、
それに対して、売主が有効期限内に承諾をすることで、
契約の準備が整った状態となります。


◆値段交渉がある場合

例えば、土地を値切るとき、●●万円になれば買いますという場合は、
その買付証明の金額に希望の金額を書きます。


売主が、承諾してくれれば交渉成立ですし、
承諾してくれなければ、不成立となります。


◆買付証明書の効力

次に買付証明書の効力についてですが、
買付証明書に絶対的な効力はありません。


民法上では、買主からの申込みと売主の承諾で契約は成立するのですが、
不動産に関しては、例外を除き、その性質上契約書が必要となります。


また、不動産業者が居る場合は、重要事項説明をしてからの契約となります。
ですから、買付証明書を書いたり売主が承諾をした時点では、
まだ契約は成立しておらず、拘束力は発生しません。


しかしながら、トラブルを避けるためにも、
買付証明書を書くときは、
売主が承諾すれば契約するという意思をもって書くようにしましょう。

◆契約を結ぶ

売買契約の締結前に宅地建物取引士より重要事項の説明を受けます。
契約締結と同時に売主へ手付金を支払い、
仲介業者に対しては仲介手数料の半金を支払います。


手付金は土地売買代金の10%程度のことが多いで進めが、
契約によって異なるので確認しましょう。


仲介手数料は、全額を決済時に支払う場合もあります。

また、土地購入代金にローンを利用する場合には、
売買契約締結後すみやかに申し込みをします。


○土地の決済


残金を支払って土地の引き渡しを受けます。


残金にローンの融資金を充てる場合には、
金融機関との間でローンの契約を結び、融資を実行してもらいます。


土地の引き渡しを受けるのと同時に、
所有権移転登記およびローンを借りた場合には
抵当権設定登記の申請手続きをします。


媒介業者に対しては媒介手数料の残りの半金を支払います。


○古家解体・整地作業


更地渡しを条件としなかった場合には、
土地の引き渡しを受けてから古家の解体工事や
整地作業をすることになります。


ただし、建築の依頼先がすでに決まっている場合には、
建築工事に合わせて古家の解体工事を任せることもできます。


更地渡しを契約条件とした場合には、
土地の引き渡し前に古家解体工事や整地作業が行なわれます。


○測量・地盤調査


実測図がなく、測量を売買契約の条件としなかった場合には、
あらためて敷地の測量が必要となります。


また、地盤の強度に合わせた適切な基礎を造るためには、
地盤の調査も必要です。


ただし、敷地測量や地盤調査を買主の費用負担としたときでも、
交渉により土地の引き渡し前に
これらを実施することができる場合もあります。


売買契約の条件が実測売買のとき、
または公簿売買でも測量を条件とした場合には、
土地の引き渡し前に測量が行なわれます。


○基礎工事開始


建築する建物の建築確認届が受理されれば
工事に着手することができます。


 
いかがでしたか?


 
土地を購入する際の参考にしていただければ幸いです。
「もっと詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

土地を購入するときの手順 ①

今日は、土地購入についてです。

(※購入する土地が宅地であることを前提とします。)


 
○住宅を建築できる条件を知っておこう


都市計画区域内の敷地では、建築基準法で認められた道路に
2m以上接していなければ建物を建築することができません。


これが「接道義務」といわれるものです。


そして建築基準法が定める道路は原則として幅員4m以上で、
これに足りない場合は「敷地のセットバック」が必要になります。


敷地が狭いうえにセットバックが必要になってしまうと、
建築計画に大きな影響がある場合がありますので、ご注意ください。


○建ぺい率と容積率を知っておこう


敷地面積に対して、どれくらいの大きさの家を建ててよいか、
という規定もあります。


その上限を定めているのが、建ぺい率と容積率です。

◆ 建ぺい率

建築面積の敷地面積に対する割合
「建坪(たてつぼ)」などともいわれます。


用途地域との組み合わせで30%から80%に定められていますが、
角地の場合の緩和、防火地域内での耐火建築物に対する緩和などがあり、
実質的に「制限なし」とされる場合もあります。


ここでいう「建築面積」とは、建物を真上からみたときの投影面積です。


◆ 容積率

延床面積の敷地面積に対する割合


容積率200%なら、50坪の敷地に延べ100坪までの建物を建てられます。


建ぺい率と同様に、用途地域との組み合わせによって
50%から1300%の間で定められています。


道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、高度地区による制限などにより、
容積率のすべてを使うことができない場合も少なくありません。

アクセントの取り入れ方 ②

今日は、壁紙以外のアクセントの取り入れ方についてです。

○カーテンで彩る


カラーを決める段階で気を付けておきたいのが
「家具」です。


「部屋を華やかにしたいから、柄付きの壁紙がいい!」
など、色々なご希望があると思いますが
家具や家電、設備を入れた際に違和感はありませんか?


どこか、ちぐはぐな印象になっていませんか?


「だけど、部屋にアクセントが欲しい!」
という場合は
カーテンでアクセントをつけてみるのがお勧めです。

カーテンには、沢山の柄や模様のモノがあります。
しかも、壁紙に比べ
いざ飽きてしまった時に、他のものに変えやすいというメリットもあります。

○照明で遊ぶ

次は、照明を使ってアクセントをつける方法です!


カーテンと同じように、照明にも沢山の形、柄、色の
モノがありますね。


とはいえ、全ての照明というワケでなく

お勧めの場所は...
キッチン、玄関、階段です。


玄関は家の顔となる場所ですし
誰もが目にする場所です。

階段などは、シンプルになりやすい場所なので
照明でアクセントをいれると
とってもおしゃれな雰囲気になります。


 
ここで一つポイントを...

カーテンや照明でアクセントを入れたい場合は
壁の色は白にしておくことがポイントです。

壁紙はもちろんですが
白の塗り壁で、刷毛の模様だけ付けても素敵ですね。


「床板はどうしたらいいの?」

「ヴィンテージの雰囲気にしたいけど
 ポイントはある?」

「外観も内装も、南欧風で統一したい!」


など...

もっと詳しく知りたい!
プロの意見を聞きたい!
という方は、お気軽にご相談ください。

他にも...

「子どもを育てやすい家にしたい!」
など、『住育』に関心のあるかたも


是非ご相談ください。

アクセントの取り入れ方 ①

今日は、家の中の「アクセント」の
取り入れ方についてのご紹介です。


部屋にアクセントを入れてオシャレな雰囲気にしたい
と思った時に、多くの方が取り入れるのが「アクセント壁」です。


アクセント壁とは...?


他の壁とは違った色や柄、素材を取り入れることで
空間にアクセントをつけ、変化を付けます。

例えば、リビングの一面だけ花柄にするか
レンガ調のものにするかで
全く違った部屋になりますよね。

ですが!

アクセント壁を採用する際に
一つ気を付けておきたいのが...


「飽きる」
という点です。

「私は絶対に花柄の壁紙を使いたい!」
など思っていても、数年後には...


「飽きた...。やっぱり、やめておけばよかった」
となるかもしれません。

では、どのように取り入れたらよいのでしょうか??


 
○色を取り入れる


まず一つ目が「無地」のものにするという点です。


どうしてもアクセント壁が欲しい!
という場合にお勧めです。

弊社では、ダークグレーが人気ですね。

大人っぽい落ち着いた雰囲気になります。


 
○小さな面積を選ぶ


次に、面積の小さな場所を選ぶという点です。

例えば、トイレの壁などがありますね。

「部屋には使いづらいけど、使ってみたい色」
を採用してみるのも良いですね。

(次回は、アクセント壁以外の方法をご紹介します!)

家事動線、本当にそれでいいんですか??

「家づくり」には、様々なポイントがありますが
今回は、多くの方にとって重要な『家事動線』について
改めてご紹介したいと思います。

仕事に加えて、家事と育児となれば
少しでも家事の負担を和らげたい...
という気持ちになりますね。

そして、「家づくり」をする上では、
この家事にかかる負担を少しでも和らげるために、
間取りや仕上げに工夫を凝らしていくのもまた、
住宅会社が担うべき大切な役割です。


しかし、それを実現するためには、
一つ大切なことがあります。


それが...
"部屋は日当たりが良い方に配置する"
は、本当に必要か?と考えてみることです。


周辺環境や形といった土地が持つ条件に関係なく、
このセオリーに従って「家づくり」を進めてしまった場合、
日当たりの良し悪しに関係なく、
なにかしらの問題や悩みを抱えることになるし、
家事動線という点においてもまた、
余計に手間がかかる間取りをつくりあげてしまうんです。


最短の動線のはずが...
家事動線をよくするために、
"キッチンと洗面脱衣室を近くに配置して欲しい"
というご要望を多くの方がお持ちだと思います。


しかし、そのもう一歩先を見つめてみると、
洗面脱衣室から洗濯干場までの距離は、
決して近いというわけじゃないお家がほとんどではないでしょうか?

もし、2階にある寝室のベランダまで
干しに行かないといけないとしたら、
おそらく最長の家事動線となっているのではないでしょうか?


この原因は、先程お伝えさせていただいた
"部屋は日当たりが良い方に配置する"
という固定概念に縛られてしまっていることあります。


全ての部屋を日当たりが良い方向に配置しようとすると、
水回りは必然的に日当たりが悪い方向になります。


でも、洗濯物を干す場所は?


仮に、干し場所を南側に
しかも、日当たりを考慮して2階にすると...?


毎日毎日洗濯物を持って、
二階に移動することになってしまいますね。


若いうちはなんとも思わないかもしれません。
しかし、20年後、30年後はどうでしょうか?


足腰が弱ったり、
悪くなってしまったとしたらどうでしょうか?


寝室や子供部屋ってずっと日が当たっている必要ある?
チョット、思い起こしてみてください...


何時に寝室に寝るために行きますか?

何時に起きていますか?

一日のうち、寝る時間以外、
どれだけの時間を寝室で過ごしますか?


あなたのお子さんは、
どれくらい自分の部屋を使っていますか?

もし、自分の部屋で寝ているとしたら、
何時に寝に行って、何時に起きていますか?


思春期が来て、もし部屋で勉強するようになった時、
直射日光が一日中入る続ける部屋で、
集中して勉強出来るでしょうか?


そうなんです!

これらの部屋は、
一日中日が当たっている必要なんてないですよね?


一日を通して明るくさえあってくれれば
それでいいですよね?


であれば、日中も洗濯物を干しておくことが出来る
洗面脱衣室が日当たりがいい方が、ずっと合理的かも。

花粉症に苦しむ方であればなおのことです。


この間取りの工夫が出来れば洗濯物を干しに行く家事動線も、
ずいぶんと短く実現するコトが出来ます。


そして、家事の手間をずいぶんとカットすることが出来ます。


洗濯作業は、同じフロアで全てが完結出来れば、
ずいぶんと手間が楽になります。


とはいえ、その工夫を間違えてしまうと、
それはそれで別の問題が発生してしまいます。


更に、全ての家が南向きの部屋を作れるとは
限りませんよね。


間取りは、お施主様のご希望だけでなく
土地や周辺環境にも左右されます。


では、どうしたら良いのでしょう?


自分の家にピッタリな間取りは??


「もっと詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

えっ!?こんなに経費が掛かるの? ②

今日は、昨日の続きから...

○火災保険・地震保険


続いて、予算をとっておかなくてはいけない項目が、
火災保険と地震保険です。


まずは、火災保険からご説明させていただきます。


火災保険は、保険会社によって条件も費用も違ってきます。
そして、家の構造によっても費用が大きく違ってくるし、
加入する年数によっても費用が違ってきます。

また、保障範囲によっても費用が違い
家だけの火災保険に加入するか?
あるいは家財まで加入するのか?
によっても費用が違ってきます。


そして、火災保険の費用を大きく左右することの1つが、
水災の被害リスクが高い地域かどうかです。


水災リスクが高い地域で家を建てるとなると、
必然的に、保障範囲が広くなり保険料が高くなってしまうし、
また同時に、家財道具にも保険を掛ける可能性も高くなるので、
さらに火災保険費用が高くなってしまうからです。


このように、一口に火災保険と言っても
様々な要因から予算の取り方が変わってくるので、
こういったことも加味しながら
火災保険の予算を確保しておく必要があります。


 
地震保険については

火災保険に加入しないと地震保険には加入出来ないこと、
構造で保険料が大きく異なること、
耐震等級によって保険料の割引率が違ってくること
などが特徴として挙げられます。


また、加入出来る保険料が
火災保険で加入出来る価格の半分までであるため、
もし地震によって家が倒壊したとしても
保険料だけで建替えが出来るわけではない
ということも理解しておくようにしないといけません。


しかも、地震による被害の度合いによって
おりてくる保険料に差があるため、
思ったよりも保険がおりてこない可能性があるということも
同時に理解しておくことが大切になります。


 
○家づくりに必要な登記費用


続いて、計上していく経費が『登記代』です。


まず、土地を購入した場合"所有権移転登記"という
所有権を持ち主から自分に変えるための登記費用が必要になります。

そして、その土地代金を銀行から借入するとなれば、
銀行が、その土地を担保に取るための、
"抵当権設定登記"という登記費用が必要になります。


また、家が完成したと同時に行う登記が、
"建物表題登記"です。


住所・構造・面積といった内容について、
法務局に備え付けるためのに行う登記です。


さらに、表題登記が出来ればその建物の所有権を設定するために、
"所有権保存登記"という登記を行いその登記が完了したと同時に、
その建物にも担保を設定するために、
銀行が建物に抵当権の追加設定を行うようになります。


このように、土地から買って家づくりをする場合、
これらの登記が掛かるようになるんですよね。

この他、土地の地目が宅地じゃない場合、
地目を宅地に変更する"地目変更登記"が必要になったり、
古い家が建っているためその取り壊しをしないといけないとなれば、
"建物滅失登記"が、別途で必要になることもあるので、
こういった費用をも見落とさないように注意しないといけません。


 
さて、経費というと沢山のものがあります。
「もっと知りたい!」
「家づくりをスタートさせたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

えっ!?こんなに経費が掛かるの? ①

家づくり」で最初に気にかかるのが...
「月々の返済額」ではないでしょうか?


広告などでも、家賃と変わらない値段で!な
どと書かれているのをよく目にします。


やはり月々の返済額がおさえられるというは
「家づくり」において重要なポイントです。


だからこそ、しっかりとやっておくべきなのが
資金計画!


始めに、「家づくり」の予算を立てておくという事です。


自分たちにとってより良い住宅ローンを選び
また無理をすることなく、
返済金額を設定することが出来れば、
自分たちが銀行から借入すべき金額が自ずと導き出されます。


そして、その金額に自己資金をプラスすれば、
あなたが家づくりに掛けていい予算が分かるわけですね。


「家づくり」を現実的に考えていくならば、
誰しもがこのように予算算出をしなければいけません。


先に土地を決め、間取りを確定し...
その結果出てきた予算を
「家づくり」の予算とするのではなく、です。


そこから、この予算をもとに
土地や家にそれぞれ予算の振り分けを行っていくわけですが、
今回は、多くの方が見落としがちな、
「家づくり」に付随して別途で掛かってくる経費について、
お伝えしていきたいと思います。


○銀行にかかるお金


銀行で住宅ローンを借りるとなれば
必要となってくるのが銀行経費です。


これは、変動型の商品を選ぶか?あるいは固定型の商品を選ぶか?
によっても費用が違ってきます。


また、つなぎ融資に伴う手数料や金利なども
銀行によって全く異なります。


なので、資金計画の最初に、
金利だけじゃなく、こういった条件なども加味しながら、
住宅ローンを選びましょう。


そうして、選んだ住宅ローンに掛かってくるであろう経費を
漏れなく全て算出するようにします。

工事請負契約時に確認する書類は何? ③

今日は、昨日の続きからです。


契約書にサインする前にチェックする書類、
今回は、最後に見積書、設計図についてあげていきます。

(前回の続き)

その3.見積書について

見積書は、工事項目、形状寸法、数量、単価などが
細かく記載されています。


より詳細に見積もってもらうと
追加変更の場合にもそれぞれの金額が明瞭なので、
トラブルになりにくいでしょう。


その4.設計図・仕様書について


契約図面として工事請負契約書に添付される図面は
実施設計図で、ここで表しきれなかったものは、
仕様書に記載されます。


設計図や仕様書は、見積もりの明細と食い違いがないか、
しっかり確認しておきましょう。


→設計図の記載内容は?

設計図は、大きく3つの目的のために作成されます。

①発注者と請負者の相違がないようにするため。

②建築確認の申請に必要だから。

③工事現場に工事内容を伝えるため。

その内容は、15~30項目にわたり、細かく記載されています。

一例をあげてみます。

1.敷地調査報告書

2.特記仕様書

3.設計概要書

4.仕上表

5.配置図

6.平面図

7.屋根伏図

8.立面図

9.断面図

10.矩計図(かなばかりず)

11.平面詳細図

12.展開図

13.天井伏図

14.建具リスト

15.階段詳細図

16.部分詳細図

17.家具図

18.地盤調査報告書

19.基礎伏図

20.1階床伏図(土台伏図)

21.各階床伏図(梁伏図)

22.小屋伏図

23.軸組図

24.基礎詳細図

25.構造基準図

26.金物位置図

27.金物リスト

28.壁量計算書

29.構造計算書(仕様規定で対応の場合は無し)

30.外部給排水設備図

31.設備位置図

32.照明器具リスト

33.電気配線図

34.給排水設備配管図

35.住設機器図

36.外構図

見積書と照らし合わせてチェックするのは大変ですが、
一生に一度の大きな買い物です。


しっかりチェックしていきましょう。

工事請負契約時に確認する書類は何? ②

今日は、昨日の続きからです。


前回は、契約書類の種類をチェックしました。

今回は、契約書類のチェックポイントを確認していきます。


○契約書のどこをチェックすればいいの?

その1.工事請負契約書について

設計や工事代金が決まると、次はいよいよ着工です。

この段階で、お施主様と施工会社の間で、

「工事請負契約書」を取り交わします。

この契約書には、どんなことが記載されているのでしょうか。

1.工事名

2.工事場所

3.着工時期及び完成の時期

4.請負代金の金額

5.請負代金の支払い時期と方法

6.調停人(定めない場合あり)

7.その他

まずは、工事代金の支払い時期と方法について

チェックしましょう✔

建物の工事は工期が長いため、

一般的に3回~4回に分けて支払います。

1回目は着工時、

2回目は上棟時、

3回目は竣工時、

4回目は完成引き渡し時、

それぞれに、請負代金の何%を支払うのか取り決めをします。

工事の進捗度合いに見合った支払い金額になっているか

チェックしましょう。

その2.工事請負契約約款もチェックしよう。

約款には、工事中から引き渡し後にわたり、

なんらかのトラブルが生じた際の解決方法が記されています。

契約書にサインする前に入手し、

ご自身に不利な内容となっていないか、チェックしておきましょう。

次回は、その他の書類のチェック項目を確認したいと思います。

工事請負契約時に確認する書類は何? ①

新築一戸建てを購入するべく、
ハウスメーカーや工務店をいろいろ渡り歩き...


ついに、契約!
の段階になったとします。


そこで、確認しなくてはいけない書類、
または、確認したほうがよい書類には、
どんなものがあるのでしょうか。


今日は、この「書類」についてご紹介します。


一度契約すると、なかなか変更できません。

 
○契約時にはどんな書類があるの?


契約時には、一般的に以下の契約書類を取り交わします。

・工事請負契約書

→契約内容が記されている。

・工事請負契約約款

→工事中もしくは建物の完成、引き渡し後に、

なんらかの問題が生じた時の解決方法が記されている。

・見積書

→見積書に記載されていないものは、

別途費用となりますので、注意しましょう。

・設計図書

→特記仕様書、設計概要書、仕上表、配置図、

平面図、立面図、断面図、平面詳細図、矩計図、

部分詳細図、構造図、設備図など

契約当日までに、控えをもらって、内容を確認しておきましょう。

次回は、契約書のチェックポイントです。

諸費用って何?? ③

今日は、「諸費用」についての最終回です。


○通常かかる諸費用と税・保険料


ここまで家を建てる注文住宅特有の諸費用を見てきましたが、
注文住宅も建売住宅やマンションのときと同様に
登記費用などの諸費用がかかります。

①売買契約書の印紙税

②金銭消費貸借契約書の印紙税

③土地所有権移転登記の費用

④建物所有権保存登記の費用

⑤住宅ローン抵当権設定登記の費用

⑥司法書士代

⑦固定資産税

⑧不動産取得税

⑨仲介手数料

⑩適合証明書発行手数料

→フラット35を利用する場合のみ必要

⑪保証料

→住宅ローンを借りるために保証会社に支払う料金

⑫融資手数料

→住宅ローンを借りるために金融機関に支払う手数料

⑬火災保険料・地震保険料

⑭団体信用保険料

→ほとんどの金融機関は金利に含まれる

⑮住宅ローン斡旋手数料

→住宅ローンの手続きを不動産会社にサポートしてもらったときに支払う料金

⑯引越し代

⑰インテリア・家具・家電代

やはりかなりの金額がかかることが分かりますね。

注文住宅独自の諸費用とこれらの諸費用を合わせると、
やはり土地建物価格の10%程度は諸費用にかかる費用として
用意しておいたほうが安心だといえます。


「もっと詳しく知りたい!」
「他にはないの??」
という方は、お気軽にご相談ください。

諸費用って何?? ②

今日は、昨日の続きからです。


○つなぎ融資とは?


つなぎ融資とは...
住宅ローンの提供金融機関が注文住宅などを建てるお客様に対し、
住宅ローンが支払われるまでの間、
着工金などの支払いを貸し付けてくれることです。


しかし、ここで注意したいのはつなぎ融資期間中に
つなぎ融資の利子とその諸費用を現金で支払う必要があるということです。


では、気になるつなぎ融資の利子と諸費用ですが
大体いくらなのでしょうか?


下記をご覧ください。

<つなぎ融資の利子計算方法>

・借りたお金×金利÷365×借入日数

<つなぎ融資の諸費用>

・つなぎ融資契約書の収入印紙代

→1,000万円超え~5,000万円以下の場合は20,000円。

・金融機関への申込み手数料

→0円~100,000円

・印鑑証明などの雑費

→1,000円


おおよそ、つなぎ融資の金利は2%~3%。

3,000万円つなぎ融資で借りて、
年率3%の金利・借入期間180日とした場合は443,835円。


つまり、つなぎ融資関連費用だけで
50万円近くかかることも多いことが分かります。


 
○つなぎ融資以外にも必要な費用


注文住宅を建てる場合には、建売住宅と比べ
付帯工事費用やつなぎ融資関連の諸費用が
思った以上に多くかかることに驚いている方もいるかもしれません。


しかし、注文住宅には
これら以外にも費用がかかります。


こちらもみていきましょう。

<その他の注文住宅特有の諸費用>

・工事請負契約書の収入印紙代

→1,000万円超え~5,000万円以下の場合は20,000円。

・建築確認申請費用:建設前に役所に申請する費用

→100,000円~200,000円。

・地鎮祭:着工時に神主へ支払う費用など

→30,000円~60,000円(省略する場合も)

・上棟式:棟上げの儀式

→100,000円(省略する場合も)

・設計監理料:数十万円~数百万円

ハウスメーカー・工務店は安く、設計事務所の場合は高いことが多いです。


上記の諸費用だけで20万円以上かかる可能性があるのが分かります。


建売住宅などの場合も、設計料や建築確認費用などは
厳密にいえば代金に含まれているのでしょうが、
引渡時にローンから支払うのと、
自己資金から用意しなければいけないのとでは
やはり気構えが違うものです。

諸費用って何?? ①

先日、「家づくり」の諸費用って何でしょう?

というご質問がありましたので
今回は、諸費用について改めてご紹介します。

チラシやインターネットを見てみると
売り家や注文住宅の情報を見つけることが出来ます。


新築を考えている方ならば、一緒に記載されている金額をもとに
きっと頭の中で月々の支払額を計算するでしょう。


ですが...
「これならいける!」
と思うのは危険です。


家を建てる時にかかる費用は、この建物の本体価格以外に、
付帯工事費用と諸費用が必要だからです。


つまり、残念ながらこのチラシの値段では家は建てられません。


では、家を建てるには、実際いくらかかるのでしょうか??
諸費用と付帯工事費用をまとめてざっくり表現すると、
本体以外にかかる費用、といえます。

 

○諸費用込みの総費用の目安

「色々資料を見たけど...
結局いくら必要なのかさっぱり分からない!」


そういう場合はこの数式で目安の金額を出すといいかもしれません。


(土地購入費+本体価格×1.2)×1.1=総費用の目安


注文住宅の付帯工事費用は本体価格の
15%~20%が目安だといわれています。


また諸費用は土地購入費と建築費(本体価格+別途工事費)
を合わせた値段の6%~10%が目安です。


この数式は上限の20%と10%に合わせていますので、
例えば土地購入費が700万円で本体価格は1,500万円の場合、
総費用の目安は2,750万円。


つまり、2,750万円用意すれば
足りる可能性が高いことが分かります。


 
○付帯工事費用とは?


本体価格に含まれるものは
ハウスメーカーや工務店にもよります。


「基礎工事」といわれるものから
「木工事」といって建物本体を作る工事、
サッシ・ガラス工事などの窓などを取り付ける「設備工事」、
コンセントや照明の配線を調える「電気工事」があります。


一方、付帯工事費用に含まれるものは
本体工事費以外の項目です。


先ほど触れましたが、
付帯工事費用は本体価格の15%~20%が目安です。


地盤が軟弱だったり、
公道から離れた場所や住宅地以外であったりすると、
基礎補強工事関連費用や引き込み工事関連費用など
多くかかる可能性があります。


付帯工事費用とは、具体的に言うと、
下記のような工事にかかる費用のことを言います。


<主な付帯工事費用の一覧>

・基礎補強工事関連費用  :  地盤改良が必要な場合などにかかる費用

・引き込み工事費用 : 水道管やガス管を敷地内に引く際にかかる費用

・エクステリア工事関連費用 : 門扉や庭などにかかる費用

・屋外電気工事 : 駐車場の照明や外にある水道を取り付けるための費用

・インテリア関連費用 : カーテンレールなどを取り付ける費用

・電設工事関連費用 : エアコンなどを取り付ける費用

・解体工事費用 : 家を解体して新たに建てる場合に必要な解体費用


ハウスメーカーの場合は付帯工事費用という項目のみで、
内訳は明らかにされないことが多いようです。


何が含まれているのかはその建築業者によりますが、
1割前後の額を想定しておけば、
それほど差はないのではないかと思われます。


 
○注文住宅を建てる場合の諸費用


建売住宅やマンションではかからず、
注文住宅を建てるときだけかかる諸費用があります。


つなぎ融資関連の諸費用と
建築確認申請費用などを含む諸費用です。

では、まずつなぎ融資とはなんでしょうか?


そもそも建売住宅やマンションでは手付金を支払った後は引渡時に
1度だけ支払えばそれで済みます。

しかし、注文住宅の費用の支払い時期は
3回~5回あるのが一般的です。

ハウスメーカー・工務店にもよりますが、


土地購入時・工事契約時・建物の建設着工時・建設上棟時・引渡し時
に、分けて支払う必要があるのです。

しかも、多くの金融機関は、
土地購入時と建物引渡し時にしか
住宅ローンを貸し付けてくれません。

しかし、そうなると着工時や上棟時などに
費用を払えなくて困りますよね。

着工時や上棟時・引渡し時は
それぞれ建築費用の30%払うことも多いようです。


その費用を自費で払えない場合には、
つなぎ融資を利用するケースがほとんどであると思われます。


<参考:土地付き注文住宅建設時の流れ>

①ハウスメーカー・工務店選び

②ハウスメーカー・工務店などによる地盤調査

③土地購入

④ハウスメーカー・工務店と工事請負契約締結

⑤設計図の完成・建築確認申請

⑥実際の建設

⑦引渡し


※②地盤調査は土地購入後に行うこともあります。

すでに所有している土地の場合は③土地購入は不要です。
設計事務所に依頼するときは、④の前に別途設計事務所との契約が必要です。

え?と思うような住宅ローンに通らない原因

「家づくり」の第一歩として大切なのが
資金計画です。


しっかりとライフプランを立てて
住宅ローンの審査にも通らなければいけません。


ですが、時には審査に落ちてしまう事も

今日はその原因についてご紹介いたします!

 
○携帯電話料金の未納


携帯電話(スマートフォン)を購入する際、
分割して月々の電話料金と一緒に
本体の代金を支払う方法が多いですね。


しかし、これは立派なローンなのです。


滞納すると、この機種代金のローンの未払いで
住宅ローン審査に引っかかってしまいます。


カード払いにしておくのも1つの対処法ですが、
引き落とし日に口座に残高があるのか確認しておきましょう。


○年金保険料の未払い


未納があって、いまから新築をお考えの方は、
市役所や年金事務所などで相談してみましょう。


○税金の滞納


住民税や車、二輪の税金なども同様に、
滞納があると審査に通らない可能性があります。


こうした税金の滞納金があると、
少額であっても信用がないということで
審査に通らないことがあります。


○クレジットカードのキャッシング枠


クレジットカードのキャッシング枠にも注意が必要です!

クレジットカードのキャッシングでは、
ATMにクレジットカードを入れるだけで
簡単にお金借りることができてしまいます。


金融機関によっては、
この枠が「既に借りているもの」とみなす場合があるそうです。

このため...

キャッシング枠のついたクレジットカードを
たくさん持っていると、
これが理由で住宅ローンの審査に通らない!
という場合があります。


ですから審査をする前に
使っていないクレジットカードは解約し
使っているものに関しては
使わないキャッシング枠があるのであれば
はずしておいたほうが安全です。


キャッシング枠をはずす場合は、
クレジットカードの裏に書いてある電話番号に電話をし、
キャッシング枠を外したいと伝えるだけで大丈夫です。


○健康状態が悪い


重い内臓疾患や精神疾患にかかっていた場合、
住宅ローンの審査に通らない場合があります。


なぜかというと、フラット35以外では、
ほぼ全ての金融機関が住宅ローンの申し込みの条件として、
団体信用生命保険に入ることになっているからです。


住宅ローンの借主に万一のことがあった場合は、
この団体信用生命保険で住宅ローンの支払いが免除されます。


なので、万一の場合になる確率が高い場合は、
病院で検査して健康状態を告知したりすることが必要になります。


その結果団体信用生命保険に入れず審査が通らない場合もあるので、
健康状態にも注意が必要なのです。


※フラット35は、団体信用生命保険は任意加入なので、
保障なしでもどうしても住宅ローンが組みたい方は、
こちらをおすすめします。


いかがでしたか?


「もっと詳しく知りたい!」
「審査に通るか不安」


という方は、お気軽にご相談ください。

「家づくり」パートナーの選び方 ②

今日は、昨日の続きからです。


○ハウスメーカーの特徴


「家づくり」のパートナーとして、大きな選択肢の一つが
ハウスメーカーです。


ハウスメーカーとは、その名の通り住宅会社ですが
全国展開しているのが特徴の一つで
テレビのCMなどでもよく見かけますね。


そのため認知度が非常に高く
展示場なども常設されていることも多いです。


「チョット見に行きたいなー」
と思ったら、すぐに足を運ぶことができます。


ただし、厳密に工務店・ハウスメーカーの
厳密な区別があるわけでありません。


地元密着の住宅会社が工務店
全国規模の住宅会社がハウスメーカーという認識です。


○安定した品質で「家づくり」


ハウスメーカーは、大企業になるため
「家づくり」を進めるにあたって倒産のリスクが低くいです。


また、アフターフォローや長期保証に関しても
安心感がありますね。


更に、一定の品質が提供されるというメリットもあり
ZEHなどの最新性能に関しても敏感に取り入れ実績も豊富です。


諸々の手続きに関しても
担当者が代行してくれる場合も多い様ですので
とにかく手間を省きたい場合にもよいでしょう。


○ハウスメーカーの注意点


工務店と同様に、ハウスメーカー独自のデメリットがあります。

まずは、自由設計度の低さです。


ハウスメーカーには、すでに規格があるため
その範囲内での設計を考えなくてはいけません。


ハウスメーカーは工務店と比べて割高ですが
規格外のものを建てようとすると
更に追加料金が必要になるでしょう。


そのため、モデルルームや提示されている間取りなどを
気に入っていれば安心ですが
独特なデザインなどを希望している場合は
注意が必要です。


また、担当者の入れ替わりの可能性もあります。


相談しづらくならないように
しっかりと要望について話をしておくことが大切です。

「家づくり」パートナーの選び方 ①

さて、先日ハウスメーカーと工務店の違いは何か?

というご質問を頂きましたので
今回は「家づくり」のパートナー選びについて
ご紹介いたします。


○家づくりの依頼先は大きく分けて3つ!

家づくりの依頼先は大きく分けて

【ハウスメーカー】【工務店】【建築設計事務所(建築家)】

の3つがあります。


どのパートナーがご家族の要望をかなえる家を
建てることができるのか...

最適な依頼先探しはとても重要です。


今日は、地元ならではの手厚いフォローが
魅力の「工務店」の特徴やメリットについてです。


○工務店の特徴を知ろう


工務店とは、一般的に営業エリアを限定し、
地域に密着した建設会社の事です。


社長が大工を兼ねている工務店もあれば、
大工と事務員を多く抱える工務店もあり、
規模は様々です。


工務店は地域に密着して「家づくり」をしているため、
小回りが利くフットワークの軽さときめ細やかさがあります。


家づくりの過程で重要となる打ち合わせや
メンテナンスにも迅速に対応してくれます。


自由にプランニングでき、コストが比較的リーズナブル、
そして何より地域密着ならではの安心感が工務店の特徴です。


○自由なプランニングを可能とする高い技術力が鍵


工務店には設計から施工までを一貫して依頼する
ため、対応が比較的早いです。


基本的には自由設計を主体とした「家づくり」で、
建て主の要望や条件に合わせて設計してくれます。


相談しだいで自由にプランニングできるのも
工務店の魅力といえます。

また、工務店はその地域特有の災害、気候、
地理に最適な家づくりを得意とします。


工務店を選ぶ際は上記の事をかなえてくれる
施工の技術力に注目しましょう。


○コストが魅力!予算に合わせて無駄のない家づくり


工務店は施工に詳しく現場に精通しているので、
施工の知識や素材の情報が豊富です。


そのため、施工面でのコスト削減のアイディアや
独自の流通ルートを確保している工務店が多く、
安くても高品質な建材を仕入れる有益な情報を
もらえることもあります。


自由なプランニングが得意な工務店だからこそ、
予算が限られた中でも希望通りの「家づくり」を
可能にしてくれます。


また、大規模な広告宣伝費や従業員の人件費、
住宅展示場などの維持費がかからないことも
低コストの実現に貢献しています。


○工務店の注意点


工務店には下記のような注意点があります。

デザインの提案が少ないことがある
工法などに制約がある


理想のマイホームを納得のいく住まいに
するために、特徴と注意点を把握し、信頼でき、
相性のいい工務店を選ぶようにしましょう。

月返済額の落とし穴!

今日は、毎月の返済額の落とし穴についてご紹介いたします。


住宅ローンを組む際に皆様気にされるのが
月々の返済額です。


「このくらいなら払っていけそう」
「家賃に+○○円ぐらいかな...。」

など、資金計画を立てた上で考えていくものですが
一つ気を付けておきたいのが


月々の返済額×12カ月=1年に必要な金額

ではない!という事です。

例えば、家を建てれば「固定資産税」といった税金や
10年後の「修繕積立費用」などの「維持費」が必要です。


まとまった金額がいるため
月々のローン返済にプラスして考えておく方がよいでしょう。


因みに...

「家賃並みの返済額!」
「家賃より安い!」


という広告は、金利や返済期間はもちろん
条件付きのキャンペーンが適用されていないかなど
しっかりと確認しておきましょう。


「この金額なら大丈夫」
と思っていても、いざ返済が始まると


「家計が危ない」
という状況になりかねません...


○年間単位で考える


では、どのように考えればよいのでしょうか?

それは、「年間」で考えるという事です。


現在支払っている住居費に駐車場代などを含め
更に、マイホーム資金として年間で貯蓄している分を
足し合わせることで、現在の年間住居費がわかります。


(7万円(家賃)+1万円(駐車場代)+2万円(マイホーム貯金))×12カ月
=120万円(年間住居費)

そこから、「維持費」を引いて12で割った金額が
月々の返済金額となります。


年間の支払額(維持費含み)をしっかりと明確にしながら
月々の返済可能額を把握するようにしてみてください。


「よく分からない!」
「資金計画をたてたいんだけど...」
「もっと、詳しく知りたい」


という方は、お気軽にご相談ください。

火災保険ってどんな保険?

これから台風なども発生しやすくなりますし、
心配な季節が続きます。


そこで今日は「火災保険」について
ご紹介したいと思います。


住宅を購入・新築する際は、火災保険に加入するのが一般的です。


「火災保険」という名称のためか、
「火災に関しての保険」と認識されている場合が多いのですが、
火災保険の保障は、様々なものがあります。


今回は、そんな火災保険の意義や内容について
触れていきたいと思います。


主な保証の内容は、こんなにある!


災害...

火災・水害・風災・落雷・破裂・爆発・ひょう災・雪害など


残存物取片付け費用...
災害や事故による残存物を取り片づける費用


諸費用...

保険金支払い事由発生時の臨時費用・被災時の見舞金・損害防止費用など


事故...

排水管事故による水濡れ、予測できない突発的な事故による家財の破損など


盗難...

家に侵入する際に破損した窓ガラスや鍵などの補償や、
場合によっては現金被害も対象。


個人賠償責任...

日常生活、もしくは住宅の所有・使用・管理に起因する事故で、
本人または家族が他人にけがをさせたり、他人の物を壊したりして
法律上の損害賠償責任負った場合の補償。


※ただし、賃貸物件のオーナーの職務遂行または動産、不動産の所有、
使用もしくは管理に起因する法律上の賠償責任を負った場合に
被った損害は補償されない

○防火対策が十分だと、火災保険は最低限でいい?

火災保険については、防火対策をしていれば、
最低限でいいという方もいらっしゃいます。


ただ、交通事故などと同じく、
もらい火による火災という場合もあるのです。


このような不可抗力による火災や自然災害に備えることができる、
というのが大きな意義だと言えると思います。


○火災保険:建物の保証と家財の保証

火災保険は、建物と家財と別々に加入します。

建物だけ保険に加入し、家財は未加入という選択もできますが、
家財保険は家電や家具だけではなく、
衣類やデジカメなどの電化製品も対象にできます。


もし、火災や水害などですべて買い替えとなったら?
家財保険の保険料は安いものなのかもしれません。

○まとめ


家を取り巻くリスクを洗い出し、自分たちにはどんな
が必要か線引きすることで、不必要な補償を把握することが
大切です。


補償が手厚いほど、費用もかさみます。


最近は、自分で必要な補償だけ選べる
カスタマイズ型の保険も沢山あります。


お住いの地域の環境(台風が良く来る、大雪が多い、など)も
参考にしながら、重要度の低い補償は見直してみましょう。

シンボルツリーのある庭

外に出て家を見ていると、
素敵だなーっと思う家を見かける時がありますね。


先日はお引渡しを終えたお家に
沢山の木が植えられていました。


お世話の手間はありますが
やはり緑があると、とても素敵な印象になります。


そこで今回は、この「シンボルツリー」について
ご紹介いたします。

シンボルツリーとは、
家のシンボルとなる樹木のことを言います。


どんな木を庭に植えるかによって
家の雰囲気はもちろん、
家の中から庭を眺めた時の見た目も大きく違って来るので、
自分の家に合ったシンボルツリーを選びたいですね。


○シンボルツリーに向いている木


シンボルツリーの選び方の一つに、
「植えた後の育てやすさ」があると思います。


大型の植物の育成が初めての方...
そもそも植物を育てたことがない方は
「育て方」がとても心配になりますよね。


そんな方は、常緑樹のシンボルツリーがお勧めです。


常緑樹とは、常に緑色の葉っぱを付けた木のことです。


常緑樹のメリットは2点

・常に葉っぱが付いているため、

さみしくなりがちな冬の庭を彩ってくれること

・葉っぱが落ちないため掃き掃除などの手間が不要なこと

人気のシンボルツリー

【シマトネリコ】

シンボルツリーとして見かけることの多い、シマトネリコ。
常緑樹でとても丈夫で育てやすく比較的安価で、
全国どこでも手に入りやすいです。
ただ成長速度が速く伸びすぎてしまうことも多いので、
自分で剪定できるように高さを2~3mに抑えるのがお勧めです。


【オリーブ】

庭木としてすっかり定着したオリーブ。
ボリュームがあり見た目もオシャレで素敵です。
オリーブは大きくなると強風が原因で
枝が折れたり傷んだりしやすいため必ず選定が必要です。
伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝を根元から切り落とします。
また、混み合っている部分の枝も切り落とします。
洋風の庭を造る場合に、今はオリーブは必須とも言えますね。


【ソヨゴ】

ソヨゴは美しい緑色の葉が特徴的な常緑樹です。
乾いたような質感の葉は風に揺れると周囲の葉とこすれ、
カサカサと独特の葉音を立てます。
5月~6月に目立たない控え目な白い花が咲きます。
10月~11月には果実が赤く熟しますが、
残念ながら果実がつくのは雌株だけで
近くに雄株がない場合は実がならないこともあります。


○シンボルツリーはどこに植える?


せっかく植えるシンボルツリーなので、
よく目につくところに植えたいですよね。


シンボルツリーを植える場所の王道ととしては、
玄関のアプローチ付近やリビングから見える
庭に配置してあげるとよく映えます。


また、夜にはシンボルツリーを下から
ライトアップしてあげるのがポイントです。

ちょっとオシャレなお店の庭のような雰囲気に!


外構工事にはまとまった予算が必要となりますが、
シンボルツリーだったら予算を抑えながらも
家の見栄えがよくなるので取り入れて
みてはいかかでしょうか。

外構工事を安く抑えたい~エクステリア材の工夫~

さて、今回は外構費用を抑えるちょっとした工夫について

ご紹介したいと思います。

マイカーを保有しているなら必要不可欠な駐車場スペース。

今や車は一家に一台から一人に一台になりました。


せっかくなら雨雪の心配が無い駐車場が欲しいですよね。
ですが、外構工事の中で費用がかかるのが
コンクリートを使用した工事なんです。


①車一台分(5m×2.5m)

コンクリート 約10万~15万円

②車二台分(5m×5m)

コンクリート 約20万~30万円


コンクリート敷きのカーポートの駐車場を作るだけでも
数十万~100万円近く予算が必要になります。

しかし同じコンクリート仕上げの場合でも、
車のタイヤが乗る部分だけをコンクリートにして
残りの部分を芝生や砂利などにすれば...


全面をコンクリート仕上げにするよりも
大幅にコストダウンができ、
おしゃれな仕上がりになります。

さらに駐車場を安く仕上げるにはコンクリートではなく、
駐車場用の砕石(砂利)で仕上げます。
これだけでも雨で土がドロドロになる心配はなく
お手軽な方法です。


とはいえ、日々砂利が減ってしまったり
雑草が生えてきたりと問題もあります。


外構工事は予算と優先順位を決めて進めていきましょう!

外構費用は「ローン」に組み込めるのか?

数日前に、外構工事を計画的に進めていくことについて

お伝えしました。

そこで今回は、外構費用を「ローン」に
組み込めるのか...?について
ご紹介したいと思います。


 
住宅ローンを組む際に、
外構費用の蓄えがないので、建物と一緒に組めないか?
というご相談をよく受けます。

ポイントは二つあります。

一つ目の大きなポイントは、


金融機関によって、できるできないがある
ということです。

外構工事を建築工事の一部とみなす金融機関と、
そうでない金融機関とがあります。

前者の場合は、工務店からの建築工事費の見積書と一緒に
外構費の見積もりと契約書も添付すれば
合算した金額を総予算として考慮してくれます。

二つ目のポイントは、
同じ業者に依頼する。
ということです。


引き渡し後に他社に依頼する場合は、
住宅ローンに入れることはできません。

次に、外構費などに関わる住宅ローン減税の話です。


まず、外構費用は住宅ローン控除対象にはなりません。


土地を前もってキャッシュで購入した場合などは、
土地代も同じく住宅ローン控除対象にはなりません。

以前のブログでもお伝えした通り
土地から探されている方は、
工務店などのパートナーを決めてから土地を探して購入すると
よいでしょう。

ところで...

エアコン家具などは住宅ローン控除に
含まれるのでしょうか。

エアコンは、契約した業者から購入し、
取り外しができないものと認められれば、
住宅ローン控除に含めることができます。


照明器具はどうでしょう。

これも、エアコンと同じ考え方になります。


契約した業者から購入し、取り外しのできないタイプ
(ランプのような置くタイプは不可)でしたら大丈夫、
ということになります。

そのほか、水道工事代金なども、
土地をキャッシュで購入した場合は、
控除対象にならないのでご注意ください。


税金のことで困ったら、税務署に足を運ぶのが一番です。

ローンになにを組み込めるかは、
見学会などでもお話しさせて頂いております。


細かいところ、具体的なものもありますので
困ったら、まずご相談ください。

「親の土地」に建てる ②

今日は、昨日の続きからです。

親の土地を借りたことにして子どもが家を建てたら?


親の所有する土地に子どもが家を建てると、
条件によってはみなし贈与になり、贈与税がかかります。


まずは、土地の使い方の違いから、
どんな場合に贈与になるのかチェックしていきましょう。


○使用貸借と賃貸借の違い


物の貸し借りを法律的にみると、
「使用貸借」と「賃貸借」に分かれます。


使用貸借とは↓↓↓

「このDVD、(ただで)ちょっと貸して」

賃貸借とは↓↓↓

「レンタルショップででDVD借りよう。」


二つの違いは、賃料(対価)があるかないかです。


地代も権利金も払わない「使用貸借」の場合は
贈与税はかかりませんが、
上記のお金を支払う「賃貸借」の場合は
贈与税が発生する場合があります。


のちのち相続する場合には
使用貸借にも結局贈与税がかかってくるのですが、
それぞれ注意するポイントをあげておきます。


○使用貸借について


親の土地を子どもに
時価よりも安い金額で売ったらみなし贈与になり、
贈与税を支払わなければなりません。


全くの他人と取引するときと
同じような金額でないといけないのです。


では、子どもが親の土地に家を建てて、
権利金や地代を払わない場合はどうなるでしょうか。


一般的に、親の土地に子どもが家を建てる場合、
権利金や地代を要求する親は少ないでしょう。


しかし、他人の土地に家を建てようとした場合、
通常その土地の持ち主は家を建てようとする人に
借地権設定の対価として、
権利金や地代を支払ってくれ、というはずです。


(※借地権

借地権がついた土地(底地)は、借地人が土地を占有し独占的に
使用収益できる安定的利益が中心となる法的側面があります。)


そうなると、権利金や地代を払わない子どもは、
本来支払うべき借地権相当額(権利金や地代分)を
親から贈与されていると考えられるでしょうか。


権利金や地代も支払うことなく土地を借りる場合を、
土地の使用貸借といいます。


この使用貸借による土地の使用では、
借地権相当額の贈与税が課税されることはありません。

つまり、みなし贈与にはなりません。


しかし、相続の時には借地権の評価額分、
相続税を多く払います。


この使用貸借されている土地は、
将来親から子供が相続するときに相続税の対象となります。


○地代を支払う場合


権利金は支払わないけれども、
付近の相場並みの地代は支払っている場合はどうでしょうか。


生計を別にしている親子間では、このようなケースもあるでしょう。


このように、通常の相場の地代を支払った場合は、
土地の賃貸借といいます。


通常、権利金などの一時金を支払う慣行のある地域で、
権利金の支払いなしで借地権の設定があった場合には、
その権利金相当額の贈与があったとみなされます(みなし贈与)。


したがって、その払っていない権利金の分だけ
贈与税がかかるのです。


ただし、贈与税がかからないようにする方法として、
使用貸借のほかに次の二つがあります。


①子どもが親に対して...

付近の賃貸事例(相場)並みの地代の他に、
通常の権利金を支払っている。

②税法で規定された「相当の地代」を支払う。

わかりやすくいうと、通常の地代に
権利金込分をプラスした地代となり、
通常の地代より高い地代を支払う場合ということです。


今回は、親の土地に家を建てる場合をテーマにして、
注意点をあげました。


みなさんの「家づくり」の参考になれば幸いです。

「親の土地」に建てる ①

見学会などで、土地に関するご質問をたくさんいただきます。

その中でも


「親の土地に家を建てたいんだけど...」
というご相談をよく耳にします。

中には、親御さんと直接
「敷地の空いているところに建てればいいんじゃない?」
「生前贈与は高いって聞くから、貸したことにするから。」
という話を進めている、という方もいらっしゃいます。


では、この話
鵜呑みにして良いのでしょうか?良くないのでしょうか?


家を建てるのは、ほとんどの方にとって一生に一度のことで、
そして、一生のうちで一番高い買い物になるでしょう。


そんな人生の一大事に、
人から聞いた話だけで行動することは危険です。


不確かなことは、確かなことに。
「もし」や「だろう」は、一つ一つ解決していかないと
新築一戸建てにはたどりつけません。


それでは、上記の二つの言葉のどこに
不確かな要素があるのか...
一つずつチェックしていきましょう。


○住宅ローンを借りる時は、親の土地も担保になってしまう!


親の土地に家を建てる場合でも、
新築する建物だけでなく、
その土地も担保に入れることになります。


「住宅ローンの借入は、建物にしか使わないのに...」
と思われるかもしれませんが、
「万一」の時にはマイホームを売って返済することを考えていただければ、
なぜ土地も担保になるのかわかっていただけることと思います。


上物の価値はすぐ下がりますが、土地の価値は下がりにくいからです。
「親の土地」に家を建てようが
土地も含めて丸ごと担保に入れるのが原則です。


そこで、対策のひとつとして「分筆」が考えられます。


土地は「筆」ごとに登記されているため、
担保に入れるのは筆ごととなります。


そのため...
1つの筆の土地に親の家があって
余裕のあるスペースに家を建てる


といったケースは要注意です。


親の家まで担保に入ってしまうことを避けるため、
土地の筆を分けて(分筆)、
必要なところだけを担保に入れるようにしましょう。


※ただし、分筆には費用がかかります。


親の土地を担保に入れる場合...


金融機関によって、物上保証人か連帯保証人か、
親の立場の扱いが異なります。


物上保証人であれば、債務を負担したわけではないので、
万一の時に担保にいれた土地を失うことはあっても、
それ以上の責任を問われることはありません。

(物上保証は有限責任)


連帯保証人となると、住宅ローンの返済が滞った場合に、
返済の義務まで負うことになります。
(連帯保証は無限責任)


いずれにせよ、どちらの立場になるかしっかりと確認し、
親御さんの理解を得ることが必要不可欠です。

外構工事は計画が大切!

さて今日は、外構工事についてです。


新築で家を建てる際に
内装やインテリアには力をいれるものの
外構工事に関しては忘れがちです。


「まだいいや 」


と思っているうちに、

家が完成していた...なんてことにも ...

外構は、家の洋服だと言われています。


見た目にはもちろんですが
機能面としても重要です。

 
例えば...


外構が完成していないと
家の周りの水はけが悪くなり、水たまりができてしまいます。


水捌けが悪い家の周りはジメジメとしてしまうため
カビやシロアリの被害を受ける可能性が高くなります。

これでは、家が悪くなる原因にもなってしまいますね。


そこで、外構工事の計画を早めに立てておくことが大切です。

○外構は、建物と同じデザインで


最初に記載した通り、
外構の関することは、何かと忘れてしまいがちです。


その結果


「建物にお金をかけすぎてしまい
もう、資金がのこっていない!」

なんてことにも...


予算がなくなれば、とうぜんグレードを落とす必要があります。


一方で、外構工事に予算を充てることが出来れば
外構による機能を最大限に発揮することが出来ます。


例えば、駐車場をコンクリートにする工事を行う場合、
養生期間(設計通りの強度を生み出すための期間)を
1週間以上取らなければいけません。


住宅の引き渡し前に外構工事を行っておけば、建物に住むと
同時に駐車場を使用する事が出来ます。


また、リビングの前にウッドデッキを設けておくことで、
外でバーベキューやランチを楽しむこともできます。


ただし、これらを設ける前に、建物と外構のデザインを
統一させたプランを考える必要があります。


例えば、和風住宅に駐車場をコンクリートにしたり
ウッドデッキを設けると、
ちぐはぐなお家になってしまいます。

そこで、外構工事の計画を早目に行うことで、建物にマッチした
外構を決めることが可能です。


さらに、引き渡し前に外構は完成します。


新築契約するのと同時に、外構工事のプランを考えることが
できれば、予算が無くなる心配もなくなります。

また、新築で建てる際に外構工事を先に行っていないと、
建物だけでなく道路まで汚してしまう可能性があります。


例えば、家の周りが工事できていないと、雨が降るたびに地面が
ぬかるみ、敷地に湿気がこもります。


建物への出入りの際に靴がドロドロに...


さらには道路も
ドロドロになり乾いたら砂埃として舞ってしまいます。

また、ガスや水道管などの工事を行った場所は一度掘削して
いるため、雨が降るとその部分はぬかるんでしまいます。


もしその上に車が乗り上げたりするとガス管の破裂や水道管の
漏水、配水管の破裂する可能性があります。

これらのことを考慮すると、引き渡し前に最低限の外構工事を
行っておく必要があります。


ただ、新築工事動揺に外構工事値段が高額です。


上手に計画を立てなければ、満足のいく外観を手に入れる
ことはできません。


外構工事の計画を後回しにせず、新築工事と同時期に積極的に
工事内容を決めて予算を確保してください。

平屋を建てるポイント

来週に開催予定の完成見学会は、
今人気の平屋の住宅です。


平屋と言えば...


より耐震性と耐久性に優れ、
より使いやすさと住みやすさにも優れているという
メリットがあります。


かつ、平屋にすることで、
メンテナンスや将来の増築といったランニングコストをも
最小限に抑えられます。


しかし、そのメリットを全て享受するためには、
あることに注意しておかなければいけません。


今回は、その注意しておきたいポイントについて
ご紹介いたします。


○平屋のデメリットとは?


平屋にした場合、
全ての部屋が1階につくられることになります。


また、土地を無駄に広げないことを考えると
敷地いっぱいに有効活用するということになります。


この場合、平屋が引き起こしてしまうデメリットとしては、
日当たりが良い土地の場合であれば、
リビングや各居室が全て外からの視線にさらされてしまう点です。

(丸見えになってしまうということ)


そして、その視線を遮るため全ての大きな窓にカーテンを設置し、
しかも、ずっとそのカーテンを閉めっぱなしにしてしまいます。

また、大きな窓は防犯的に不安だし強風の時も不安だからと、
それらの窓全てにシャッターを設置するようになります。


そしてその結果、家の外観もあまり美しくなくなってしまいます。


もちろん、カーテンやシャッターといった
余分な製品にけっこうなコストが、
かかってくることにもなります。


日当たりが悪い土地であればたとえ大きな窓つくったとしても、
家の中が全く明るくならない可能性が高くなってしまいます。

隣の家との距離が充分に取れないからです。


となれば、せっかく家を建てたのに家の中が薄暗くなってしまい、
大きな窓をたくさんつくっているはずなのに、
朝からずっと電気をつけてないとダメな家になってしまうことに ...。


ですから、平屋を建てる上で大切なことは、
この丸見えと薄暗さの両方を解決するということです。


○プライバシーと明るさを両立させる


プライバシーと明るさを両立させることは
非常に大切です。


たとえ、日当たりが良い土地であろうと、
日当たりが悪い土地であろうと、一切関係なくです。


そのためには、光の採り込み方を、
その土地に合わせて工夫する必要があります。


そして、カーテンをつけなくてもいい窓を
つくるようにしなければいけません。

カーテンをすれば、
せっかくの光を防いでしまうことになります。

日当たりが良い土地の場合、
決して、必ずしも一番南に窓をつくることが正解ではありません。

むしろ、カーテンやシャッターだけでなく、
目隠しなどまで必要となり、
それだけの余分な出費を招くのだとしたら?

では、日当たりが悪い土地の場合は...?


設計は、
その土地が与えてしまうであろうデメリットを解決し、
その土地のメリットを最大に活かすためにあるものです。


つまり、設計士が、
通念上の常識にとらわれること無く、
柔軟な発想でその土地に合わせて設計することさえすれば、
どんな土地でもプライバシーと明るさを両立させた
家を建てることが出来るというわけですね。

それが住みやすい家をつくるにあたって
最も大切なことなのです。

昔の住宅の暑さ対策と寒さ対策

夏の終わりを感じる今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏も35度を超える猛暑日が多く続き、過ごしづらい日も少なくなかったかと思います。

今回は、昨日に引き続き、日本古来の住宅の暑さ対策と、少し早いですが冬の寒さ対策がどのようにされているのかをお伝えいたします。

日本古来の住宅は、どちらかというと夏向きにできています。
理由としては、日本の夏の高温多湿を和らげるための仕組みたくさん備わっているためです。

例を挙げると、
・壁が少なく、部屋と部屋の間は襖で仕切られている
・襖や障子戸を外すと、風の通り道ができ、熱や湿気を逃すことが可能
・優れた断熱材である「茅」を使用した茅葺屋根
・夏の直射日光が部屋に入るのを防ぐための「軒」
・風向きを考えた家のつくり
・高機能な土壁が家の中の温度上昇を和らげる

といった具合です。

続いて、寒さ対策についてお伝えいたします。
暑さ対策ではたくさんの仕組みが備わっていた日本古来の住宅ですが、寒さ対策についてはなんとほとんど対策されていない状態でした。

現代の住宅では、断熱材や樹脂製窓をはじめとした、様々な対策がされています。

しかし、日本古来の住宅では現代の住宅とは異なり、以下のような状態だったようです。
・断熱材が使用されていない
・家の中に隙間があるが原因で、あたたかい風が逃げてしまう
・アルミをはじめとした、熱を伝えやすい素材を窓に使用している

このような状態ですと、いくら空気をあたたかくしてもあたたかい空気が外に逃げて行ってしまいます。
そういったこともあり、空気全体をあたためるような方法と日本古来の住宅構造とでは、相性が悪かったそうです。
そこで一部の人たちは、住宅以外での寒さ対策を考えました。

それは、「ドテラ」という防寒着です。

家の空気をあたためることができないならば、人間の体を直接あたためればいいという発想をしたのです。

他にも、、、
・炭を使った火鉢
・アンカやカイロ
・ゆたんぽ

といった、体をあたためだけでなく動きやすさも兼ね備えた、快適な生活を送ることができるような仕組みを考案していきました。


現代では、暑さ対策、寒さ対策の両面において便利な設備が充実しており、それら設備が標準搭載されている住宅も増えてきました。
便利な時代に生まれたことを感謝しつつ、節度を守って使用していきたいものですね。

日本家屋と夏

「家の作りやうは、夏を旨とすべし。
冬は、いかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪え難き事なり」


という一節が、吉田兼好が執筆した「徒然草」にあります。


「家は夏に合わせた作り方をすべきだ。
冬はどんなところにも住むことができるが、
夏に暑い家に住むのは耐えられない」という意味になります。


この徒然草にあるように、
伝統的な日本の家屋は夏仕様に造られていました。

昔は今と違い空調がありませんでしたが、
家の中のどのような所に暑さを凌ぐ工夫がされていたのか、
構造を見てみましょう。

・縁側と庇

近年になって新築の家でも縁側が取り入れられたり、
「縁側カフェ」ができたりと再び魅力が見直されている縁側ですが、
縁側は和室と屋外との間に設けられた板張り状の通路を指します。

居室と屋外の間に縁側があることにより、
そこが緩衝地帯となって室温を一定の温度に保つ効果があるのですね。

また、縁側の上にある「軒」とも呼ばれる屋根の庇が
縁側の上に張り出しており、
夏の直射日光が部屋に入るのを防ぐ効果があります。

昔の人はより日光を遮るために、すだれも活用していました。
他にも庇は木材を雨や日差しによる
劣化から守る役割も果たしているといわれています。


・障子と襖

部屋内の風通しで重要な役割を持つのが、障子と襖です。

部屋と部屋を隔てる間仕切りの役をしている障子や襖ですが、
高温多湿な日本にとって重要な機能を果たしています。

全て開け放てば部屋がつながって風の通り道ができ、
熱や湿気を逃がす効果があります。

開けたり閉めたりと風通しを変化させることで、
室内温度を調整する機能があるというわけです。

障子は和紙を通して採光ができるので外に面した部屋に、
襖は室内の部屋同士の仕切りに使われます。

また障子や襖だけでなく屋根裏や床下などにも通風口が設けられるなど、
いろいろな所に風を通すための工夫があります。

・茅葺屋根

木造家屋の屋根といえば瓦がイメージされますが、
瓦屋根よりもさらに歴史が古いのが茅葺屋根です。

茅葺屋根はススキやヨシなどの草を
乾燥させたものを重ねることでできています。

分厚い繊維を集めた茅葺屋根は通気性に優れ、
熱気を外に逃がします。

さらに、熱吸収効果を持ち、断熱性能も高かったのです。

また茅葺屋根は水の気化熱を利用して
室内の気温を下げる機能を備えているともいわれます。

梅雨の時期に屋根の中に雨水をため込み、
夏の日差しや気温によって
それを蒸発させることで室内の温度を下げているのです。


今回は、日本家屋の夏対策ついてお話させて頂きました。
皆様の近くにも取り入れている家屋があるかもしれませんね。

登記とは? ②

さて今回は昨日の続き「登記」についてです。


・地目変更登記


家を建てるためには、
土地の種類(地目)を宅地にする必要があります。


地目にはいろんな種類があります。
(農地、雑種地、公園、山林など)


もし家を建てる土地が宅地でない場合は、
地目変更をする必要があります。


地目変更登記はその時に必要な登記です。

※もし、地目変更しようとしている土地の地域が

農業振興地域に該当していれば、
地目変更登記申請よりも前に、
その除外の申請をしなければなりません。


通称、農振除外の申請と呼ばれるものです。


申請先は、通常地域の役所内の農林課(農政係り)となります。

ただ、役所によっては農林水産課
という名称の場合もあるようです。


普通は、この農振除外の申請をして、
農業振興地域から除外されていなければ、
農地転用届や農地転用許可などの手続きも進みません。

この農振除外の申請の役所側の受付や審査については、
だいたい年数回と決まっていますので、
タイミングが悪ければ、
数か月先の受付になってしまうこともあります。

そして、役所によっても異なりますが、
農振除外申請が受付されてから手続き完了までは、
だいたい半年~8か月くらいはかかるようです。


つまり、申請するタイミングが悪ければ
農振除外の完了までに1年前後かかってしまうことも
ありえるということです。


・建物滅失登記


現在住んでいる家を取り壊して家を建てたり、
古い建物を取り壊してその土地に家を建てるという場合は、
取り壊す建物の滅失登記をしなければなりません。


この滅失登記も、取り壊してから1カ月以内に行わないと
10万円以下の過料となっていますので、注意が必要です。


ただ、取り壊した建物が登記されていない場合は必要ありません。

○登記費用の目安


建物2000万円の新築、土地1000万円、

2000万円の住宅ローンを借入の場合

【登記種類...登録免許税、司法書士等への報酬、印紙税】

・土地の所有権移転登記...15万円、4~5万円、なし

・建物の表題登記...なし、8~10万円、なし

・建物の所有権保存登記...16,800円、2万円、なし

・抵当権設定登記...2万円、5~10万円、なし

・住宅家屋証明...1,300円、1万円、なし

・不動産登記情報2通...なし、なし、794円

合計39~47万円となります。

ちなみに、親の土地に親の名義のまま家を建てる場合...
土地の所有権移転登記が必要ないので、
その分登記費用もやすくなり、30万円前後となります。


そして、農地を買って宅地に転用した場合は
登記や手続きのフルコースとなるので、
登記に関わる費用も50万円前後となります。


この登記に関わる手続きは、
自分で行うことで20万円ほど節約することができます。


しかし、法務局が平日しか開いていないこと、
必要書類をそろえることなど、
注意が必要なこともあります。


「詳しく話を聞いてみたい」
「相談したいことがある」


という方は、お気軽にご連絡ください。

登記とは? ①

家を建てる際に「登記」というものが出てきます。


今日は、この登記について改めてご紹介いたします。


 
そもそも登記とは何のことで
なぜ新築をするときに登記が必要なのでしょう?


登記とは...


「この土地や建物は私のものだ。」
と公的に認めてもらうために行う手続きのことです。

○購入した土地や新築した家の登記をしないとどうなるか?

登記には、表示に関する登記と権利に関する登記があります。


そのうち、表示に関する登記は取得してから1カ月以内に登記をしないと
10万円以下の過料(罰金の類)と法律で決まっているようです。


そして、登記をしないと
固定資産税を納めていても、自分のものだと主張できません。


ある日、いきなり所有者を名乗る人が現れて、退去を求められる、
なんてことも可能性としてはあり得るのです。

○住宅ローンを利用する場合は登記は必須


住宅ローンを利用する場合、土地や建物に抵当権という権利を
登記しなければなりません。


これは、あなたが住宅ローンを支払えなくなった場合、
銀行が住宅ローンの代わりに土地と家をもらえる権利です。

住宅ローンを利用しない場合は
登記をしなければ登録免許税という税金を節約できますが
過料というデメリットもあります。


なので、新築時には登記は
必ずするものだと思っておいて間違いないでしょう。


 
○新築時に必要になる登記種類

・建物表題登記


新築した建物はまだ登記簿には登録されておらず、
書類上は存在していない建物です。


この状態から、新築した建物の所在地や家屋番号、建物の種類や構造、
床面積、所有者を登録するのが建物表題登記です。

・所有権保存登記


建物表題登記にも所有者は書かれていますが、
所有権保存登記をすることで
初めてその物件の所有者だと公的に認められます。

所有権保存登記をすることで、
その建物を売ったり相続したり住宅ローンを借りたときに行う
抵当権の設定登記が可能になります。


逆に所有権保存登記をしなければ、
その建物の売却も相続もできません。


この登記は任意ですが、上記のようなことがあるので
登記をするものと思っていてください。

・抵当権設定登記


これは、ローンを利用する場合に必要になる登記です。
万が一住宅ローンの支払いが不能になった場合...
銀行が住宅ローンの代わりに土地と建物をもらえる
という登記になります。

ほとんどの場合で、住宅ローンを利用する場合は
その銀行や金融機関、住宅金融支援機構の
第一位の抵当権を設定する必要があります。


そのため、土地の住宅ローンはA銀行
建物はB銀行ということはできません。


・所有権移転登記


土地を買ったら、その所有権を移す必要があります。
これを、所有権移転登記といいます。

変動金利と固定金利、後悔せずに選ぶポイント ②

今日は、昨日の続きの「金利」についてです。


 
昨日は、固定金利と変動金利のメリット・デメリットについて
簡単にお話ししました。

今回は、
「ミックスプランと固定期間選択型住宅ローン」
についてです。

それでは、金利のタイプについておさらいしましょう。


:変動金利

・固定金利に比べて金利が低い

・金利が変動する可能性がある

:固定金利

・変動金利に比べて金利が高い

・金利は返済終了まで決まっている

そして、「どっちつかず」なミックスプランと
固定期間選択型について新たにお話しします。


:ミックスプラン

例えば、2000万円の住宅ローンを借りる場合に、

1000万円は固定金利で、残りの1000万円は

変動金利で借ります、というようなプランです。

このような、2つの金利タイプを混ぜた住宅ローンを

ミックスプランといいます。

:固定期間選択型住宅ローン

・始め決めた期間は固定金利、

後で変動金利になる住宅ローン

結論からお伝えすると...


「どっちつかずなローンを選択すると後悔する!?」
ことになります。

では、その理由についてお話します。

ローンを組む時には、

変動金利 < 固定金利

となります。

つまり、後で変動するということは、固定金利の期間は

固定金利 < 変動金利

とならない限り損なのです。

例を用いて検証しましょう!

例. 2000万円借入    35年返済   元利均等

   変動金利0.6%   

   10年固定1.2%  

   11年目から変動 

と比較してみましょう。

①10年後金利の変動なしの場合

→ 変動のみにした場合と比べて、 約111万円の損

②半年ごとに変動金利0.03%アップの10年後

→ 変動のみと比べて、 約59万円の損

③半年ごとに変動金利0.06%アップの10年後

→それでも、変動のみと比べて 約10万円の損

このような結果になりました。


それならば、始めから変動金利を選んで月々の支払いを楽にし、
金利が低い間に浮いたお金を運用するほうがずっとお得です。

どっちつかずな住宅ローンは後悔のもと

変動金利と固定金利、後悔せずに選ぶポイント ①

今日は「金利」のお話です。


現在、金利はとても低くなっています。


見学会などのイベントでも、

資金計画や金利に関するご相談がやはり多いですね。


ですが、これから「金利」がどう変動するかは
誰にも分りません。

「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶかは
住宅ローンを組む方の頭を悩ませますね。


では、選ぶ際の気を付けておきたいポイントは?


得になるのは?


まずは、金利の基本的なことから
おさらいしていきたいと思います。

まず、それぞれの特徴をあげると、


変動金利

・固定金利に比べて金利が低い

・金利が変動する可能性がある


 
固定金利

・変動金利に比べて金利は高い

・金利は返済終了まで決まっている

ということが言えます。


 

○変動金利と固定金利とどちらが得か、では答えはでない!


変動か固定かを選ぶ際に基準にしがちなのは、


「どちらが得か」
ということだと思います。


しかし、それでは結論はでないし、後悔しかねません。


変動にしていて金利が上がってしまえば
「固定にしておけばよかった!」

となり、


金利があがらなければ
「変動にしておけばよかった!」

となるからです。

では、どういった基準でえらべばよいのでしょうか。

○変動と固定のリスクはだれが負うのか知っておこう


変動金利のリスクは、借り手側が負います。


固定金利のリスクは、貸し手側が負います。

住宅ローンの貸し借りで、
貸主と借主どちらもが得をする、
ということはありません。


 
○変動金利の金利がどうなるかは、結局どれも推測

フラット35のような全期間固定金利や、
借りた時点で返済終了までの金利がわかる住宅ローンであれば、
全部でいくら支払うのかを計算することは出来ます。

しかし、変動金利の場合は、
住宅ローンを支払終わってみないと
支払総額がわかりません。

つまり、借りる時点で住宅ローンの支払総額は
計算できないのです。


 

○なぜ、変動金利でのシミュレーションが多いのか


「家づくり」に関して
ハウスメーカーや工務店などを訪ねたことのある方なら
支払いシミュレーションをしたことのある方も多いかもしれません。

その時、「変動金利」を使いませんでしたか?


その理由はかんたんで、
変動金利のほうでシミュレーションを出したほうが
支払総額が安くなり、
お施主様側の返済プランが立てやすくなるからです。

変動と固定で金利が0.8%違うとしましょう。


そうすると、月々の支払額は、1万円違ってきます。

たとえば6万円台か7万円台なのか、
後者になれば二の足を踏む人も少なくないでしょう。

さらに変動の場合は金利の上げ幅に制限があるので、
2倍や3倍の金利になることはないのです。


借入をする側のお施主様が様々な特徴を把握したうえで
固定か変動か選択されることをお勧めします。

因みに、シミュレーションは
ネットなどでも行えるサイトがあるので
気になる方は、試してみてもいいですね。


 

○住宅ローン、固定か、変動か決めるたったひとつの考え方


それは、借りた後も金利を気にするのかしないのか、
ただそれだけです。


○返済額を少なくし、浮いたお金を運用する

変動金利を利用する際に
一つ注意しておきたいのは...


「金利があがったら、固定金利にかえればいい!」
というものです。


なぜなら、変動金利が上がる前に
固定金利はすでに上がっているからです。

つまり、金利が上がってから固定金利にすれば
更に金利は上がっしまうという事です。

変動金利のメリットは、
なんといっても固定より最初の支払金額が低いことです。

金利が上がるのをびくびくして待つより、
支払が安く済んで浮いたお金を運用する、
これは積極的な解決のしかたとしてお勧めします。

土地の購入に必要なのは土地代だけ?

さて、今日は土地購入の際にかかる費用についてです。


「家づくり」に関する資金を明確にするためには...

まずは、資金計画の最初で
無理のない返済から逆算した「全体予算」を把握します。

そこから、必要となる様々な「諸経費」を差し引けば、
その残った予算が「土地」と「家」に掛けられる
予算ということになります。

ですが、土地を購入しようと思えば
そのためにさらに別途でかかってくる経費があります。

家を建てようと思えば家だけじゃなく
庭の工事も同時にする必要があるので、
残った予算の全てを「土地」代と「家」代に
使い切ることが出来るわけでありません。


そのため

「一体どのような経費がかかってくる可能性があるのか?」
ということを、理解しておく必要があります。

では、まず「土地」購入に際して
必要となるであろう経費からご説明していきます。


 

○不動産屋さんに支払う仲介手数料


土地の販売形態は2通りあります。

1つは、不動産屋さんが土地を買って
造成して販売するという形態。


もう1つは、一般の方が持っている土地を
不動産屋さんが仲介して販売するという形態です。


前者の場合は持ち主自体が不動産屋さんであるため、
仲介手数料はかからないのですが、
後者の場合は、必ず不動産屋さんに
仲介手数料を支払わなくてはいけません。


ただし!

前者の場合でも、
別の不動産屋さんからその土地を紹介されて購入する際は、
紹介してくれた不動産屋さんに
仲介手数料を支払わなくてはいけない場合があるので、
基本的には仲介手数料は必ずかかるものだと
思っている方がいいです。


一般的には、その金額は

(土地代×3%+6万円)×消費税


なので、土地を購入しようと思えば
この経費がかかってくるということを
覚えておいていただければと思います。

 

○水道加入金と水道引込み工事


そして、土地を購入すれば必ず必要となってくるのが、
市役所に支払う水道を使用するための権利金です。


この金額は、設置する水道メーターの口径や
その基準となる口径も市町村ごとに全く違ってくるので、
購入前にこの金額についても
把握しておくようにしないといけません。

また、不動産屋さんが新しく造成した分譲地は、
今の基準に合わせた水道が敷地内に引き込まれているため、
新たに水道を道路から敷地内に引き込む必要はありませんが、
そうじゃない土地を購入する場合は、
敷地内に水道が引き込まれていない場合が多々あるので、
そんな場合は、その工事費用が別途で必要になります。


あるいは、もともと家が建っていて
水道が引き込まれていたとしても、
その口径が今の基準に満ちていなければ
新たに引込みをし直さないといけません。


となると、水道引込み工事費用に加えて
加入金の追加費用も発生することになるので、
こういったことも購入前にしっかり調査することで、
これらに一体どれくらいの予算が必要になるのか?
を把握することが大切となります。


 
○排水負担金


下水道が完備している地域であれば
この経費は必要ではないのですが、
浄化槽を設置しなければいけない地域の場合、
排水先の水路を管理している組合に、
排水負担金という名目の費用を納めないといけません。

これも地域によって金額も異なれば、
一括で支払うだけでいいものなのか?
あるいは、毎月ずっと納めないといけないものなのか?
それぞれ違うため
この項目についても購入前に把握しておくことが大切になります。

○境界基礎と境界壁の工事費用


境界の基礎と壁の費用も土地を購入するにあたって、
必ず必要になってくる経費です。


とはいえ、この境界に関しては隣との中間に造るか?
あるいは自分の敷地の中に造るか?
で費用が大きく異なってきます。
(隣との中間に造る場合は、半分ずつの負担になります)


また、境界基礎の上に設置する壁に関しては、
一体どのようなモノを設置するのかによっても
費用が大きく異なってきます。

なので...

道路以外に接している境界が一体どれくらいの長さがあるのか?
それぞれの境界はどのような状況になっているのか?

ということを、購入前に把握するようにし
その工事に一体どれくらいの費用が必要になるのかを、
把握していただくことが大切です。

 
このように土地を購入しようと思えば、
土地代以外にも様々な経費がかかってきます。


そして、この経費にかかる金額は、
購入する土地によってぞれぞれ全く異なってくるものです。


ですから、こういった経費がかかるということも
頭の中に入れていただいた上で、
自分たちが土地に掛けられる予算が一体どれくらいのか?
を算出するようにしていただければと思います。

耐震強度の重要性について

家づくりを検討されている多くのお客様が、
気にされるポイントの一つが
『耐震性』です。


地震大国日本に暮らす以上
地震対策は大切です!


そこで今回は、『耐震強度』について
改めてご紹介したいと思います。

『2008年に起きた注文住宅529棟の強度不足問題』


見出しのニュースは、10年以上前の出来事になります。


建売住宅ではなく注文住宅による強度不足のニュースは、
一時業界を騒がせたようです。

一方、建売住宅については、
とある耐震偽装事件以降も強度不足の問題が続いたため、
建築基準法は改正されました。


しかしながら...


肝心の4号建築物(木造2階建て以下で500m2以下のもの)については、
業界の強い反発により何も変化しなかったそうです。


つまり、依然として耐震偽装は可能な状況にあります。


4号建築物は、構造計算をしなくてもよく、
確認申請においても構造に関する審査はないのです。


また、耐震基準をギリギリ満たしていても、
木造軸組工法で外壁に
構造用合板やダイライトも打ち付けていないような作り
(外壁が防水シートとサイディングだけのもの)では、
大地震時に1階部分が平行四辺形にひしゃげて
倒壊しやすくなるそうです。


耐震性の問題は、日常生活にもおいても、
風で家が揺れる、歩くと家が揺れるなどの問題を生じさせます。


このような状態が続くと、
家が保障の切れるおよそ10年後には
構造体がガタガタになって、
傾斜・雨漏り・隙間風などの問題を生じさせます。

さらに、雨漏りが生じると、
白アリなどの新たな問題が生じてしまいます。

『建築工房手ごころ』は木造軸組工法ですが、
お施主様のご要望に応じて強度計算を行っており、
自社の設計において耐震等級3の長期優良住宅をご提供できる
技術力とシステムを確立しております。


日本は地震大国。


この機会に、耐震性にスポットライトを当てた
家選び、家創りをご検討されてはいかがでしょうか。


また、『建築工房手ごころ』では
ご希望があれば構造見学も受け付けております!


「まだまだ、不安だ」
「完成したものではなく、構造を見てみたい!」


という方は、お気軽にお問い合わせください。

耐震強度の重要性について

家づくりを検討されている多くのお客様が、
気にされるポイントの一つが
『耐震性』です。


地震大国日本に暮らす以上
地震対策は大切です!


そこで今回は、『耐震強度』について
改めてご紹介したいと思います。

『2008年に起きた注文住宅529棟の強度不足問題』


見出しのニュースは、10年以上前の出来事になります。


建売住宅ではなく注文住宅による強度不足のニュースは、
一時業界を騒がせたようです。

一方、建売住宅については、
とある耐震偽装事件以降も強度不足の問題が続いたため、
建築基準法は改正されました。


しかしながら...


肝心の4号建築物(木造2階建て以下で500m2以下のもの)については、
業界の強い反発により何も変化しなかったそうです。


つまり、依然として耐震偽装は可能な状況にあります。


4号建築物は、構造計算をしなくてもよく、
確認申請においても構造に関する審査はないのです。


また、耐震基準をギリギリ満たしていても、
木造軸組工法で外壁に
構造用合板やダイライトも打ち付けていないような作り
(外壁が防水シートとサイディングだけのもの)では、
大地震時に1階部分が平行四辺形にひしゃげて
倒壊しやすくなるそうです。


耐震性の問題は、日常生活にもおいても、
風で家が揺れる、歩くと家が揺れるなどの問題を生じさせます。


このような状態が続くと、
家が保障の切れるおよそ10年後には
構造体がガタガタになって、
傾斜・雨漏り・隙間風などの問題を生じさせます。

さらに、雨漏りが生じると、
白アリなどの新たな問題が生じてしまいます。

『建築工房手ごころ』は木造軸組工法ですが、
お施主様のご要望に応じて強度計算を行っており、
自社の設計において耐震等級3の長期優良住宅をご提供できる
技術力とシステムを確立しております。


日本は地震大国。


この機会に、耐震性にスポットライトを当てた
家選び、家創りをご検討されてはいかがでしょうか。


また、『建築工房手ごころ』では
ご希望があれば構造見学も受け付けております!


「まだまだ、不安だ」
「完成したものではなく、構造を見てみたい!」


という方は、お気軽にお問い合わせください。

洗面台で素敵な住空間

最近お客様から、脱衣室とは別で洗面室を作りたいなど、
ご要望が多い洗面台!!


朝は洗面所で過ごす時間が意外と多いですよね。


お子さんは、顔を洗い、髪の毛をブラッシング...

大人は、仕事やお出かけに身だしなみを整えたり...


朝は家族みんなが洗面化粧室を使うことになります。


また、一般的に洗面所には洗濯機が置かれていますし、
お風呂場とつながっていて脱衣場にもなることも多いです。


住宅に占める面積は決して大きくありませんが、
毎日の生活に欠かせない重要な空間です。


そのため、お施主様の中には


「うちは子どもが女の子2人だから、
洗面台は1階と2階の両方に設置したいです。」


「1階はゲストも使うから、見せる洗面台に。
2階は家族用に、コンセントや収納がしっかりした
多機能な洗面台にしたいです。」


では、自分の思い描いた洗面化粧室になるように
洗面台を選ぶためのポイントは何でしょう?

○洗面化粧室をオシャレで快適にするには?


「落ち着く空間」をご要望の方には、
シンプルでシックな色がお勧めです。

また、雑貨屋さんのようにかわいい雰囲気を
思い描いている方は、ぜひアクセントにタイルや洗面ボールを。


蛇口もアンティーク風なものからモダンなデザインまで様々。


ご自分の好みに合わせて選んでみましょう。


機能性を重視される方は、
ご家族が使いやすい形にしたり、色々な機能をもたせたり、
手軽にお掃除できるかというところも
チェックされてはいかがでしょうか?


色やデザインにこだわりがある場合は、
ご自分でテーマやコンセプトを決めて、
それらに沿ったものを選ぶとよいでしょう。


なかには、造作で作られる方もいらっしゃいます

洗面台の横に棚を作ると、化粧台としても◎


他にも、タイルや洗面ボールのデザインなど、
空間創りのための1つとして
考えてみるのも楽しいですね。

カーテンの色でお悩みの方


◆カーテンの色(寒色編)


新居に必要なものの1つに
「カーテン」があります。

もちろん、好きなデザインや色を選びたいですよね。
でも、色にはそれぞれ特徴や効果があり、
お部屋によって、使うと良い色や
使い過ぎない方が良い色があります。

今回は「寒色系」の色について
ご紹介したいと思います。

【グレー・黒】

グレーや黒は高級感があり、どことなくハイセンスな印象になります。
モダンでスタイリッシュ、重量感を演出してくれます。

趣味室や書斎など、
リビングやキッチンといった生活室とは切り離した部屋にもお勧めします。

黒は遮光性が高く、光をしっかり遮るので、
集中したい空間にも合っています。

しかし、部屋の中で黒色の割合が高くなり過ぎると、
疲労を感じやすくなったり、

ちょっと暗い閉鎖的な雰囲気になる場合もあるので、
気を付けましょう。


落ち着きや癒しを与えてくれるのがグレーです。
柔軟性や包容力があり、どの部屋に使っても、
リラックス効果があり、上品になります。

刺激のない色なのでゆったりとした
リラックスできる空間になります。


【青・紫】
青色や水色、紫色などのブルー系は、人の気分を落ち着かせ、
集中力アップの効果があるようです。

仕事や勉強室、書斎、寝室にもおすすめ。
また清潔感があるので水まわりにも相性が良いです。

青色は赤色などの暖色と比べると体感温度が低く感じられ、
食欲を抑える効果があるようです。ダイエット向き(笑)

家族みんなで食事をするダイニングには、
あまり向いていないかもしれないですね。

むしろ寝室などにに取り入れて、
ぐっすり眠れる環境を作るのには良いかもしれません。

淡いラベンダー色は癒しの色であり、
女性的なやさしい印象、また知的な印象を持っています。
癒しの効果があり寝室にもおすすめ。


【緑】
緑色は癒しの効果が高く、
どんな色とも相性の良い使いやすい色です。

集中力もup。
寝室やリビング、勉強部屋や仕事部屋におすすめ。

安心感を与えるので、休む場所や
ほっと落ち着きたい所に取り入れたいですね。
心穏やかなやさしい気持ちにしてくれます。

青っぽい緑色や深緑色は鎮静作用が強く、
気持ちが落ち込んでしまう場合などもあるので、
大きさなどをに気を付けましょう。


【茶色】
茶色は、どんな色にも合う為に、
日本のコーディネートの中で
最も多く使用されている色のようです。

お部屋を広く見せ、
安定感のある空間に。

リビングや寝室・書斎におすすめ。
落ち着いて過ごすことができます。

相性の良いオレンジや黄色などと
組み合わせるとポジティブなイメージの空間になります。


以上、寒色系の色が持つ特徴などご紹介しました。

やはり一番大切なのは、

気持ち良く生活できることです。

色の持つ効果や特性に囚われ過ぎず、
パートナーや家族の意見を大切にして選んでくださいね。

そして素敵なマイホームライフを
作っていきましょう。

二階建てが当たり前??

さて、K様邸の完成見学会が間近に迫ってまいりました!

K様邸は、今大人気の平屋の住宅!


そこで今回は、平屋のメリットを改めて
ご紹介したいと思います。


家の基本は「平屋」から始まります。


つまり、その敷地の中に平屋が建つだけのゆとりがあるなら、
基本的には、平屋で間取りを考えるようにすべきだということです。


というのも、平屋にすることで
様々なメリットがあなたにもたらされるからです。


まず、平屋にするだけで必然的に耐震性が高くなります。


家の重心が低くなり2階からの荷重もなくなるからですね。


家は、重量車両が通行すれば揺れるものだし、
台風や強風などによっても揺れるものですが、
その影響は、平屋よりも2階建て住宅の方がより受けることになります。


2階建は、平屋よりも重心が高く
1階部分が小さく柱や壁の量も少ないため、
平屋に比べてどうしても不安定になってしまいます。


その結果、重量車両が通ればその影響を受けて家も震動し、
徐々に耐震金物が緩んでいくことになります。


台風などの強風を受ければその影響を受けて家が左右に揺れ、
徐々に耐震金物が緩んでいくことになります。


そして...
金物が緩んでしまっている状態で地震が起こったとしたら?


1階よりも、細かく部屋を仕切ることが多いため、
壁も柱も多くなり、重くなってしまいがちな2階が、
地震によって揺られるとしたら?

そうなんです...
地震による倒壊リスクが高くなってしまいます。


その点、平屋は重量車両の通行による震動の影響も受けにくいし、
台風などの時も、強風の影響も受けにくくなります。


また、当たり前ですが柱も壁の量も多いし、
地面に対する面も広いため2階建てに比べると、
遥かに地震の被害を受けにくくなっています。


つまり、耐震性が天然で高いことはもちろんのこと、
長持ちするという耐久性で考えてみても、
2階建てよりも高いということが言えるんです。


この他、コスト面や暮らし面においても、
たくさんのメリットを享受出来ます。

○平屋に対して多くの方が持っている先入観と常識


一般的には

「平屋=高い」

「平屋=土地が広く必要=土地代が高くなる」

と言われています。


その結果、余裕をもって
平屋を建てられるような土地であるにもかかわらず、
当たり前のように2階建てを建ててしまったり...


「自分たちの土地には平屋なんて建てられてい」
と、初めから諦めて2階建てを建ててしまうことになります。


ですが、当たり前のように建てられている2階建ての家は、
本当に住みやすい家なのでしょうか?

また、その住みやすさはいつまでも続くのでしょうか?

そして、コスト面で考えてみても
平屋に比べて本当に割安なのでしょうか?


イニシャルコストだけじゃなく
ランニングコストにおいても??


どうしても部屋数が必要だったり
二階建てにこだわりがある方もいらっしゃるでしょう。


ですが、そうではないなら一度ご相談ください。


思いがけない発見があるかもしれません!

暮らしやすい家って??

家を建てるなら、当然「暮らしやすい家」を
建てたいと思いますね。


ですが、具体的にどうすればいいのでしょうか?


「暮らしやすい家」と一口に言っても
こだわりたいポイントは様々です。


例えば、快適性を求めるなら断熱性や気密性

家事楽ならば動線

健康面なら自然素材


ですが、お客様のご相談や
家を建てたいと思った理由の多くが
「部屋が狭い」「モノが溢れてる」
なんです。


「モノが散乱してて寛げない」

「子供の思い出品が捨てられない」

「片づけ・掃除が大変!」


など、大変ですよね。


そこでおさえておきたいのが、収納です。


ですが!

収納と言っても、ご家族によって必要な収納は全く違います。


ただ大きければよいかと言えば、やはり違いますね。


そこで「建築工房手ごころ」では
よりピッタリな収納を作るために
このようなご提案をさせて頂いております。


造作家具ですね。

見学会にご来場いただいた方々はご存じかと思いますが
造作家具は、一点一点全く違った作りになっております。


お施主様と一つずつ打ち合わせを行い
高さ、大きさ全てがオリジナルなんです。


スッキリさせたいけど、どうしたらいいの?

子どもの作品を飾りたいけど、どこに置く?

家具は置きたくないけど、何が必要かな?

という場合も、話し合いを重ねながら作り上げることが
できるため、ご家族ピッタリな物が完成します!


暮らしに合った収納がないと
新しく棚などの家具が必要です。


ですが、折角おしゃれな家になったのに
素材、色、雰囲気が合わない家具は置きたくないですね。


一生暮らしていく家だからこそ
暮らしやすさにはこだわりたいもの...。


収納スペースをしっかりと確保し
リビングなどにも、暮らしに合った収納を作るようにしましょう。

家の中をスッキリとオシャレに見せるには?

さて、今日は家の中をスッキリとオシャレに見せるポイントを
ご紹介します!

理想的な家というには、人によって様々ですが
「まとまりのある雰囲気」
というのは、オシャレさを出すのにとても重要です。


そこでポイントとなるのが「色」と「色の割合」。


どういうことかというと...


シンプルモダンな雰囲気なら、白やグレー

英国アンティークなら、濃いブラウン

北欧ナチュラルなら、白や薄いブラウン、パステルブルーなど


これらの色がベースカラーになります。

そこから、他の色を足していくのですが...


「色の割合」としては
ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=7:2.5:0.5
が基本となります。


ベースカラーは、壁や天井
アソートカラーは、家具やカーテン
アクセントカラーは、クッションや花など
で決めていきましょう。


そして、ここで一つポイントにしておきたいのが「巾木」です!


「巾木」とは、床と壁の間にあり隙間を防ぐ役割があります。
また、掃除機をかける時などは
壁紙が痛むこともないので安心です。


とはいえ、普段はあまり気にしない巾木ですが
この巾木には沢山の色があり、選ぶコツがあります。

それは、床板と同じ色にすることです。

ベースカラーは、壁や天井で色を決めるので
床、巾木、壁、天井、梁などでちぐはぐな色を使ってしまうと
まとまりのない仕上がりになってしまいます。


思った色が無かった場合は、白がおすすめです。

スッキリとした見た目になります。

せっかく建てる家なら、
部屋の中も自分好みに仕上げたいですね。


コーディネートのポイントをしっかりとおさえて
楽しみながら決めていきましょう。

コスパに優れた家は本当にコスパに優れているのか?

今日は、コスパの良い家の落とし穴についてです。


土地の広さがどうであるかにかかわらず、
多くの方が、当たり前のように2階建ての家を選びがちです。


そしてその多くが、「総2階建て」と呼ばれる
1階と2階の面積がほぼ同じである家です。


その理由は、この家の建て方が、
最もコストパフォーマンスに優れているから。

つまり、割安な家が建てられるからです。


更に、この建て方が主流となっている分
モデルハウスや見学会などでも、総2階の家を目にしやすいため
自然と「家の基準」として受け入れてしまういます。

しかし、この建て方にも、
もちろんデメリットが存在するので、
その点もしっかり理解しておくことが大切です。


まず、この建て方にするとなると、
寝室や子ども部屋といった居室が、
全て2階に配置されることになります。

となると、子どもたちが、
自分たちの部屋を使いにくくなってしまいます。

わざわざ、自分たちのモノを持ち運びするのが面倒くさいし、
親から離れた所で1人で過ごすのは心細く怖いからです。


その結果、子どもたちのモノは、
常にリビングダイニング周辺に置かれるようになり、
いつもキレイに保ちたいと思っているリビングダイニングは、
いつも片付かない散らかった場所になってしまうことに...


モノに溢れた、ゴチャゴチャした
生活感溢れる場所になってしまいます。


また、全ての居室を2階に配置してしまうと、
将来的にも困ったことがおこります。

それは、足腰が弱ってしまった場合ですね。

2階への行き来が大きな負担となるため、
1階に部屋を増築する必要がある可能性もあります。

となると、貴重な老後資金の中から、
その費用を捻出せざるを得なくなってしまうか、
あるいは、その資金の捻出が厳しい場合は
再び銀行から借金をせざるを得なくなってしまいます。

この2つの問題を同時に解決する秘訣


小さな子どもたちは、
親の気配が感じられないところで遊ぼうとしないし、
親の方としても、全く目が届かない所で
子どもたちを遊ばせるのは少し心配ですね。


かといって、わざわざ
リビングダイ二ングが散らかるような家にしたいとも
誰も思わないですよね?

出来れば、子どもが居ながらも、
いつもスッキリキレイな状態を保ちたいと思うものです。


そうであれば、「子ども部屋を1階につくる」
という選択肢をお持ちいただくことをオススメします。


土地が、50坪以上あれば、ほぼ実現することが出来
先程の2つの問題をあっさりと解決することが出来ます!

1階に子ども部屋があれば...

子どもたちの自分たちの部屋を使ってもらいやすくなるため、
リビングダイニングをスッキリきれいに保ちやすくなり
また、子どもたちはやがて出て行くので
1階の子供部屋を自分たちの部屋として使うようにすれば、
老後は1階だけで生活することが出来るようになるからです。


ただし、どうしても建築コストは割高になりがちです。


それゆえ、建築コストが割高になろうとも、
家そのものの総額が高くならないようにする
工夫が必要になってきます。

ですが、その工夫さえ出来れば、
最初にかかる建築コストを上げることなく、
将来の無駄な増築費用をもカットすることが出来るようになるため、
結果的に、「家づくり」にかかるコストを
最少限に抑えることが出来るようになります。


「自分たちの場合は、どうしたらいいのかな?」
という方は、お気軽にご相談ください。

室内プチ菜園

静岡県にも、緊急事態宣言が出そうですね。

まだまだ外出自粛が続きそうです。


そこで今回は「家づくり」から少し離れて
室内でできるプチ菜園をご紹介したいと思います。


〇 お手軽水栽培

使うのは、切り落とした大根のヘタや人参のヘタ!
水をはった小皿に乗せるだけ、管理も簡単、
毎日のお水を取り替えてあげるだけで
やがて葉っぱが伸びてきます。


程よいところでカットして添え物にしたり
お味噌汁に入れてもいいですね。


〇 水耕栽培


水耕栽培でサンドは楽しめる豆苗。

水を張った保存容器に、豆苗の根の部分を入れます。


ポイントとしては、初めに使う際に
茎の長さをあまり短くしないことです。


全体の三分の一~半分くらいの長さを残して
マメが浸りきらない程度の水に浸しておきます。


毎日水を取り替えて、数日再び緑の茎葉が伸びてくるので
キッチンバサミで収穫しましょう。


他には、ネギも◎


普段の食卓に欠かせないネギも
水を入れたコップに立てておけば
葉の部分が伸びてくるので、薬味に使えます。


ポイントは毎日の水替えと、浸す水の量。


セリ、ミツバ、ネギなど柔らかい植物は
水につかった部分がフニャフニャになって
腐りやすくなるの注意しましょう!


また、ハーブやバジル、ミントは
カットした茎を観ずに指しておくだけで発根します。


葉物は、青梗菜や小松菜、チヂミ菜などの
緑黄色野菜が挙げられます。


キャベツの心も底の部分を観ずにつけておくと
やがて葉っぱが伸びて発根します!


〇 室内栽培


最近では、レタスの室内栽培がブームになっているそうです。


種まきからおよそ二カ月ほどで
収穫できるようです。


また、ペットボトルで手軽に育てるミニトマトやルッコラ
定番の「鍋野菜栽培セット」や「そらまめ栽培セット」も
人気がありますね。


「鍋野菜セット」は、鍋料理に欠かせない春菊と水菜を
直径十五センチの土鍋風の鉢で育てます。


一か月ほどのシャキッとした歯ごたえのある
野菜が出来るそうです。


「そらまめ栽培セット」は
ビールグラス風の鉢に栽培用の土と種を入れ
水を与えるだけ!


何かしてみたいけど、難しいのは無理
という方によさそうですね。

まだまだ感染予防に備える必要があり
外出も簡単にできない毎日ですが
部屋の中でプチ菜園をしてみるのもいいのではないでしょうか。

中庭を作るには?

今日は、「中庭」についてのご紹介です。

「中庭」と聞くと、何だかおしゃれな感じがしますね。

ですが中庭は
その土地で懸念される問題点を解決するための手段として
造られている場合もあります。


例えば、周囲が家に囲まれていたり、

敷地の南に家が建っていたりする場合...


窓をつくったとしても、
その窓から期待通りの光を採ることが出来ません。


そのような場合は、しっかりと家全体に光を届けるために
近隣の家から窓までの距離を、
充分にあけておく必要があります。

そして、その選択肢の1つが「中庭」です。


とはいえ、「中庭」をつくるとなれば、
どうしても建築コストが割高になってしまいます。

なぜ、家のコストが高くなってしまうのかと言うと...

「中庭」をつくれば、
壁の面積が増えてしまうことになるからです!


つまり、外壁工事にかかる費用や内装工事にかかる費用、
そして断熱工事にかかる費用などのコストが増えてしまうため、
その分建築コストがアップしてしまうということです。

また、壁の面積が増えるということは、
それに伴って基礎工事の面積も増えることにもなるため、
同時に基礎工事の費用までもアップしてしまいます。

これらの理由から、
「中庭」がある家は通常コストが割高になってしまうわけです。


では、そんな「中庭」を作りたい時には
どこのコストを抑えると良いのでしょうか?

家の品質を落とさずに建築コストを抑える工夫

まず、2つの工夫が必要になります。

工夫1:必要以上に部屋を大きくしない


まず1つ目の工夫が、
必要以上に部屋を大きくしないということです。

例えば、寝室にどれくらいの広さを求められるでしょうか?


10帖でしょうか?
あるいは8帖でしょうか?
あるいは6帖でしょうか?

もし、寝室はただ寝るだけのスペースだなとお考えで
かつ、寝室にはベッドぐらいしか置かないのであれば、
置かれるベッドのサイズや個数によっても違いますが、
多くの場合、6帖もあれば充分だったりします。

(6帖あれば、ダブルベッドを2台並べて置くことが出来ます)

となると、10帖をつくるよりも
4帖ものスペースをカット出来ることになるのですが、
その結果、100万円〜120万円ものコストがカット出来ます。

工夫2:やみくもに部屋を多くつくらない


そして、2つ目の工夫は、
やみくもに部屋を多くつくらないということです。

例えば、もしものために和室を作りたい
という方もいらっしゃいます。


ですが...


頻繁に泊り客がくる
子どもの遊べるスペースがどうしても欲しい
和室はゆずれない!


という場合を除けば
それほど優先順位が高くなかったりします。

この和室をつくるために
6帖家の面積が増えるとしたら、
それだけで150万円〜180万円建築コストが増えることになります。

でも、それをつくったとしても、
一体どれだけの頻度でその部屋を利用するでしょうか?

気づいたら空き部屋状態

を避けるためにも
よく考えてみる必要がありそうですね。

家をコンパクトにする方が合理的


この2つのコトを意識していただきつつ、
「家づくり」をしていただければ、
必然的に家がコンパクトになります。

そして、その結果、
家のコストを大幅にカットすることが出来るようになり、
コストが上がる要因となる「中庭」をつくったとしても、
決して驚くような金額にはなりません。

また、家をコンパクトにすれば、
必然的に光熱費もカット出来るようにもなります。


あるいは、最小限の光熱費で、
家全体を温度差のない快適な空間にすることが出来ます。


合理的で暮らしやすくオシャレな家を
造りたいですね。

免疫力予防術 ②

今日は、免疫力の続きのお話です。

② 最低7時間睡眠を

睡眠もとても重要です。


睡眠不足の人は風邪や感染症にかかる危険性が高く
4倍以上のリスクがあるというデータがあります。

1日の睡眠時間が6時間未満であった人は
最低7時間の睡眠をとった人と比べて
風邪をひく可能性が4.2倍高く
睡眠時間が5時間未満では、風邪をひく可能性は
4.5倍になったそうです!


③ ストレスを溜めない!適度な運動・気分転換


ストレスもまた免疫力を落としてしまいます。

白血球に必要な栄養が不足してしまったり
寝つきが悪くなり睡眠不足になります。

睡眠不足は免疫を低下させる上に
体にストレスが加わるという悪循環がうまれてしまいます。

ストレス解消には、適度に運動したり
ゆったりとした気分になることが大事。

今は不要・不急の外出を避ける必要があるため
家の中でできる、ヨガなどに挑戦してみてはどうでしょうか。

免疫力予防術 ①

コロナウィルス感染予防で
様々な自粛が行われていますね。


外出もままならない毎日ですが
そんな今だからこそ、
しっかりと免疫力を高める生活習慣をつけておくのと◎

そこで今回は、「家づくり」から少し離れて
免疫力予防術についてご紹介します。

免疫力とは...?


病気などに対抗し体を守ろうとする力の事で
免疫力が高まると病気になりにくくなります。

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があり
この二つが機能して体を守ってくれます!

私たちの周りには、様々な種類のウィルスや菌などがありますが
免疫力がそれらの脅威から私たちを守ってくれるおかげで
健康な日々が過ごせます。


免疫力は二十歳前後をピークにその後は少しずつ低下していきます。

また、現代人は正確習慣の悪化やストレスなどで
免疫力が下がっている人も多くいます。

免疫力が低下すると病気にかかりやすくなったり
アレルギー体質になる可能性もあります。

身近にできる免疫力アップの活動を始めていきましょう。


① 栄養のある食べ物・バランスよい食事


免疫力を高めるのに欠かせないのが食事です。
白血球が常に増えていくためには、
タンパク質や脂肪、糖分やミネラル、葉酸など
数多くの種類の栄養素が必要になります。

バランスよく、必要な量の食事をとることが重要で
色々な食材を食べるようにしましょう。

腸は食材を消化、吸収するだけでなく
免疫に関わってきます。


免疫を担当する免疫細胞と善玉と呼ばれる
腸内細菌によって
腸内環境が整えられることになり
免疫力強化につながります!

老後のマネープラン

今日は、マネープランについてです。


多くの方は、お金に対して
様々な不安をお持ちではないでしょうか?


そこで、『不安』に対抗するためコツをご紹介します。


 
① 収入・支出を意識して生活する


今の家に住み続けたいか
家族との外食・友人とのランチ・飲み会はどのくらいのペースか
大事な趣味にはいくらぐらいかかるか
旅行は年に何回行くか
どうしても譲れない出費は何か
節約しても抵抗のない出費は何か


ノートに記録してみて、節約できるところを
探ってみましょう。

② 元気なら、働く!


元気なら、老後も働くことが収入アップには1番!


無理のない仕事を探して、老後の共働きを考えましょう。

もちろん、家事は分担ですね。


③ 貯金は天引き・積み立て

定番ですが、確実に貯金する方法です。


無理のない額で、1000円からでも、積み立ててみましょう!

④ 退職金

資産運用は、割合も気持ち的にも無理なく現実的に。


退職金や旧称は、夫婦の共有財産ですので
パートナーと相談し、よく検討しておく。

基本的な事ですが、実践しているかしていないかでは
やはり違いがでてくるものです。

毎日節約しながら暮らしているようで
意外な出費や、なんとなく使っているお金も多いかもしれません。

まずは、自分自身やご家族のお金の動きを
しっかりと把握しておきましょう。

和室のメリット・デメリット ②

今日は昨日の続きです。


デメリット:掃除


和室のデメリットの一つに、洋室に比べて
掃除が大変という点が挙げられます。


畳には隙間があるため
板間のように掃除機をかけるだけでは、十分ではありません。


そのため、雑巾で乾拭きする必要があり
畳の傷みが進めば表裏を入れ替えたり
新調したりすることが必要です。


デメリット:家具が置きにくい


和室の用途にもよりますが
場合によっては、
ある程度重さのある家具などを置くこともあるかもしれません。

タンスや棚などを置く場合に気を付けておきたいのが
やはり、畳です。

畳の表面は柔らかいため
長時間重たいものを置いておくとへこんでしまい
跡がついてしまいます。

その場合は、家具の下に敷物を敷いておくなどの
対策をしておきましょう!

和室は、現在必ずしも求められるものではありません。


ですが、あると便利な事は間違いないでしょう。


更に、和室にもは...
独立したもの

リビングから続いているもの

小上がりになっているものなど

様々な和室があります。

和室を検討されている方は

なぜ必要なのか...

優先順位は?

将来の使い道はどうするか...

などをしっかりと考えてみてください。

和室のメリット・デメリット ①

家を建てるきっかけには
今住んでいる家が狭くなった、という理由がとても多いです。

だからこそ悩むのが、部屋数や広さですね。


広いリビングにしたい

キッチンを家族で使えるぐらい大きくしたい

狭くてもいいから、子供部屋を作ってあげたい


などなど、沢山の希望があると思います。

一方で、部屋の中でも『和室』を作る方は少なくなっています。


ですが、やはり『和室』を必要とされる方も
いらっしゃいますね。


そこで今回は
『和室』のメリット・デメリットをご紹介いたします。

メリット:様々な用途に使える


和室は必要に応じて、幅広い用途に使うことができます。


客間

来客時に、柔軟に対応できるのが和室です。

リビングだと、生活の様子が見えてしまうため
なんとなく気が引けてしまいますが
和室であれば、普段は生活スペースとして使用していても
来客時には応接間として、もしくは寝室として
使うことができます!


特に、ご両親やご友人が遊びに来た際には
和室が大活躍です。

子供の遊び場


「子供が小さいから、部屋でも遊べるようにしたい」
と思っていても、リビングに玩具が散乱していると
どうしても気になりますね。

実は、子どもの遊び場としても大活躍してくる和室。


赤ちゃんであっても、畳フローリングと比べて
子どもが転んでけがをする心配を軽減してくれます。

リラックススペース

「ちょっと疲れたから、横になりたいな...」


と思った時に、和室があるとすぐ横になることができ、
フローリングのように硬くないのも嬉しいですね。


また、和室に入ると
なんとなく落ち着いた気持ちになれる方も多いでしょう。


畳の素材であるイ草の香りには、
人をリラックスさせる効果の成分が含まれていたり
空気の浄化作用もあるそうです。


部屋の中で、森林浴をしている感じですね。


冬にはこたつを出して、家族でくつろぐのもいいでしょう。


また、洗濯物を畳むときや、
アイロン掛けをする際などにも使えて役立ちます!

メリット:様々な雰囲気を楽しめる


和室を躊躇する方の中には
経済的な理由の他に、
雰囲気が合わないと感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、今では様々な色の畳もあり
家の雰囲気に合わせることも可能です。


メリット:収納


実は、収納面でも和室にはメリットがあります。

和室の収納と言えば『押入れ』...。


押入れは、布団や座布団などを収納するためのものです。


「来客用の布団をどこにしまっておこう」
「冬用の布団やこたつ布団を片づける場所がない」


と困ったことはありませんか?


そんな時は、和室の押し入れにしまっておけば
収納場所に困ることもありませんね。

もちろん布団以外にも、
季節家電やひな人形などを片づけておくにも◎です。

家の形 ②

今日は、昨日の続き『家の形』です。

○コの字型、L字型など、角の多い家

L字型やコの字型になれば
四角い家と比べ壁を新たにつくる必要があります。

つまり壁が増えた分材料が増えます。


材料が増えるだけではなく、角が増えるので、
角を処理する為の手間も必要になります。

依頼する会社によって違いますが、角が1個所増えるだけで、
10万円から20万円ほど金額に差が出ますから、
これはバカに出来ない金額となります。

しかし、コの字型やL字型は、以下のメリットがあります。

デザイン面で優れた、見栄えのする家にすることができる
複雑な土地や地形に対応できる
採光を工夫できる
開放感のある中庭をつくることができる
風通しがよくなる

○平屋の家

平屋とは1階だけで2階の無い家のことをいいます。

年配の方に人気でしたが
現在は、子育て世代の方にも大変人気な形です。

さて、平屋のメリットは...?


・生活導線が短く暮らしやすい

平屋の一番のメリットは、移動が楽ということにあります。


無駄な段差もなく、
一般的に建物の構造自体が非常に単純であるため、
建物全体を楽に移動することが出来ます。

特に小さなお子様がいる場合は
目の届く範囲内にいることが多いですし、
階段から落ちる心配もないため安心感を得ることが出来ます。

また、掃除もしやすく、布団などを干すのも楽にできるでしょう。

・建物のメンテナンスがしやすい


平屋建ては足場が必要ないので
簡単に屋根に上がることが出来ます。

そのため平屋は、
2階建てより安い価格でメンテナンスを行なうことが出来ます。

・年をとっても無理なく過ごせる


年を取ると階段を使って2階に移動するのは大変。

その点、平屋は段差がないので、
年をとっても無理なく過ごすことが出来ます。


・開放的で風通しがよい

平屋の場合はその構造がゆえに
窓を開けると風が家全体を吹き抜けます。


また平屋は2階へ続く階段もないため収納を増やすなど、
ワンフロアというスペースを
最大限有効的に活用することが出来ます。


・家族とのコミュニケーションをとりやすい


平屋はどこにいても家族の存在を感じることが出来ます。


家族がリビングに集まる機会が多いため自然と会話が生まれます。


・平屋で気を付けること


平屋は夜窓を開けて寝る、なんてことはうかつにできません。


防犯には十分に注意する必要があるでしょう。

そして、平屋は意外とコストがかかります。

基礎や屋根が大きくなるため
初期投資が必要です。


資金計画や土地の確保を
しっかり検討することが重要です。

・復層階の建物と比べて構造的に強い


高さがなく、軽い為に風や地震などの
影響を受けづらいメリットもあります。


 
まとめ


今回は、それぞれの家の形によるメリットを主に紹介しました。


形が変われば家の表情も変わります。


好みだけではなく、様々な要素を知ったうえで
家の形を決められるといいですね。

家の形 ①

家と言われると、どんな形の家を思い浮かべますか?

「家づくり」には何かと予算がついて回ります。

一般的には家の形で価格に違いがあるのをご存知ですか?

今回は、家の形の違いでどんなメリットがあるのか、
または価格の違いがあるのかお話します。

住宅の価格や仕様は住宅会社によって異なりますが、
一般的には家の形により、価格にかなりの幅がうまれます。

まずは、一番「お金のかからない」家の形です。

○四角い形をした総2階の家


「家づくり」の中で一番お金がかからない家の形は
四角い形をした総2階の家です。

非常にシンプルな形をしている為、
材料に無駄がなく建物にかかるお金を抑えることが出来ます。

総2階の家とは、2階建ての建物で、2階の面積が1階と同等、
もしくはほとんど同じ家のことを指します。


・総2階建ての家は、他の形の建物と比べ価格が安い

やはり総2階建ての一番のメリットは価格が安いことです。

家の形に特にこだわりがなく、
価格を抑えた「家づくり」をされたい方は
迷わず総2階建ての建物を選ぶと良いでしょう。

また、建てた後に生じる将来の
外部メンテナンスにかかる費用も少なくて済みます。

つまり、総2階建ての建物は経済性に優れた建物だ
ということを意味します。

・総2階建ての家は、地震など耐震性に優れている。

一般的に建物は真上からの重さに対しては、
柱で支えることが出来るので優れていますが、
横からの力には非常に弱い傾向があります。

その点、総2階建ての家は、
建物の横から来る力が上の階と下の階同じ場所にある為、
地震時の横揺れや
台風の時の横からの強風に強い形の建物となります。


ただし、必ずしも耐震性がいいわけではなく、
もちろんその他の要素も大きく関わってきます。

例えば外壁の凹凸が多くなるほど耐震性に弱くなり、
また経済性も落ちてしまいます。

・太陽光パネルを設置しやすく、機能性を高めやすい


総2階建ての建物では、
屋根を有効に活用することが出来ます。


屋根などにのせる太陽光パネルを使用する時に
最大限のメリットを発揮します。

また、壁面に凹凸がなく死角が少ないため
防犯上も優れた建物と言えるほか、
屋根の形も単純な形となる為他の形の建物と比べて
雨漏りの原因が減ります。

・熱損失が少ない


総2階建ての建物は建物の凹凸が少ない分
屋根や壁の面積が少なくなります。

一般的に建物は凹凸が多いほど
外部の熱環境の影響を受けやすく断熱性が低下します。

総2階建ての建物は建物の構造上、
熱損失を最小限に抑えられる為、
その分熱損失が少なくなります。

使いやすく片付けやすい収納の作り方

今日は、先日紹介したクローゼットの秘訣に続いて
収納スペースを作る際に気を付けたいポイントについて
ご紹介したいと思います。

収納スペースをうまく活用することで
家がスッキリして気持ちがいいですね。


ですが、見た目だけでなく
もう一つ大きなメリットが『掃除』です。

毎日の家事の中で
時間も手間もかかるのが掃除ですね。


掃除の手間を最大限に減らすためには、
出来るだけホコリが溜まる場所を
つくらないようにすることが大切です。

なんといっても、幅木・窓枠・カーテンレール・棚の上などに溜まった
ホコリの掃除は一番厄介ですよね。

そして、もう一点掃除の手間を大幅にカットするために、
知っておいていただきたいことが、
出来るだけ片付けがしやすい家にするということです。

片付けがしやすく、いつもスッキリと片付いていれば、
いちいち溢れたモノをどけながら掃除機をかけたり、
拭き掃除をしたりする必要もなくなるため、
面倒くささが最大限に解消されます。


では、片付けやすくいつもスッキリした家にしていただくためには、
一体どのようにすればいいのでしょうか?


 
○管理しやすい収納をつくる


『片付けやすい家』にするためには、
収納テクニックでそれを解決するのではなく、
設計によって解決するようにしなければいけません。

まず、多くの場合
奥行きが深い収納をつくろうとします。

しかしながら、奥行きが深い収納は、
実際に使える深さが約80cmあるのですが、
日用品や薬、郵便物や書類といった小物の置き場となるLDKなどに、
このような奥行きが深い収納をつくってしまうと、
場合によっては、モノの在処が分かりにくくなり、
どこに置いたか分からなくなってしまったり、
あるのに同じモノを再び買ってしまうという
事態を引き起こしやすくなります。

収納の奥の方に置いた収納ボックスなどの前の
空いたスペースにとりあえずちょっとだけモノを置いておこうと、
どんどん色んなモノを置いてしまい、
やがて奥に置いてあるものがスッカリ隠れてしまうからです。

奥の方に片付けてしまいがちな、
ひな人形やクリスマスツリーといった季節ものを
取り出すのも一苦労ですよね。

「とりあえずちょっとだけ置いておこうか」


という時に、空いてるスペースがあると
元あった場所に戻さず、置けてしまう場所に
無意識のうちに置いてしまう、という事もあります。

これらの結果、先程お伝えしたような状態になり、
どんどんモノが増えていきそれらを置く場所がさらに必要になり、


「うちの家は収納不足だから全然片付かない!」
という負のスパイラルに陥ってしまいます。


もちろん、モノが溢れることにより片付かないだけじゃなく、
無駄な出費を無意識のうちにしてしまっているわけなんです。

○管理しやすい収納とは?


人間は単純な生き物なので複雑になればなるほど、
脳がその情報を処理出来なくなっていってしまいます。

つまりモノが増えれば増えるほど、
管理能力が追いつかなくなってしまうというわけです。

それゆえ、まず大切なことは無駄にモノが増えていってしまうような
収納をつくらないということです。

そのためには、収納を床面積で考えないようにします。

収納を床面積で考えてしまうと...

どんどん収納スペースばかりが増え、

どんどんモノが置けるようになり、

どんどんモノを買ってしまうからです。

また、細かいモノをしまっておくことが多い1階に、
奥行きが深い収納を余計に沢山つくることも、
片付かない家をつくってしまう大きな原因となります。

なので、プリンターやPCなど
奥行きの必要なものをおく場所は予め決めて
その分の収納だけ確保すると良いでしょう。

1階には出来るだけ1つの場所に、
全てのモノが固まるように収納を配置し
壁面を最大限に使って、
奥行きがちょうどいい棚をつくることで
最も管理しやすい収納になるのではないでしょうか?

断捨離という言葉があるように
そもそも人間は複雑になればなるほど、
どんどん管理が出来なくなってしまいます。

要らないものや使わないものは
出来るだけ捨てるようにしたり、
買わないようにしなければいけません。


しかしながらモノを置ける場所を余計につくってしまうと、
誰しもが置けてしまうがゆえに
どんどんモノを買ってしまいます。

家が片付けやすいかどうかは、
家の大きさや収納の多さに比例するものでは決してなく、
いかに、管理しやすい収納をつくることが出来たのか?
ということに左右されます。


なので、床面積とコストばかり上がってしまう収納をつくらず、
管理しやすい収納をつくるようにしていただければと思います。

「頑張らなくても片付く家」を作るための秘訣  クローゼット

外出自粛が続いていますね。


家にいると、いつも以上に

「なんだかモノが多いなぁ」

「沢山のモノが散乱してるなぁ」


と、何かと気になってきますね。

更に今は、衣替えの季節...

「家の中を思い切って片づけよう!」

という気持ちになっている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、クローゼットについてご紹介したいと思います。

 
皆さんのお悩みに多いのが
「クローゼットの服収納」です。

ですが、これには二階がメインの服収納にも
一つの原因があると考えられます。

本来くつろぎの場である「一階リビング」には
脱いだ上着や畳む前の洗濯物...

脱衣室まわりには
まだ洗わない服などが積み重なってしまうのはありがちでね。


どうにかしたいと思ってはいても
いちいち二階にもって上がる時間と気力が無い!
というのが、本当のところです。

とはいえ、家の間取りはお片付けでは変えられません。

クローゼットのあり方一つとっても
世間一般の「家とはこうあるべき」という「型」が
今の時代に合わなくなってきているということですね。

だからこそ、まだ家を建築計画中のうちに
考えてもらいたい事がたくさんあるんです!

 
○1階がメインの収納!の2つのタイプ

① 一階ファミリークローゼットタイプ


【メリット】

動線がなにより楽!

一階に家族のすべての衣類が収納できるスペースがあれば、
先ほどの問題はあらかた解決!


毎日の着替えも、洗濯物をしまうのも楽々です。

【デメリット】

収納スペースが限られる...

問題点は、コストの面から考えて、

「一階の収納に、そんなにスペースが取れない」
という点です。

もし、コストを抑えるなら必要最小限のみで生きていく!
くらいの覚悟が必要かもしれません。


さらにこれが平屋なら「季節もの家電」とか
「シーズンオフの布団」なども入れたくなります。

それだけでさらに「衣類」収納スペースは激減します。


一番使いやすい理想の収納タイプであると同時に、
使いやすいからこそよく使う日常のアイテムがどんどん入り込み、
乱れやすくもあるこのタイプなんです。

「自分にとって本当に大切なモノ」

「いつか使うかもしれないモノ」

「空間をどう使うか?」

を見極める力と、ライフスタイルの変化に応じて工夫していく
「考える力」が大切になります。


② 日常クローゼット+その他

一階にファミリークローゼットが実現出来ない場合でも、
「服専用コーナー」を作っておくと
ずいぶんリビングがスッキリします。

例えば...

コートやカバンが散らかりがちならば
玄関からリビングに入る動線上に
専用の定位置を作ってあげる。
(目立たない場所なら壁面利用でも。)

洗面脱衣室の近くに
「脱いで、また明日着る服の一時置き場」を作ってあげる。
(お客様が通らない場所ならオープン棚でも◎)

などの工夫で、二階にしか行き場のない服の、
一時的な避難場所を作ってあげましょう。


昔から言われていますね...

定位置が無いから散らかるのです。

無駄と思える「一時置き」も上手く使えば
「楽に片付く流れ」を作り出してくれます。

ちょっとした「散らかり始め」の原因を
「家づくり」のプランで解消してあげるのも、
これからの長い人生をスッキリ快適に暮らす秘訣です。

「頑張らなくても片付く家」とは
あらゆる乱れの原因となる事を予想して、
先手を打ってプランに反映してもらう事で実現します!

窓の存在意義

「家づくり」を考えた際
必ず皆様気にされているのが『日当たり』と『風通り』です。

誰でも、日当たりや風通りのよい家がいいと思いますよね。


そこで大切なのが、窓です。


そこで今日は、窓についてご紹介します。

窓は、外からの"光"を室内に採り込むために
そして、外からの"風"を室内に採り込むために存在します。

この2つの機能を果たすために窓は存在しているのですが、
この2つの機能をしっかり果たしてもらうためには、
窓のつくり方を熟考する必要があります。

というのも、ただ単に窓をたくさんつくっただけで、
その機能がうまく果たせるわけではないからです。


むしろその機能を、
逆に殺してしまっているお家がたくさんあるし、
窓を多くつくればつくるほど、
無駄に建築コストがかさんでしまうだけだからです。

例えば、大きな窓をつくったとしても、
家の中が外から丸見えになってしまうとしたら、
そこにはカーテンを付けざるを得なくなってしまいますよね?
となると、カーテンが光を防いでしまうことになります。


また、その窓に防犯的に不安を感じてしまうとしたら、
そこにはシャッターを付けたくなってしまうし、
窓の向こうに障害物がなく風当たりが厳しそうだったり、
直射日光の厳しい日差しがたくさん入ってきそうだとしたら、
そこにはシャッターを付けたくなってしまいます。

そして、もしそのシャッターが、
ずっと閉められたままになってしまうとしたら?

当然、そこは壁があるのと同じなので、
そこに窓をつくった意味がなくなってしまう...
ということになります。

それゆえ、間取りを考える時には、
窓の機能を殺してしまうカーテンやシャッターを、
付けなくていいような窓の配置を考えなくてはいけません。


また、位置だけじゃなく、形やサイズ、
そして使用するガラスのことまで、
よく考えて設置していくようにします。

このように窓を考えていくと、
窓の本数を必要最小限に抑えることが出来ます!


そして、その結果、
窓にかかる建築コストを最小限に抑えることが出来るようになりますね。

また、カーテンを設置しなくていいように設計出来れば、
カーテン費用もいらなくなるので、
さらに建築コストを抑えることが出来ます。


○使えない窓をつくらないことによるさらなるメリット


・断熱性能が高くなる


窓が少なくなるということは、
イコール壁の数が多くなるということでもあります。

となると、窓よりも断熱性能に優れた断熱材が
施工される箇所がより多くなるということになります。

その結果、必然的に断熱性能は高くなる
という事です。

・収納力をよりアップさせやすくなる


窓が少なくなり、壁が多く出来るということは、
室内側も壁面積が増えるということになります。


となると、より収納を充実させることも可能です。


収納力は、いかに床面積を多くつくったか?
で決まるものではなく、
いかに壁面をうまく利用出来たか?
によって決まるものです。

それゆえ、収納をより充実させるためには、
収納の中によりたくさんの壁をつくってやり、
かつ天井までの高さを有効利用する必要があります。

また、収納だけでなく部屋にしても、
壁面をしっかりつくっておけば家具なども置きやすくなるし、
棚なども設置しやすくなり、
余った空間をより有効利用しやすくなりますね。

・外壁を汚れにくく出来る


窓が少なくなることによる3つ目のメリットは、
外壁の汚れも少なく出来るということです。

というのも、外壁の汚れの最大の原因は窓だからです。
窓の上に貯まった土ぼこりが、
雨によって垂れ流されることによって出来る垂れジミです。

外から見て窓が少ない家は、
汚れも目立ちにくい家ということでもあります。


つまり外観を長く美しく保ちやすくなるし、
もっと長い目で見た時、
外壁の塗り替えにかかるであろうメンテンンス費用も、
より少なく抑えることも出来るようになります。


 
窓のつくり方に工夫ができれば、
以上のようなメリットをもたらしてくれるようになります。

窓がたくさんあるから、
明るくて開放的な家になるわけではありません。


 
窓がたくさんあるから、
風通しがいい家になるわけでもありません。


 
逆に、窓が少ないから、
暗くて閉塞感のある家になるわけでもありませんし、
風通しが悪い家になるわけでもありません。

 
この事実をご理解いただき、

より少ないコストで、
よりいい家を建てていただければと思います。

住宅ローンの現実

「家づくり」をしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが"お金"のことです。

家を建てるにあたって最初にかかってくる様々な費用...

30年、35年という長期に渡って支払い続ける住宅ローン...

土地・建物を持つことによって必要となる固定資産税...

一生涯払い続けていく電気代...

家を長期に渡って維持していくためのメンテナンス費用...

将来必要になってくるであろうリフォーム費用...

少し考えただけでも、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけです。

これらを支払いながら
生涯豊かに暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限りこれらの費用を総合的に抑えられるような
「家づくり」をする必要があります。

また、不足するであろう年金をまかなうためにも、
老後資金をコツコツと準備していきたいですね。

家を建てることによって、大切なこれからの暮らしが
犠牲になるようなことにならないように、
自分たちにとって無理のない予算で、
「家づくり」をしなければいけないということです。

たとえ、一生に一回しか出来ない、
夢と希望に満ちあふれた買い物であったとしてもです。

そこで今回は、資金計画に向けて
気を付けておきたいポイントをご紹介いたします。

 


○住宅ローンに対する認識を厳しく持つ


家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。

ですが、1つ認識しておいていただきたいことは、
住宅ローンという借金は、
多額の利息を支払うことになるローンだということです。

長期間で支払うようになること、そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が積み重なっていく
"複利"で利息が計算されるからです。

貯蓄がたくさんあったり
親御さんからの資金援助や土地提供があり、
住宅ローン借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済すみますね。

そうすれば、選べる住宅ローンのバリエーションも増えるのですが
自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら...?

「家づくり」にかける費用を、
現実的に考えていく必要があります。

ですが実際は、支払い能力以上の住宅ローン融資を受けたり、
フラット35を利用すれば、
年収の10倍近くの融資を受けることが出来たりします。

ましてや、夫婦共働きである場合、その収入を合算すれば、
さらなる融資を銀行から引出すことも出来たりします。

もちろん、銀行が大丈夫という範囲でですが。

銀行側から見ると、住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。

家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる借金だからです。

その他の費用を削ってでも、
優先して支払いますよね?

それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を融資してくれようとします。

また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするものだったりします。


これが住宅ローンの現実です。

35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように感じてしまうものです。

それぐらいなら、なんとかなると思ってしまい、
妥協して後悔するぐらいならと、
後のコトは深く考えず、今のコトを優先しようとしてしまいます。

それして、いとも簡単に、
自分たちの支払い能力を超える住宅ローンを組んでしまいます。

そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況になってしまったとしたら?

あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?

怖い話ではありますが、あり得ることです。

だからこそ「家づくり」では、
まず自分たちに合った資金計画をしっかりと行い、
その予算の中で、今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る「家づくり」を行っていただければと思います。

そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを組んでいただければと思います。


しっかりとした資金計画を立てることで
今もこれからも豊かな暮らしを手に入れましょう。

「家づくり」の道のり  ~住宅検査について~

今日は「家づくり」の道のり最終回、「住宅検査」編です。

全ての新築住宅において...


「構造耐力上主要な部分等」にあった瑕疵(重大な欠陥)
については、新築受け渡しの日から10年間、
その瑕疵を補修するなどの義務を売り主・施工者が
負うことになりました。

建築中の住宅検査が義務付けられた背景には、
いつまでも改善されなかった
住宅業界の悪しき事情がいくつもあったのです。

例えば、設計通りの施工されているか...

工事の品質に問題がないか...

など、監理する立場の責任者が仕事をしていなかったり、
現場監督が若く経験不足な上に、
会社から教育を受けていないため、
簡単なチェックしかできていないなど
現場での問題が一つ。

それに加えて、確認検査機関や瑕疵保険の検査が
簡易的なものであるため、
実質的にはだれも検査していないような
状況になってしまっていたのです。

さらに、日本住宅性能表示基準が定められたことにより、
住宅の性能を比較する共通の物差しができました。

任意制度ですので、希望すれば
これに基づいた評価を受けることが可能になります。

次に、検査の流れです↓↓

検査の流れ


① 配筋検査

基礎に鉄筋の太さや配置などが
図面の通り適正に施されているかどうか
厳しい検査を行います。

②構造体検査


金具や柱などの適正な部材が図面通りに
配置・設置されているかどうかなど、
1つ1つすべて検査されます。

③外装下地検査

外装の下地の胴縁などが
適正に施されているかどうか検査します。

④完了検査

開口部や外壁から雨水の侵入がないか等、
最終的な確認をします。

このように、工務店、設計士、現場、お施主様に加えて
第三者のチェックを入れることで、


安心して住んでいただける住宅を提供しています。

「家づくり」の道のり  ~ベランダ防水工事~

今日は「ベランダ防水工事」編です。

○バルコニー・ベランダの防水工事の流れ

漏水が問題となることが多いですが、
その原因の一つとしてバルコニーの防水工事があげられます。

床面には下地材として構造用合板を施工しますが、
防水層を補強するため、
この構造用合板は二重張りにしたほうが良いそうです。

床は雨水が排水溝のほうへ流れるように
勾配をつけなければいけませんが、
その勾配は1/100以上です。

この勾配は、バルコニーの床面に
雨水がたまらないようにするために大事なものです。

床面から壁面の立ち上がりまで防水層を施工しますが、
最近のバルコニーの防水の多くは、FRP防水です。


次回はシリーズ最終回...
建築中の住宅検査についてお送りします。

「家づくり」の道のり  ~防水・外壁工事~

今日は、「防水・外壁工事」編です。

外壁工事(透湿防水シート)の工事の流れ

防水工事は家を長持ちさせるために
とても大切な工程になります。

透湿防水シートは、
構造用合板の上にタッカーで留めながら貼っていきます。

この透湿防水シートは、
外壁の仕上げ材の内側に侵入してきた雨水を
防ぐためのものです。

そこで大事なのは、シートの重ね代です。

重ね代は、100mm以上が基本ですが、シートそのものに
重ね代を何mmとするべきか記載されていることが多いので、
これを守るようにします。

通常、この透湿防水シートはロールになっていて、
横方向へぐるりと建物を巻いていくように貼っていきます。

なので、重ねる部分に水が入らないように、
下から順に、上側のシートを上に重ねるように貼っていきます。

建物の角の部分では、透湿防水シートで巻くように張り、
角部にシートの切れ目をもってこないようにします。

この部分の左右の重ね代は300mm以上とします。

さらにサッシ周りは、特により慎重で丁寧な施工が求められます。

防水テープを貼って隙間ができないようにします。


○外壁仕上げの建築工程

透湿防水シート施工の後、胴縁を施工していきます。

通気胴縁で通気層を確保し、壁内結露を抑制します!


そして、胴縁の上にサイディング材やガルバリウム鋼板などの外壁材を施工していきます。

バルコニー・ベランダ防水工事は、次回お届けします。

「家づくり」の道のり ~棟上げ~

今日は、棟上げ編です。


上棟式が行われる、家づくりの中でも
実際に家の形や大きさが実感できる、大きなイベントです。

「棟」(ムネ)とは、屋根の三角の一番上に使われる材料の事で、
子の材料を上げる事から、「棟上げ」と言われます。


棟上げでは、土台、柱、梁と施工していきます。


まず、1階部分の土台の上に柱を立てていきます。


少し建築の専門用語が出てきてしまいますが、
土台から2階の天井部にある軒桁まで通す柱が「通し柱」で、
土台から2階の床部にある胴差までの柱が「管柱」です。

この胴差から軒桁までの柱も管柱です。

ちなみに、柱の間にある細い柱のようなものは「間柱」といい、
柱の二つ割り程の寸法になります。

土台と柱は、ホールダウン金物やアンカーボルト
L字金物で緊結します。

サッシが入る位置には、窓の枠組みを作ります。


窓の上端の部分が「窓まぐさ」、下端の部分が「窓台」です。

そして、胴差や梁といった横架材で、
柱と柱を水平方向につないでいきます。

このとき、柱と梁は「羽子板ボルト」でしっかりと留めます。

1階では「仮筋交い」を設置しておきますが、
次の工程に進む前に、柱の垂直を確認して傾きを直し、
仮筋交いも調整しておきます。

次に、2階の構造用合板(剛床)を張っておいてから、
2階部分の胴差から軒桁までの管柱を設置していきます。

2階の柱を立てれば、桁や梁といった横架材で
柱を水平方向につないでいきます。

2階の天井部の梁から上に、
小屋束・母屋・垂木・火打ち梁・棟木、野地板
と設置していきます。

これらを小屋組といいます。

棟木まであげれば、上棟の完了です。

(※上記の工程は、現場によって異なることもあります。)


次回は、外壁工事・防水工事です!

「家づくり」の道のり ~土台工事~

さて今日は、土台工事編です。


○土台工事


基礎工事が完成すると、次は土台敷きです。

借り暮らしのアリエッティというジブリの映画、
ご覧になったことはありますか?

実はあの映画には、アリエッティが
基礎の換気口から出入りしているシーンがあります。


あれは、床下と外部の換気を目的としています。

現在は、換気口から進化して、
土台の下に基礎パッキンというものを敷いていきます。

基礎パッキンは、空気が通る構造になっていています。


コンクリートと木材の間に見える
黒いものがパッキンです!


次に、土台や大引が搬入されてきます。

プレカット工場で予め加工された材料ですが、
現場でただ組み立てるだけでよいというわけではありません。

材料に記載された記号を参考に、
プレカット図を見て材料との照合をします。

そこから、基礎に墨を打って木材を設置位置へおいていき
間違いがないか図面と照合した後、
アンカーボルトを締めます。

木材の下には床束を設置して、
大引きを下から支えます。

床束は鋼製のものが多く、
束と束の感覚は910mmとします。

最後は雨が降っても大丈夫なように
しっかりと養生をして

次はいよいよ棟上げです!

「家づくり」の道のり ~基礎工事~

今日は、基礎工事についてです。


前回は地盤の調査方法を中心にご紹介しました。

続いて行われるのは基礎工事です。

基礎工事も様々な工程があります!

○基礎をつくるための作業

まず、建物の基礎を作るために土を掘削し、
それを平らに仕上げます。

これを根伐り、床付といいます。

次に、砕石を5cmほどの厚みで敷き、転圧します。

続いて、砕石の上に防湿フィルムを敷いて、
外周部には捨てコンと呼ばれる下地となるコンクリートを
深さ5cmほど流し込み、平らな面を作ります。

そして、基礎のコンクリートを流し込む前に
配筋作業を行います。

ベタ基礎の場合は、耐圧盤と呼ばれる床面が必要となり、
立ち上がり部分と一緒に鉄筋が組み込まれます。

いよいよ、基礎のコンクリートを打設します。

最初に耐圧盤、それがしっかり硬化すると立ち上がり。

コンクリートが水としっかり化学反応を起こして固まるように、
水分が逃げないように養生します。

養生しないと、夏場は急激に乾燥したり、
冬場は凍結して水分がなくなったり、
ひび割れの原因となります。

養生のあと、型枠を外すと、基礎の完成です。

建築基準法では、基礎の地盤面から立ち上がりの高さは
30cm以上となっています。

立ち上がりの高さがあると、
雨の跳ね返りや、地面からの湿気の影響を受けにくくなり、
木部の劣化、白アリの被害の低減などにつながります。

この高さが不足していることによるトラブルもあるそうなので
施工中には現場に足を運んで、いろいろとチェックしておくと
良いかもしれません。

○意外な出費?ライフライン整備にかかる費用や特殊仮設工事費目

例えば、購入した土地が畑だった場合は
ライフラインは未整備状態。

上水道を引っ張ってくる、
下水道は道路より高く...


など、場合によっては200万近くかかるケースもあります。

もう一つ、意外な出費は「特殊仮設工事」なる費目。

これは、周辺の道路が狭く、職人さんの車を駐車したり、
荷下ろししたりするスペースがない場合に生じるものです。

離れた場所に駐車場を借りたり、そこからの運搬をしたり、
ガードマンを立たせたりするなどといったことになると、
数十万円かかるケースもあるのです。

契約後に意外な出費で困らないように、
予め調べておきたいですね。

「家づくり」の道のり ~地盤調査~」

「家を建てるぞ!」


と「家づくり」がスタートし、着工してから...
どんな工事が行われているかご存じでしょうか?


今日からは、数回に分けて「家づくり」の現場が
どうやって進んでいくのかご紹介していきたいと思います。

 


木造軸組工法の場合、工事に着工するまでに
敷地調査や建物のプランニングを行ってから、
住宅の建築が始まります。

 

1.地盤調査と地盤改良・地盤補強工事

2.地縄張り・遣り方

3.地業工事

(掘り方・割栗石・砕石・転圧・防湿シート・捨てコンクリート)

4.基礎工事①

(基礎配筋)

5.基礎工事②

(基礎の底盤部分のコンクリート打設)

6.基礎工事③

(基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設)

7.木工事

(土台敷き)

8.構造躯体

(建て方:柱、小屋組など、上棟まで)

9.屋根工事

(野地板・ルーフィング・屋根仕上げ材)

10.外壁工事①

(防水工事:透湿防水シート)

11.外壁工事②

(外壁仕上げ)

12.断熱工事

13.ベランダ防水工事

 


○ 地盤調査って、どんなことをしているの?

木造住宅でよく使われる方法に
「スウェーデン式サウンディング調査」があります。


先端がキリ状の器具に荷重をかけ、25cm下がるまでに
ハンドルを何回転させたかによって、地盤の強さを表します。
その値を、N値と呼びます。


深度10mまで測定することができます。

費用は比較的安価で、1か所を調査する場合2万円前後です。

通常は5か所を調査するので、5万円から10万円ほどです。

次に、ボーリング調査は最も基本的な地盤調査方法です。

正確な地盤調査ができる反面、かなり費用がかかるため、
中規模以上の建物を建てる場合はこの方法を使いますが、
一般の木造住宅ではほとんど使われません。

高台の場合は30万円前後、
低地の場合は80万円ほどになることもあるそうです。

調査方法は、先端にサンプラーを取り付けたロッドの上に
63.5kgの重りを76cm自然落下させて打撃します。

サンプラーを地面に30cmめり込ませるのに要する打撃数をN値といい
それによって地耐力がわかります。

同時にサンプラーで土を採取し、
砂質土なのか、粘性土なのかを調べることができます。

そして、表面波探査法です。

表面探査法は、地表から地中に向けて振動波を発信し、
地盤の硬さを調べる方法です。

硬い地盤ほど新藤派が速く伝達する性質を活用し、
振動波の反射時間によって、地盤が硬いか柔らかいかがわかります。

 


地盤調査の結果によっては改良の必要もある。

建築を依頼する会社が決まると、まずは地盤調査を行います。

地盤は建物を支える土台なので、どんな状態であるかの確認は
必要不可欠になってきます。

軟弱地盤がある場合は、地盤の改良工事を行います。

地盤改良には良好な地盤までの深さによって、

表層改良工法(軟弱地盤が2mくらいまでの場合)

柱状改良工法(軟弱地盤が2m以上8mまで)

鋼管杭工法(軟弱地盤が2m以上で深度30mくらいまで施工可能)

の3種類があり、軟弱地盤が浅いほど費用は安くつきます。


土地は、状態によっては地盤改良工事に
多額の費用がかかることがあります。

メリット、デメリットを知ったうえで購入するか、
事前によく調べることをお勧めします。

家に使われている素材

住宅を扱う会社として、


世界にある家って、どんな素材で出来ているんだろう?


と、今更ながら素朴な疑問が湧きました。

世界の住宅で、伝統的に利用されている素材は、


石・土・木


この、三つの素材からできているものがほとんどですよね。

日本で圧倒的に多いのは『木』
つまり、木造の家です。

私達の住む浜松市も、
天竜の杉・桧が全国的にも有名な地域です。


日本は海外に比べ、
樹木が豊富にあった事も一因ですが、
石も土も、豊富にあるのに
何故、『木』なのか。

それには理由がありました。

木の特性として、優れた機能である
『調湿機能』 があります。

もちろん、土にも調湿機能はありますが、
構造上、土壁の窓は小さくないます。

窓が小さいと、光を取り入れるのが
少し難しくなってしまいますよね。

その点、『木』は柱と梁を組み合わせて作るので、
窓も大きくとれ、明るい環境を手に入れる事ができます。

窓が大きいと、風も入れる事ができるので
調湿機能にも、ひと役買ってくれるわけです。

杉の柱一本で、600mm以上(ビール大瓶程度)
水分を吸収する能力がありますが、
六畳間ですと、柱が六本程度使われる事になるので
かなりの量になりますね。


しかも『木』は、木材になっても呼吸をしています。

その能力を最大限に生かすコツは、、、
育った通りに、その木を使う事です。


柱に使う場合は、木元を下にする。
梁に使う場合は、木の背を太陽が当たる上に向けるのが大原則。

『木』を継ぐ場合も同じで、
木元と木末を合わせて継ぎます。

※植物の導管をつなげるように

そもそも樹木たちは、自分から場所を移動する事はなく

(ガジュマルや、エクアドルの木は移動するそうですが、、)


樹木のほとんどは、芽を出した環境に合わせて育ちますので
材木になったとしても、その特性は健在です。

お風呂場や台所には、湿地で育った『木』
リビングには日当たりの良い尾根の木が適しています。

【地元の木は、地元で使え】と、伝えられてきたのも、
木の能力を生かし、最大限に住み心地の良い家を作る上で、
大切な知恵でもあるんだと、改めて気づかされました。

『木』は、蒸し暑い日本の夏に、相応しい素材です。


これから家を建てようとお考えの皆様に、
改めて、『木』の家の良さをお伝えしたいと思いました。


家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に

これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

お気軽に、弊社までご相談ください。

家づくりで最も圧縮すべきコストとは? ②

今日は、昨日の続き「圧縮すべきコスト」についてです。


○土地の日当たりの良さにこだわらない!


土地は、人気があるものほど値段が高く
値段が高い順に売れていきます。

一般的に日当たりが良い土地は人気があるため
日当たりが良い土地は全て
必然的に価格が高く設定されるようになっています。

ですが、日当たりが良い土地に建っている家を見みると...


南に大きな窓をたくさんつけているものの、
その全ての窓にカーテンを設置し、
一日中ずっと閉めっぱなしになっていることも・・・。

これは、外から丸見えになるからですね。
また、暑さや紫外線のキツさも原因の一つです。


これでは、せっかく日当たりが良い土地を買ったのに、
その良さを全て殺してしまいますね。


暗くて閉鎖的な家をつくってしまう典型的な例なのですが、
一方で、たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても、
設計の工夫1つで、明るくて開放的な家をつくることが出来るのも、
多くの方が知らない事実だったりします!

○土地の形の良さにこだわらない!

土地の価格は、形の良さにも左右されます。

もちろん、形がいい土地の方が
価格設定は高くされていますよね?

しかし、土地の形が良いことと
住みやすい家をつくることが出来ることとは
別の問題です。

土地の形が悪くても、設計によってそのデメリットを解消し、
かつ、その土地が持つメリットを活かすことで、
より住みやすい家をつくることが出来ます。

確かに、四角じゃない土地は、
決してパッと見の印象が良いわけではないし、
見ただけではイメージが湧きにくいと思います。

それゆえ、多くの方が敬遠しがちなのですが、
こういった土地は、その分価格設定が安くされており
人気がない分、より大胆に価格交渉も出来たりします。

また、焦って土地の契約をする必要もなく、
比較的ゆっくりと「家づくり」を進めることが出来る
というメリットを持っています。


○無駄に広い土地を買おうとしない!

なにも建っていない土地を見ると
ずいぶんと狭く感じてしまうものです。

それゆえ、多くの方がより広い土地を求めようとします。

ですが実際の所は、思っているよりも
遥かに大きな家をその土地に建てることが出来るものです。

例えば、50坪という広さがあれば、
充分平屋を建てることができるぐらいのゆとりがあるし、
どれだけ大きな平屋を建てようと思っても、
60坪もあれば充分だったりします。

また、土地の単価が高い地域を考えているのであれば
少しでも土地の面積を小さくすることが
土地価格圧縮には欠かせないポイントとなりますね。

仮に、50坪という広さを40坪まで縮めてもらったとしても、
わざわざ窮屈で住みにくい総二階建ての家にする必要はなく、
平屋に近い2階建ての家を充分建てることが出来ます。

加えて、土地の広さを最小限に抑えることは、
庭の工事費用を最小限に抑えることにもつながります。

そもそもの工事面積が小さければ、
その分工事費用がかからないわけです。


◎常識の真逆こそ成功のカギ!?

これら3つのことは、
世間の常識とは全て真逆のことばかりかもしれません。

ですが、土地価格を劇的に圧縮するためには、
以上の3つのことを、しっかりおさえた上で、
土地探しをしていただく必要があります。

常識にこだわり過ぎて、
無駄に土地にお金を使い過ぎないように
気を付けていただければと思います。

家づくりで最も圧縮すべきコストとは? ①

「家づくり」をスタートさせると
必ず資金計画を立てることから始まります。


「無理ではないはず!」
と思って高めの金額でローンを組んでしまうと
実際の返済が始まった時に
急な出費などで生活が圧迫されてしまう事も考えられます。

また、毎月の返済金額が7万円で抑えられるのと、
10万円も支払うようになるのとでは、
35年間という長い長い返済期間を合計すると、
1260万円も自由に使えるお金が違ってくることになります。


また、この3万円を毎月ただ貯めるだけじゃなく、
節税機能も兼ね備えた金融商品に預けていくとなれば、
その差はおそらくもっと開くことになるでしょう。

日本は、少子高齢化問題にともない
社会保険料や税金の負担は増え
年金の受給金額は減っていくでしょう。

それゆえ、確実に不足するであろう将来の資金を、
自分自身でしっかりと確保するためにも、
節税、運用を行いながら貯めていく必要があります。

だからこそ、一生も最も大きな買い物と言われる
「家」に関して、無駄のない計画が必要です。

○最小限の予算で家づくりをするための基礎知識


「家づくり」の予算を抑える=建築費用を最小限に抑える
と考えがちです。


もちろん、それはそれで大切なことの1つです。

ですが、家の費用を最小限に抑えることが出来たとしても、
考えるところは、それだけではありません。

「家づくり」の費用を最小限に抑えるためには、
土地にかける費用も圧縮しないといけないですし、
同時にまた庭にかける費用も圧縮しないといけません。

つまり、土地、家、庭、の3つ全てを
最小限の予算で手に入れるように
しなければいけないということです。


もちろん、やみくもに費用を圧縮したのでは、
住みにくかったり使いづらかったり、不便だったり...
してしまいますね。


それでは今後の暮らしに支障をきたしかねないので、
住みやすさや使いやすさ、利便性などを、
損なうことなく実現することを前提として考えていきましょう。


○土地予算を最小現に抑えるために知っておくべきこと


土地にかけるお金を最小限に抑えようと思うと、
まずは、知らず知らずの間に受け入れてしまっている
土地に関する常識や当たり前を
疑ってみることから始めなければいけません。


では、どんなポイントがあるのでしょうか...?

明日の(②へ続きます!)

なぜ浴室換気は重要なの?

家にとっての大敵である「湿気」。


窓の周りや風通りの悪い収納部分、そして大きな家具の後ろなどは
カビの生えやすい要注意な場所です。


では、家の中で最も水浸しになる「浴室」は
どうでしょうか?


○お風呂の換気扇が持つ大事な役割


仕事から帰ってきてホッと一息。
「ご飯」と並ぶ憩いの時間といえば、
「お風呂」ですよね。


では、お風呂でゆっくり湯船につかりながら天井を見上げた時、
必ずそこにあるものといえば...「換気扇」ですね。


24時間換気してくれる、この「換気扇」ですが
実は快適なバスタイムを
保つのにとても重要な役割があるんです。


○浴室換気が大切な理由


お風呂の換気の事を、「浴室換気」と言います。


浴室換気の重要性として、
以下のようなものがあげられます。


・カビの発生を抑えられる


浴室はカビの発生しやすい場所...。


換気扇をつけることで湿気のある空気を外に逃がし、
カビの発生を抑制する効果があります。


また、湿気を逃がすことで
お風呂場の湿気による家へのダメージも防ぐことができ、
結果的に木造住宅の寿命を長くすることにもつながります。


・臭いが残らず、いつでも清潔に使用できる


お風呂場は毎日掃除をしていても、
抜け毛や石鹸カスが排水溝にたまり、
臭いが発生してしまうことがあります。


その臭いも、換気扇を回すことで、
臭いが発生してもすぐに外に汚れた空気を
排出することができます。

○浴室換気は窓を閉めて行う


浴室のみならず計画換気全体に言える事ですが、
計画換気は「窓を閉めた状態で行う」ことが基本です。


窓を開けて喚起を行ってしまうと、
計画外の所から空気が出入りしてしまうため、
空気が部屋全体を循環しなかったり、
花粉などの外部の物質を室内に取り込んで
しまったりする可能性があります。


計画換気を行う場合は、
フィルターの付いた換気システムを通じて
行うようにしましょう。


清潔で温かい浴室空間実現のため
換気扇の正しい使い方を覚えておきましょう

平屋に広い土地なんて必要ない!?

現在人気の「平屋」の住宅ですが
平屋を建てる際には、広い土地が必要になるイメージがあります。


ですが、一体どの程度の土地が
必要になるのでしょうか?

家が建っていない土地だけを見ると、
自分が持っていたイメージよりも
遥かに狭く小さく感じてしまったことはありませんか?


そして、そう感じてしまったことにより、
自分たちは2階建しか建てることが出来ないと
決めつけてしまっていたり、

あるいは、平屋が建てたい方などは
もっと広い土地を探そうとしてしまっていませんか?


しかし、実際に土地に合わせて設計してみると、
狭い狭いと思い込んでいた土地にも、
イメージよりも大きな家を建てることが出来
思った以上に土地に余白が出来たりします。

例えば、平屋を建てようと思えば、
「最低でも80坪ぐらい?出来れば100坪ぐらい。」


とお考えの方も多くいらっしゃいます。


また、土地のプロである不動産屋さんからも言われ、
建築のプロである住宅会社の方からまで言われたとしたら、
確実にそのように思い込んでしまいますよね?


しかし、実際には、
50坪という広さがあれば平屋を建てることが出来るし、
土地の条件によったら
40坪代の土地でも充分平屋を建てることが出来ます。

もし、住みたいと思うエリアに
50坪の土地があったとします...。


そして、その地域では、
1階だけで土地の広さの60%までつくっていいと、
建築基準法で決まっているとします。


となると、その土地には、
最大で30坪という広さの平屋を建てることが出来ます。


これを前提として、
車をとめるスペースがどれだけ必要になるのか?
など、その土地が持つ条件を考慮しながら
間取りを考えていきます。


もし、車が2台でいいのだとしたら、
2台分の駐車場だけ確保して、
残りの全てを家に使ってみたり


必要な車の台数が3台だとしたら、
3台分の駐車場だけ確保して、
残りの全てを家に使うこともできますね。

もちろん、30坪という面積を超えない範囲で、です。


とはいえ、仮に1階だけで30坪とれるとしても、
平屋よりも2階建にした方が、
全ての部屋に採光とプライバシーの両方が確保しやすいとしたら、
無理矢理、平屋にするというのもまた間違った考え方なので、
一概に平屋がいいというわけでもありません。


実に多くの方が、更地の土地を見た時、
どうしても狭く小さく感じてしまうことから、
当たり前のように2階建ありきで家を考えます。

もしくは、
もっともっと広い土地を探し求めたり...。


ですが、必ずしもそんなことを考える必要はないということです。

土地に不必要な余白をたくさんつくってしまえば、
その工事費用が余分に掛かったり、
後々、その維持管理に四苦八苦してしまうこと可能性もあります。


また、無駄に広い土地を買ってしまえば、
工事費用や維持管理だけじゃなく、
生涯払い続ける固定資産税をも
余分に支払わなければいけなくなります。


ご家庭によっては
どうしても広さが必要だったり
庭を作りたいと思っていらっしゃることもあるでしょう。


何が正解というワケではありませんが
実際に家を建てる住宅会社に見てもらい
そこで建てられる家を知った上で、
土地を決めるようにすると安心ですね。

子供の生活に合った土地とは?

先日車を走らせていると
売り出し中になっている土地を見かけました。

土地探しは、「家づくり」を始めた時に
最も頭を悩ませるポイントの一つです。


「通勤に便利な場所がいい」

「転校させたくない」

「商業施設や病院の近くにしたい」


などなど、色々なご希望があると思いますが

今回は、そんな土地探しに関係するお話です。

土地探しと小学校・中学校の通学路


通学路で友達とおしゃべりしながら帰ったり、
通学路沿いに生えている草花で遊んだりと、
小学校時代の思い出として通学路でのエピソードを
鮮明に覚えている方は多いものです。

中学・高校時代は自転車通学の方も増え、
行動範囲が広がったことで、
世界が広く見えるようになった方も多いでしょう。


毎日通う道だから、
大人になっても通学路の思い出は
たくさん残っていますよね。


お子さんは家を建てた地域で成長していきます。


つまり、最も家づくりの恩恵と影響を受けるのは、
お子さんということになります。

お子さんにとって良いと思う土地に
家を建てたい親御さんは多いものですが、
特に土地選びの段階で、
お子さんの生活に大きな影響を及ぼすのが
「通学」の問題です。

子供の通学、どれくらい重視する?


■ 通学を重視する方の意見


「学校に近い土地」を第一条件にする方もいらっしゃるほど、
通学路を重視して土地を探される方は多いです。


その理由としては...

通学中の事故が心配
長距離の通学をさせるのはかわいそう


などの意見があります。


確かに、これから小学校入学というお子さんですと、
小学校・中学校の負担を減らしてあげたいですよね。


■ 通学は重視しない方の意見


一方、通学は重視しない方の声としては


子供の通学は一時的なもの
家づくりの満足度を下げてまで通学路にこだわるよりも
土地の利便性や建物を重視
子どもが成長して通学路を利用しなくなった後のことも考えたい


という意見があります。


通学のある時期よりも、
その後の期間の方が長いわけですから、
これもまたもっともな意見と言えそうです。


通学路にこだわりすぎることで
ベストな土地が見つからなくなる可能性は
頭に入れておきましょう。

土地探しにおける「学区」の問題


何らかの事情で、
家を建てたい学区が決まっているという方も
しばしばいらっしゃいます。

もともと、土地選びで
100点満点の土地が出ることは先ずありません。


土地選びの条件に優先順位をつけて、
優先度の低いものについては
柔軟に判断することが大切です。

子供の目線で選ぶ、注文住宅の土地


長い通学路は親にとっては心配でも、
お子さん自身にとっては
登下校路が毎日の楽しみになる場合もあるので、
一概には悪いとは言えません。


交通事故を防ぐ上では、
通学路の長さよりも近辺の歩道の有無や、
信号の状況等設備が整っているかを
確認することが大切です。

候補の土地が決まったら、


子どもたちの通学の様子
朝・昼・夜の周辺環境の様子
を見ておくと安心です。


思い通りに進まず苦労することも多い、土地探し。


大切なのは...


優先順位を決め
下調べ(周辺環境や商業施設)
決断力です!


弊社では、土地探しについてもご相談を承っておりますので
何かご不安な点などございましたら
お気軽にご相談ください。

壁紙・塗り壁のすすめ②

昨日に引き続き、建築工房手ごころがコンセプトにしている、
「本物の自然素材の家」の中で、
お客様にご好評いただいている、
塗り壁について紹介していこうと思います。


・珊瑚の塗り壁


実は、私たちが暮らす日本の風土には、
湿度調節をしてくれる塗り壁が適しているんです。


先人の知恵ですね。


ダニやカビからも家と住む人を守ってくれます。


また、サンゴは多孔質で
ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着・分解し
更に「呼吸する」ことで
浄化された空気を空間に出してくれるのです。

また、カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が豊冨なため
健康食品として製品化されており、安全性も折り紙つきです。

木材との相性も良く
清潔感溢れる真っ白な色合いは、
部屋を明かるくしてくれます。


刷毛による陰影がとても素敵なんです。

・ヘルシーカラー


最後は、ヘルシーカラーです。


その主成分である天然ミネラル分は
呼吸をするように湿気を吸ったり吐いたりします。

また、良質な珪藻土もふんだんに配合していますので、
有害物質や臭いの元になる物質を吸着し、
無害・無臭にしてくれます。


ヘルシーカラーは、いつでも人知れず
お部屋を快適に保とうとしてくれるんですね。

また、ヘルシーカラーの嬉しいポイントに
24色のカラーから選べる点があります!


濁りのないフレッシュなカラー
自然な安らぎを感じさせるアースカラー
素敵な調度品にもよく似合うモダンなカラー


などなど...


24色が、左官職人の腕から紡ぎ出される
ユニークなパターンと融合することで、
他にはない、唯一無二の素敵で安心な空間を作り上げます。

昔にはなかった様々な技術で
現在は多くの人が快適さや便利さを手に入れています。

ですがその反面、
自然に囲まれて生きてきた昔の人にはなかった
様々な病が現代人を蝕んでいるのも事実でしょう。

自然環境を身の回りに取り戻すのは難しくても、
長い時間過ごす空間を
自然に近い形にしてあげることは可能です。


「自然素材の話を詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。

また、実際に自然素材にこだわって建てられてた家を
ご体感いただくことが一番と思います。

弊社で建てられたお客様に、家を見せていただく事もできます。
お気軽にご相談ください。

壁紙・塗り壁のすすめ①

さて、建築工房手ごころ では
「本物の自然素材の家」をコンセプトの一つに掲げて
「家づくり」を行っております。


そのため、お客様には...

「家族の健康を大切にしたい」

「ナチュラルな雰囲気の家にしたい」


という方はもちろん


「自然素材の壁紙が気になる」

「塗り壁が素敵!」


という方も多くいらっしゃいます。

無垢の床板や天井はもちろんですが
壁紙(塗り壁)も人気の一つなんです。


そこで今回は、壁紙と塗り壁のついて
2回にわたり、ご紹介したいと思います。


・自然素材の壁紙

現在の建てられている家の壁紙のほとんどは
ビニールクロスです。


ビニールクロスのメリットは...

比較的安価
豊富な種類
汚れが取れやすい


という点でしょう。

特に、沢山のカラーや柄から
好きなものを選ぶというのは
誰であってもワクワクしてきますね。


ですが、大きな欠点として...

呼吸をしない
接着剤を使用する
傷がつきやすい


という点が挙げられます。


ビニールクロスは、
その名の通り素材がビニールなので
通気性がなく、部屋に湿気がこもりやすい
性質があります。


さらに、接着剤や材料に含まれる成分が
シックハウス症候群の原因になる可能性があるため
アレルギー対策には向かない建材という話は有名です。


そこで 建築工房手ごころ では、呼吸をする

「自然素材の壁紙」を使用!


呼吸とは、調湿機能のことで
通気性の良さや消臭効果も期待できます。


また、使用する糊にもこだわっており
こちらも壁紙と同じく自然素材のものを使用しています。


白以外にも、カラーのものを上手使って
アクセント壁にするのもおしゃれです。

次回は、塗り壁についてお話ししようと思います。

新築する時期っていつがいい? ②

「夢の新築一戸建て、子どもが〇歳までに建てるぞ!」

「友達や親せきに立ち寄ってもらっても恥ずかしくない、
 素敵な家が欲しい!」

「様々な手続きや打ち合わせを経て、やっと完成!」


でも、完成する時期によっては意外と困ることも...


新たな暮らしで必要な物の購入時期、
職場・学校への通勤・通学、はたまた転校
寒さや暑さ、梅雨などの季節的なもの、


どんなことを知っておけばよいのでしょうか。


:お子さん(0~6歳)がいるケース

例えば、「ご夫婦共働きで、0から6歳のお子さんがいらっしゃる場合」
について考えてみましょう。

このお子さんは、もうすでに保育園か幼稚園に入っているか、
奥さんが育休中だとすれば、
どこに入園しようか検討しているところでしょう。


一番気になるのは、
園への送り迎えと通勤にどのくらい時間がかかるか
ではないでしょうか。


やはり、園は自宅に近いか、どちらかの職場に近い方が
何かあった場合にもすぐにお迎えに行けるし、
通勤にかかる時間のロスも少なくて済むようです。


(ただし、職場に近い園にすると、小学校入学時に
知っているお友達が少ないorいない、ということも。)

最近の保育園、幼稚園探しは、
どんどん時期が早まっています。

園の方針や遊具などの環境、行事など、
全く選ぶ余地がなかった、という話も耳にします。

新築工事完成時期を検討できるのであれば
新築場所か職場に近い園を時間的余裕をもって探せること、
育休中明けや4月になる前に完成し、入園or転園できること、
など、念頭において家づくりをされたほうが、
無理が少ないのではないでしょうか。


そして、次に考えておかなくてはいけないのが、

「第2子をいつ授かるのかわからない」
ということです。


子どもは授かりものといいますが、
ご夫婦共働きでローンの支払いができるという前提で
ローンの支払いがスタートしたとします。


固定資産税や住宅取得税の支払いも容赦なくやってきます。


そんな矢先、
妊娠・出産は計画的にと思っていたけれど、
ちょっと早めに第2子を授かることができたら
どうなるのでしょうか。


「嬉しいことだけれど、我が家の家計大丈夫?」


となった場合、

生活をどう組みなおしていきますか?

例えば...

「習い事は辞めないと...」

「学資保険や、自分の生命保険の支払いも、貯金もピンチ。」

「まずは食費を削ろう。安い食材は心配だけどしょうがない。」

「車は売ろう!任意保険も高いし...」


...新築時期、と簡単に言っても、
家族がいて、お子さんがいれば、
様々なことを想定しておかなくてはいけません。

全てのことには限りがあります。


使える時間、使えるお金、家事を含めての仕事量などなど。


また完成時期も、施工会社によっては、
既にご契約済みの方が多く
なかなか着工できないこともありますので
実際に状況を聞いてみる必要があります。


未経験では想像が難しいこともあります。

ご心配な点は、お気軽にご相談ください

新築する時期っていつがいい?①

家を建てたい!と思っても、

もちろん、すぐに建つわけではありません。

プランニングを経て契約し、完成するまで約9カ月。


着工してから約5カ月で完成します。

また、「着工待ち」があれば
数カ月完成が延びることもあります。


それでは、家を建てるのに最適な時期はあるのでしょうか。

今回は、様々な状況別でのおすすめの時期をご紹介します。


:ご夫婦のみ

昔から、家は冬に建てたほうが良い
と言われているそうです。


冬場は晴れていて木材が雨に濡れにくいことや、
大工さんたちにとって余裕のある時期だったということも。


ただ、現在は在来工法では1日で屋根まで造ってしまうので、
ほぼ問題なしと言ってもよいでしょう。


契約してから9カ月後に引越し休みがとれるか、
仕事の繁忙期に重なっていないか等、
お施主様個人のスケジュールを参考に
完成時期を検討してみましょう。

:ご夫婦(奥様がご妊娠中とすると・・・)


12月前後・・・プランニング(奥様妊娠後期)


2月頃・・・契約(奥様出産)


4月頃・・・地鎮祭(赤ちゃんは生後2か月なので、外にも出られる。)


5月頃・・・着工


8月頃・・・竣工・お引渡し(赤ちゃん生後6か月)

お施主様の「赤ちゃん連れ引越し」のお話では、
夏場の引越しがお勧めのようです。


人が住んでいなかった家は乾燥しています。


引越しでかなりほこりもたつので、
冬場に引越しをした時は、
子どもが気管支炎や喘息に罹患する可能性も。

比べて夏場は、

寒さや乾燥で風邪をひく心配は少なくなります。

家によっては、内装のクロスの接着剤のにおいがきつく、
数日間窓を開けて換気し、やっと入居できたという事も。

引越が完了したら、
それまでの環境と同じというわけではないので、要注意です。


次回は、お子さん(0~6歳)がいるケース
学童期のお子さんがいるケースについてご紹介します。

泥棒が狙いたいと思わない家

「昔の家は玄関の鍵なんてかけなかった」

近所にどんな人が住んでいるのかをしっかり把握していた時代は、
そんな状態が当たり前だったとたびたび耳にすることがあります。

では、現在の「家づくり」において
必要な防犯とは、一体どのようなものでしょうか?
必要な防犯とは?


時代の経過と共に
地域のコミュニティが希薄になってしまった現在では、
昔ながらの
人の目による防犯は難しいのではないでしょうか?


それゆえ、毎日を安心して過ごしていくようにするためにも、
昔に比べて、防犯対策を自分自身で万全にしておくことが、
「家づくり」では欠かせない要素となります。

よくある一軒家を思い浮かべてみてください...

その家は、1階の日当たりが良い場所に大きな窓がありますね。

そこは、間違いなくリビングです。


裏に回って目線の高さに窓があれば、そこはキッチンです。


さらに、キッチンから近い場所にある小さな窓は、
トイレや洗面そしてお風呂に通じているでしょう。


丁寧に格子まで付けてくれていれば100%確定です。

2階はベランダに面していくつか窓があり、
そのうちのどれかが主寝室で、あとは子供部屋ですね。


そして、部屋とは高さがそろわない窓があれば、
そこが間違いなく階段というわけです。

いくら、敷地がブロック塀やフェンスに囲まれているとはいえ、
外から窓を見ただけで、簡単にある程度間取りが
分かってしまうものです。

これは、本当に安心して暮らしていくことが出来る
家なのでしょうか?

意外と思い付かない防犯対策

では、一体どのような防犯対策が考えられるでしょうか?


まずは、施錠ですね。


施錠忘れによる家屋の浸入窃盗被害は
とても多いそうです。

そして、窓を割ってからの侵入です。

他の防犯には...

● 窓には防犯フィルム、警報ブザーなどの設置
● 住所が分かるものと、家の鍵を一緒に持ち歩かない
● 家族以外の人間が使用したことのある賃貸住宅や中古住宅は、
  鍵が交換されていることを必ず確認
● 補助錠を設置する


このように、いくつかのアイデアは出てきます。


しかし、1つだけ意外と思い浮かばないアイデアがあります。


それは、そもそも"家の形を見直す"ということです。


家に浸入する場合...
まずは捕まらないように、死角の多い家であることが重要のようです。


つまり、侵入しやすい家と浸入しにくい家があるわけですね。

例えば、リビングの窓を小さくすることも一つです。

そうすれば、家の間取りが想像できにくくなり
防犯につながります。

もちろん、その分窓がなくなるというわけではなく、
別の形で窓をつくることによって、
光や風の通り道はしっかりと確保しています。


大きな窓を外壁から無くしてしまえば
敷地のブロックや植栽などによって、
外からの視線を遮断する必要もなくなります。


また、外壁がそのまま塀の役割までも同時に果たしてくれるため、
外構コストを大幅にカットしてくれますね。

「家づくり」において
防犯がしっかりしているかもとても重要なポイントです。


土地や周りの環境に合わせた
「家づくり」が必要ですね。


気になる方は、お気軽にご相談ください。

メートル?尺?単位の謎

メートル?尺?単位の謎

現在、一般的に使われている寸法は
メートル法と呼ばれるものです。

これは法律でも義務つけられており、
取引上の計量には国際基準である
メートル法を用いることとされています。

そのため建築業界も図面上の
寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

部屋の広さは◯㎡などよく見られると思います。

ですが実際の建築現場に行くと、
職人の方たちが
「いっすんごぶ」や
「さんじゃくごすん」など
「寸」「尺」「間」といった単位を使われています。

この「寸」「尺」「間」は
かつての日本独自の単位で尺貫法と呼ばれています。

なぜ昔の単位が使われているのでしょうか?

それは人の体にフィットするような
柔軟性が秘められているからです。

起源から見てみるとその秘密がわかります。

メートル法の起源は1791年に、
地球の北極点から赤道までの子午線弧長の
「1000万分の1」として定義されています。

つまりメートル法は地球を基準とした単位だったのです。

それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。

1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、

1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、

1間は人の身長を基準としています。

こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。


この人の体を基準とした尺貫法の最もわかりやすい例が畳です。

畳の単位は、1畳(いちじょう)と呼ばれ
この畳という単位は縦6尺、横3尺となっています。

古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、
このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。

この畳の横幅の3尺が家作りの基準となっています。

3尺はメートル法に変えると910mmです。

家の設計図を見るとこの3尺を基準として
作られていることが多いです。

柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどが
この3尺の倍数になっていることが多いです。

また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、
キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に
収まるように作られていることが多く、
効率よく配置されるようになっています。

また、建材と呼ばれる家を建てるために
必要な材料も尺貫法であるものが多く、
メートル法での建材より多く流通しているため、
建材にかかる材料費をメートル法での建材より
低く抑えられるといった利点もあります。

そんな建築業界以外では馴染みが無かった尺貫法ですが、
今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。

気になる方は家のいろんな箇所を測ってみてください。

費用・土地・間取りに関する知識 ④

4.家を持つことで発生するその他の費用


毎月、積み立てをしておくべき費用があります。


それが修繕費です。

修繕は義務ではありませんが、
家を長持ちさせるためにとても大事なポイントです。

長く快適に暮らすためには、
リフォームも必要となって来るかもしれません。

また、後々庭やカーポートなどを整備しようとお考えなら
外構費用にまとまった資金が必要になります。

そして、しっかり頭に入れておきたいのが
固定資産税、都市計画税などの税金。

これらは土地や家の建て方により差が出ますので、
家を建てるならここ、と土地の目星をつけた時に
不動産業者に教えてもらってください。

「家を建てたらあとはローンを返すだけ...。」

ではないのです。

全てまとめて考えると、
月々の支払いにプラスして貯めておく必要があります。

しっかりと家のローン以外に必要な費用も
理解しておきましょう。

家族が幸せになる為の家で、
家族の暮らしが圧迫されては元も子もありません。


ローンの支払い以外に必要な経費を、
余裕をもって見こんでおくと安心ですね。

費用・土地・間取りに関する知識 ③

3.家そのもの、間取りなど


家を建てるには、「資金面」「土地」と並んで
大事な「家そのもの」についても
十分に知っておく必要があります。

家と言っても、外観・内観から構成される「イメージ」
暮らしをどう快適にするかという「間取りその他」
があります。


家そのものについては、ハウスメーカーや工務店開催の
モデルルームや完成見学会などで知ることができます。

雑誌やネットで得られる情報は、
あくまでもイメージ部分のみで
実際の使い勝手や、暮らし心地、使用されている素材の
手触りなどは分かりません。

じっくりと多くの物件を見て回りましょう。

多くの物件を見て、実際に家の中を歩き回り、
キッチン周りやバスルーム、洗面台、床材など
素材に触れてみてください。

自分たちだったらどう暮らすのか、という想像力も必要です。

また、気に入ったものは写真に収めて、
実際にプランニングの際に
それらの写真がとても役に立ちます。

この場合は、情報誌やネットのものも◎


好みのものを伝えることは、
言葉では非常に難しいものです。

好みの建物、好みの食器や雑貨、好みの家具など、
「家を建てるならこんな感じにしたい!」


と思うものをできるだけ多く
写真に収めておいてください。

抽象的な言葉では伝わらないものが、
それらの写真で伝えやすくなります。

費用・土地・間取りに関する知識 ②

2.土地

土地を価格面で評価する項目はいくつかあります。


固定資産税などの基となる【路線価】

これから土地を手放そうとする人・
家を建てようとする人たちの需要とバランスによって決まる【実勢価格】
また土地取引の価格が適正出会うよう国が毎年発表する【地価公示】

があります。

家は数十年すればその【資産価値】を失います。


残るのは土地の価値だけです。


そのため、「資産としての家を建てたい」という方は、
長年その土地の価格が下がりにくいエリアを探し出し、
そこに土地を用意すべきでしょう。


ですが、その土地が実際に住みやすいのかどうかは
そのご家庭の状況次第です。

「子供がのびのび育つようあの学校区に住みたい」
「セカンドライフの家づくりなので
徒歩圏内にスーパーや病院があればいいな」

「まだまだ元気だし通勤も苦にならないので、
郊外で思い切り広い庭でBBQがしたい」

土地選びは、その後の暮らし方を左右する
最大のポイントの一つと言っても過言ではありません。

価格だけではなく、ご家庭に合った
価値のある土地を探すことが
大事なのではないでしょうか。

家を建てるには、その台座となる土地が不可欠。

周囲の環境を考えずに土地を購入してしまうと、
後々の生活に不便をきたします。

土地の金銭的な価値というよりも、
これからの生活を思い描いたうえでの土地選びをお勧めします。

費用・土地・間取りに関する知識 ①

さて、家を建てるにも
正直何から始めればいいのか分からないという方も
多くいらっしゃると思います。


家を建てるには、予算、土地、家(間取りを含め)
家を持つことに関わる各種費用など
様々な側面から考える必要があります。

そこで今日から

それらの4つのポイントを取り上げてみたいと思います(o^―^o)

1.予算その他の資金面

家を建てるには、一番の障壁ともなりうる「予算」の問題。

「自分たちにはどれだけの借り入れができるのだろうか」

ということがある程度分かっていれば、
長期的な視野で家を建てることを
考えている場合でも有利です。


目安として、

・年収350万円の場合、返済率上限は30% 約2000万円

・年収500万円の場合、返済率上限は35% 約3500万円

のようになります。


返済率とは、年収に対する年か何返済額の割合を指します。


返済年は通常35年。


もちろん頭金を用意できていれば
その分月々の返済が軽くなったり、
借入期間を短くすることで
支払う金利総額分を抑えることができる
などのメリットがあります。


頭金は準備するに越したことはありません。


一方で、今後の借り入れに支障をきたす状況を
作り出していないかを把握しておく必要があります。


通信料金支払い滞納から
いわゆる「ブラックリスト入り」し、
ローンが組めない人が出てきています。


通話料と一緒に、スマートフォンの
購入代金を分割支払いにしていませんか?


携帯電話使用料金とその購入代金を
同時に毎月支払っている方は注意してください。


引き落としができない=
スマホ本体の分割払いに対して支払いができなかった
として、信用情報に傷が付いてしまうのです。


小さな買い物だからと思っても
しっかりと忘れずに支払いはしましょう。


家を建てるには、
それまでのお金の管理状況が大切になるんですね。

その違いわかりますか?

皆様、こんにちは。

在宅での仕事が増え、家で過ごす事が多くなった昨今。

家での暮らし方、過ごし方を見直した DIY も増えているそうですね。

現場や作業場の廃材を、譲ってほしいという人が増えているように感じます。


さて、今回はベランダやバルコニー、

テラスに関しての記事を、お届けいたします。

ベランダ・バルコニー・テラス、

その違いをご存じでしたか?

■ベランダ
→屋根のある、2階以上の張り出し部分

■バルコニー
→屋根のない、2階以上の張り出し部分

■テラス
→掃き出し窓などの前に作っている床・スペース

大きな違いは、屋根と床にあります。


屋根があるか、ないかだけではなく、

屋根や床がどうなっているかや、

構造によっても呼び方が違います。

・ベランダで重要なのは、屋根がかかっている事

・バルコニーは室外に張り出した手すり付きのスペースがある事

・テラスはフランス語が語源で、「盛土」を指しており、

 地面よりも1段高い、リビングの掃き出し窓から外に繋がった部分。

 ※建物から突き出した台上のスペース


マンションであれば上下階が同じ間取りがほとんどなので

屋根のあるベランダが多いです。


ベランダという名称、少し古い感じがするかもしれませんが

一番高級感があるのが、実は『ベランダ』なんです。


実は海外では、高級リゾートホテルなどのラウンジや室外に

あえて 『ベランダ』 という名称をつけている事が多い事実を知ると、

少し、驚きですね。


日本では、『バルコニー』や『テラス』の方が

高級感あっていいよね・・・なんて人が断然多いのですが、

それぞれの生活のスタイルや、過ごし方、

これから家を建てるという方や、

物件を探すために間取りを見るという方は

この違いを念頭に置いておくと、

家探しや家造りにも違いが出てくるかもしれませんね。


家づくりでお悩みの方や、

新築やリフォームをお考えの方に

これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

お気軽に、弊社までご相談ください。

「家づくり」をする時に知っておきたいお金の知識

今日は、誰もが気になる『お金』についてです。


将来に向けてお金を貯めていくためは、
しっかり働いて収入を増やすことはもちろんですが
無駄な支出を抑えることと、
支出するものに優先順位をつけることが大切です。


また、しっかりと貯蓄していくためには、
どのような方法を選択するのか?
ということも、同時に大切になってきます。


多くの方が、貯蓄と言えば、"銀行"が頭に浮かぶと思います。


しかしながら、
貯蓄の王道とも呼べるべきこの選択肢は、
果たして本当に、正しい手段なのでしょうか?


銀行でお金は増えるのか??


確かに、銀行にお金を預けておけば、
お金が減ることはありません。


それゆえ、単なる貯蓄として考えれば
決して間違った選択肢ではありません。

しかし、残念ながら現実を言えば、
銀行の普通預金にお金を預けていても
お金は全くと言っていいほど増えないのが現実です。


また、普通預金よりは金利が高い定期預金に預けていても、
ほぼ変わらず、お金は増えないですね。

むしろ、時間外でお金を下ろそうものなら、
手数料を取られることになるため、
預けているお金や、ATMの使い方によっては、
増えるどころか、減っていっている方もいるはずです。


それゆえ、貯蓄として回せる原資を
全て銀行に預けておくというのは、
あまり賢明な選択肢ではないと言えます。


貯蓄型の生命保険はどうなのか?


そして、もう1つ多くの方が貯蓄性に期待してお金を預けているのが、
生命保険ではないでしょうか?

保険は中長期で見れば保険会社からの提案通り、
貯まるだけじゃなくお金は増えます。


しかし、覚えておかないといけないのは、
満期保険金や契約返戻金には、税金がかかるということです。


自分自身が受取人の時には所得税と住民税が、
自分以外の人が受取人の時は贈与税がかかってきます。


それゆえ、保険に加入する時には、
この税金がかかるということも考慮した上で、
加入するようにしなければいけません。


とりわけ、贈与税に関しては、
日本の税金の中で最も高い税率となっているため
受取人が自分とは異なる学資保険や養老保険などの
商品に加入する時には、注意しましょう。


銀行よりも保険よりも優先して加入すべき金融商品


お金を貯めながら増やすためには、
ただ単に増えるかどうかだけじゃなく、
税制面のことも考えながら加入する必要があります。


間違いなく、銀行にお金を預けるよりも、
そして貯蓄型の保険商品を掛けるよりも、
優先して掛けるべき商品があることをご存知でしょうか?


その商品は、一旦加入すると、
60歳までお金を下ろすことが出来ない年金なのですが、
預けたお金を受け取る時、一切税金がかかりません。


では、肝心のこの商品とは?


ご存じの方も多いでしょう。  確定拠出年金ですね。


この年金は、預けたお金をどのように運用するかを
自分自身で決めることが出来、
途中で運用方法を変更することも出来ます。


また、運用によって増えたお金にも一切税金がかかりません。
(通常20.315%の税金がかかります)


更に、毎月23,000円を上限として加入出来るのですが、
掛けたお金は、全額所得控除の対象となります。


もし、夫婦2人ともこの金融商品に加入し、
2人とも23,000円ずつ掛けたとして(年間で552,000円の貯蓄となります)
2人とも所得税も住民税もが10%ずつだとしたら...

2人で年間約11万円も税金が安くなるということになります


つまり、貯蓄と節税とを合わせると合計約66万円の貯金が
出来ていっているということになります。


銀行に年間55万円のお金を預けていたとしても、
約20%である11万円もお金が増えることはありませんね。

これから先の混沌とした時代を豊かに生き抜いていくためにも、
住宅ローンをはじめとしてこういった金融商品に対する知識を、
しっかりと付けていくと安心です。

注文住宅のファサード

今日は、家の『ファサード』について...

ファサードとは、建物の正面からの外観を表す言葉です。

フランス語で顔を意味するファサード:facadeが語源で

つまり、家の顔を意味しています。

顔の場合、眉毛を整えたり肌をお手入れしたりすると

見た目が整って良い印象を与えます。

ファサードも家の顔ですから

街に馴染むように外観を整えたり

外構を整えたりすることによって

見た目の印象が良くなります。


人の顔を見るとその人の人物像が何となく想像できるように、

家の顔を見るとどんなご家族が住んでいるのか

意外と想像できるものですよ。

建物の機能性だけでなく、

見た目も素敵な家づくりをしたいですね。


●ファサードを設計するときのポイント

■ 住宅のシルエットを考慮する

人がファッションを決めるときには

洋服を着たときのシルエットを意識しますよね。

自分に合うシルエットの服を着れば、

より美しく魅せることができます。

家も同じで、

建てる時にシルエットを考えることが大切です。

建物のシルエットに大きく影響するのが屋根の形です。

極端な例を挙げれば、一般的な三角形の切妻屋根、

それとは反対に真ん中が凹んでいるバタフライ屋根では

印象が大きく異なります。

その他の屋根が平らな陸屋根など、

最近流行の片流れ屋根など、

屋根の形状で家の印象は大きく変わります。

また、土地の形でもある程度の建物の形は決まってきます。

変形地や狭小地の場合、あえてその土地の形を生かした

デザインも良いでしょう。

■ 時刻による変化を意識する

昼間は周りが明るく、外観の美しさがそのまま反映されます。

夜になると暗くなるので外観の細部は見えづらくなりますが、

その代わり、光りの演出で違う顔を見せることができます。

エントランスの光り、部屋から漏れる光で、

家を美しく演出することができますね。


●設計され尽くしたファサードの家なら...

ファサードはもちろん、

外見も内面も充実した家をご提案しています。

これからの暮らしを考えた「家づくり」なら

お気軽に弊社にご相談くださいm(__)m

ダニからマイホームを守ろう

暑いですね〜!

連日、雨が降っている浜松ですが、
昨日セミが鳴いてました。

そろそろ梅雨明けですかね?



最近の住宅は気密性が高いため、
一年中、快適な温度を容易に保ってくれます。

しかし!

どんなに性能の良い住宅でも
きちんとお手入れしなければ
その良さも半減してしまいます。

快適な住宅は、実はダニにとっても快適な状態に
なっているかもしれません・・・

ちょっと怖いですね((+_+))

今回は、この目に見えないダニを
対策する方法を考えていきましょう!

ダニのフンや屍骸は
アレルギー症状などを引き起こす原因にもなります。

ダニの住処となりがちな寝具。

布団は天日干しが有効です。
夏は熱がこもりやすいので、
片面1時間をめやすに
裏表まんべんなく日に当てます。

干した後は、掃除機をかけておくと
布団に残ったダニの死骸を取り除けます。

マットレスなど、外に干せない場合は
布団乾燥機などを活用するのもよいでしょう。

また、クローゼットや押し入れの中も注意!

クローゼットやタンスに入れっぱなしの衣類は
年に1~2回、風をあてて湿気をとる「虫干し」を。

虫干しのタイミングは、2~3日晴天が続き、
空気が乾燥している10~14時の間。
風通しのよい日陰で2~3時間干しましょう。

特にたまにしか着ない礼服などはカビにも注意!
しっかりチェックしておきましょう。

この時期はクローゼットや押し入れの扉も
出来る限り開けて換気しましょう。
あと防湿材を入れておくのも有効です。
防湿剤は衣類の下のほうに設置しましょう。


ダニが好む環境は湿度70%以上の環境。
この湿度になってしまうと
たちまちダニの住処になる可能性が!

まずはエアコンの除湿機能などを利用して、
室内の湿度を60%以下に保ちましょう。

これだけでダニの繁殖を防ぐことができます。

それから掃除機がけです。

掃除機のパワーを強にして、
1㎡あたり約5分かけ、
ダニやダニの栄養源であるホコリを
丁寧に取り除きましょう。

ですが、掃除機をかけることで、
一部は室内に舞い上がってしまいます。

掃除機をかけた後は、窓を開け
1時間ほどしっかりと換気をします。

毎日のお掃除の仕方でも
ほんの少し意識するだけで
ダニの繁殖を抑えることができるんです!

こまめなお手入れで、ダニからマイホームを守りましょう!

タイルの汚れ

さて先日ふと玄関を見たら・・・
ナニこの汚れー!
玄関タイルに大小無数のしみが・・・( ´Д` )


一時的に置いていたゴミ袋に穴が空いていて、
何かが垂れたんだろう
と、いうことは容易に想像がつきますが。。。


水気のある物を捨ててない筈なんだけど・・・。
コーヒーかお茶か・・・
はたまた醤油かソースか・・・

わずかに残っていた液体が染み出ていたんですね。
水ぶきしても中々取れない・・・。



玄関掃除を本格的にやるとなると、
デッキブラシに、ホースに洗剤と
結構大変です。



しかも、天気の良い日でないと、
いつまでもタイルが乾きません。
気温が下がると、なかなか外の掃除はつらいもの。
年末は何かと忙しくなるし、、、


と、いうことで


そこまで本格的ではないけど
しっかり汚れを落とす方法を見つけました!


水をドバーっとまいてデッキブラシでの掃除ではなく
ピンポイントで汚れを落としたい!!



歯ブラシじゃ小さいし・・・と思いながら、
たまたま立ち寄った100円ショップで
ちょうどよいブラシがあったので買ってみました。



それは浴室用ブラシです。



バケツに水を入れて



ブラシの先をちょんちょんと濡らし



シャカシャカ磨いてみました。



水が垂れた汚れは
あっという間に落ちました。
シミになってたワケじゃなかった・・・。


タイルは細かな穴が開いているので
雑巾で拭いてもなかなかきれいになりません。


そこで、手ごろな大きさのブラシで
磨いてあげると、簡単に汚れが浮いてくるんです。
磨いて雑巾で拭きとって?を繰り返し、



タイル掃除、完了〜☆☆☆


玄関はふだんから
靴についた泥や砂で汚れやすいですね。
ここに水分が加わると、一気に汚くなります。


日頃から、掃き掃除で
埃や砂の類は取り除いておきましょう。


掃除機のヘッドを一つ、タイル用に決めて
掃除機をかけてしまうのも手です。



玄関タイルだけでなく、ベランダにも使えます。
こまめなお手入れと、
いざという時の応急処置で、
ピカピカの玄関を保ちましょう。



家づくりでお悩みの方、
新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

世界をつくった直角三角形

皆様、こんにちは。

突然ですが、直角三角形という言葉、懐かしい響きですよね。

大人になって、この言葉を使う機会は少ないのではないでしょうか。


現場関係の方でしたら、
『さしご、さんしご』定規で直角をだす方法があるので
使い慣れているかもしれません。


『さしご、さんしご』とは、直角三角形の辺の比率が
3:4:5 という、ピタゴラスの定理に基づいたものです。


この『さしご』、実はピタゴラスの定理よりも昔から使われていたそうです。


測量機器のない時代に、大工さんが長さ12尺の貫板を
3尺、4尺、5尺に切り分けて作った直角三角形の道具で
古くから使われている直角を出すために使われてきた手段です。


これで柱の垂直性や、各所の直角を見定める事ができます。


建築の基礎は、直角。

直角が定まらなければ扉も閉まりませんし、
丸いものを置いたら、コロコロと動き出してしまいます。

建築の世界では直角の事を(矩:かね)といいます。


手のひらでも直角を知る方法があるのをご存じでしょうか。

親指と人差し指を、めいっぱい開いて L字をつくると

親指が約3寸(9センチ)、人差し指は約4寸(12センチ)、

もう一辺が、約5寸(15センチ)になり、直角三角形になります。


この手のひら三角形は、私たちが普段使用している
道具の大きさにも直結しています。


たとえば湯呑やそば猪口、茶筒、ビール瓶の直系などは
掴む動作に使う、人差し指と親指で開いたときの5寸の半分、
7.5センチに設計されており、
この長さが、持ちやすさの基準となっています。

このサイズよりも大きなものは、取っ手が必要になります。


しかし、日本の伝統的な汁椀の口のほとんどが12センチ前後ですが、
取っ手はありません。


実は、このサイズは両手の親指と中指で描いた
円弧の直径と同じになっています。

つまり、汁椀は両手を添えて持つものなのです。


汁椀の糸切底(底)と、椀の縁まで7.5センチなので
作法を気にせず、箸を持ちながら椀を持てるようにもできています。

片手でも持てるように、汁椀は設計されているのです。

建築物も、食器にも、その文化の源泉には人の手が関係しています。

手のひらの直角三角形が文化を作ったなんて、奥が深いですね。

家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

キッチンの使いやすさアップの秘訣

さて、今回は「キッチン」の間取りについてです。

キッチンには、様々な形や間取り がありますが
キッチンそのものの使いやすさをアップさせるには、二つのポイントがあります。

① 収納

キッチンの収納と言えば、冷蔵庫と戸棚ですが
ストックした食品や乾物、キッチン家電を保管しておくことを考えると
少々収納力に不安のある方も多いかもしれませんね。

そんな方にお勧めなのが、パントリーです。

パントリーには、ストック品だけでなく普段使わない食器類などを
しまっておくにもいいですね。

また夏場など、家の中が暑くなる時期の事も考え
日光の熱の影響を受けにくい、比較的涼しい場所に作ると良いでしょう。

② 勝手口

キッチン横に勝手口が作られている間取りは多いですが
生ごみなどを外に出しやすく、食品の搬入も容易なため
一般的な間取りと言えるでしょう。

ただし、勝手口を設けることで防犯性が下がったり
ドアの開け閉めによって、外気温が室内に入ってくるというデメリットもあります。

気になる場合は、防犯タイプのドアを選んだり
キッチン→パントリー→勝手口と、一部屋間をあけることで
室内の温度を保つことができます。

使い勝手の良いキッチンには、
キッチンのレイアウトや間取り(動線)が大きく関わっています。

「家事を時短で済ませることが出来るキッチンは?」

「夫婦で料理がしやすいレイアウトって?」

「見た目にもおしゃれなキッチンはあるの?」

などなど、ご質問がありましたら
お気軽に相談してください。

家事動線と生活動線を考える ②

今日は、昨日の続き「家事動線」と「生活動線」についてです。

○生活動線

生活動線とは、生活する上での家の中での移動を言います。

生活動線を考えるうえで大切なのは
ご家族の一日の行動パターンやライフスタイルを考えること。

朝は洗面台などが混雑していないか?

来客は多いか?

週末は何をして過ごしているか?

などを書き出してみると良いですね。

生活動線を考える例として...

① パブリックゾーンとプライベートゾーン

まず、来客が多い場合...特に、泊り客が多い場合は
リビングや客間を通らずに自室・風呂・トイレに行けるように
しておきましょう!

「お風呂に入りたいのに、お客さんのいる
リビングを通らないといけない」
というのは、避けたいですね。

② 家事動線

前回お伝えした通り、家事にも家事動線があり
炊事・洗濯などを行う時の移動を言います。

家事動線は、家の間取りを決める際に抑えておきたい
重要なポイントですが
生活動線を考える際には、この家事動線と
交差していないことが大切です。

交差していると、人と人とがぶつかってしまうので
頻繁に重なってしまうと
家事が邪魔されている感覚になってしまいます。

生活動線には、様々パターンがあるので
朝の準備・来客時・夜にご家族が集まった時...
など、分けて考えると分かりやすいですね。

動線は、暮らしの快適さに結び付く大事なポイントです。


ご家族のライフスタイルを明確にして、間取りを決めましょう!

家事動線と生活動線を考える ①

今日は、「家事動線」と「生活動線」についてです。

○家事動線

家事動線とは、掃除・洗濯・炊事などの
家事を行う上での動線の事をいいます。

家事動線がしっかりと確保されていると
毎日の家事がスムーズに行えるため
日々のストレスも軽減されそうですね。

家事楽動線の例として...

① キッチン周りの回遊動線

数ある家事の中でも、キッチン周りはとても重要です。

食事の準備やその片付けは、回数も多く時間も必要ですね。

おまけに、調理器具や材料、掃除用具など
一度に必要なものが多くあります。

だからこそ、パントリーやキッチン収納、ダイニングテーブルとの行き来は
スムーズに行いたいもの...

そんな時に、「回遊動線」を利用すると◎

キッチン周りに『行き止まり』が無い間取りにすれば

移動もラクラクです。

更に、玄関も動線上にあれば
買い物帰りに、重たい荷物を持って遠回りすることなく
最短距離で、荷物を片づけることが出来ます。

② ランドリールーム

洗濯も、工程が多く時間のかかる家事の一つです。

洗う、干す、取り込む、畳む、片づける...

洗濯が一番嫌いだという方も多いかもしれませんね。

そんな方は、ランドリールームとファミリークローゼットを
横づけに作ってみてはどうでしょうか?

全ての作業を一か所で終わらせることができます。

他にも、色々工夫すれば
毎日の家事も、時短で楽しくこなすことが出来ますね。

LDKを分けてみる? ②

今日は、昨日の続きから...


③ キッチン独立型

クローズドキッチンとも呼ばれる間取りです。

昔の日本は、キッチンは独立しているものでした。


古い家では、キッチンが独立している間取りも残っていますね。

オープンキッチンの方が開放的に感じることから
今では、あまり選ばれなくなっていますが
反対に、あえてこの間取りを選ばれる方ももちろんいらっしゃいます!


その理由の大半は

「料理に集中したい」
ではないでしょうか。

また、独立型のキッチンなら臭いや音も気になりませんし
客人に見られることもありません。

そのため、自分の好きに家具や調理器具をレイアウトでき
散らかっていてもあまり気になりませんね。

ただし反対に、どうしても家族とのコミュニケーションがとりづらく
壁に仕切られた狭い空間に、圧迫感を感じてしまうかもしれません。

料理が好きで、自分の好みのキッチンにしたい

一人で集中したい


という方に、向いた間取りと言えそうですね。

 
よくある間取りと、ご家族にピッタリの間取りが同じとは限りません。

「家づくり」にあたって、間取りは頭を悩ませるものですが
やはり、LDKはこだわりを持って作りたいですね。

LDKを分けてみる? ①

今日は、LDKの間取りについてです。

最近では、LDKが同じ空間にあるものが多いですね。

家族が顔を合わせやすい

キッチンにいても、小さなお子さんを見ていることが出来る

部屋が広く感じる

といった理由で、選ばれる方が多くいらっしゃいます。

では、LDKが分かれた間取りにメリット・デメリットは
どんなものがあるのでしょうか...

まず、パターンとしては

リビング・ダイニング・キッチンの全てを独立させる

リビングを独立させ、ダイニング・キッチンは同じ空間

リビング・ダイニングは同じ空間で、キッチンを独立させる

ことができますね!

① 独立型

まずは、全ての部屋に間仕切りをして独立させるタイプ。

家具の置き場なども考えて、ある程度の広さは必要ですが
それぞれを別に使うことが出来るため
来客が多いご家庭には、向いていますね。


別に客間を作る必要もなくなります。

② リビング独立型

こちらも、来客時には便利な間取りですね。

また、キッチンとダイニングが同じ空間にあることで
配膳や片づけを楽に行うことができます。

また...

リビングから生活感をなくしたい

リビングは、寛ぎのスペースとして使いたい

という方にも◎ですね。

ファミリークロゼットの良しあし?

今日は、最近人気の「ファミリークローゼット」についてです。


○ファミリークローゼットとは...?


家族全員分の衣類を収納するクローゼットのことです。

各部屋にクローゼットを設置する場合に比べて
以下のようなメリット・デメリットがあります。


メリット


① 動線が短くなる


大きなメリットの一つ目、が家事動線・生活動線が短くなるため
家事の時短や、生活の快適さにつながるという点です!

例えば、脱衣所や洗濯物干し場の隣に
ファミリークローゼットを設置すれば
洗濯の、洗う→干す→取り込む→畳む→片づけるの工程を
最短の動線で終わらせることが出来ますね。

家事は一人でやることが多い

とにかく、時短にしたい!


という方にお勧めです。

他にも、リビングの近くに設置すると
帰宅後に、わざわざ自室に行く必要がないため
リビングに取り合えず置いておく...
という事がなくなり、リビングが衣類で散らかりにくくなります。

② 着替えのサポートが簡単

まだお子さんが小さいと、
お子さんの衣類をどこに片づけておくか迷いますね。

子供部屋に置いておいても
自分で選んだり着替えたりが出来ないと大変

そんな場合は、和室の横にファミリークロゼットがあると
和室を着替えのスペースとして使えるので良いですね。

デメリット


① ある程度の広さが必要

家族構成にもよりますが
家族全員分の衣類を片づけておくとなると
やはり、それなりのスペースが必要です。


また...

クローゼットの中に着替えスペースも作るのか?
ウォークインクローゼットか、ウォークスルークローゼットか?
によっても、必要な広さは変わってきます。


着替えのスペースまでは確保できないという場合は
和室の横に設置するのもいいですし...
広さが優先ならウォークイン、

動線の確保が優先ならウォークスルークローゼットが向いています。

② 湿気対策


特に、脱衣所の横に設置したい場合は
湿気対策も同時に考えておくほうが良いでしょう。


窓を取り付けるなどの、換気が重要になります。

③ 子供の成長に合わない?


小さい頃はとても便利ですが
お子さんが大きくなると、プライバシーを尊重してあげたいですね。

着替える際には鍵をかける必要も出てくるかもしれませんし、
結局、お子さんの衣類だけは子供部屋にお引っ越し...
という状況になるかもしれません。

5年後、10年後のライフスタイルの変化についても
考えておきたいですね。

現在、家事楽動線の一つとしても人気のファミリークローゼットですが...

どのように使うか?いつまで使うか?など
しっかりと、ご家族のライフスタイルを考えながら選びたいですね。

リビング階段のある家

今日は、吹き抜けに続いて「リビング階段」についてご紹介します。

 
リビング階段とは、リビングの中に階段がある間取りの事です。


二階に上がるためには、必ずリビングを通らなければいけない為
家族が顔を合わせやすいというメリットがあります。

お子さんが大きくなった時の事を考えて
リビング階段を採用される方は多いですね。


他にも...


視界が広くなるため、リビングが広く感じる

階段がアクセントになることで、オシャレな雰囲気になる

吹き抜けとの相性が良い

上下階でのコミュニケーションがとりやすい


というメリットがあります。

ただし、メリットがあればデメリットもあります。

来客中など、プライバシーの確保が難しい

臭いや音が、上下階に伝わりやすい

寒さ対策が必要


特に、寒さに関しては断熱材でしっかりと
家の性能を高めておく必要があるでしょう。

リビング階段と言っても、様々なものがあります。


「リビング階段を作りたい!」


と思ったら、ご家族のライフスタイルに合った間取りを考えながら
取り入れていきたいですね。

吹き抜けのメリットデメリット

先日、
「吹き抜けって実際はいいですか?良くないですか?」


というご質問を頂きました。

そこで今回は、吹き抜けのメリット・デメリットを
簡単にご紹介いたします。


吹き抜けって明るく開放的なイメージがありますよね。

「家づくり」の際、吹き抜けを取り入れたいと思う方も
多いのではないでしょうか?

~メリット~

・家の中が開放的になる

・上階の窓から光を取り込むことが出来て、室内が明るくなる

・家族の気配を常に感じられる

他にもたくさんのメリットがあげられると思いますが
まずは、上記のようなものがあります。

また、リビング階段と吹き抜けを一緒に作ることで
更に雰囲気を変えて楽しむことも出来ますね!

~デメリット~

・2階のスペースが削られる

・高い場所の掃除や電球交換など、メンテナンスが大変になる

・音が響いて筒抜けになる

空調が効きにくくなるというデメリットもあるため
リビングに吹き抜けを作る際には
天井にファンを付けることも検討してみると良いですね。

おしゃれな「家づくり」をするうえで、
吹き抜けの有無は大きいものです。

判断が難しいからこそメリットとデメリットを
しっかり踏まえて頂いた上で「家づくり」のプロに相談しながら
納得出来るものにしていきましょう。

部屋を広く見せるには?

「家づくり」を始める方のほとんどは...


「今よりも、広い家に住みたい!」
と思っていらっしゃいます。


お子さんが増え、荷物も増えて手狭になった
というのが理由ですね。

ですが、予算が決まっている以上
やたら広い土地や家を購入するのはやはり難しいもの...


そこで今回は、部屋を広く見せるポイントの一つをご紹介いたします。


部屋を少しでも広く見せたい...

そんな時にお勧めなのが、オープンクローゼットです。


扉が無い分、部屋が広く見えます。

コストダウンにもつながるため
普段から扉を開けっ放しの方も考えてみる価値がありそうですね。

また、日常的にクローゼットの中まで目に入るため、
自然と積極的に片づけるメリットも。

子供部屋に取り入れるご家族もいらっしゃいます!


ですが、部屋の影響を受けやすいので
日光やホコリには注意が必要です。

衣類の場合は、臭いにも気を付けたいですね。

ユーティリティルームとは??

家の間取りを考えるとき
どんな部屋を思い浮かべますか?


まずはLDK、そして寝室、子供部屋ですね。

他にはトイレや浴室、そして和室や収納部屋を
思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。

では、ユーティリティルームはどうでしょうか??


これからの暮らしには、何が必要か?


と考えると、設備や間取り、色々なものがありそうですね。

更に、最近では在宅ワークが増えて
仕事のあり方も大きく変化してきました。

だからこそ、取り入れておきたいのが
「ユーティリティールーム」です。

ユーティリティとは「実用性がある」「役立つ」という意味で
住宅用語では、家事室を指します。

ですが、作ったはいいものの
実際にはあまり使っていないとなっては勿体ないですね。

そうならない為にも、
どのように使いたいのかをしっかりと考える必要があります。

また、家事室と決めずに
何でもできる部屋にしてしまうのも一つの方法です。

上記の通り、最近では在宅ワークも増えているので
家事室としてだけではなく、仕事部屋や書斎としても
使うことが出来ると良いですね。


家の広さにもよりますが、クローゼットなどの収納もあれば
部屋が方片づけやすく◎


これからの生活様式の変化などにも対応できる、
何でも部屋です。

「もっと詳しく知りたい!」
「素材にも、間取りやデザインにもこだわりたい!」


という方は、お気軽にご相談ください。

注文住宅のファサード

ファサードとは、建物の正面からの外観を表す言葉です。

フランス語で顔を意味するファサード:facade(face,顔)が語源、
つまり、家の顔を意味しています。


顔の場合、眉毛を整えたり肌をお手入れしたりすると、
見た目が整って良い印象を与えますね。


ファサードも家の顔ですから、街に馴染むように外観を整えたり、
外構を整えたりすることによって見た目の印象が良くなります。

人の顔を見るとその人の人物像が何となく想像できるように、
家の顔を見るとどんな家族が住んでいるのか想像できるものです。

建物の機能性だけでなく、
見た目も素敵な家づくりをしたいものですね。

ファサードを設計するときのポイント


〇 住宅のシルエットを考慮する


人がファッションを決めるときには
洋服を着たときのシルエットを意識しますよね。


自分に合うシルエットの服を着れば、
より美しく魅せることができます。


家も同じで、建てる時にシルエットを考えることが大切です。


建物のシルエットに大きく影響するのが屋根の形です。

極端な例を挙げれば、一般的な三角形の切妻屋根、
それとは反対に真ん中が凹んでいるバタフライ屋根では
印象が大きく異なります。


その他の屋根が平らな陸屋根など、
最近流行の片流れ屋根など、
屋根の形状で家の印象は大きく変わります。


土地の形でもある程度の建物の形は決まってきます。


変形地や狭小地の場合、あえてその土地の形を生かした
デザインも良いでしょう。

〇 時刻による変化を意識する


昼間は周りが明るく、外観の美しさがそのまま反映されます。


夜になると暗くなるので外観の細部は見えづらくなりますが、
その代わり、光りの演出で違う顔を見せることができます。


エントランスの光り、部屋から漏れる光で、
家を美しく演出することができます。

○設計され尽くしたファサードの家なら「建築工房手ごころ」へ

ファサードはもちろん、
外見も内面も充実した家をご提案しています。


「自然素材の家を建てたい。だけど、デザインも妥協したくない!」
という方は、お気軽にご相談ください。

テレビの置き場

お客様との打ち合わせの最中に話題に上がる事が多いのが
テレビは壁掛けにするのか?

置き型にするのか?
という事です。


今日は壁掛け型と置き型のメリットを
お伝えしたいと思います。


~壁掛け型のメリット~


〇 床面積が小さい部屋でもスペースを有効活用できる。

〇 金具でガッチリと壁に固定するため、
  置き型テレビよりも地震の揺れに強くなる。

〇 落下の可能性が低くなって安心!

〇 見た目もスマートに


~置き型テレビのメリット~


〇 比較的自由にテレビの設置場所を決める事ができる。

〇 壁に穴を空けたりする必要がない!


因みに...


テレビ台は、造作家具をご希望される方が多いです。


リビングの家具なので、家と統一感があって
造作家具ならではの重厚感が人気の理由です。


このように色々な事を考えながら間取りを
考えていくといいですね。

農家のお庭には知恵がある

皆様、こんにちは。


つい、先ほどのニュースで
『先端技術を活用した農業の普及』をさせて、
昨今、問題となっている労働力不足の解消を図る
という、おもしろい話題がありました。


GPSを利用した自動で直進走行する田植え機や
農業用のドローンなど、参加した農業関係者の方々へむけて
実演されたそうです。


ただ、問題となるのは高額な導入費用。
普及には、まだまだ課題が残りそうだと締めくくられていました。


農家といえば、今でも郊外に行くと
お庭にこんもりと茂る木々や、畑や田んぼ。

日本の原風景に近い場所もありますよね。

木々に囲まれている割に、明るく、夏は涼しく、
冬はさほど寒さを感じないように農家の庭には
日本の四季を過ごす知恵が詰まっていることを
ご存じでしたでしょうか。


その秘密は、植えられた木々のそれぞれの役割にあります。

ケヤキ(欅)は関東の土壌に多いローム層で早く育つので
みるみる大きくなります。


大木になったケヤキは、東側や南側に植えれば
夏の日差しをさえぎってくれて、夏の暑い風も
木陰を通ると2〜3度は下がるので、涼しい風を運んでくれます。

シラカシ(白樫)は常緑で、葉に照りがあるのが特徴です。

庭先の北側からL字形に植えていけば
冬は風を防ぐと同時に、特徴である照りのある葉っぱが
太陽光を反射して、北側の空間を明るくしてくれます。

さらに、シラカシの堅い枝はクワやスキ等の農具の柄にもなるそうです。


昔の農家の母屋の裏側には、竹が植えられており
土壁の下地骨や茅葺き屋根の下地の桟も竹が多かったので
住む家も、自家製でまかなえたそうです。

竹は成長も早いので、木々を必要以上に伐採する必要もなく、
土に埋めた食べ物の屑なども素早く分解してくれる利点もありました。


無駄のない暮らしが、今は注目されていますが、
日本の農家の方々は昔からやっておられたのですね。

農家の方々は、梅や柿、シソや山椒といったものも育てていて
地産地消ならぬ、「家産家消」を実現していたのです。

このように、農家の家には知恵が詰まっています。

最近は、家の庭だけでなく、
畑を借りて農業を趣味としている方も増えているようですが、
戸建てを設計するうえで、庭ありきという方も増えています。


家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

梅雨の季節、湿気対策に!

梅雨の時期が今年もやってきました。

東海地域は例年の20日程早い梅雨入りのようです。
この時期は特に、湿気・カビには気を付けておきたいですね。


そこで今回は、湿気対策についてです。

雨の多い梅雨の季節、
湿気対策は毎年どうされていますか?

いろいろな除湿グッズが売り出されているのを見ると、
やはり湿気でお悩みの家は多いのだと気づかされます。

でも乾燥しすぎるのも、それはそれで問題です。

湿気が多いときは吸い込んで、
乾燥したら吐き出してくれる
便利なものがあったら、いいですよね。

電気代もかからず、環境に優しい湿気対策が
実はあるんです。

湿気対策と聞いて、まず思い浮かぶのは除湿機です。

一晩で水がいっぱい溜まるのを見るとびっくりしますが、
一番手っ取り早いのはやっぱり除湿機かもしれません。

でも、全ての部屋に除湿機を備えるのは
電気代もかかってしまいますね。

そこでおすすめなのが、『サンゴの壁』です!

空気が湿っているときは湿気を吸って、
乾燥してくると湿気を吐き出してくれる、優れモノです。

ビニールクロスに比べて材料費は高いですが、
電気代もかからず、
何十年と経っても調湿性能は衰えないので
結果的にお得なんです。


これなら、梅雨の時期だけに限らず、
乾燥した冬の季節でも気持ちのいい空間が作れます。

さらに、アレルギーや喘息などのお子さんも安心!

シックハウス対策にもおすすめです。

せっかくの新築、見た目のデザインはもちろん
毎日住む家だから健康のことも気を使った
「家づくり」が したい。


アレルギーや喘息があるのでシックハウス対策は念入りにしたい。


天然素材にこだわった家づくりがしたい!


そんなお客様の声にお応えして、海の恵「サンゴ」をはじめとする
安心安全の天然素材を使った「家づくり」を弊社はご提案しています。

 
 
6月6日~6月20日まで開催する、
モデルハウス完成記念見学会でも、
サンゴの塗壁やオリジナルの自然素材を体感する事ができます。


外はジメジメなのに、室内はカラッとしてます。
分かりやすいこの時期に、ぜひ体感してください。

申し込み・問い合わせはホームページからできます。

洗濯ものと虫

梅雨入り中の今だからこそ、
朝から青空が広がった日は、
太陽の下で思いっきり洗濯物を乾かしたいですよね。


ですがこの時期、油断できないのが虫。
これから夏に向けて、更に増えていきますよね。

今回は「虫」についてお話します。


洗濯物についた虫を見つけると、
「虫も生きてるし仕方ないな」と思いつつも
少し嫌な気分になりますよね。


嫌な気分になるだけではなく、
被害が生じることさえあります。

洗濯物につきやすい主な虫は、
ハチ・カメムシ・ダニ・ガが多いそうです。

臭いを付けられてしまったり
洗濯物に付いたまま家の中に入り込んでしまうことも。

ちなみにカメムシが部屋に入ってきた時、
掃除機で吸い込むのはおすすめできません!

危険を察知したカメムシがニオイを出し、
部屋中に悪臭が漂ってしまいます・・・


では、虫被害に遭わないための洗濯物の干し方をご紹介します。

・白いものに注意する


虫は白く明るい場所や物を好みます。

白い洗濯物は室内干しにするか、
色物の内側に干して目に止まりにくくしましょう。


・ 暗くなる前に取り込む

外が暗くなると、家の明かりに虫が引き寄せられます。
ベランダや窓際に虫が集まる前の明るいうちに
取り込んだ方がよさそうです。

・ 強い香りの柔軟剤は使わない

柔軟剤の香りも、虫を引きつけます。
特に柑橘系フルーツの香りを好むようです。


この様なことを注意して洗濯物を干してみてください。

ライフプランの必要性

住宅ローンを組む前に、必ずやっていただきたいこと、
それは、ライフプランの作成です。


では、なぜライフプランを作成する必要があるのでしょうか?


 
なぜライフプランを作成するかというと...

簡単にいえば、長期にわたって返済していく住宅ローンに
家計が対応できるのかを明確にするためです。

将来まで見据えた資金計画をしなければ、
お子さんの教育費や車の買い替え、
金利の上昇などに対応できず、
住宅ローンが払えなくなってしまう危険性があります。

住宅ローンが支払えず、持ち家を手放す人さえいます。

その割合は10人に1人ともいわれます。

その中でも、自己破産にまで陥ってしまうケースは、
住宅ローン支払い者の100人に1人の割合なのです。

○金利や借入可能額だけで銀行を決めるのは危険


住宅ローンを組む際、住宅会社が勧めてくることが多いのは、
一見条件が良い提携している銀行の商品です。

「固定金利なら2500万円まで借り入れられますが、
変動なら3000万円まで借りられます。」

このような場合、借入可能額と返済可能額は
一致しているのでしょうか。

ライフプランを作成せず、
将来の来るべき支出もわからないまま、
返済可能なギリギリのラインで住宅ローンを組んだとします。

この場合、次のような危険が待ち受けています。

・金利が上昇する

・思ったほど収入が増えない or 減ってしまった

・出産のため、妻が産休に入って減収となった(共働きの場合)

・習い事や進学で教育費がかさんだ

・病気等で減収となった

・車が故障して買い替えになった

上記のようなあらゆる危険、ピンチが潜んでいるのです。

そしてこれは、だれしも起こりうることなのです。


 
○ライフプランをもとに、総合的に判断して住宅の予算を決める。


一昔前は金利が今より高く、
頭金を入れて住宅ローンの借入額を少なくすることは
いわば常識でした。


しかし、超低金利の今
頭金を数年かかって貯めるのか...
適正価格で住宅を購入するのか...
どちらが得なのでしょう?

個人の価値観もありますが、
頭金をためている間に金利が0.5%上昇したとしましょう。

住宅ローンの総支払額は、300万円増えてしまいます。

頭金を200万円貯めていたとすると、
貯めていたはずなのに100万円のマイナスです。

そんなことにならないように、
今現在の収入、建てたい家の価格、
土地に充てられる予算、先々の支出...

それらのことを総合的に判断することが重要なのです。


「もっと詳しく知りたい!」

「自分達だけでは、不安。」

「プロの意見を聞きたい。」


という方は、お気軽にご相談ください。

4畳半の宇宙

家で過ごす時間が多くなった今、資格を取得したり
習い事や趣味を始めたりしている方が増えているそうですね。

習い事といえば、ピアノや、茶道・華道、
ウクレレが人気とか、他にも色々とありますが、
今回は、茶道に関するお話をさせていただきます。


茶室は、簡素な庵(いおり)を意識して作られたもので
茅葺きや板葺きの屋根、茶室に向かう露地の飛び石や、
湧き水をイメージした蹲踞(つくばい)がある主に正方形の部屋。

※蹲踞=背の低い手水鉢のこと


広さは方丈、つまり1丈(10尺=約3m)四方なので、
畳を敷くと、4畳半の正方形ですね。


4畳半というと、人と人の距離が密になり
無駄な物を置くスペースが確保できません。


しかし、お茶を点てて客人に振る舞う点前に
集中できる極小空間である事こそが、
千利休が目指した侘び寂び、侘茶だそうです。

小さな4畳半ですが、採光には工夫がなされており
2枚引の障子戸にするのを止めて、60センチ四方のにじり口にして
光を遮り、土壁に窓を小さく開けて、
スポットライトのような感じで光が差し込むように工夫し、
光と影のコントラストを生み出したそうです。

利休の時代、茶人の中心は
主に都会に住む町衆達だったそうで、
都会にいながら山里の空間を楽しめる茶室を
心より楽しんでいたとの内容も残されています。


4畳半という小さな空間でも、
用途を明確にしたうえで工夫する事により
特別な空間として輝かせる、日本人の技と心。


今の時代にも、各地に腕のいい大工さんや設計士さんがいます。


家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

注文住宅の失敗例

今日は、折角の注文住宅で失敗しがちな「コンセント」について
ご紹介いたします。


一生に一度の「家づくり」だからこそ
自分達家族にピッタリの家を建てたい!
と思ったものの...


「失敗した」
というのも、珍しいことではありません。


その中でも多いのが「コンセント」です。


賃貸アパートなどで暮らしていると
「ここにコンセントがあったらいいのに!」
と思ったことはありませんか?


欲しい場所にコンセントが無いと
結構面倒なんです。


延長コードが部屋に伸びていると
掃除機をかけづらかったり、子供がひっかけたり...


だからこそ、しっかりとおさえておきたい
重要なポイントなんです。


では、具体的にどうしたら良いのでしょうか?

○ライフスタイルをイメージする

解決方法は、ずばり...
「具体的に、暮らしを想像してみる」
という方法です。


例えば...
① 家具

間接照明など、照明器具は置きますか?
家具の大きさは?どの家具を、どこに置きますか?


② 家電

キッチンでは、どのような家電を使っていますか?
洗面所では、いくつのコンセントを同時に使っていますか?
充電が必要な家電、コンセントを使いっぱなしの家電はありませんか?


③ 庭


EV充電用のコンセントはありますか?
清掃機など、庭で使う家電はありますか?

といった感じで、より具体的なイメージを
膨らましてみてください。

 
○現場でチェックする


コンセントを設置する際に盲点になるのが
高さです。


図面だけでは、なかなかわかりづらかったりしませんか?


弊社では、棟上げ後の現場打合せで
コンセントの位置を決めることができるため
より具体的にイメージしながら決めることが出来ます。


折角の「家づくり」ですので
やはり失敗は避けたいものです。


ネット上で、失敗談としてよく見る「コンセント問題」。
しっかりとポイントを押さえて
ご家族と一緒に、考えてみてください。

家づくり・失敗したこと

今回は、家づくりの失敗談です!


間取りを考える際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、失敗したと思う方の多い順に見てみましょう。


○配線を失敗した


・キッチンの収納棚にもコンセントが欲しかった。

・リビングの照明スイッチが、開けたドアの裏に隠れてしまう。

・玄関入ってすぐの廊下のスイッチが遠く、
 出かけるときに靴を履いてしまうと消せない。


 
○収納が少なくて失敗した


・壁面収納をつくりすぎて後悔。
 家具や家電などを寄せておける壁部分が少なくなってしまった。

・玄関は広さを優先して収納をあきらめたのが失敗。
 家族の人数が増えて、玄関が靴だらけに。

・入れるものを決めずに大きな納戸をつくったが、
使いづらくて結局デッドスペースになってしまった。


・クロゼット内のハンガーパイプを2 段にしたが、
 下の段はジャケットの裾が床をすってしまう。


○広さで失敗した


・リビングを吹抜けにしたら、
 2 階がかなり狭くなり、1階の冷暖房効率も悪くなった。

・夫婦や親子で料理をするにはキッチンが狭すぎた。
 すれ違うとぶつかってしまう。

・リビングを少しでも広くしたいと思い、
 玄関を狭くしすぎてしまい、開放感が全くない。


・バルコニーの奥行きが狭すぎた。
 作業しづらい上に風が強いと洗濯物が壁についてしまう。


○明るさで失敗


・採光と通風のために窓を大きくしたが、隣の家から丸見えで失敗。
 エアコンの効率も悪くなってしまった。

・おしゃれさを重視してキッチンもダウンライトにしたが、
 照明の数が足りなかったようで、手元が暗くて料理しづらい。


○温度や湿度の管理で失敗した


・東西に窓が少なく、風通しがよくない。

・吹抜けなので、夏は2階に熱気がこもる。


○視界・視線で失敗した


・隣家の庭とうちのリビングが向い合せで、カーテンを開けられない。
 目隠しの塀をつくりたいが、今さら嫌みな感じがしてできない。

・隣家の玄関とうちのトイレが近すぎて、トイレの時に気になってしまう。


○音や臭いで失敗した

・寝室の窓のすぐ横が隣の家の駐車場になっている。
 排気ガスを吸って目が覚めるような気がして、辛い。

・オープンLDKなので、焼き物系の料理の時は
 換気扇でも臭いが吸出しきれなくて正直臭い。

・ダイニングの近くにトイレを配置したのが失敗。
 音が丸聞こえで、お客様にも申し訳ない。


○動線で失敗した


・廊下の途中にトイレと洗面所があるが、
 廊下が狭くて朝は家族で大渋滞。

・1階トイレは玄関の近くにあり、
 玄関で来客の対応中にトイレをつかいづらい。


いかがでしたか?


「家づくり」とは、納得してこだわってつくったつもりでも
後悔はつきものといいます。


また、失敗談と言っても
ご家族によって必要な家の形は違います。


ご家族で間取りの優先順位をつけて、
納得のできる家づくりができるといいですね。

住宅ローンの借り換え ②

今日は昨日の続きです。


5.借り換え先と貸借契約を結ぶ


借り換えることが決まった金融機関と、
新しい住宅ローンの契約を行います。


この時、同時に今後の住宅ローンを返済していく
預金口座も開設します。


この時、司法書士にも同席してもらい、
抵当権設定に必要な書類を預けます!


6.融資実行→繰り上げ返済(融資実行日にする)


「5」で開設した口座に、新たな住宅ローンが融資されるので、
これまでの金融機関の指定口座に、
次の項目に該当する金額を送付します。


・住宅ローンの残債

・先月の住宅ローン返済から今日までの日割り計算した
金利の支払い利息

・繰り上げ返済事務手数料


7.抵当権の抹消と設定(融資実行日にする)


金融機関から預かり、司法書士へと渡した抵当権に関する書類を、
融資実行日に司法書士が登記所に持っていき、
旧抵当権の抹消と、新抵当権の設定を同時に行います。


8.借り換え完了。新たなローンの支払い開始。


:諸費用がかかるので、繰り上げ返済も視野に入れて。


借り換えをするには、以下のような諸費用がかかります。

・繰り上げ返済手数料(金融機関ごとに異なる)

・抵当権抹消諸費用(司法書士に頼むと、1万円~2万円)

・借り換え後の事務手数料(借入額の何%かかかる。)

・保証料(フラット35や一部の金融機関ではかからない。)

・団体信用生命保険料

・登録免許税(抵当権設定時にかかる)

・司法書士手数料

・印紙税(2万円程度)


借り換えをするには、このように数十万円の諸費用がかかります。


借り換えをするメリットと、諸費用の負担を天秤にかけて、
メリットが少ない場合は、繰り上げ返済も検討してみましょう。

住宅ローンの借り換え ①

住宅ローンを支払い始めてから○○年...


固定、変動、ミックス、フラット35、
どれもこれも低金利の時代。


一昔前に住宅ローンを組んだ人は、
一度は「借り換え」を考えたことがあるのではないでしょうか。


 
一般的に、借り換えでメリットを受けられる目安は、

・借り換え前後の金利差が1%以上ある。

・ローン残高が1000万円以上ある。

・残返済期間が10年以上ある。

では、具体的に何をする必要があるのでしょうか...?


 
1.金融機関の窓口へ相談する。


まずは、金融機関の住宅ローン相談窓口に行ってみましょう。


借り換えをするとどうなるのか、
試算してもらうこともできます。


2.事前審査を受ける。


次に、必要書類を用意して、事前審査を申し込みます。

一般的に必要な書類は、以下のようになります。

・本人確認できるもの(運転免許証・健康保険証等)

・所得がわかるもの(源泉徴収票・課税証明書等)

・物件についてわかるもの(売買契約書・重要事項説明書・登記簿等)

・返済中のローンについてわかるもの(返済予定表、返済口座通帳等)

事前審査は、

年齢・返済負担率・担保評価・勤続年数・健康状態・年収


などから、本審査に進めるかどうかの審査をします。


3.本審査を受ける

事前審査に通過すると、本審査申し込みのための
ローン借入申込書(保証委託申込書)に記入し、
印鑑証明書・所得証明書・住民票なども提出します。


本審査は、金融機関の本部と保証会社との審査になるため、
審査基準が厳しくなります。


事前審査に通過しても、断られるケースもあります。


4.現材の借入先へ一括返済の申し込みをする


本審査の承認を得たら、現在借入をしている金融機関に連絡し、
全額繰り上げ返済することを伝えます。


そして、金融機関の窓口にて、必要書類に署名押印します。

色で遊ぶ

今日は、「家づくり」の』楽しみの一つ
色決めについてのご紹介です。


空間を飾る際に気を付けたいのが、統一感です。


外壁や部屋の壁紙(塗り壁)、床板などは
「南欧風の外観の家にしたい!」
「寝室は大人っぽく、ダークグレーがいいな。」

と、イメージをお持ちかもしれませんね。


南欧風なら淡い色、シンプルモダンならモノトーン。
ですが、色を決める際に盲点になるのが「巾木」


以前に少しご紹介しましたが
巾木とは、床と壁の間にある板のようなものです。


これは、見た目というよりも
壁と床の隙間を隠したり、
何かと破損しやすい下壁を守る役割があります。


見た目にもオシャレな空間にしたいのならば、
壁や床の色と同じ色合いにすると良いでしょう。


床に合わせると、床の無垢材の「木」イメージがより強く
またクッキリと縁取りされているような印象に...


壁に合わせると、よりシンプルな印象になります。


ただし、壁に合わせる場合...

アクセントクロス使う際には少し注意しましょう。

 
次は、窓枠やサッシです。

外から家を見た際に、意外と目立つのがサッシ。


シルバーならば、どの外観にも無難で、
白や黒は主張します。


外壁と同じ色にすれば、まとまりが出る分
玄関やアクセントカラーがより引き立ちます。


窓に特徴がある場合は、
白の外壁に黒のサッシ、黒の外壁に白のサッシなど
窓をアクセントにすると良いでしょう。


反対に部屋から見た場合は、窓枠も重要です。


空間を広く見せたいなら白、
アクセントに取り入れたいなら他の色を検討してみましょう。


何を目立たせたいかで配色を考えると
イメージが湧きやすいかもしれません。


「もっと詳しく知りたい!」
「コーディネーターの意見を聞きたい」
「他に気を付けるポイントは?」


という方は、お気軽にご相談ください。

「捨てずに済む『モノの買い方』」

今日は「幸せな家づくり」のポイント

「捨てずに済む『モノの買い方』」についてです。


一見家づくりとは関係ないお話のようですが、
家ももちろんお買い物の最たるものです。


更に、引っ越しを期に、
家具なんかも買うかもしれませんよね。


しかし、モノを買う...ということは、
同時に今まで持っていたモノを手放す、という事でもあります。


引っ越し準備のために、
嫌でもお片付けと向き合わざるを得ない「家づくり」


当然たくさんの不用品が発生します。


収納の広さによっては、
例えば、服もずいぶん手放すことになるかもしれません。


今は服もとても安く手に入りますし、
ついつい新しい流行を追って買いすぎてしまいがちですが、


「この価格で、なぜ利益が出るの?」
と考えてみるとどうでしょうか?


安くて大量に売られているものは、
日本だけでは作れない...


どこの国の人が、こんなに安い値段で
服を縫ってくれているのでしょう?


ただ「安いから」と、買っては捨てる、捨てては買う...
というサイクルがずっとこの先何十年も持続可能だとは、
とても思えませんね。


そして、それは食品やそのほかのアイテム、
もちろん「家」についても同じく言えることです!


だから、とりあえず私たちに出来ることは

「捨てなくていい、長く愛せるモノを買う」

という意識を持つことではないかと思います。


それも『少なく』です。


 
安易に似たようなものをたくさん買わない。

食品ストックを買い過ぎない。

安くてもすぐにダメになって、
使えなくなりそうなものは買わない。


環境に負荷を与えないための一つの選択肢は、


「少ないモノで生きる」
とも言えますね。


家をコンパクトにすることも、
無駄な装飾を省くことも間取りをシンプルにすることも、
これからの時代に沿った「家づくり」の
新しいスタンダードです。


家はそこに住む人の「生き方」を表しますね。

新築購入に褪せて買って失敗したものは?

住宅購入は人生で最も高額な買い物なので、
新居を彩る設備機器や家具なども
できるだけ自分の好みに合わせたいと思いますね。

気が付いたら、あれもこれもと
手が伸びてしまうこともあるかもしれません。

なかには買う予定になかったものを
購入してしまう場合もありそうですよね。

では、新築入居時に勢いに任せて買って
「失敗」したものとは...?


 
・ソファを勢いで買ったけど、ほとんど使うことがない。

・大型のテレビ、明らかに部屋の大きさにあっていない。

・ダイニングセット、ダイニングがとても狭くなってしまいました。

・寸法を計らずに買ったベッドが寝室に入りませんでした。

・予算よりも高かった電化製品。結局使わないオプションばかり・・・

・布製のソファーを購入したが、子供が汚して大変です。

・大きめなソファーとローテーブルをかったら、
いっきにリビングが狭苦しくなった。


等の声がありました。


 
確かに、新築だからこそ
自分好みの真新しい家具家電に囲まれての
生活にあこがれますね。

ですが、冷静に多方面から考えることも重要です。

特に、大型の商品に関しては新居に入れること事態が大変だったり、
場所をとったりと思いのほか不便に感じてしまうことがあるようです。


素敵な家具や家電に囲まれての
快適な暮らしをしたい気持ちを多くの方が持つのでしょう。


しかし、ある程度は自宅にきちんとおさまり、
かつ利便性の高い暮らしができるように
事前の検討はデザインはもちろんですが
機能性や採寸もしっかり考慮して購入したいですね。

もうすぐ来る梅雨の季節、湿気対策に

最近は晴れ続きですが、雨が降ると気になるのは湿気。

あと1ヶ月もすれば梅雨の時期が今年もやってきます。
この時期は特に、湿気・カビには気を付けておきたいですね。


そこで今回は、湿気対策についてです。

雨の多い梅雨の季節、
湿気対策は毎年どうされていますか?

いろいろな除湿グッズが売り出されているのを見ると、
やはり湿気でお悩みの家は多いのだと気づかされます。

でも乾燥しすぎるのも、それはそれで問題です。

湿気が多いときは吸い込んで、
乾燥したら吐き出してくれる
便利なものがあったら、いいですよね。

電気代もかからず、環境に優しい湿気対策が
実はあるんです。

湿気対策と聞いて、まず思い浮かぶのは除湿機です。

一晩で水がいっぱい溜まるのを見るとびっくりしますが、
一番手っ取り早いのはやっぱり除湿機かもしれません。

でも、全ての部屋に除湿機を備えるのは
電気代もかかってしまいますね。

そこでおすすめなのが、『サンゴの壁』です!

空気が湿っているときは湿気を吸って、
乾燥してくると湿気を吐き出してくれる、優れモノです。

ビニールクロスに比べて材料費は高いですが、
電気代もかからず、
何十年と経っても調湿性能は衰えないので
結果的にお得なんです。


これなら、梅雨の時期だけに限らず、
乾燥した冬の季節でも気持ちのいい空間が作れます。

さらに、アレルギーや喘息などのお子さんも安心!

シックハウス対策にもおすすめです。

せっかくの新築、見た目のデザインはもちろん
毎日住む家だから健康のことも気を使った
「家づくり」が したい。


アレルギーや喘息があるのでシックハウス対策は念入りにしたい。


天然素材にこだわった家づくりがし たい!


そんなお客様の声にお応えして、海の恵「サンゴ」をはじめとする
安心安全の天然素材を使った「家づくり」を弊社はご提案しています。

貯蓄を増やしながら家を建てる

「家づくり」で気になるポイントは皆様それぞれだと思いますが、
誰であっても気になることと言えば『資金』について
ではないでしょうか?


そこで今回は、その資金に関するご紹介です。

65歳以降、夫婦にかかる最低生活費は
約22.5万円と言われています。


ですが、これには賃料や住宅ローンといった「住居費」
旅行、子や孫への資金援助といった
"ゆとり資金"は含まれていません。

これに対し会社勤めの夫と専業主婦の妻である夫婦が受け取れる年金は
平均で約22万円と言われているため、
老後は、年金だけではゆとりを
もって暮らしていくどころか、
普通に暮らしていくことすらままならない!?

ということになります。

それゆえ、やがて迎える老後に備えていくために
以下の2つのことを実行していく必要があります。

まず1つ目のことが、
"65歳までに完済出来るように住宅ローンを組む"
ということです。

つまり、65歳以降にかかる住居費を0にするということです。


となると、それに合わせた資金計画を組むことはもちろん、
その資金計画によって導き出された予算に合わせた土地選びや
「家づくり」をすることが必須となります。

例えば、住みたいエリアの土地の価格が1000万円だとしても
資金計画の結果、土地に使える予算が700万円だとしたら、
700万円の土地を購入すべきであるということです。

また、資金計画の結果、家に使える予算が1700万円になったとしたら
たとえ、2000万円の家になる要望をお持ちであったとしても、
それを全て実現すべきではないということです。

しかし、土地にせよ家にせよ
"価格を落とす=妥協する"と捉えられがちです。

ですが現実は、妥協なんてすることなく
価格を落としながらも、
より素晴らしい住まいを手に入れることは可能なので、
「予算」という要望を一番大切にしていただければと思います。


○「貯蓄」に対する固定概念を変える必要があります。


そして、もう1つしていかなければいけないことが、
"若いうちからコツコツと貯蓄していく"ということです。

そのためには、以下の2つを実行していただくことを
オススメしています。

その1:収入アップを目指す


現在は、夫婦共働きの家庭が増えていますね。


自分の、もしくはパートナーの収入が高くても
二人で働く方が、万が一のリスクを減らすことになります。


また、経済的側面で考えると、
たとえどちらかの収入が高くても
それに連動して税金や支出も増えてしまうようになるため、
平均より収入が高めの人が、一番お金が残らないとも言われています。

また、出来れば会社に"厚生年金"を掛けてもらえるような
条件で働くことが出来ればいいですね。


単純に、将来の年金額が多くなるからです。

その2:貯蓄先を間違えない


そして、夫婦共働きになっていただいた上に、
やっていただきたいことが
夫婦でしっかりと貯蓄していくということです。

共働きのご夫婦の場合、一番気を付けないといけないのが、
「家づくり」の予算を安易に上げてしまうということです。


収入合算すると、銀行から借りられるお金は増えます。


ですが、借りられるからといって、
住宅会社の口車に乗せられて予算を増やしてしまうと、
もし、なんらかの事情で奥さんが働けなくなってしまったら...?
たちどころに家計が立ち行かなくなってしまいます。

それゆえ、「家づくり」の予算は、
ご主人の収入だけでやっていけそうな範囲で
組むことが大切です。

そして、しっかりとやっていただきたいことが、
"計画的に貯蓄していく"ということです。


ということで...


少し勉強が必要にはなりますが、資産を賢く形成していくために
そして、いつまでもゆとりある暮らしをし続けていくために、
「家づくり」にせよ、お金の貯め方にせよ、
固定概念に縛られないようにしていただければと思います。


「もっと詳しく知りたい!」

「うちはどのくらい借りれるのかな?」

「資金計画ってそもそも何?」


という方は、お気軽にご相談ください。

割安感に隠れた裏側

例えば、1つ400円の商品が2つ必要となり買い物に行ったところ、

3つ買うと1000円という特価売りをしていたとしたら、

思わずその割安感に飛びついてしまいませんか?


今日は、『割安』の裏側についてのお話です。

3足1000円!

○○個で●●●●円!


お店に行くと、よく見かけますね。


ですが、もし余分に買ったものが必要なかったとしたら?
無駄な出費をしてしまったことになります。


また、同じ食品でもお店によって価格設定が違うかったり、
日によって価格設定が違うかったりするため、
少しでもお得な買い物をしようと、
わざわざお店をハシゴしてしまうことはないでしょうか?


しかし、その場合も100円お得に買い物をするために、
100円以上ガソリンを余分に使ってしまったとしたら、
決してお得な買い物をしたとは言えないです。


このような価格のトリックは、
私たちの冷静な判断力を鈍らせてしまうわけなのですが、
「家づくり」においても、同じように価格のトリックが、
私たちの冷静な判断力を鈍らせ、
逆に高い買い物をさせてしまいます。

例えば、中庭がある延床面積25坪の平屋を建てるとしたら...


その家の坪単価は、消費税まで含めると、
引渡し価格で約70万円前後になります。
(中庭は延床面積には含まれませんが、
中庭の工事費用は価格には含まれます)


他方、中庭がある延床面積30坪の平屋を建てるとなると...
その家の坪単価は約65万円前後となり、
先程よりも約5万円ほど坪単価が安くなります。


もちろん、全く同じ条件で家を建てると仮定してです。


つまり、坪単価は家の面積が小さくなればなるほど割高となり、
家の面積が大きくなればなるほど割安となるということなのですが、
坪単価に価格の比重を置いてしまうと、
大切なことを見落としてしまうことになります。


25坪の家は、坪単価は70万円するかもしれませんが
家の総額は1750万円です。


それに対して、30坪の家は坪単価は65万円と、
25坪の家に比べて5万円安くなるかもしれませんが、
家の総額は1950万円と200万円高くなります。


この場合、もしあなたが家に掛けていい予算が、
1750万円だったとしたら?

あるいは、あなたにとって充分な広さが25坪だとしたら?
わざわざ予算を上げてまで家を大きくすべきではありません。


もし200万円予算が上がったとしたら、
そして、その上がった予算を住宅ローンでまかなうとしたら、
さらに金利が加わることになるので、
予算は240万円上がることになります。


そしてこれは、家以外のことに自由に使えるお金が
240万円減ったということでもあります。

また、割安感とは違う話になりますが、
土地に関しても無駄に広い土地を購入する必要はありません。


というのも、
もしあなたにとってちょうどいい土地の広さは、
50坪であるにもかかわらず、
なんらかの理由によって、
60坪の土地を買ってしまったとしたら...
その10坪分、出費が増えてしまうからです。


もし坪単価が20万円だとしたら、
200万円予算がアップしてしまうことになるし、

家同様、金利まで含めると
240万円予算がアップしてしまうことになります。


しかも、土地の場合はその増えた面積分、
「庭」の工事予算までもアップしてしまいます。


その上、家が大きくなれば、
その分電気代も高くなりやすいし家も土地も広くなった分、
固定資産税も高くなってしまうことになります。


つまり、生涯払い続ける2つのランニングコストが
高くなってしまうというわけです。

「家づくり」をする時は、
どうしても金銭感覚が麻痺してしまい、
いとも簡単に予算が上がってしまいます。


ですが、その上がってしまった予算のしわ寄せは、
遅かれ早かれ、
確実に家以外のところにやってくるものです。


ですから、目先の割安感に惑わされないよう、
また、金銭感覚の麻痺にならないよう、
常に冷静に予算とのバランスを見ながら、
「家づくり」を進めていただければと思います。

◆スマート○○の違い

皆様、こんにちは。

スマートハウスとスマートホームの違いって何?


最近耳にするようになってきた「スマートハウス」

「スマートホーム」という言葉、

ハウスもホームも意味は一緒だから、

同じ言葉だと思っていませんか?


また、違うとは分かっていてもどこが違うか知っていますか?


今回はこの二つの違いに関して紹介していきます。


まずは、スマートホームです。

スマートホームとはインターネットの活用にあります。

インターネットに接続できる家電を集めて、

それらをスマホやスマートスピーカーで

操作ができるようにします。


例を出すと「アレ○サ、電気をつけて」の世界です。


帰宅したら音楽が流れる。

エアコンが自動で快適な温度に設定される。

なども同様です。


その為、スマートホームとは

生活を便利にする仕組みなのです。


まだまだ発展途中であり、

インターネットに接続できる家電の種類が多くないため

現状は誰もが便利と思える状態ではないですが、

今後は帰宅するタイミングでお風呂を自動で沸かしてくれたり

冷蔵庫内の食材を確認して、メニューを決めてくれる

等も出来るようになるかもしれません。


次に、スマートハウスです。

スマートハウスの特徴は、エネルギーの有効活用です。

創エネ・蓄エネ・省エネの観点から、

家庭内のエネルギー消費を最適にコントロールする住宅のことです。


具体的には、ソーラーパネルなどで発電、蓄電池で蓄え、

使用先をコントロールして、

省エネを目指すといった仕組みを指します。

スマートハウスに活用されている技術の中でも

特に注目したいのは、HEMSです。

HEMSとは、Home Energy Management System の略で、

住宅内の機器や家電をネットワーク化、

電気やガスといったエネルギーの使用量を

モニター画面で見える化し、自動制御を行い最適化します。


外出先から、スマートフォンで

エネルギーの使用状況を確認し、

エアコンや洗濯機を遠隔操作することも可能となり、

節電の強い味方となります。


政府は、2030年までに全ての住まいに

HEMSを設置することを目指すとしています



まとめとなりますが、


スマートハウスが

「省エネ・節約」に重きを置いているのに対し、


スマートホームは

「利便性」に重きを置いているのが特徴でした。


その為、どちらが良いということではないことが

分かったと思います。

さらには、将来的には

スマートハウスとスマートホームは、

共存も出来るということです。


より便利により快適に生活するために、

スマートハウスやスマートホームという選択肢があると

知っていただけたと思います。


今後の家づくりにお役立ちいただけましたでしょうか。


家づくりでお悩みの方や、

新築やリフォームをお考えの方に

これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

お気軽に、弊社までご相談ください。

◆世界をあっといわせるもの

皆様、こんにちは。

今夏の東京五輪、パラリンピックは

海外からの一般客の受け入れをやめて

開催する方向になりましたね。


海外向けに販売したチケット63万枚が

払い戻しになるという事態。


セット販売されたチケットであれば、

航空券やホテル代にも

キャンセル料が発生するのではないでしょうか。


払い戻し総額は公表されませんが、

ものすごい金額ですね。

たくさんの観客にお披露目できるはずだった

隈研吾氏が手掛けた新国立競技場、


『杜のスタジアム』


木をふんだんに使用した、美しい競技場です。

日本には丹下健三氏が設計した事で有名な、

国立代々木競技場もあります。

また、香川県庁舎も素晴らしいです。

この2人の設計で共通している点は、日本の伝統美を取り入れ

融合させている事ではないでしょうか。

新国立競技場には視界をさえぎる柱が一切ない事が

話題になりましたが、実は、国立代々木競技場の屋内も

柱が1本も使われていない事をご存じでしたか。


代々木競技場で味わえる、選手と観客を一体化させる

あの無柱の解放感は、2本の支柱と2本のケーブルで屋根を支えた

吊り構造という方法で実現しています。

その美しい曲線(反り)はそのまま外観にもなっていますね。


この曲線(反り)は、単調になりがちな外観を、

美しく伝統的な形で表現する事を可能にするので

お城の石垣や、お寺の屋根などにも使われています。


香川県庁舎はシンプルなコンクリート打ち放しですが、

あの清水寺の舞台を支える木組みを彷彿させる造りです。


外壁を前に出さずに庇と縁を張り出させるデザインも

日本の寺院建築が得意とする手法ですし、

等間隔で並べた縦長の断面のバルコニーの小梁は、

五重塔の深い軒を支える垂木のような印象を

与えたかったそうです。

世界を驚かせた建築物でもある、

2代巨匠が作った新国立競技場と代々木競技場。


今後も、たくさんの方に見ていただきたいですし、

夢を持った選手達の希望の場所でもあり続けてほしいものです。


あっと言わせる建造物ではないかもしれませんが、

家づくりに携わる一人として、住まう人だけではなく

携わる設計士や職人たちの想いが結集したものであると感じ

家づくりそのものに、大切に取り組ませていただいています。


ちなみに、弊社が今手掛けている新築物件は、

(反り)の逆の(むくり)屋根のお宅です。

(むくり)の瓦屋根の片流れ屋根で、

外観にインパクトと温かみを出してます。


現場見学も予約していただければ、いつでも受け付けてます。


家づくりでお悩みの方や、

新築やリフォームをお考えの方に

これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

お気軽に、弊社までご相談ください。